食・レシピ
2019.1.22

食のプロ直伝! 寒~い冬に食べたい体を温めるあったかレシピ4つ

体を温める食材を使ったものから、いつものレシピにひと手間加えるだけの簡単なものまで、食に精通したプロ達の温活レシピをご紹介します!

がんもどきの本葛きのこあん

p111-1
ホールフード料理家 一鍬田朋子さん

一口食べればホッとする、大好きな本葛をお料理にも
「イソフラボンが含まれた本葛は、体を芯から温め、イライラや不眠などを解消する作用が。気持ちも落ち着かせてくれます。特にお気に入り は『廣久葛本舗』の10代 高木久助さんのもの。純国産の本葛は大変貴重で味も格別だから葛湯としていただくのもおすすめです」

p111-2
◆材料(2人分)
がんもどき…2個
しめじ…1/2袋
まいたけ…1/2袋
【A】
昆布カツオだし…1カップ
みりん…大さじ2
白たまり(または薄口じょうゆ)…大さじ1・1/2
料理酒…小さじ1

本葛粉…大さじ1
水…大さじ1
大根下ろし・しょうがすり下ろし・万能ねぎ…適宜

◆作り方
(1)がんもどきは油抜きをして、オーブンまたはトースターでこんがり焼く。
(2)鍋にAを入れて火にかけ、ほぐしたきのこを加えて煮る。
(3)水で溶いた本葛粉を加えて、混ぜながらとろみをつける。
(4)器にがんもどきを盛り、(3)をかけて、大根下ろし、しょうが、万能ねぎをのせる。

鶏ひき肉と野菜の豆腐白玉スープ

p111-3
料理研究家 松見早枝子さん

体を温めるだけじゃない、冬の乾燥肌対策にも期待大のスープ
「乾燥肌を和らげる、たんぱく質やビタミンAを含む鶏肉と、肌代謝を促す、ビタミンB群が豊富な大豆製品の最強な組み合わせ。冷えによっ て低下した肌のターンオーバーをぐっと高めてくれます!なんだか肌に元気がない…、 と思ったらぜひ試してみて」

p111-4
◆材料(2人分)
鶏ひき肉…100g
白菜…200g
しいたけ…2個
にんじん…1/4本
長ねぎ…1/2本
ごま油…大さじ1/2
酒…大さじ1
だし汁…カップ3
しょうゆ…大さじ2
しょうが汁…1片分
万能ねぎ…4本

[豆腐白玉]
白玉粉…100g
絹豆腐…1/2丁(150g)
塩…小さじ1/4

◆作り方
(1)白菜は一口大のざく切りにする。しいたけは軸を除いて十字4等分に切る。にんじんは皮をむき、厚さ5mmのいちょう切りにする。長ねぎはみじん切りにする。
(2)[豆腐白玉]を作る。ボウルに材料をすべて入れて混ぜ合わせ、耳たぶくらいのかたさのなめらかな生地になるまで練り混ぜる。
(3)鍋にごま油を引いて中火にかけ、長ねぎを炒める。しんなりしたら鶏ひき肉を加え、色が変わったら、白菜、にんじん、しいたけを加えて さっと炒め合わせ、酒を加えて蓋をする。時々かき混ぜながら3分程蒸し煮する。
(4)だし汁を加え、煮立ったら(2)を12等分して手で丸めて入れ、白玉が浮き上がってくるまで3分程煮る。しょうゆとしょうが汁を加えたら出来上がり。器によそい、小口切りにした万能ねぎを散らす。

内臓から温める豚キムチ

p111-5
薬膳料理専門家 余慶尚美さん

いつもの“豚キムチ”に内臓から温める薬膳食材をプラスするだけ
「薬膳では、温める食材の中にも体の表面を温めるものと、内臓から温めるのが得意な食材があります。このレシピは肌を潤す作用のある豚キムチに、にらやクルミなど、体内から温める食材を加えただけ。温まるだけでなく、乾燥の季節にぴったりのレシピに早変わりしますよ!」

p111-6
◆材料(2人分)
豚バラ薄切り肉…150~180g
市販のキムチ…120~150g
にら…80~100g
薄口しょうゆ…小さじ1
砂糖…小さじ1弱
ごま油…小さじ1
クルミ…12~15g
黒ごま…少量

◆作り方
(1)豚バラ肉とキムチを食べやすい大きさに、にらは3~4cmに切る。
(2)中火でよく熱したフライパンに豚バラ肉を入れる(豚バラ肉から油が出るので油は加えない)。
(3)豚バラ肉の両面が白くなり、少し焦げ目がついたら、キムチを投入。豚バラ肉とよく絡める。
(4)まんべんなく炒めたら、にらを投入し、薄口しょうゆと砂糖を入れる。
(5)にらにさっと火が通ったら、最後にごま油で香りづけ。
(6)お皿に盛りつけしたら、包丁で荒く切ったクルミと黒ごまを振って完成。

アップルパイ風ホットヨーグルト

p111-7
『日本体質改善協会』代表  平林玲美さん

朝からスイーツ気分を味わえる、ホットヨーグルトで代謝をアップ
「体を冷やすために冬に不向きなヨーグルトは、実は人肌程度に温めることで内臓を温める温活食材に。リンゴは果物の中でも体を最も温めてくれる食材です。これらを温めて食べることで、乳酸菌とリンゴに含まれるぺクチンが活発になり、冷え改善と同時に、整腸作用も得られます」

p111-8
◆材料(2人分)
無糖ヨーグルト…200g
水…大さじ2
リンゴ…1/2個

【A】
砂糖…小さじ1/2
レモン汁…少量

グラノーラ…40g
シナモン…適量
はちみつ…適量

◆作り方
(1)リンゴを一口サイズの角切りに。耐熱皿に入れてAをまぶし、ふんわりラップをかけて500Wのレンジで2分加熱する。
(2)別の耐熱皿に無糖ヨーグルトと水を加えてさっと混ぜ合わせたら、500Wのレンジで50秒加熱する。
(3)(1)のリンゴとシリアルをトッピングし、シナモンとはちみつをかければ完成。

 

『美的』1月号掲載
撮影/構成/飯島直子・小内衣子(PRIMADONNA)

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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