ヘアカラー
2023.9.7

ラベンダーアッシュは色落ちも楽しめる!【実例16選】暗め・明るめ

色落ち後もキレイな髪色が楽しめるラベンダーアッシュ。肌を明るく見せてくれる髪型を掲載。明るさ別に『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。

ラベンダーアッシュってどんな色?

THE ORIGIN’S SALON(オリジンサロン)スタイリスト

鬼頭 亜実さん

パープルアッシュ・アッシュラベンダー・ラベンダーグレーとは、幅広い世代に人気のアッシュ系のカラーに、パープルやバイオレットなどの紫味をプラスした新たなアッシュ系カラーです。日本人特有の赤みを削るアッシュ系のカラーに柔らかさと透明感をアップさせるバイオレットをプラスすることで、大人女性にも挑戦しやすい色味です。基本的に、イエベもブルべも似合うのですが、ハイトーンになるほどイエベの方におすすめです。

暗め:~5トーン
光に当たると柔らかいアッシュパープルになり柔らかい女性らしさを引き出してくれる明るさです。はじめてのカラーや可愛らしい印象にしたい方にオススメです。

中間:6トーン~9トーン
あまり、バイオレット味は感じない、ラベンダーベージュ。奇抜にはしたくないけど、黄色味が強いベージュにもなりたくない方にオススメ!青みの強いラベンダーで、赤みを消しつつくすみ感をだして肌馴染みのいいベージュカラーに仕上がります!

明るめ:10トーン~
はっきりとパープルっぽさを感じたい方にオススメ!地毛が細毛で赤みの少ない方の方が綺麗に発色し柔らかいハイトーンカラーになります。どちらかというとイエベの方におすすめです。肌色も綺麗にみえ、春夏のシーズンにピッタリです!

 

「暗め」のラベンダーアッシュ系スタイル【3選】

【1】透明感と艶感ラベンダーアッシュボブ

Point

カラーは、透明感とツヤ感のあるラベンダーアッシュをセレクト。青紫っぽい色味で、赤みは削りたいけど、寒色にしたくないという人に◯。


【how to“ベース”】
ベースは、肩に当たるくらいの長さでワンレングスにカット。毛先の厚みを残しつつ軽さを調整し、レイヤーを顔周りに入れることで、ニュアンスのある動きを叶えます。前髪は、長めに大人っぽく仕上げます。


【how to“パーマ&スタイリング”】
26mmのカールアイロンで、毛先を外ハネ→中間を内巻きの波巻きに仕上げます。バックまでの全体を波巻きするのがベストですが、難しい場合は、前髪と顔周りをしっかり波巻きにすればOK。

スタイリング剤は、オイルとクリームを混ぜたものを。中間〜毛先を結ぶようにねじりながらなじませたら完成です。

担当サロン:THE GARDEN TOKYO(ザガーデントウキョウ)  武田美奈さん

 

【2】暗めだけど透明感ミディ

Point

カラーは、シアーダスティーラベンダーに。透明感とくすみ、相反するトーンがMIXした色となり、くすみのあるラベンダーで透明感を引き出し、肌色をキレイに見せることができます。


【how to“ベース”】
肩に当たる長さで切りっぱなしボブにカット。動きが欲しいところにレイヤーを入れ、くびれ感をプラスします。前髪は、ほおにかかる長めにすることで雰囲気のある大人印象に。


【how to“スタイリング”】
自然な動きが出るようにカットされているので、揉み込みながらドライヤーで乾かすだけの簡単スタイリング。この時、毛先をふわっとさせるのがポイントです。ツヤ感を出すバームorバームワックスを揉み込むようになじませたら、毛先をつまんで整え、最後に軽く前髪につけたら完成です。

担当サロン:grico(グリコ)  吉塚さとりさん

 

【3】肌のキレイ見せができるショート

Point

ブルーアッシュに少量のラベンダーを加え、髪と肌の透明感をアップ。


【how to”カット”】
全体に丸みを出すようにカットし、顔周りにレイヤーを入れて小顔感を。襟足はシャープに。

【SIDE】

【BACK】

担当サロン:DIFINO aoyama 山本辰実さん

 

「中間」のラベンダーアッシュ系スタイル【8選】

【1】6トーンのロングヘア

Point

6トーンのラベンダーアッシュ。


【how to”カット&スタイリング”】
顔まわりにレイヤーを入れて多毛さんでも軽やかな印象にします。毛先は厚みをつけますが中の方だけ量をとって扱いやすくカットします。

38ミリのコテで耳から前のレイヤーが入ってる場所はリバース巻きにします。

担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート)  小笠原剛さん

 

【2】8トーンのショートボブ

Point

カラーは、8レベルのラベンダーアッシュをチョイス。赤みをおさえつつ、透明感を出し、柔らかく見せてくれるカラー。


【how to“ベース”】
えり足をすっきりと短めにカットした前下がりラインのグラデーションボブ。前髪を長めにすることで、大人っぽい雰囲気に。レイヤーを少しだけ入れ、動きを出します。


【how to“パーマ&スタイリング”】
内巻きブローで、ストレートタッチに仕上げるとツヤ感がUPしてグッド。ブラシは、細めのロールブラシorデンマンブラシで。アイロンを使うなら、ストレートアイロンを選んで。最後に、シアバターをさらっと軽く中間〜毛先につけて、最後に手に残っているものを前髪になじませたら完成です。

担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン)  大山幸也さん

 

【3】8トーンのウエーブロング

Point

カラーは、8レベルのラベンダーアッシュに。深みのある落ち着いた色味ながら、光を反射して透け感とツヤ感を与えてくれるのが嬉しい。


【how to“ベース”】
ベースを胸上でカットし、顔まわりにしっかりレイヤーを入れます。骨格に合わせてレイヤーを入れるので、多毛さんでもOK。前髪はワイドなシースルーバングに。さらに、内側を薄めにつくり、ちょろっとした髪が自然にできるようにします。


【how to“パーマ&スタイリング”】
32mmのカールアイロンで、毛先から内巻き→外巻きのウェーブ巻きをあごラインまで巻きます。特に、毛先の内巻きをしっかりカールづけするのがポイント。ツヤ感を与えつつ、自然な柔らかさが出るようジェルとワックスをMIXしたものを塗布します。最後に束感を整えたら完成です。

担当サロン:Violet表参道店(バイオレット オモテサンドウテン)  MANAEさん

 

【4】8トーンのストレートショートボブ

Point

8レベルラベンダーグレージュで伸びてきても自然なグラデーションになります。


【how to”カット&スタイリング”】
ショートボブはあまりレイヤーを入れずにぱっつんに。ストレートのワンレンにしています。前髪は無しでも少し垂らしてもOKに。

大人のウェットヘアはバームを付ける位置が大事。全部がしっとりではなくデザインの端、フレームを意識すると最小限で最大限の効果が出せます。乾かす際に、必ず前髪の毛穴を起こすように乾かし、毛流れを浮き立たせます。ストレートアイロンで毛先を外に沿わせて、オイルを最後に付けてウェットに。耳掛けにより横の肌色をつくりうす前髪で縦の肌色を減らして、面長をカバーしています。

担当サロン:DELA by afloat(デラ バイ アフロート)  青木拓也さん

 

【5】8トーンとほんのりグレーボブ

Point

カラーは8レベルのラベンダーアッシュに赤みを打ち消すグレーを少しだけプラス。ツヤ感重視で、くすまず顔色をキレイに見せてくれます。


【how to“ベース”】
肩すれすれの長さでぱつっとライン感が残るようにカット。巻いた時にリップラインに落ちるように計算して、トップにのみレイヤーを入れます。前髪は眉にかかるくらいの長さでややラウンドに。顔まわりの髪を薄めに引き出し、おくれ毛をつくります。


【how to“スタイリング”】
顔まわりとトップの根元を起こしながらドライすると、動きと抜け感がでるのでおすすめ。乾いたら32mmのアイロンで外ハネにしてから、トップを持ち上げて内巻きにワンカール。前髪ともみあげも軽く内巻きにするだけの簡単スタイリング。最後に、オイルを全体になじませウェットな質感に仕上げればおしゃれヘアの完成!前髪は眉間の間にオイルをつけると、抜け感と束感をメイクできます。

担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ)  鈴木彩乃さん

 

【6】9トーンの切りっぱなしボブ

Point

カラーは、9レベルのラベンダーアッシュをチョイス。赤みを削りつつ、ツヤ感と透明感を与え、上品で女性らしい色味なので、大人世代におすすめです。


【how to“ベース”】
ベースカットは、あごギリギリの切りっぱなしボブ。動きが出るよう表面にレイヤーを入れます。前髪は、長めのシースルーで、分けることも下すこともOKな長さとなっています。また、前髪のサイドをやや長めにすることで、こめかみがパカッと割れることもなく骨格もカバー。


【how to“パーマ&スタイリング”】
ストレートアイロンを使い、毛先はライン感が出るようにストレートタッチに仕上げます。レイヤー部分は、ほんのり内巻きにしてニュアンスをプラス。前髪はマジックカラーで。セット剤はレイヤーを活かすため、少量のオイル(重めタイプ)or バームを。内側、表面の順につけ、最後に前髪の毛先に塗布したら完成です。

担当サロン:THE GARDEN Tokyo(ザガーデントウキョウ)  武田美奈さん

 

【7】9トーンのオン眉ロング

Point

カラーは9トーンのラベンダーグレージュに。


【how to”カット&スタイリング”】
顔まわりをおくれ毛が出るように小顔カットにしました。薄めのぱつっとしたラインで前髪はカットします。このぐらいの量であれば、髪が少ない方でもおでこをしっかり隠せるぱっつん前髪が作れます。全体はローレイヤーで毛先に厚みを残します。

38ミリのヘアアイロンで毛先を外ハネにして中間を全てリバースで巻きます。オイルをつけて艶を出します。

担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート)  小笠原剛さん

 

【8】9トーンとハイライトのミディ

Point

カラーリングは、14レベルのハイライトを全体に入れてから、9レベルのラベンダーアッシュを重ねます。ラベンダーアッシュは、赤みをおさえ初夏にぴったりな柔らかさと透明感を引き出す色味です。


【how to“ベース”】
全体を鎖骨下の長さでカット。レイヤーなしの切りっぱなしロブにします。前髪は、眉下でラウンド気味に。カットでシースルーバングにしすぎると、扱いにくくなることもあるので、適度な重さを残しスタイリング剤で調整するのがおすすめ。


【how to“スタイリング”】
32mmのアイロンで毛先を外ハネに巻き、トップは内巻きにワンカール。前髪は軽く内巻きに。ルーズな動きを出したいので、ぐるんと巻かずに緩めに仕上げるのがコツ。全体的にハイライトを入れているのでパサついて見えないよう、トリートメントタイプのオイルを選んで。毛先を崩しながら、くしゅっと揉み込んで大人可愛いく仕上げます。最後に前髪のシースルー感を整えたらフィニッシュ。

担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ)  鈴木彩乃さん

 

「明るめ」のラベンダーアッシュ系スタイル【5選】

【1】10トーンの外ハネボブ

Point

カラーは10トーンのラベンダーアッシュ。赤みを抑えた透け感のあるアッシュで、重たい印象を与えません。光の加減で陰影ができるカラーなので自然と立体感を演出できます。


【How to“ベース”】
あご下のワンレングスベース。後頭部などボリュームの出やすい部分の内側にグラデーションカットを入れると、毛が頭に沿うようにまとまりコンパクトに。レイヤーを入れると毛先が外にいきボリュームが出やすくなるので避けて。前髪は目の上で薄く取り、隙間ができるようにカット。眉尻の毛束はやや長めにカットしサイドに流すと小顔に見えます。


【How to“スタイリング”】
タオルドライした後、オイルをしっかりなじませてから乾かすと乾燥によるボリュームを防いでまとまりやすくなります。毛束を少量取り、28mmのアイロンを毛束の中間から毛先に向かって滑らせて軽く外ハネに。全体を少しずつハネさせることで、大きなカールになることを防ぎます。さらにトップ表面の毛束だけ、持ち上げて高い位置から軽く外巻きに。表面にリバースカールができて軽いヌケ感が出ます。前髪は毛先だけクセ付け程度に軽く内巻きに。全体の中間から毛先を中心にバームをなじませ、ボリュームをおさえつつ束感をプラス。前髪の毛先にもなじませ束感を。最後に軽く耳掛けをすれば完成です。

担当サロン:S.HAIR SALON(エス)  古谷貴洋さん

 

【2】10トーンの重めぱっつんロング

Point

カラーは透明感のある10トーンのラベンダーグレー。柔らかな透明感にします。ナチュラルだけどカッコかわいい女性にします。


【how to“ベース”】
韓国でも人気が広がってきているぱっつん重め前髪と、もみあげにアクセントをつけたセミロングのレイヤースタイル。アウトラインは前上がりにカット。パーマをかける場合は26〜29ミリのロッドでデジタルパーマで1.5回転の外ハネワンカールがオススメです。


【how to“スタイリング”】
パーマで動きを付けているので、ヘアオイルを毛先に揉み込んで外ハネになるよう毛先をおさえたら出来上がり。もみあげのおくれ毛はアクセントになるので、バームワックスで束をつくるのがおすすめです。前髪に少し丸みをつけて毛先にバームワックスをつけ、櫛を通せば一気にカッコかわいいスタイルが完成します。

担当サロン:ELEANOAH TOKYO(エレノアトーキョー)  浅井 剛史さん

 

【3】11トーンのくすみセミロング

Point

カラーは単色ではなく5トーンと13トーンの加減法、グレー、ベージュ、アッシュ、パープル、ピンク、ラベンダーなどの配合で嫌な黄色味を押さえつつ、誰もが憧れる透明感のある柔らかい質感の11トーンのシルバーラーベージュに調合しています。


【how to“カラー”】
ミディアムヘア+ローレイヤーの巻き髪スタイル。乾かすだけで簡単内巻きに出来るように設定、その上に巻きやすさとカールの取れにくさを考慮した毛量調節カットを施しています。程よく動く毛先が扱いやすくも可愛いを叶えたデザインです。顔まわりはお顔にフィットする様にミリ単位まで拘り、邪魔にならないノンストレスな顔まわりにデザイン、小顔効果にもなれるのでおすすめです。


【how to“スタイリング”】
フロントの前髪はアイロンを使用せずとも顔まわりに馴染むので手間無くオイルのみで。全体はコテ26ミリを使用。ハチ下は波巻きで柔らかくウェーブに、ハチ上はリバース(後ろに巻き込むやり方)、フォワード(前に巻き込むやり方)をミックスさせるだけでOK。最後はオイルをサラッとつければ艶もきれいに出て完成です。

担当サロン:Press. Salon (プレスドットサロン)  徳崎 ヨシヒデさん

 

【4】12トーンのセミロング

Point

カラーは12トーンのラベンダーアッシュで艶っぽくやわらかな印象にします。


【how to“ベース”】
カットはレイヤーを3段階でいれて、軽やかに。エラ部分にかかる顔周りの毛流れを作って骨格をカバーしています。前髪も重めに作りサイドに繋がるようにカットして小顔効果を出しています。


【how to“スタイリング”】
32ミリのアイロンで、顔まわりはリバースに巻きひし形にします。フェイスレイヤーで顔まわりに動きがでるようにしてるので、顔まわりを巻くのがエラ張りさんが骨格カバーする際のポイント。毛先は表面と下で2段で巻きます。スタイリング剤はオイルでサラッとスタイリングします。

担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート)  小笠原剛さん

 

【5】13トーンのロングヘア

Point

襟足に細めのハイライトが入っています。それ以外は、13トーンのラベンダーアッシュで、全体染めです。ラベンダーカラーが透明感を生み艶が出ます。


【how to”カット&スタイリング”】
毛量が多いので、胸位の長さのロングレイヤースタイルに。前髪はサイドと繋げず、リップライン位の高さから流れるようにカットしてます。レイヤーの位置も低めで、少し重めにしてます。面長でも似合うバランスです。

38ミリのカールアイロンで、ランダムに中間から毛先にかけて巻いています。仕上げはオイルをなじませることで、緩やかなウエーブをキレイに見せることができます。

担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー)  唐沢ゆりこさん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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