ボディケア
2023.6.13

プロ実践!足首マッサージ「8のやり方」

足首が固まってしまうと脚が太く見える。冷えやむくみが気になる…。など下半身太りの原因になるのはご存知ですか?今回は、凝り固まった足首を優しくほぐすストレッチをはじめ、リンパマッサージなど、お手軽にできるマッサージのやり方をご紹介いたします。美容のプロが実践する“美脚をつくる”足首マッサージも必見です。

足首がむくむ「5つの原因」

【1】運動不足

サロン・ド・スウィン オーナー& エステティシャン

田中由佳さん

運動不足で血流が滞りがちに


運動不足によって、ふくらはぎの筋肉が衰えてポンプ機能が低下。足の血液を心臓へ送り戻す効率が悪くなり、象のような足首に…。

 

【2】立ちっ放し

下北沢病院 院長

菊池 守先生


「立ちっ放しは、ふくらはぎの筋肉が使われずポンプ機能が低下するので、血液やリンパが滞りむくみます。休憩時間に足をマッサージしたり、屈伸をしたりするのがおすすめ」(菊池先生)

 

【3】座りっぱなし

美容矯正師・美容矯正サロン「LELEPONO」(レレポノ)オーナー

渡部 剛志さん

「ふくらはぎは第二の心臓といわれている部分。ここを動かすことにより、血流のポンプのような機能を果たしています。しかし、長時間、椅子に座りっぱなしでいると、ふくらはぎの筋肉は使われません。そのため、リンパの流れも滞り、脚のむくみを引き起こします」(渡部さん)

 

【4】代謝低下やホルモン低下

抗加齢医

田路 めぐみ先生

「くびれて欲しいけどくびれない部分には、水が溜まりやすく、実はむくんでいるケースがほとんど。むくみは代謝低下やホルモン低下が背景にあることが多いので、普段から食を含めた生活習慣をおろそかにしないことが、部分痩せの秘訣です」(田路先生)

 

【5】内股歩き

脚線整美師 「STUDIO脚光美芯」主宰

中村希実さん


「内股歩きのクセは、股関節から下の骨格に内向きのねじれを起こします。ヒールの内側が減りやすい人も同様で、足首が回内し、土踏まずがつぶれて足首が埋もれることに」(中村さん)

 

「全身の巡りをアップする」足首のリンパマッサージ 2選

【1】リンパの流れを促す

皮膚科医

高山 かおる先生

「足のむくみや冷えは、ふくらはぎの筋力低下が一因。心臓から足先に送られてきた血液をまた心臓に押し戻すふくらはぎの筋ポンプ作用が不充分で、血液やリンパが足にたまってしまうのです。

解消法は、ふくらはぎはもちろん、足首、足指も積極的に動かして、血流やリンパの流れを促すこと。足指を20秒くらいギューッとつかんで圧をかけ、パッと離す。それを繰り返すだけでも、勢い良く血が巡り、冷えが和らぎます。足首回しや指先ジャンケンも◎。毎日のルーティンに組み込んで!」(高山先生)

\足首回し/


左手で左足の足首を支え、右手の指を左足の間に入れてギュッと握る。そのまま右手で左足首をゆっくりと回す。5~10回転したら逆も同じ数回転。反対の足も同様に。

 

【2】老廃物を流すリンパマッサージ

エステティシャン

高橋ミカさん


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デトックスできる簡単なマッサージで、たまった老廃物を流してスッキリ見せましょう。滑りやすいように、クリームかオイルを塗ってから。

【Step.1】絞る


ふくらはぎを順手でしっかりつかむ。手を密着させて雑巾を絞るように5~6回往復。足首から少しずつ上に上げていき、太ももまで。

【Step.2】しごく


手をグーにして第2関節のとがった部分で、くるぶしの上からひざ下まで5~6回しっかりしごき上げる。少しずつ場所を変え、太ももも。

 

「むくみや冷えを改善する」足首マッサージ 3選

【1】足先の冷えを改善「足首お風呂」のコツ

横浜市立大学医学部 看護学科 母性看護学教授

中村幸代先生

国際中医師・ 国際中医薬膳師

小林香里さん

眠りとお風呂の 専門家・ 公認心理師

小林麻利子さん

「足元が冷えやすいのは、冷たい空気が重く、下に溜まりやすいから。日中は足首を温めるようにして、夜はお風呂につかって温まるようにしましょう」(小林麻利子さん)

「湯船の温度が高すぎると交感神経が優位になりすぎて末端が冷えやすくなるので、湯温に気をつけて。研究結果から、足先の冷えは、運動・レッグウォーマー・足裏のツボ押しを1か月続けると改善が見られました。冷え対策は続けることが大事ですよ」(中村先生)

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TRY1.頭を洗ってから湯船につかる
「湯船につかる前に頭を洗うと血行が良くなり、全身の温まり度が高まります。湯船から出て浴室内で体を拭いたら、すぐに靴下をはき、30分以内にベッドへ。寝る前に靴下を脱げば、暖かく眠れます」(小林麻利子さん)

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「お風呂上がりにすっきりした気分になっていたら湯温が高く交感神経が優位になっている証拠。39~40℃のお湯で15~20分がベストです」(中村先生)

TRY2.内くるぶし指4本上まで足湯をする
「足が冷えてつらいのにすぐにお風呂へ入れない場合は足湯を。お風呂に入ったのに冷えて眠れないときは、もう一度足湯だけするのも手。足の皮膚を温めると体内の熱が外に出やすくなり、良い眠りにつけます」(小林麻利子さん)

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足湯をするときは、お湯に三陰交(内くるぶしから指4本分上)の高さまでつかるようにしましょう。温まり方が違います」(小林香里さん)

TRY3.温めコスメで巡りをアップ
「全身の筋肉の75%は下半身にあるので、日中の下半身の筋トレや夜の脚マッサージなどは冷え対策に効果大。マッサージをするときは温めコスメを使うと巡りがスムースになるので、取り入れてみて」(小林麻利子さん)

 

【2】冷えに効く!「三陰交」という足首のツボ

イシハラクリニック 副院長

石原 新菜先生


「ツボ押しには、血行を良くして体の冷えを解消する効果があります。ツボは体中にありますが特に冷えに効果的なのが『三陰交』というツボ。足首の、内側のくるぶしから指4本分上にあるので、親指の腹で垂直に圧をかけてみて」(石原先生)

 

ピラティス インストラクター

黄 秀京(ファン スギョン)さん


「三陰交のツボの位置は、内くるぶしの上から指4本分の所。骨の近くだから冷えていると痛いですが、効きます 」(黄さん)

 

霞が関ビル診療所

丸山 綾先生

内くるぶしの骨の上際から指4本分上。5秒程度、円を描くようにマッサージ。内臓や腸、婦人科系の冷えに効果的。

 

【3】内くるぶしをほぐして冷え&むくみを撃退

美容コンサルタント

余慶尚美さん


足首が固まっていると脚が太くなったり、冷えやむくみの原因に。まず右手で右足の内くるぶしをほぐしながら左手で右足首を回す。反対側も同様に、各30秒間行って。

内くるぶしには老廃物を流すツボが集中しているので、押さえる位置をずらしながら行うのがコツ。

 

美容のプロが実践!「美脚を叶える」足首のマッサージ 3選

【1】足首のくびれを彫り起こすマッサージ

ダイエット美容家

本島彩帆里さん

足首のリンパの詰まりを 流してくびれを作る
オイルなどで滑りを良くしてから左右行いましょう。

人さし指と中指を曲げてかぎ爪状にしたら、2本の指の間に足首のアキレス腱のつけ根を挟み込むイメージで、ふくらはぎの真ん中までぐっと押し流す。

 

【2】オイルとクリームでくるぶしをほぐすマッサージ

美容家

深澤 亜季さん


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手を軽く握って指の関節を使い、外側と内側のくるぶしの周りやアキレス腱をくるくるともみほぐす。

 

【3】足首の可動域を広げるやり方

埼玉県済生会 川口総合病院皮膚科 主任部長

高山かおる先生

下北沢病院 院長

菊池 守先生

Step.1 足指1本1本をつまんで刺激

イスや床に座り、右足の足首を左足の太ももに乗せる。右手で足首を押さえ、左手は甲を持って手前に引いて、足の甲を伸ばし1分キープ。

Step.2 かかとを押さえ足裏を反らせる

Step1の体勢のまま、左手でかかとを持ち、右手で足を反らせて1分キープ。

Step.3 リラックスして足首をクルクル回す

右手で足首を押さえ、左手で爪先を持つ。足首の力を抜き、手の力だけで足首を大きく10回程度回す。左足も1~3を同様に行う。

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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