意外と知らない、大根おろしの栄養|ダイエットにも効果的【おすすめレシピ】
大根おろしは美をサポートしてくれる栄養を含み、女性にうれしい効果が多い美容食材♪二日酔いケアや予防にも役立ち、消化をサポートしてくれる食材でもあるんです。本記事では、大根の効能や栄養素だけでなく、大根おろしを使ったレシピもお届けします。
大根おろしの元・大根の「栄養」と「効能」
栄養「ビタミンC」を含み「食物繊維」も豊富
大根はビタミンCや食物繊維を少々含み、決して栄養価が高いわけではありませんが、消化酵素のジアスターゼが胃腸の働きをサポート。
効能【1】「消化」を助け「二日酔い防止」や「血をサラサラ」に
\教えてくれたのは…インナービューティープランナー・管理栄養士 木下あおいさん/
- 二日酔い・胸やけなどの症状を和らげる
- 消化を促して胃腸の負担を軽減させる
大根にはでんぷん分解酵素“アミラーゼ”が含まれているので、食べ物の消化を助けて二日酔い、胸やけなどの症状を和らげてくれます。具材に乾燥しいたけを加えると、わざわざだしをとらなくても味がととのうのでとっても簡単! お酒を飲む前に、二日酔い防止策としていただくのもおすすめですよ。
また、でんぷん分解酵素アミラーゼが消化を促して胃腸の負担を軽減。また、大根の辛み成分イソチオシアナートには、ドロドロになった血をサラサラにする効果も。
効果【2】「肥満防止」や「代謝UP効果」
「大根の辛み成分には肥満防止や代謝UP効果があり、むくみにくくなります。昔から食卓に並んでいた大根下ろしですが、以前“大根おろしダイエット”が注目されるようになったので、積極的に続けています」(三喜本さん)
効果【3】「腸」を活性化!加熱しても◎
根菜の豊富な食物繊維が腸を活性化して、体を温める効果も大。特に大根は消化が良く低カロリーなので、食べすぎの調整役にはぴったりです。
効果【4】「体臭」を減らす効能も
内科医・認定産業医/tenrai株式会社 代表取締役医師
桐村 里紗先生
予防医療を“ライフスタイルデザイン”再定義し、生活者の行動変容を促すコンテンツ開発を行う。著書に『日本人はなぜ臭いと言われるか~体臭と口臭の科学』(光文社新書)など
「お肉は体の必要な栄養源。自分が十分に消化でき、便やおならが臭くならないのであれば食べてOK!消化のためには早食いは禁物です。しっかり奥歯で咀嚼して、すり潰してから飲み込むこと。
すり潰されたお肉は、まず、胃で消化されます。胃の働きが弱く、消化力が弱い人は、ここで十分にお肉のタンパク質を消化できない可能性があります。消化を補うのは、大根おろしやキウイ・パイナップルなどの食物酵素を含む生の野菜やフルーツです。これらを一緒に食べるといいでしょう。
また、腸内環境は、食物繊維が不足すると確実に悪化します。生野菜や温野菜のほか、海藻やきのこ類など、食物繊維も意識してとりましょう」(桐村先生)
体臭に繋がらないように、お肉を食べるときは、生野菜やフルーツもセットで!と覚えておきましょう。
大根おろしを使用したレシピ【7選】
【1】ぶっかけ温豆腐
◆材料(2人分)◆
木綿豆腐…1丁
納豆…1パック
卵黄…2個
大根おろし…たっぷり
万能ねぎ・白煎りごま…各適量
昆布…10cm
【味付け】
シラス…大さじ1
納豆添付のたれ…1袋
◆作り方◆
- 納豆と味付けの材料を混ぜる
- 鍋に昆布を敷き、豆腐をのせて水を加え、弱火で煮立たないように温める
- 湯豆腐を器にのせ、1と卵黄、薬味をトッピング
【2】大根のみぞれ汁
◆材料(2人分)◆
大根…2cm
しょうが…小さじ2杯分
ねぎ…1/2本
乾燥しいたけ…5g
木綿豆腐…1/3丁
みそ…大さじ2
水…3カップ
◆作り方◆
【STEP.1】
大根、しょうがをすり下ろし、ねぎを薄切りにする。大根は下ろし金に垂直に立てて、優しく円をくように下ろすと甘くなる。
【STEP.2】
鍋にしょうが、ねぎ、乾燥しいたけ、水を入れ、乾燥しいたけがやわらかくなるまで弱火で煮込む。
【STEP.3】
すり下ろした大根、豆腐をくずし入れ、同量の水(分量外)で溶いたみそを加える。30秒程弱火にかけ、味がととのったら完成。
【3】枝豆と生ハムの下ろし和え
◆材料(1人分)◆
ゆで枝豆(実)…1/2カップ(約70g)
大根…7cm
生ハム…6枚
ポン酢しょうゆ…小さじ2
オリーブオイル…小さじ1/2
すだち…好みで
◆作り方◆
- ゆで枝豆は粗く刻む。大根は皮ごと鬼下ろしなどで粗く下ろし、軽く水気を絞り、枝豆と和える。生ハムは室温に戻す
- 下ろし和えを器に盛り、ポン酢しょうゆとオリーブオイルをかけ、生ハムと好みですだちを添える
【4】野菜たっぷり豚鍋
◆材料(2人分)◆
豚薄切り肉…200g
白菜…1/8株
えのきたけ…1袋
にんじん…1/2本
昆布…10cm
大根下ろし・ポン酢…各適量
◆作り方◆
- 鍋に水3カップと昆布を入れて弱火で熱し、沸騰直前に取り出す
- 白菜、えのきたけ、にんじんは食べやすい大きさに切り、豚肉と共に1に入れて煮る
- 大根下ろしとポン酢を添える
※昆布はできれば30分以上水につけておくと良い。
※大根下ろしは、あれば鬼下ろしで下ろすのがおすすめ。
【5】にら×サバ×大根のみそ汁
- にらと大根の豊富な食物繊維は、腸内改善に打ってつけ。
◆材料(2人分)◆
大根(薄い輪切りにしてから千切り)…150g
にら(3cm幅)…1/5束
サバ缶…1缶
酒…大さじ1
みそ…約大さじ1
ゆずこしょう…少々
◆作り方◆
- 小鍋にサバ缶の汁と水(合わせて1+1/2カップ量にする)を入れ、酒、大根を加えて火にかける。煮立ったらあくを引き、フタをして弱火で1~2分煮る。
- 大根がくったりしたらサバ缶の具をほぐして加え、みそを溶き、にらを加える。にらが変色したらお椀に盛り、ゆずこしょうを添える。
【6】焼きまいたけ下ろしポン酢
「まいたけを食前に食べると血糖値の上昇を抑える効果がUP。朝食に食べれば、昼食後まで効果が続くといわれています。また、大根のカリウムはむくみオフ効果大」(エディター 門司紀子さん)
◆材料(2人分)◆
まいたけ…1パック
大根…約5cm
ポン酢…大さじ1/2
一味唐辛子…少量
◆作り方◆
- まいたけは食べやすい大きさにほぐし、オーブントースターなどで5分程焼く。
- 大根は皮をむき、下ろす。
- まいたけが香ばしく焼けたら、器に盛り、大根下ろしをのせ、ポン酢をかけて一味唐辛子を振りかける。
【7】カキと黒きくらげのみぞれ鍋
◆材料(1人分)◆
カキ…50~80g
黒きくらげ(生でも乾燥でも)…2枚
チンゲン菜…1本
大根…50g
だし汁(お好みのもので)…適量
ゆず皮…適量
ポン酢…適量
◆作り方◆
- カキは塩(分量外/適量)で汚れを取り、水気をきっておく。
- 黒きくらげ(乾燥タイプは、あらかじめ水で戻しておく)とチンゲン菜を食べやすい大きさに切る。
- 大根は皮をむき、下ろしておく。
- 鍋にだし汁を入れ煮立ったら、1の黒きくらげ、チンゲン菜、カキを入れる。
- 具材に火が通ったら大根下ろしを加え、ゆず皮をのせ、ポン酢でいただく。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
もんじのりこ/大学在学時からCanCam編集部にて編集アシスタントとして“雑誌づくり”のキャリアをスタート。約20年、フリーランスエディター&ライターとして活動。趣味は料理とゴルフ。Instagram(アカウント:norikomonji)でも、料理レシピや“mondeli”ケータリング写真を発信中。