ボディケア
2021.9.9

顔のむくみ「5つの原因」とすっきり解消「マッサージ」

朝起きて顔がパンパンにむくんでいる…そんなときにお役立ちする自分でできる簡単「むくみ解消マッサージ」を紹介。むくみの原因を知って、生活習慣を見直してみましょう。さらに、むくみを予防する食べ物や飲み物で、むくみ知らずのすっきり顔をめざしましょう!

顔がむくむ「5つの原因」

【1】首のこり

サロン・ド・スウィン オーナー &エステティシャン

田中由佳さん

首がこるとリンパが詰まりやすく、老廃物がたまって、むくみを誘発します。

 

【2】顔や頭の骨の歪み

美容矯正師・美容矯正サロン「LELEPONO」(レレポノ)オーナー

渡部 剛志さん

「顔や頭の骨が歪んでしまうと、歪んだ骨の周りにある筋肉が硬くなり、リンパの流れや血流が低下、むくみが生じます。」(渡部さん)

 

【3】夜更かし

ボディワーカー

森 拓郎さん

深夜1~2時に寝ることが多い
→代謝が悪くなってむくみが加速

【4】不摂生

休日は部屋でゴロゴロ
→筋肉量が減って顔のむくみやゆがみを招く

 

【5】水を飲まない

マブチメディカル クリニック 院長

馬渕知子先生

水分不足だと代謝が悪くなり、飲まない方がむくむように。
「水でむくみやすいと感じるなら、たんぱく質不足の可能性も。血液中のたんぱく質のひとつアルブミンは、血管の中と外の水分量を調節するので、不足するとむくむ原因に。塩分過多も体内に水分をため込むので注意が必要です」(馬渕先生)

 

むくみを排出する「4つの顔マッサージ」

【1】気になる顔のむくみやたるみに「佐伯流フェースマッサージ」【動画】

ヘア&メイクアップアーティスト

佐伯 エミー


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\動画でCHECK/

マッサージをする前に
顔のマッサージに入る前に頭皮のケアを行います。ケアしている間は化粧水を浸したコットンで顔パックし、肌を柔らかく整えながら行うのが佐伯流。

後頭部の髪の生え際にある「天柱」というツボを親指の腹でグーっと押す。数秒押した後、頭皮を全体的にもみほぐす。

指を動かすのではなく頭皮を動かすイメージで行うとGOOD。前頭部をほぐすときはうつむき、頭の重みを使うと手が疲れないのでおすすめ。

【Step.1】小鼻の横

小鼻の横を人さし指の第1関節と第2関節の間を押し当てながらグリグリとほぐしていく。

さらに、頬骨の下と口角から耳を結ぶ線が交わる部分をグッグッと押しほぐす。

【Step.2】あご&フェースライン

親指と人さし指であごを挟むようにセットし、少しずつずらしながらフェースライン→耳の後ろまで押しほぐしていく。耳の後ろを押すときはあごを少し上げるとやりやすい。

【Step.3】耳周り

耳をつかむようなイメージで耳周りに5本の指を置き、上下左右に動かしていく。あごを軽く引き、指の腹を使って、たくさんのツボを刺激するのがポイント。

【Step.4】目周り

人さし指の第1関節と第2関節の間を使って、目の周りを矢印の方向に2周、押していく。繊細な部位なので、力を入れずに、優しく細かくプッシュして。

【Step.5】おでこ

5本の指を上下に動かしながら、眉上から生え際に向かって押しほぐしていく。指は左右に動かさず、おでこの横ジワを消すようなイメージで小刻みに上下して。

【Step.6】生え際~耳

額の上からスタートし、生え際に沿うように耳の横まで少しずつ押しながら動かす。そのまま耳の後ろを通り、首の横から鎖骨までをさすって老廃物やリンパを流す。

【Step.7】仕上げ

顔を包むように両手をセットし、あご先、頬の横、耳辺り、おでこの横の順でキューっと内側に押し込める。「小顔になれ!」と思いを込めてやってみて!

 

【2】石井美保流 乳液を使った肌アイロン

美容家・まつげエクステ・ネイル・エステサロン『Riche』オーナー

石井 美保さん


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くすみやむくみの原因となる不要な水分や老廃物の排出を狙えるのが、肌アイロン。とはいえ、やりすぎは禁物。1日1回、朝がおすすめ。

【Step.1】右手を左側のこめかみに当て法令線を引き上げる

両手のひらに500円玉大の乳液をなじませたら、右手を左側のこめかみに当て、左側の法令線が薄くなるくらいまで引き上げてキープ。

【Step.2】法令線からこめかみまで指をスライドしてすくい上げる

左手の薬指と小指を左の法令線~あごに当てたら、こめかみまでスライドさせる。最後に引き上げた頬の肉を右手で押さえ直す。これを左右10回ずつ繰り返す。滑りが悪くなったら、途中で乳液を追加。

【Step.3】デコルテにも肌アイロンで若々しさをキープ!

500円玉大の乳液を両手のひらへ再度広げる。あごを上げて首を伸ばしたら左手のひらであご下の肉を包み込み、下へ軽く押し流す。左右3回ずつ行う。

【Step.4】首のシワが薄くなるまで手を滑らせる

両手のひらで首を包み込み、少し圧をかけながら左右の手を交互に上から下へ繰り返し滑らせ、首のシワを伸ばす。右耳から左耳の下まで抜かりなく。

【Step.5】リンパの流れに沿って老廃物を流して完了

耳の下から鎖骨へつながる太い筋肉に沿って指で押し流し、最後に鎖骨のくぼみをプッシュ。反対側も同様に。終わったら、クリームをハンドプレスで重ねる。

 

【3】ほぐしてむくみを解消「頬上部」集中マッサージ

頬上部の耳横に位置する耳下腺は、首のこりが影響する部分。触って肌が張っていたら、こっている可能性が大。さらに肌の弾力も低下しやすい部分なので、しっかりむくみケアを行いましょう!

【Step.1】鼻の周りを人さし指でグッと押さえる

\グッと入るポイントがある/

小鼻横に人さし指を置き、指がグッと入るポイントを探す。見つけたら軽く圧をかけてゆっくりと3秒キープ。こりがアッという間にほぐれ、鼻通りも良好に。

【Step.2】指をスライドしながら優しく頬のこりをほぐしていく

耳のつけ根に親指を固定してから、人さし指を小鼻横に置き、少しずつ指をずらしながらこめかみ部分に流していく。頬上部はむくみが顕著な部分なので、内から外に押しながら、ゆっくりとほぐすのが◎。

 

【4】“刺さない美容鍼”でコロコロマッサージ

価格発売日
¥2,7502021-06-01

自宅で“刺さない美容鍼”を実現。美容鍼サロン『Ledia』で代表を務める、田村亜紀さん監修。ピンポイントで目元や小鼻わきを刺激する“てい鍼しんポインター”&フェースラインや頬など面積が広い部位の筋肉をほぐす“美容鍼ローラー”の2ウェイ仕様。血行が促されることで、血管内のすみずみに栄養が行き渡り、肌あれやむくみ、くすみのケアが可能に。

美的クラブ

西山麻奈さん(税務関係事務・32歳)

\細く鋭そうな“てい鍼ポインター”を使って、ツボを刺激/

マスク生活で表情を動かすことが少なくなったので、特に頬や口元周り、フェースラインはしっかりと。

\ローラー部分で、頭皮→デコルテ→フェースライン→頬→口元→おでこ→目元をコロコロ/
スキンケアクリームを塗った後、下地を塗る前に使えば寝起きのむくみ顔がスッキリ。目元周りに1番即効性を感じていて、毎日スマホやPCの長時間使用で目をだいぶ酷使しているのを実感。「疲れたなぁ」と感じたらすぐにツボを押してリフレッシュ!

 

カリウムでむくみを解消「レシピ」4選

【1】豚ひき肉と小松菜のクリーミー豆乳スープ


小松菜やいんげんに含まれているカリウムには、塩分のとりすぎによる体内の過剰なナトリウムを排出して、むくみを解消してくれる効果があります。

【材料】(2人分)
豚ひき肉 …150g
小松菜 …1/3束(100g)
いんげん …10本(80g)
しめじ …1パック(100g)
三つ葉 …少量

[A]
鶏ガラスープの素 …大さじ1
塩麹 …大さじ1
すりごま(白)…大さじ2
酒 …大さじ1
塩…少量
チューブにんにく …小さじ2
チューブしょうが …小さじ2

水 …100ml
豆乳 …300ml
ごま油 …小さじ2

作り方
1.小松菜は食べやすい大きさにざく切りにする。いんげんは1cm長さに切り、しめじはほぐす。三つ葉は2cm長さに切る。

2.鍋にごま油を中火で熱し、豚ひき肉を炒める。
3.水を加え、煮たったらあくを取る。小松菜、いんげん、しめじ、豆乳、[A]を加え、ひと煮立ちさせる。器に盛り、三つ葉をのせる。

 

【2】ズッキーニとセロリのサラダピクルス

エディター

門司紀子


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むくみを軽減させるカリウムを含むセロリと組み合わせて、シャキシャキ食感も楽しいサラダピクルスに。

【材料】
セロリ…7cm程度
ズッキーニ…1/2本
オリーブオイル…大さじ1
クミン(シード)…小さじ1/2程度
酢…50cc
きび砂糖…大さじ1/2
塩…ひとつまみ

【作り方】
1.セロリーは筋をとり、4~5mm幅に切る。

2.ズッキーニは5mm幅にカットしてから、さらに半分の半月形に切る。

3.フライパンにオリーブオイルとクミンシードを入れ火にかける。

4.オリーブオイルが温まったら、セロリとズッキーニを加えて2分ほど炒め。野菜に熱を入れることで、クミンの風味がつきやすくなる上、酢の味もなじみやすくなる。

5.粗熱をとったら、ジップ付き保存袋に4を入れ、酢、きび砂糖、塩を加えて空気がなるべく入らないよう封をし、手で軽くもみこむ。袋のまま冷蔵庫で1時間以上冷やしたらできあがり。

 

【3】白菜とピーマンのパリパリ塩昆布サラダ


ピーマンには塩分のとりすぎによるむくみ対策にひと役買ってくれるカリウムをはじめ、活性酸素除去をサポートするβカロテン、美肌効果が狙えるビタミンC・E、腸内環境を整える食物繊維も。

【材料】
白菜…1/12株程度
ピーマン…1個
ごま油…大さじ1
黒酢…大さじ1/2
塩昆布…大さじ1弱
黒すりごま…大さじ1程度

【作り方】
1.白菜は食べやすい大きさに、ザクザク切る。

2.ピーマンは上部を切り落とし、内側の種を取り除いてから、幅2~3mmの輪切りに。

3.ボウルに白菜とピーマンを入れ、ごま油、黒酢、塩昆布、黒すりごまを加えてあえて味を調える。

 

【4】きゅうりと鶏ささみのサラダ


栄養はあまりないと言われているきゅうりですが、カリウムをたくさん含んでいるうえ、利尿作用もあるので気になるむくみを和らげる働きが。

【材料】
きゅうり…2~3本
鶏ささみ…3本
酒…大さじ1
胡麻油…大さじ2
塩・こしょう…適宜
すり胡麻…適宜

【作り方】
1.きゅうりはヘタをカットして、ピーラーで薄切りに。

2.鶏ささみは耐熱のお皿にのせ、酒をふりかけて電子レンジ600Wで2~3分加熱する。

3.電子レンジで加熱した鶏ささみを、食べやすい大きさに手で割く。

4.ボウルにきゅうりと3の鶏ささみ、胡麻油、塩こしょう、すり胡麻を入れ、好みの味に調える。

5.皿に盛ってできあがり! 食べる際に、辣油(食べる辣油的なものだとベスト)をかけて途中で味変しても美味しいです!

 

むくみを解消する「飲み物」2選

【1】塩白湯

柔道整復師、関西医療大学準研究員

松本恒平先生

「“白湯”だけでも十分体を温めて、胃腸の働きを活発にして老廃物排出などに繋がりますが、塩を入れるとさらに効果が上がります。塩には排泄を促す効果があり、便秘や体の中の老廃物をさらに排出する効果が期待できます。むくみ解消などデトックス効果を望む人には最適です。

白湯に塩を入れると塩分の摂り過ぎにならないか心配される人もいるかもしれませんが、ミネラルには摂りすぎたナトリウムを排泄するというはたらききもありますから、塩の摂りすぎ、いわゆるナトリウムの摂りすぎを予防してくれます。

高血圧など基礎疾患がない人なら、1日8~12グラム程度の塩分は問題ありません。ミネラル豊富な天然塩は悪者ではなく、殺菌作用があるため風邪予防、ウイルス対策には大事なものです。また、水を一度沸騰をさせることでミネラル成分が飛んでしまうため、それを補う意味でも天然塩をひとつまみ入れると良いでしょう」(松本先生)

 

【2】小豆茶ソルト

料理家

井澤由美子先生


「小豆は解毒作用、利尿作用が強くむくみの解消に有効です。少量の塩分を加えることでさらにデトックスを促し、血流も良くなるので肩こりにも◎。残った小豆はやわらかく煮て、砂糖やきな粉をかけて食べてもOK」(井澤先生)

【材料】2人分
小豆…大さじ3
粗塩…ひとつまみ
水…600cc

【作り方】
1.小豆をざっと洗って、水を小鍋に入れて強火にかけ、沸騰したら弱火にする。

2.1を15~20分煮て、塩を加え混ぜて器に注ぐ。

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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