【乳酸菌】5つの効果と基礎知識・おすすめ「サプリ・飲料・スキンケア」まで
ヨーグルトに多く含まれているイメージの乳酸菌。実はヨーグルト以外にも乳酸菌が含まれた食物はたくさんあります。今回はその乳酸菌を多く含む食材や、効率的に摂るおすすめサプリメント・飲料・スキンケアアイテムまでをご紹介します。上手に摂取して損のない乳酸菌活を内からも外からも行いましょう。
乳酸菌の5つの「効果」
【1】善玉菌のエサになり腸活に
「善玉菌のひとつが乳酸菌ですが、乳酸菌そのものも体内の善玉菌のエサになります。このように善玉菌のエサになるものを取り入れる、菌を育てる、というのが“腸を元気にするための食事”になります。そのため、ダイエット中の食事にも腸活食材は取り入れていきたいですね。」(三城さん)
【2】美肌菌のエサとなり肌あれを未然に防ぐ
「皮膚表面や毛穴の中には、約20種類の常在菌が存在しています。その中でも“美肌菌”と呼ばれるのが、表皮ブドウ球菌。加齢やストレスによって減少し、洗顔や拭き取りケアなどでも失われやすいこの表皮ブドウ球菌を育てるために、エサとなる乳酸菌や糖などの美容成分を肌に与えることが必要です」(近藤さん)
【3】代謝を上げる
KINS 代表取締役社長
下川 穣さん
1985年4月1日生まれ。福岡県出身。岡山大学歯学部卒業後、歯科医師を経て、都内医療法人の理事長に就任。クリニックで慢性疾患に悩んでいる患者さんたちの根本治療を目指していく中で、より多くの人の力になるため起業を決意し、2018年12月KINSを設立。“菌ケアすることが当たり前である世の中”にするため、様々な活動をしている菌ケアドクター。
【4】脂肪の蓄積を防ぐ
乳製品や発酵食品などに含まれることでも有名な乳酸菌とビフィズス菌。この菌たちが出す短鎖脂肪酸には代謝を上げたり、脂肪の蓄積を防ぐ役割があります。
【5】アレルギー症状を改善する
WELLCクリニック (表参道ウェルネス統合医療クリニック) 院長
森嶌淳友(もりしまあつとも)先生
心臓外科として、西洋医学の最先端医学を専門としながら、人間を全体で診るという伝統医療や東洋医療的考えを取り入れ、統合医療を約10年にわたり実践。バイオレゾナンスというドイツ発祥の振動医学機器を用いて、のべ2万人以上の患者を治療。日本ホロス統合医療機構代表理事を務め、統合医療、振動医学の教育にも従事。
「アレルギー症状を根本的に治療するには、乳酸菌を摂取して腸内の善玉菌を増やし、お腹の調子を整えていく必要があります。」(森嶌先生)
乳酸菌の効果について知っておきたい「3つの基礎知識」
【1】水溶性食物繊維&オリゴ糖と同時摂取で効果アップ
「菌は生き物。なので、餌が必要です。痩せ菌の餌になるのは主に水溶性の食物繊維とオリゴ糖。腸内細菌というのは日々変化していて、菌を摂ったらそれがそのまま腸内に蓄積されていくことはほとんどないです。そのため、菌を入れるだけでなく、餌となるものも同時に摂取することが重要になってきます。」(下川さん)
【2】人肌程度に温める
「体を冷やすために冬に不向きなヨーグルトは、実は人肌程度に温めることで内臓を温める温活食材に。リンゴは果物の中でも体を最も温めてくれる食材です。これらを温めて食べることで、乳酸菌とリンゴに含まれるぺクチンが活発になり、冷え改善と同時に、整腸作用も得られます」(平林さん)
【3】乳酸菌入りのお菓子では効果は得られない
一般社団法人 日本美腸協会 代理理事
小野 咲さん
長年便秘に悩まされた経験を持ち、看護師として働く中で腸の大切さを痛感する。その後は便秘外来『小林メディカルクリニック東京』に勤務しながら腸についての見地を深め、医療ベースの知識を元に「美腸エステ」を考案。都内に美腸エステサロンを立ち上げ、腸を健康にして美しくなるための知識やケア方法を広める。2013年に一般社団法人 日本美腸協会を設立し、代理理事に就任。著書に「下がらないカラダ」(サンマーク出版)がある。
「あくまで個人的な見解ですが、乳酸菌入りのお菓子を毎日食べても便秘は解消されないと思います。乳酸菌には善玉菌のエサとなり腸内環境を整える作用がありますが、お菓子に含まれている甘味料や食品添加物は腸に悪影響を与えるもの。せっかく乳酸菌が入っていても十分な効果は得られないのでは…と。」(小野さん)
乳酸菌の「種類」と「選び方」
350種以上ある
「乳酸菌は現在わかっているものだけでも350種類以上もあり、性質もそれぞれ異なります。」(小野さん)
多種多様な乳酸菌を摂取する
「自分の体に合う乳酸菌を摂ることが良いという話を耳にすることはありますが、同じ食事ばかり食べたり栄養が偏ると体に悪影響が出るのと同様、乳酸菌もいろいろな種類をバランスよくとったほうがよいです。
また、乳酸菌はいろんな菌と触れ合うことでより強くなり生きて腸まで届きやすくなります。ヨーグルトをはじめ納豆、味噌、日本酒などの発酵食品をバランスよく取り入れ、多種多様な乳酸菌を摂取することが美腸につながりますよ。」(小野さん)
乳酸菌を多く含む、5つの「食べ物」
【1】みそ・納豆
腸内で善玉菌のエサとなり善玉菌を増やすので、習慣的に取り入れたい。
【2】ヨーグルト
【3】チーズ
【4】麹・甘酒
【5】漬物・キムチ
松生クリニック 院長
松生恒夫先生
医学博士。大腸内視鏡検査で4万件以上の実績をもつ・「便秘外来」では、地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを取り入れた診療で効果を上げている。著書も多数。
「腸内環境を整える食事として、最もポピュラーなのが『発酵食品』。中でも漬け物やみそ、納豆、甘酒などに含まれる植物性乳酸菌は、腸に対して非常にパワフルな働きをもちます。温度変化や胃酸に強く、生きたまま腸に届きやすいのが特徴。ただし、ヨーグルトやチーズといった動物性乳酸菌でも、腸に届いたときには善玉菌のエサとして働くため、1日1食はとりたいもの。植物性と動物性は両方をバランス良くとるといいでしょう」(松生先生)
パーソナル管理栄養士 一般社団法人日本パーソナル管理栄養士協会 代表理事 食の相談窓口 San-CuBic 代表 HER-SELF女性の健康プロジェクト 理事
三城 円先生
大学卒業後、病院勤務に従事。その後、筑波大学大学院修士課程体育研究科修了。自身のダイエット・摂食障害の経験から、食べる恐怖や罪悪感を持ち、苦しんでいる人のサポートをするため、2011年にパーソナル管理栄養士として独立。食べるダイエットを基本とし、ダイエットや摂食障害、アスリートなど、一人ひとりの目的に沿った食事コンサルティングを行っている。「健康なときこそ、食の相談は管理栄養士にするのが当たり前な社会づくり」を目指し、さまざまな活動にも取り組んでいる。
「乳酸菌が多い食品というと、味噌やヨーグルト、キムチやぬか漬けなどが有名どころですよね。」(三城先生)
納豆、キムチ、ヨーグルト、チーズなど。納豆菌や乳酸菌などを含む発酵食品は腸活の強い味方。
「納豆や漬け物、甘酒など日本古来の発酵食品には、腸内の善玉菌を増やす植物性乳酸菌が豊富。動物性よりも菌の力が強く、腸に届きやすい特徴をもちます。ただし、動物性乳酸菌のヨーグルトは腸を活性化するので、積極的にとりたい食材です」(小野さん)
おすすめの「乳酸菌サプリ」 8選
【1】KINS SUPPLEMENTS
価格 |
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¥10,152(1か月分の単品購入) |
- 生きた乳酸菌と腸内の菌の餌になる乳酸菌を22種類。
- それに加え酵母菌、乳酸菌生産物質(乳酸菌が作り出した天然の栄養素)を配合。
- 特にカビの働きを妨げる酵母菌を採用し、増殖したときに悪さをするカンジダの増殖を抑えることが期待できるサプリ。
【2】Jコンテンツ フィトリフト LPS Supplement
価格 | 容量 |
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¥5,400 | 30包入り |
- 免疫のビタミンとも言われるLPSに着目。
- LPSと3種の乳酸菌の相乗効果が期待でき、さらにビタミンCや植物セラミドなどの美容成分、天然果汁を配合。
- 健康とキレイの菌活習慣を提案するサプリメント。
- 免疫力のアップは毛細血管の強化にもつながる。
【3】NAGASU
価格 | 容量 |
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¥17,280 | 150粒 |
- 腸の環境を整える役割のサプリメント。
- 国産のヒト由来の乳酸菌LJ88と、LPS×ハナビラタケで、自然免疫と生命力に着目したおなかサポートのためのサプリメント。
【4】大鵬薬品工業 フェミラクト
価格 | 容量 |
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¥4,968 | 90粒 |
- 女性のデリケートな悩みへの効果が認められたラクトバチルス菌(乳酸菌)2種類をひと粒当たり220億個配合したサプリメント。
【5】ヒアルモイスト ヒアルモイストW + ホワイト タブレット
価格 | 容量 | 発売日 |
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¥4,968 | 30粒 | 2020-08-03 |
- 毎日とって、美しさを底上げ。
- 「ヒアルロン酸を作らせる菌」として特許を取得した独自素材、“ヒアルモイスト乳酸菌”を配合。
【6】ノエビア 乳酸菌 BC
価格 | 容量 | 発売日 |
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¥6,480 | 1.5g×30包 | 2018-07-05 |
- 腸内環境をサポート。
- 生きたまま腸内に届く有胞子性乳酸菌や、乳酸菌生産物質、オリゴ糖を配合したサプリメント。
- 内で乳酸を生成して、バランスの良い腸内環境を育む。
- ヨーグルト風味なので取り入れやすい。
【7】アクシージア ヴィーナスレシピ ラクト カプセル
価格 | 容量 |
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¥5,184 | 60粒入 |
- 健康と美容をテーマとするサプリメントシリーズ“ヴィーナスレシピ”。
- “菌活”ד美活”の両立を実現し、体の内側から健やかさと美しさを後押し。
- 1日の摂取目安2粒で、約1,200億個の乳酸菌が摂取できるんだとか。
- 3種の乳酸菌を配合した“プロバイオティクス”と、善玉菌をサポートする食品栄養素“プレバイオティクス”を組み合わせた“シンバイオティクス処方”を採用。
- 耐酸性カプセルにより、生きた乳酸菌を腸まで届けることが可能に。
【8】ヤーマン シナジズム バイ ヤーマン フローラ ケイ[機能性表示食品]
価格 | 容量 |
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¥4,200 | 60粒入 |
- 美容機器やスキンケアに加えて、内側からのケアで“美しくなろうとする力”を高めてくれるインナーケアブランド“シナジズム バイ ヤーマン”。便通の改善や肌状態の向上を目指す。
- 日本人になじみの深い米由来の植物性乳酸菌K-1は、1日の摂取目安2粒に1,000億個の殺菌乳酸菌を含有。
- さらに桜の花エキスやヒアルロン酸、ビタミンA・C・Eの3種の美容成分の相乗効果により、肌の潤いまでもサポート!
おすすめの「乳酸菌配合飲料」6選
【1】「賢者」2019上半期 3位 インナーケア ランキング:ヒアルモイスト発酵液
価格 | 容量 | 発売日 |
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¥4,320 | 50ml×10本 | 2019-01-28 |
- ヒアルロン酸を作らせる乳酸菌を飲料に 。
\美容賢者の口コミ/
美容賢者
エディター/ライター
越後 有希子さん
美容賢者
上村ゆう子さん
【2】健KOO腸活青汁
価格 | 容量 |
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¥3,980 | 90g(3g×30包入り) |
- 『腸活』のためのスぺシャル配合にこだわった青汁。
- 大麦若葉をベースに、乳酸菌や活きた酵素を配合し、現代人の健康をサポート。
【3】ヤクルト New ヤクルト
価格 | 容量 |
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¥44 | 65ml |
- 生きて腸まで達し、腸内環境を改善 !
- 主に小腸で働く乳酸菌シロタ株が1本に200億個。
- 腸内環境を整える特定保健用食品。
【4】八海山 麹だけでつくったすっきりあまさけ
価格 | 容量 |
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¥205 | 118g |
- 甘さ控えめですっきりとした味わい。
- 高精白の米から丁寧に作られる人気の「あまさけ」シリーズ。
- ストレートでの飲みやすさを追求し、糖質を30%カットした甘さ控えめタイプ。
- ホットでも冷やしても◎。
【5】君島家のおいしい朝汁
価格 | 容量 |
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¥4,320 | 3g×30包 |
- 乳酸菌&大麦若葉を手軽に摂取。
【6】西山酒造場 甘酒ヨーグルト
価格 | 容量 |
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¥1,620 | 6本入 |
- ビタミンBや葉酸、食物繊維が豊富な甘酒と、乳酸菌やカルシウム、ビタミンが豊富なヨーグルト。
「“飲む点滴”の甘酒×ヨーグルトで美容効果絶大。この2大最強発酵食品がタッグを組み、腸活をサポート。ほんのり甘くて、夜のお風呂上がりに飲むと癒されます」(お取り寄せ生活研究家 aikoさん)
おすすめの「乳酸菌スキンケア」4選
【1】鈴木ハーブ研究所 乳酸菌ローション
価格 | 容量 |
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¥3,300 | 80ml |
- ラ・フローラ EC-12を4,000億個も配合した化粧水。
- 肌が飲み込むように浸透。
【2】innisfree(イニスフリー) グリーンティーシード セラム N
価格 | 容量 | 発売日 |
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¥3,190 | 80ml | 2021-04-29 |
- 乾燥を寄せつけない健やかな肌へ。
- 洗顔後の肌に使用する、ジェルテクスチャーの導入美容液。肌の潤いバリアをサポートする独自技術“グリーンティー トライバイオティクス”を採用。
- 1本に約55億個の緑茶乳酸菌が含有されているというから驚き!
【3】エドビオ ラディアンスブースターマスク
価格 | 容量 |
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¥5,500 | 70g |
- 海ソルトで微細な毛穴汚れをしっかり吸着するクレイマスク。
- 乳酸菌発酵酒粕エキスがうるおいを与え、肌のキメを美しく整えて明るい印象へと導きます。
【4】リフィーラス オールインワンジェル
価格 | 容量 | 発売日 |
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¥17,600 | 50ml | 2021-06-01 |
- 多忙な女性にも大満足な時短ケア。
- 化粧水・乳液・美容液・クリーム・下地・パックの機能を兼ね備えるジェル。
- 齢を重ねるごとに失われるNMN・乳酸菌生産物質などの豊富な美容成分が、ハリや透明感のなさなどあらゆるエイジングサインにアプローチ。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
大学卒業後、病院勤務に従事。その後、筑波大学大学院修士課程体育研究科修了。自身のダイエット・摂食障害の経験から、食べる恐怖や罪悪感を持ち、苦しんでいる人のサポートをするため、2011年にパーソナル管理栄養士として独立。食べるダイエットを基本とし、ダイエットや摂食障害、アスリートなど、一人ひとりの目的に沿った食事コンサルティングを行っている。「健康なときこそ、食の相談は管理栄養士にするのが当たり前な社会づくり」を目指し、さまざまな活動にも取り組んでいる。著書は『一週間で体が変わる 食べながらやせるすごい方法』(サンマーク出版)。
■HER-SELF女性の健康プロジェクト
HER-SELF女性の健康プロジェクトとは、女性自身がいきいきと活躍できる世の中を作りたいという思いから生まれたプロジェクト。女性自身、そして女性を取り巻く社会や企業、パートナー、家族や友人のパートナーシップで女性の健康を実現します。