食・レシピ
2025.8.11

夏野菜の王様「ゴーヤー」を使った、身体も肌も喜ぶレシピ2つ

太陽の下で解放的になれる夏。でもそれは、時に肌には過酷。ビタミンCを多く含む食材ひとつだけで作る簡単レシピで、夏も美肌で乗り切りましょう! 今回はゴーヤーを使った簡単レシピ2つをご紹介します。

料理家

小堀紀代美さん


『いつもの野菜ひとつで美味レシピ』
トマトやブロッコリーなど、定番野菜ひとつだけで作るシンプルレシピが65品。常備菜にも、使い切りにも。おなじみの野菜が新鮮な味に。
¥1,760/小学館

『いつもの野菜ひとつで美味レシピ』はこちらをチェック!

美肌はビタミンCから!まずは食事でチャージを

シミのもとのメラニン色素の生成を抑える、活性酸素を抑えて肌の老化を予防、過剰な皮脂分泌を抑える、コラーゲンの生成をサポートしてハリのある肌へ…と、美肌のためには欠かせないビタミンC。でも、実は夏になると不足しがち。汗と共に排出されたり、紫外線ダメージや飲酒、ストレスによっても消費されます。しかも、体内では合成できないので、まずは食べ物から積極的にとりたいもの。洗練された美味レシピが大人気の小堀紀代美さんが教えてくれたのは、ビタミンCが豊富な食材“ひとつだけ”で作るひと皿。簡単なのに手が込んで見える素敵なビタミンCレシピで、今夏も美肌を手に入れて!

『ゴーヤー』


栄養素豊富な夏野菜の王様!
沖縄の人の長寿の秘訣ともいわれる。ビタミンCはレモン果汁の1.5倍で、100g(約1/2本)で成人女性の1日の必要量に。果皮がかたいので加熱しても壊れにくい。カリウム、葉酸、食物繊維も多く、苦み成分のモモルデシンには食欲増進効果も。


ゴーヤーは調理前に塩をまぶしておくと色鮮やかに。薄切りを塩もみした後は、水溶性ビタミンが流れ出ないようサッと水洗いする程度で。

フレッシュゴーヤーの塩もみナムル


ゴーヤーは塩もみしてサッと洗うとえぐみがマイルドに。爽やかな苦みとごま油のコクがおいしい。豆腐やサラダのトッピングにも。

【材料 (2人分)】
・ゴーヤー…1/2本
・塩…小さじ1/2
・ごま油 …大さじ1
・しょうゆ…小さじ1/2
・煎りごま(白)…大さじ1
・海苔…1枚

【作り方】
(1)ゴーヤーは縦半分に切って種とワタを取り、2〜3mm厚さの薄切りにする。塩小さじ1/4をまぶして塩もみし、すぐにサッと水洗いしたら水気をペーパータオルなどでよくとる。

(2)(1)をボウルに入れ、ごま油、塩小さじ1/4、しょうゆの順に入れ、その都度和える。味をみて、たりなければ塩(分量外)で調える。煎りごま、海苔をちぎって加え、全体を和えたら器に盛る。

ゴーヤーのカレーバター炒め

\食が進むカレー風味。カレー粉には抗酸化作用などがある美肌スパイスが豊富!/

ゴーヤーは厚めに切るとジューシーな食感に。半生くらいで仕上げてもおいしい。最初に塩をまぶしておくと色が良くなります。

【材料 (2人分)】
・ゴーヤー… 1/2本
・ピーナッツ…30g(素焼き/皮なし)
・塩…ひとつまみ
・バター… 10g
・赤唐辛子…1本
・A【砂糖…小さじ1 ナンプラー…小さじ1/2 カレー粉…小さじ1/2】
・レモン汁…小さじ1/2
・黒こしょう、カレー粉…各少量

【作り方】
(1)ゴーヤーは縦半分に切って種とワタを取り、1.5cm厚さに切る。塩を全体にまぶし、サッと洗って水気をとる。

(2)フライパンにバター、赤唐辛子を入れて中火にかける。バターが溶けたら(1)とピーナッツを入れて炒める。

(3)ゴーヤーにバターが回ってツヤッとしてきたら、Aを入れてサッと炒め、レモン汁を加えて鍋底からこそぐようにして炒め合わせる。黒こしょうを振って混ぜたら火を止めて器に盛り、カレー粉を振る。

『美的』2025年8月号掲載
撮影/神林 環 スタイリスト/西﨑弥沙 栄養監修/清水加奈子 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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