酢玉ねぎの作り方&「6つの効果」って?

玉ねぎと酢で作る「酢玉ねぎ」には、酢の疲労回復効果や、玉ねぎの腸内環境を整えたり血液をサラサラにする効果が。毎日の食事に取り入れたい「酢玉ねぎ」の作り方をご紹介します。体の内側からキレイを作りませんか?
「酢」の3つのパワー
- 燃焼や代謝をアップ
- 疲労回復
- 便通をよくする
【1】燃焼や代謝をアップ


フリーランスエディター&ライター
門司紀子さん
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お酢に含まれる酢酸には燃焼や代謝をアップさせ、燃えやすい体づくりをサポート。さらに食物繊維による便秘解消や、冷えやむくみを和らげたり、女性にとってイイコトがたくさん。
【2】疲労回復
疲労回復効果のある“お酢”。お酢の主成分である酢酸は体内に入るとクエン酸に変化して、疲労の原因となる乳酸を分解する働きが。
【3】便通をよくする
さらに、胃の働きをよくして食欲不振を解消したり、アミノ酸もバランスよく含んでいるため、便通をよくする効果も。
「玉ねぎ」の3つの効能
- 血流を改善
- 血液サラサラ
- 「やせ菌」が豊富
【1】血流を改善


料理家・『ストウブビストロ はるひごはん』店主
大橋由香さん
辛み成分の硫化アリル、抗酸化成分のケルセチンなどを豊富に含む代表的な食材。ケルセチンは血流を改善してくすみのない肌を導き、脂肪の吸収を抑える効果も。
【2】血液サラサラ
柔らかくてサラダなどでも食べやすい新玉ねぎ。普通の玉ねぎは収穫してから保存状態をよくするために乾燥させますが、新玉ねぎは乾燥させずにそのまま出荷させた玉ねぎのものです。
新玉ねぎの栄養の中でも注目したいのは、その辛みの成分の硫化アリル。硫化アリルはビタミンB1の吸収を助ける働きや、血液をサラサラにする働きがあります。
硫化アリルは玉ねぎにも含まれていますが、加熱に弱く水にも溶けやすいので、生のまま食べることが出来る新玉ねぎをおススメします。
【3】「やせ菌」が豊富


美養フードクリエーター
岩田麻奈未さん
腸の中に棲みつき、腸内環境を左右する“腸内細菌”は、大きく分けて「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3種類。全体の約70%を占める日和見菌は、名前のとおり、善玉菌と悪玉菌のどちらかそのとき優勢な側について、良くも悪くもパワーを増強させます。「やせている人に多いとされる『やせ菌』と、その反対の『デブ菌』は、実はこの日和見菌の仲間。それぞれやせ菌は善玉菌、デブ菌は悪玉菌に加担しやすい性質を持っています。
つまり、やせ菌を増やすには、善玉菌が優勢な腸内環境を整えることがカギ。食物繊維の多い発酵食品、オリゴ糖など、善玉菌を増やす食べ物を積極的にとることが大切です」(岩田さん)
やせ菌を増やす食品
やせ菌の好物は水溶性食物繊維。もち麦や海藻、玉ねぎ、 アボカド、柑橘系フルーツなどは水溶性食物繊維が豊富。
腸内環境を改善「酢玉ねぎの作り方」
【材料】
酢…300ml
塩…小さじ1/4
はちみつ…大さじ1
【作り方】
1. 玉ねぎ3個を薄くスライスして鍋に入れ、酢300ml、塩小さじ1/4を加えて中火で煮る。
2. 玉ねぎがしんなりしたら、はちみつ大さじ1を加える。
3. 煮沸消毒した密閉容器に入れて冷蔵庫で1か月保存可能。
赤玉ねぎで作ると彩りもキレイ
【材料】
赤玉ねぎ(白玉ねぎでもOK)…1個
A[酢…100ml 水…100ml はちみつ…大さじ1 1/2 塩…小さじ1/2 ローリエ…1枚]
【作り方】
1. 玉ねぎは薄切りにして30分程度おく。
2. 小鍋にAを入れてひと煮立ちさせ、1を入れてさっと混ぜて保存容器に移す。
3. 粗熱が取れたら、冷蔵庫で保存(1~2週間)
酢玉ねぎ効果が期待できるアレンジレシピ
玉ねぎ×キャベツ×ビーツのドレッシング


料理家
真藤舞衣子さん
肉や魚との合わせ技で冷えを解消して代謝アップ
脂肪燃焼に必須なビタミンCが緑よりも豊富な紫キャベツとビーツで色鮮やかに。カプサイシンを含むタバスコの辛さがアクセント。
【材料】作りやすい分量
紫キャベツ…1/8個
ビーツ(水煮)…1個分
紫玉ねぎ…1/4個
A[タバスコ…小さじ1 ワインビネガー(または酢)…大さじ2 塩…小さじ1 オリーブオイル…大さじ2]
【作り方】
野菜はすべてみじん切りにしてボウルに入れ、Aとよく混ぜ合わせる。
おろし玉ねぎドレッシング
【材料】
玉ねぎ…1/4個
オリーブオイル…大さじ1
醤油…大さじ1
バルサミコ酢…大さじ1
きび砂糖…少々
塩こしょう…適宜
【作り方】
1. 玉ねぎの皮をむき、根元をカットして大根おろしでおろす。
おろした玉ねぎは耐熱容器に移し、電子レンジに30秒ほどかけ熱を加える。
熱を加えることで玉ねぎのえぐみ絡みが和らぎ、マイルドな風味に。
2. 1にオリーブオイル、醤油、バルサミコ酢、きび砂糖、塩を加えてドレッシングを作る。
砂糖、塩の量は適宜調整して、自分好みの味に。