ボディケア
2018.5.24

外反母趾にむくみ…あなたの足は大丈夫? 放っておくと危険習慣6つ

美的読者の約9割が、足にトラブルありと答えているのに、多くの人は放置中…。靴擦れ、うおのめ、外反母趾、etc. 放っておくと将来、体のゆがみや全身の不調につながるかも。まずは、毎日の何気ない習慣を見直してみて。

放って置くと危険! 毎日の何気ない習慣が足トラブルを招いています!!

【通勤】痛みを我慢してハイヒールでダッシュ

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職場で靴を履き替え通勤はスニーカーに
「外反拇趾のある人がヒールで走ると悪化するので要注意です。またかかとがパカパカした靴を履いていると、足に無理な力がかかり腰痛の原因に。通勤時はスニーカーを履いて、職場で履き替えるなどして足の負担を減らしましょう」(菊池先生)

 

外反拇趾をセルフチェック!
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親指のつけ根の骨から曲がった親指の角度を測って、15度以上は外反拇趾。15度未満なら正常。25度以上は要注意。

 

【立ち仕事】立ちっ放しでむくみや痛みを放置

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休憩時には足をマッサージして
「立ちっ放しは、ふくらはぎの筋肉が使われずポンプ機能が低下するので、血液やリンパが滞りむくみます。休憩時間に足をマッサージしたり、屈伸をしたりするのがおすすめ」(菊池先生)。
ヒールでの立ちっ放しはハンマートウなど足の変形も。

 

ハンマートウになっていない?
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ハイヒールを履くと指先によけいな力が入って、筋肉や関節が固まり、指の関節が「く」の字に曲がった状態に変形するのがハンマートウ。

 

【座り仕事】デスクワークでは足を組むのがクセ!

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血流悪化や骨盤のゆがみの原因に
長時間座っていると、おなかを圧迫するため血行不良に。
「足を組んでいると、循環を股関節でさらに遮ってしまうので、足のむくみを悪化させる原因に。また足をずっと同じ方向で組んでいると、骨盤のゆがみにもつながります」(菊池先生)

 

【家でゴロゴロ】家では極力動かずテレビかスマホ

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足裏の衰えがトラブルを招く
運動不足は足裏の筋肉や足指関節の衰えにつながります。
「昔に比べて歩くことの少なくなった現代人は、足の筋力が弱って、本来の正しい立ち方や歩き方ができなくなっています。それが足のトラブルや全身不調を引き起こす一因です」(高山先生)

 

【スリッパ愛用】部屋ではかわいいスリッパを愛用

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体にねじれや変形を引き起こす一因
「スリッパなど足裏にフィットしないものは、脱げないようにと無意識に足指を反らせて引っかけて歩こうとするため、浮き指や体にねじれを生じさせることも。さらに足裏の衝撃を吸収できないので、足のアーチをくずす原因にも」(高山先生)

 

足変形の一因になっているかも!
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スリッパを履いて足指を反らせていると、足指が地面につかずに浮き上がっている状態の『浮き指』という足の変形も起こしやすくなる。

 

【間違い足ケア】靴が当たりやすい足の爪を短くカット

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深爪が足の機能を低下させる!
特に巻き爪の人は、痛みがあるため爪を短くカットしがちです。
「深爪すると爪の周りの皮膚が盛り上がり、爪が皮膚に食い込んでしまうので巻き爪を悪化させます。また地面を踏み締めるときに足指に力が入りにくくなります」(高山先生)

 

巻き爪の人は深爪に注意して!
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深爪は皮膚に爪が埋もれて変形する危険も。爪の先端と同じか、やや長めにまっすぐカットし、両端の角を少し丸く整えるスクエアカットが◎。

 

ハイヒールが足の変形を引き起こすことも

「足のトラブルは、生活習慣や足の筋力低下などが複雑に絡み合って発生。例えば、かかとの乾燥の原因は、かかと重心になっていたり、足指の筋力が低下して浮き指になっていたりとひとつではありません」と高山先生。

さまざまな要因がある中で、自分に合わない靴を履いていることによる影響も大きいといいます。
「特に女性はパンプスやハイヒールを履くことが多く、足に大きな負担をかけているため正しい立ち方や歩き方ができずにトラブルを招いています」と話すのは下北沢病院の菊池守先生。
美的クラブの調査では、65%の人がパンプスやハイヒールを頻繁に履いていると回答。
「ヒールを履く女性に多いトラブルは、外反拇趾やたこなどです。たこはヒールを履くのをやめれば改善しますが、外反拇趾で変形した足は元には戻らず、変形した骨が靴に当たって痛みが続きます」(菊池先生)

さらに足のトラブルを引き起こす大きな原因が“足のアーチ”くずれ。
「人間の足は立った状態で体重を支えられるように、複雑なアーチ構造をしています。アーチがくずれると、足だけでなく体のバランスがくずれて腰痛や肩こり、頭痛など体全体の不調を引き起こす原因に」(高山先生)
足のアーチは、私たちが健康で歩き続けるための重要な仕組みなのです。

 

【check1】自分の足のサイズ、正しく知ってる?

靴のサイズは、足の長さだけでなくワイズ(足囲)のサイズも重要。ワイズは親指のつけ根と小指のつけ根の骨の出っ張りを囲った長さのこと。
「自分の足のサイズを正しく知っている人は意外と少ないので、シューフィッターのいるお店で測ってもらうといいでしょう」(高山先生)

足の長さ
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紙の上に立ち、足をなぞり足形をとる。指の天辺とかかとを垂直に結んだ長さを測る。

ワイズ(足囲)
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体重をかけた状態と、足を宙に浮かせた状態で測る。ふたつのサイズに開きがある人は足のアーチがくずれている可能性大!

 

【check2】正しい靴選びは4つのポイントを押さえて!

靴を選ぶときは必ず両足に履いて、4つのポイントを確認。
「足は左右の大きさや動きが異なるので、実際に歩いてみてチェックしましょう。また靴はきついよりも多少ゆとりがあった方が足への負担が少ないので、足のむくんでいる夕方に選ぶ方が良いでしょう」(高山先生)

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□ 甲回りが合っている
□ 指のつけ根が曲がりやすい
□ 指先にゆとりがある
□ かかと回りが合っている

 

足トラブルについて教えてくれた先生
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下北沢病院 院長 菊池 守先生
きくちまもる/医学博士、日本形成外科学会専門医。米国ジョージタウン大学創傷治癒センター留学中に足病学と出合う。現在は足のトラブルにトータルで対応する診療に力を注ぐ。

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埼玉県済生会 川口総合病院皮膚科主任部長 高山かおる先生
たかやまかおる/専門は接触性皮膚炎、フットケア。2007年に日本の大学病院では珍しい皮膚科のフットケア外来を開局。著書に『「ガサガサかかと」が危ない!』(家の光協会)がある。

 

『美的』6月号掲載
イラスト/サヲリブラウン、川野郁代 取材・文/青山貴子

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