【画像】鼻の毛穴・黒ずみ「原因」と「ケア法」が、わかる!

人気美容家や40年以上毛穴トラブルと向き合ってきた有名皮膚科医に聞く!鼻の毛穴・黒ずみ問題の原因&ケア法をご紹介。ぶつぶつ毛穴が黒くなってしまったいちご鼻に悩む人は必見です!
「種類」と「状態」をチェック【画像】
鼻の毛穴は「脂腺性毛包」という種類です


美容好き芸人
あきば美容研究生
そもそも毛穴ってどうしてあるの?どんな機能?
毛穴はその名の通り、毛が生えてくる穴です。でも鼻周りの毛穴などからはほとんど毛が生えて来ていないですよね。実は毛穴には次のような種類があります。
毛穴の種類
(1)脂腺性毛包
顔や背中、胸に多く存在する毛穴。ほとんど毛は生えておらず、生えていても細くて薄い。皮膚を保護するために皮脂を分泌する。
(2)軟毛性毛包
体やあご周りなどのフェイスラインにある毛穴で、ほとんど皮脂は出ない。産毛は生える。
(3)終毛性毛包
頭皮、ひげ、眉毛といった部分の毛穴で、しっかりとした毛が生える。毛の乾燥を防ぐために多少の皮脂を分泌する。
お気づきかもしれませんが、ニキビが出来たり、我々を悩ませることが多いのは(1)脂腺性毛包です。しかし、肌は非常に優秀な器官なので、本来健やかな肌の状態を守ろうとする機能が備わっており、乾燥しないように皮脂を分泌したりする、とてもいい子ちゃんなのです。ですが、様々な要因でうまく肌を守れなかったときに毛穴トラブルになっていってしまうのです。
正常な毛穴の状態って?


青山皮膚科 クリニック 院長
亀山孝一郎先生
正常な毛穴とは…適量の皮脂が分泌されていれば毛穴は目立たない
顔の主にTゾーンには、皮脂を分泌する「脂腺性毛包」という毛穴がある。皮脂腺から適量の皮脂(それぞれの肌質や季節によって量は異なる)が分泌され、皮脂が肌を覆って乾燥や外敵から守る。
あなたはどの段階?毛穴トラブルプロセス
第一段階:開き毛穴…ストレスや生活習慣によって皮脂が過剰に
ストレスによって肌のバリア機能が乱れたり、ホルモンバランスが変化したりすることで皮脂腺が刺激されると、皮脂分泌が過剰に。毛穴が膨らんで徐々に変形します。睡眠不足や食生活の乱れも皮脂腺を刺激。
皮脂腺が発達した「脂腺性毛包」が多い、鼻や頬の内側の毛穴が開き、赤みを帯びたりも。
第二段階:詰まり毛穴…過剰な皮脂が毛穴に詰まり、放置すると黒く
皮脂には、毛穴の中で剥がれた古い角質などが混ざっている。肌の上に留まっていると毛穴の出口付近で固まりやすく、毛穴を詰まらせて「角栓」に。時間がたつと大きくなったり、酸化して黒くなったりする。
鼻の毛穴は大きいため、特に角栓が目立ちやすい。固く黒ずむと、ガンコな詰まりに。
詰まりを溶かすために分解酵素を出す
角栓ができると、毛穴は分泌した皮脂を排出するために詰まりを溶かそうとして、「リパーゼ」という分解酵素を分泌。角栓や皮脂が分解されて「遊離脂肪酸」という刺激物質に変化し、毛穴の出口を攻撃…!
第三段階:すり鉢毛穴…毛穴の出口がダメージを受け、ぽっかり開く
毛穴の出口は、遊離脂肪酸のダメージを受け続けると炎症を起こして削られ、ぽっかり半球状に凹んでしまう。これが鼻や頬の内側に見られる「すり鉢毛穴」。こうなるとお手入れで戻すのは難しい。
ぽっかりと開いた状態。遊離脂肪酸によるダメージで、赤みを伴っている場合も多い。
黒ずみ毛穴はどんな状態?
- 毛穴に黒っぽいものが詰まっている。
- 毛穴の周辺部が黒ずんでいる。
- 毛穴が、ポツポツと黒い点状に見える。
さらに毛穴の中が黒いのか周りが黒いのかチェック!
\教えてくれたのは…『ポアレスラボ』ポアリスト 古屋てる実さん/
小鼻をはじめ、毛穴全般を引き締める達人
鼻周りの毛穴が気になるときの原因。
- 毛穴の中の角栓が黒い
- 毛穴の縁が色素沈着している
- 乾燥が激しく、開いてしまっている場合
鼻の黒ずみやザラザラ感を感じるなら、不要な皮脂やメイク汚れ、角栓などが取り切れていない証拠。
「黒ずみの中には紫外線ダメージによるメラニンや、角栓を無理に絞り出そうとして炎症を起こした色素沈着などによって、毛穴の縁が黒い場合も」(古屋さん)
鼻の毛穴トラブルや黒ずみの「原因」は何?
毛穴トラブルの原因となる悪習慣・環境


青山皮膚科 クリニック 院長
亀山孝一郎先生
これらすべてが、毛穴を目立たせる原因に!
マスクで肌が蒸れ、毛穴が開いたと感じている人も多いでしょう。でもそれだけではありません。皮膚科医の亀山孝一郎先生によれば、毛穴トラブルの原因は多種多様だそう!
長期間のマスク生活で 肌が蒸れる…
人間関係など、 ストレスの多い生活
つい夜更かしして 睡眠不足になってしまう
朝は洗顔料を使わず、 ぬるま湯すすぎか拭き取り化粧水
甘いものやパン、麺類 が大好き
マスク生活による乾燥で毛穴が目立つように
マスクによる毛穴の目立ちとテカりの原因は【乾燥】
「毛穴はメイクでカバーできたりしますが、やはり大事なのは原因を見極めて、根本から立て直すこと。まずは保湿ケアが第一です。テカりも、マスクで肌が乾燥して、それを守ろうと過剰な皮脂分泌を起こすことによって皮脂が出ているので、保湿ケアがマストになります」(友利先生)
毛穴の目立ち・テカりに必要な保湿は【水分】
インナードライ肌とは、肌表面は皮脂が出てベタついているのに、内側は乾燥している状態。肌内部に水分を貯めておく力がないため、角質層の隙間から水分が蒸発してしまう。そのため、肌表面のキメが粗る。また、肌の水分と油分のバランスがくずれ、肌あれを起こしやすい。
黒ずみの原因は酸化とメラニン沈着
角栓の酸化やメラニンがたまっているケースも
【原因その1】
まずは角栓の酸化、角栓が詰まった状態が続くと、皮脂が酸化して黒ずんできます。主にTゾーンに多い、盛り上がっている黒ずみの場合は、多くがこれ。
【原因その2】
もうひとつは、お手入れのしすぎなどで毛穴の出口で繰り返し摩擦が起こり、メラニンが沈着して黒ずむケース。酸化した皮脂が紫外線を浴びるなどの刺激でメラニンが増える場合も。
角栓が詰まる→酸化して黒ずみに


美容家
石井 美保さん
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Tゾーンの毛穴が詰まってザラザラ。黒ずみもあり…【詰まり毛穴】
しっかり洗っているつもりでも気づいたら毛穴が詰まって盛り上がっていたり、黒ずんでいたり。
↓
肌の表面は毛穴の中までつながっていて、表面と同じように古い角質が日々剥がれ落ちています。剥がれた古い角質と皮脂が混ざって毛穴に詰まったものが「角栓」。角栓を放置すると酸化して黒ずみます。
これはダメ!今すぐやめたい毛穴のための「NG行為5つ」
基本的に毛穴に刺激となるケアは全てダメ!
「界面活性剤が入っているクレンジング料でマッサージしたり、物理的な刺激を与えたりするのはすべてNG。炎症によって角質が肥厚し、かえって毛穴が詰まりやすくなるという悪循環が生まれます。メイクで毛穴を隠すのは問題ありませんが、きちんと落とすことを忘れずに」(髙瀬先生)


青山ヒフ科クリニック 院長
亀山孝一郎先生
Q.毛穴を 目立たせない ためにやってはいけないのは?
A.こする・押し出す・皮脂やストレスをためること
「こすったり押し出したりする刺激、皮脂を放置すること、ストレスをため込むことがNGです」(亀山先生)
疲れた夜、クレンジング&洗顔だけはして寝ることも大事な毛穴ケアのひとつです。
【NG1】こする&剥がす系の毛穴パック


美容好き芸人
あきば美容研究生
肌に摩擦はNG!という話はよく聞くと思いますが、毛穴のケアという点でも同様です。ゴシゴシこすったりすると肌が傷つきます。傷つけば炎症となって、やっぱりつまりやすくなってしまうのです。剥がす系のパックも同様です。確かにごっそりいけたりするのが快感となってやりたくなる気持ちもわかるのですが、角栓は毎日のスキンケアで少しずつ取り除くのが一番です。急がば回れ、ですね。(あきば美容研究生)
【NG2】角栓を押し出す
鏡に顔を近づけると角栓は見えたりするので、取ってしまいたくなる気持ちはすごくよくわかります。実際ピンセットで角栓を取る動画などを見るとなんとも形容しがたいスッキリ感みたいなものはあります。ですが、当然その周りの皮膚にはダメージが残ります。ダメージが残れば炎症が悪化して、さらに皮脂が出たり、つまりやすくなり、かえって角栓が出来やすくなってしまうのです。(あきば美容研究生)
絶対ダメ!刺激によって炎症が起こり、悪循環に
「指や器具で角栓を押し出すと、毛穴にダイレクトな負担がかかって炎症を起こし、角質肥厚を起こしてさらなる毛穴詰まりに。それに角栓は、押し出しても24時間以内には再生し始めるので、あまり意味のない行為です」(髙瀬先生・以下「」内同)
【NG3】スクラブでゴシゴシする
摩擦によって毛穴が炎症を起こし、むしろ詰まりが悪化
「スクラブ料は、摩擦という物理的な刺激によって汚れを取り去るもの。表面に出た角栓は落とせますが、摩擦によって肌に負担がかかり、角質が肥厚して、さらなる毛穴詰まりを促します。悪循環になるので今すぐやめて」
【NG4】コンシーラーを厚塗りする
しっかり落とせばOKですがクレンジングによっては×
ついやってしまう黒ずみ毛穴や角栓の厚塗りカバー。「クレンジングでしっかり落とせば問題ありませんが、忙しい人が愛用する拭き取りクレンジングだと凹凸部分の汚れを落とし切れません。すると、毛穴詰まりの原因に」
【NG5】ファンデーションブラシを使う
Q.毛穴カバーに ファンデーションブラシ を使ってもいい?
A.毛穴に摩擦の刺激が加わるのでNGです
「スキンケアもメイクも、なるべく手を使った方が摩擦による炎症を防ぐことができます」(亀山先生)
どうしてもブラシで毛穴をカバーしたいなら、毎日でなく特別な日だけに限って。
毛穴・黒ずみが気になるいちご鼻におすすめ「ケア法5つ」
【ケア法1】美容家石井美保さんが教える毛穴ケアのコツ


美容家
石井 美保さん
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【1】毛穴はいじめると存在を主張する。優しく中の汚れだけを溶かし出すソフト洗顔を実践して
落としたいのは毛穴に詰まった“中身”だけなのに、ハードな洗顔やスクラブは、毛穴の“周り”の潤いまで奪ってしまいます。使う洗浄アイテムを厳選して、洗い方も優しくソフトに。洗顔に対する意識改革をしましょう。
【2】皮脂が気になるからとさっぱり系ばかりではダメ。保湿・保水機能の高い1本を投入
肌が充分に保湿されると、柔らかく整って毛穴も自然と目立ちにくくなります。さらに、ターンオーバーも整って良い状態の肌が生まれやすくなります。急がば回れの保湿重視ケア。まずは化粧水から切り替えてみましょう。
2週間の変化(美的クラブメンバー 中村萌々さんがトライ)
黒く点状に見えていた鼻の毛穴が見事に消失!頬の毛穴も小さく目立たなくなっています。試した化粧水もグングン肌に浸透して、ベタつきなく潤いを実感。朝念入りに保湿すると化粧がくずれないしテカらないという石井さんの言葉は本当だった、としみじみ実感。
【ケア法2】40年以上毛穴研究を続ける皮膚科医の毛穴ケア5箇条


青山ヒフ科クリニック 院長
亀山孝一郎先生
あらゆるタイプの毛穴に効果的な5つのメソッド
「多くの毛穴トラブルの原因は共通で、過剰な皮脂分泌と、それによる炎症。毛穴のタイプ別にお手入れを変える必要はありません」 と亀山先生。それは朗報!「毛穴ケアに効果的なのは、 過剰な皮脂を抑制したり炎症を抑えたりする働きをもつビタミン類を取り入れる こと。不要な皮脂を落とし、バリア機能を守る保湿ケアを、肌の水分量と油分量に合わせて行うことも大切です」(亀山先生)
【1】皮脂を落とす
分泌した皮脂を放っておくと毛穴にダメージを与える原因になるので、1日2回の洗顔は必ず。ベタつくけれど乾燥するという混合肌も、不要な皮脂を適度に落とした後にしっかり保湿した方が、肌の調子が良くなります。
【2】いじらない・押し出さない
開いた毛穴をコットンで100回パッティングしたり、角栓を指で押し出したり。どちらも毛穴に刺激を与え、さらなる皮脂分泌や炎症を促してしまうだけ。毛穴は、憎く思わず大切に扱ってあげる方が小さくなります。
【3】ビタミンC・A・Bを塗る
皮脂を抑制し、肌の炎症を抑え、代謝を促してバリア機能を整えるというマルチな働きをもつビタミンCは、毛穴ケアに欠かせない美容成分。代謝を整え、ビタミンCの働きをサポートするビタミンA・Bも一緒に取り入れて。
【4】しっかり保湿
ベタつきと乾燥が共存する混合肌の場合、しっかり保湿ケアをしてバリア機能を整えることで皮脂分泌が抑えられ、ベタつきや毛穴トラブルが少なくなります。ほかの肌質も同様に、肌の潤いバランスを整える保湿ケアは大切。
【5】コスメ選びは肌質別に
水分保持力と皮脂分泌力には個人差があります。上の表で肌質を4つに分類しました。例えば「乾燥肌にはしっとり化粧水とクリーム」など肌質に応じた潤いを与えることで、潤い不足による過剰な皮脂分泌が抑えられ、毛穴が目立たなくなります。
【ケア法3】美肌のプロ小林ひろ美さんが教える毛穴の最短ケア
肌をふやかしてから汚れを一掃。キレイにした肌に毛穴ケア美容液を入れ込む
悩みを一掃したいからといって、1回で根こそぎ汚れを取り除くような過激なケアは禁物。肌を柔らかくほぐしながら少しずつオフする穏やかなケアを。続けるうちにつる肌に。
- クレンジングや洗顔をする前に、お湯を含ませて軽く絞ったタオルを肌に乗せて温めます。
- 毛穴に詰まった汚れや古い角質がふやけて、力をかけなくても汚れが溶け出してきます。
- 洗顔後は毛穴ケア美容液を。奥まった小鼻部分は、逆側の手で鼻を倒すと美容成分が届きやすくなります。
【ケア法4】角栓パック&洗顔ブラシを活用
黒毛穴対策 角栓を取り除くor美白する原因に合わせたケアを
【毛穴が詰まってザラつき、黒ずんで見えるなら】
その原因は角栓の酸化。詰まって時間がたち固くなっているので、パックや洗顔ブラシでしっかりオフ!
【詰まっていないのに黒ずんでいる毛穴には】
メラニンをケアする美白美容液を。これ以上悪化させないよう、刺激を与えないことも大切です。
皮脂黒ずみ毛穴には…角栓を吸い出すパック&かき出す洗顔ブラシ
【パック】
たっぷり厚めに塗って吸着力アップ!洗顔後、肌が隠れるくらいに厚く塗ると吸着力アップ。商品に表示されている時間がたったらよくすすぐ。
【洗顔ブラシ】
毛先を押しつけずに洗うのがコツ。ブラシを肌に押しつけるとかえって汚れが落ちにくいので、ふわっと触れる程度の力で当て、汚れをかき出す。
メラニン黒ずみ毛穴には…さらっとなじむ美白美容液
毛穴を気にしてゴシゴシこすりすぎたり、剥がすパックをやりすぎたりすると、刺激によって毛穴が黒ずんでしまいます。心あたりがある人は今すぐやめ、美白美容液を取り入れて、メラニンの排出を促して。
【ケア法5】デイリーコットンパック&スペシャルラップパック
メラニン毛穴は、まず肌の代謝を上げることが先決
毛穴の縁が色素沈着しているメラニン毛穴の場合は、肌の代謝を上げて、メラニンを排出しやすくすることが大切。首を左右や後ろに傾けたり、湯船の中でわきの下をもみほぐすなど、血行促進も◎。美白アイテムも有効。
「睡眠不足やストレスも代謝の停滞に直結。リラックスできる環境作りを」(古屋さん・以下「」内同)
こびりついた角栓はコットンパックでほぐして
かさぶたのようにこびりついた角栓には、柔らかくするために保湿系ローションなどでコットンパックを。
「お風呂につかってから、湯気の中で指で鼻をひねるだけでも角栓は出てきます。赤みが出た場合は、冷えたローションで毛穴をキュッと引き締めて」
バーム&ラップパックでスベスベ鼻に
週に1〜2回、オイルをたっぷりと鼻周りに塗ってラップパックをすると、ガンコな角栓もスルリとオフできます。
「最近のオイルはサラサラなので、密着感の高いバームタイプもオススメですよ」
帰宅後すぐに洗顔!を習慣にすれば、毛穴の汚れも最小限
「毛穴を目立たなくする絶対条件は、毎晩帰宅後すぐに洗顔をすること。こうして毛穴に負担をかけないように気をつけることで、断然違ってきます」と古屋さん。また、皮脂のコントロールをしてくれるビタミンB群を多くとったり、安眠することも効果大!
毛穴・黒ずみケアについての「疑問」に専門医が回答!
【疑問1】顔のうぶ毛を脱毛すると鼻の黒ずみも軽減される?


自由が丘クリニック
松浦 佳奈先生
10代のころから長年悩んでいる人も多いという小鼻の黒ずみ。あらゆる毛穴ケアを試したものの、どうしても消えないのは皮脂汚れではなく顔の毛だから?脱毛をすればキレイに消えるの?
A:ホント
「季節に関係なく常にポツポツと黒ずんでいたり、毛穴や角質ケアにイマイチ効果を感じなければ、毛穴汚れではなく産毛の可能性は高いでしょう。その場合は脱毛によって軽減されることがあります。実際、 毛穴の黒ずみに悩んで来院したけれど実は顔の産毛だった…というパターンは割と多いです。
とはいえ黒ずみが鼻などの一部分にしか出現していないならば、それが産毛であるとは言い切れません。 産毛によって目に見えるほどの黒ずみがあるならば鼻の下や頬、顔全体の毛もそれなりに多く、あるいは濃く生えているもの。 鼻だけに産毛が生えているとは考えにくいからです。
ご自身で産毛かどうかを判断するのは非常に難しいと思うので、気になる方は美容皮膚科で診察してもらうと良いでしょう」(松浦先生・以下「」内同)
レーザー脱毛は黒ずんだ毛穴汚れにも有効?
「脱毛のレーザーは黒いものに反応するので、産毛だった場合、一時的にならキレイになるかもしれません。ただ、汚れが溜まってきたり適切なお手入れができていなければ黒ずみは再度出現します。
黒ずんだ毛穴汚れには、皮脂以外に古くなった角質やタンパク質の汚れなども含まれています。レーザー脱毛はこれらの汚れに対して効果を発揮するものではありません。 毛穴ケアに対してならば、当院では古い角質を取り除いて肌のターンオーバーを正常に整えるケミカルピーリングや水流を利用して毛穴の奥の汚れまですっきりオフできるハイドラフェイシャルをご提案しています。カウンセリングの際にしっかり肌と毛穴の状態を診察してもらい、適した施術を受けることが美肌への近道だと思いますよ」
黒ずみや毛穴悩みは日々のケアも並行して
「医療脱毛における永久脱毛とは、レーザーによって毛根組織を破壊して毛が生えてこないようにすること。自身の体から完全に毛をなくすことはできません。ホルモンバランスの変化などで脱毛後の部位に毛が生えてくることもありえます。また、毛穴はとても大切な機能をもっていて、なくすことはできません。 永久脱毛すれば永遠に黒ずみや毛穴のないツルツル肌になれるというわけではないのです。 すべすべの肌を目指すなら、日々のケアもていねいにおこなっていきましょう」
【疑問2】毛穴パックで余計に悪化することがある?
鏡を見れば、つい気になってしまうのが“黒ずんだイチゴ鼻”。拡大鏡を覗いた日には、思わず目をそむけてしまった……なんて経験もあるかもしれません。頑固な毛穴と戦うべく、定期的に毛穴パックや使用されている方も多いのでは?ところが、この毛穴パックについて囁かれるのが“毛穴が大きくなってしまう……”という世にも恐ろしいウワサ。
A:それはホントです。
「確かに毛穴パックをすると汚れが取れることは取れますが、その分刺激も強いのです。毛穴パックを剥がす際に表面の角質も一緒に剥がれてしまったり、ポッコリと穴が開いてしまうことも! 週に2~3回と頻繁に使用することで、肌に負担がかかってキメが乱れ、毛穴が広がってしまうことも あります」(山屋先生・以下「」内同)
毛穴パック後は、“引き締め化粧水”や“アイスパック”
「毛穴パックを使用したあとは、必ず引き締め効果のある化粧水で保湿をするようにしましょう。アイスパックで冷やすのも良いです」
黒ずみが気になるTゾーンの「洗い方2つ」
【洗い方1】洗顔もスクラブも気になるTゾーンから始めること!
【集中!Tゾーン洗い】
Tゾーンから洗い始める。まずはしっかり洗うべきパーツから。眉→眉間から鼻筋、あごまで→小鼻周りから法令線→口周りの順に、指の腹で細かくらせんを描いてくぼんだ部分にもくまなく泡を届かせる。
仕上げに毛穴クレンジング!全体をすすぎ終わったら、鏡をチェック。毛穴の汚れがふやけて白く飛び出ていたら、絞ったタオルでそっとからめとる。
【週に1度の大掃除】
スクラブで絡めとると、清潔感のある肌をキープできます”。小鼻周りやフェースラインなど、ザラつきの気になる細かい部分から。小鼻のわきは、逆側の手で肌を引き上げるとスクラブを届かせやすい。
【洗い方2】普段の洗顔のポイント&ディープ洗顔
【ポイント1】
プレ蒸しで毛穴を緩める。蒸しタオルで肌を温めると、毛穴が緩み汚れが落ちやすい状態に。
【ポイント2】
毛穴の気になる部分から洗う。まずはTゾーンから。そのほかの部分を乾燥させずに、念入りに毛穴を洗うことができる。小鼻のわきは、逆側の手で鼻を倒してくぼみまで泡を届かせて。指先を細かく動かす。
【ポイント3】
すすぎはソフトにぬるま湯で。先に手刀で泡をオフしておくと、すすぎがスムース。バシャバシャと勢いよく水をかけるのではなく、手にためた水に肌をくぐらせるように優しく。
【毛穴ディープ洗顔】
毛穴ブラシでミクロ洗顔。ブラシで泡を転がすことで、奥まった部分に残った汚れまでかき出す効果が。
【落としながら潤すソルト乳液】
乳液10円玉大にひとつまみの塩を混ぜて自家製スクラブに。塩が汚れをかき出すと同時に乳液が潤いを補うのでキメ乱れ肌やたるみ肌ケアに最適。マッサージ後洗い流す。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。