パープルアッシュ【実例14選】ブリーチなし・暗めカラー

エレガントな雰囲気で、透明感とツヤ感が出るパープルアッシュ。『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。
パープルアッシュってどんなヘアカラー?


THE ORIGIN’S SALON(オリジンサロン)スタイリスト
鬼頭 亜実さん
幅広い世代に人気のアッシュ系のカラーに、パープルやバイオレットなどの紫味をプラスした新たなアッシュ系カラーです。日本人特有の赤みを削るアッシュ系のカラーに柔らかさと透明感をアップさせるバイオレットをプラスすることで、大人女性にも挑戦しやすい色味です。基本的に、イエベもブルべも似合うのですが、ハイトーンになるほどイエベの方におすすめです。
「ブリーチなし」パープル系アッシュカラー【4選】
【1】ツヤ感重視でくすまず顔色をキレイに見せてくれる色味
【how to“ベース&カラー”】
- 肩すれすれの長さでぱつっとライン感が残るようにカット。巻いた時にリップラインに落ちるように計算して、トップにのみレイヤーを入れます。
- 前髪は眉にかかるくらいの長さでややラウンドに。顔まわりの髪を薄めに引き出し、おくれ毛をつくります。
- カラーは8レベルのラベンダーアッシュに赤みを打ち消すグレーを少しだけプラス。ツヤ感重視で、くすまず顔色をキレイに見せてくれます。
担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 鈴木彩乃さん
【2】ツヤと透明感のあるカラー
【how to“ベース&カラー”】
- 襟足をあご下1cmに設定し、グラデーションベースでカットし、重めのレイヤーを入れます。後頭部の丸みを強調させるよう、襟足は短めです。
- また、すっきりとした襟足は、タートルといった襟元の高いファッションにもぴったりです。
- カラーは9レベルのラベンダーアッシュをチョイス。黄色を打ち消すペールトーンのパープルをMIXすることで、ツヤと透明感のあるカラーリングとなります。
担当サロン:MINX 原宿店(ミンクス ハラジュクテン) 大竹祐紀さん
【3】落ち着いた色でも重たく見えない色味
【How to“ベース&カラー”】
- サイドはあご下4.5cmの前下がり、動きが出やすいよう長めにカットします。後頭部は目のラインにボリュームが出るようカットすると、毛量が少なくても気にならず頭の形がキレイに見えます。
- 襟足は首に沿うようにカット。前から見たとき襟足が少し見えた方がおしゃれな印象に。顔周りは小鼻と口の間でサイドに流れるようにカットし、長めの前髪を作ります。
- カラーは8トーンのラベンダーアッシュ。落ち着いた色ですが、透明感があり重たく見えません。
担当サロン:MINX 銀座中央通り店(ミンクス ギンザチュウオウドオリテン) 小林篤史さん
【4】上品な艶が長続きするカラー
【How to“ベース&カラー”】
- サイドは平行で顔周りはやや前下がり、自然にハネる鎖骨にかかる長さでカットします。ハチ部分に少しだけレイヤーを入れ、表面に軽さを出します。毛先にはレイヤーを入れず重たさを残すのが今どきです。
- 前髪は薄めに取り、目にかかる長さにカット。こめかみに落ちる毛束はやや長めにカットし、自然にサイドに繋げます。
- カラーは9トーンのラベンダーアッシュ。ラベンダーが黄みを抑え色ヌケを防ぎ、上品な艶ブラウンを長続きさせます。
担当サロン:Sui(スイ) 深瀬介志さん
「応用編」ハイライトやミックスカラー【2選】
【1】ハイライト×ラベンダーアッシュ
【how to“ベース&カラー”】
- 全体を鎖骨下の長さでカット。レイヤーなしの切りっぱなしロブにします。
- 前髪は、眉下でラウンド気味に。カットでシースルーバングにしすぎると、扱いにくくなることもあるので、適度な重さを残しスタイリング剤で調整するのがおすすめ。
- カラーリングは、14レベルのハイライトを全体に入れてから、9レベルのラベンダーアッシュを重ねます。
担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 鈴木彩乃さん
【2】ラベンダー+アッシュ+グレー
【how to“ベース&カラー”】
- ベースのカットはショートボブに。動きを出すため、トップにはレイヤーを入れます。襟足はすっきり切り込みます。
- 前髪はワイドバングでカットし、サイドとマッシュラインで繋げます。また、スライドカットで調整をして涼しげな抜け感に。
- カラーリングは、8レベルのラバージュに。ラバージュとは、ラベンダー+アッシュ+グレーをミックスした色味で、顔色をキレイに見せながら、髪の透明感をアップさせます。
担当サロン:joemi by Un ami(ジョエミ バイ アンアミ) 大久保瞳さん
ツヤ感がきれいな「暗め」カラーの髪型【3選】
【1】5トーンで柔らかい女性らしいロング
【how to“カラー”】
- 光に当たると柔らかいアッシュパープルになり柔らかい女性らしさを引き出してくれる明るさ。
- はじめてのカラーや可愛らしい印象にしたい方にオススメ。
担当サロン:THE ORIGIN’S SALON(オリジンサロン) 鬼頭 亜実さん
【2】暗めカラーとゆるやかカールが美人印象を上げるロング
【how to“ベース&カラー”】
- ベースの長さ設定は美人ヘアの鉄則である“顔の等倍”にカット。アウトラインの重さを残しながら、顔まわりにレイヤーを入れる。
- 前髪はアゴくらい長さで薄めにカットする。
- 艶感があり赤みを抑えるアッシュラベンダーのカラーに、表面・顔まわり・襟足にハイライトを入れて柔らかさをプラス。
担当サロン:MINX 銀座店(ミンクス ギンザテン) 菊池ステファニーさん
【3】お仕事女子には程よい色味のボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 肩にぎりぎりつかないくらいの長さでカット。毛先がハネにくい長さなので、巻いても下ろしてもキマる扱いやすいレングス。
- 前髪は、流すようにサイドに向かって長くしていく。頬のラインが隠れるようにすると、自然な流れを演出できる。
- カラーは7レベルのラベンダーアッシュ。レベルは、6だと暗く、8だと明るすぎるので、7レベルがお仕事女子には程よい色味。パープル系は肌なじみがよく、ツヤがある髪に見せてくれる効果も。
担当サロン:LONESS ginza(ローネス ギンザ) 櫻田亜弓さん
透け感と柔らかさが出る「明るめ」カラーの髪型【5選】
【1】10トーンで発色キレイなセミロング
【how to“カラー”】
- はっきりとパープルっぽさを感じたい方にオススメ!地毛が細毛で赤みの少ない方の方が綺麗に発色し柔らかいハイトーンカラーになります。
- どちらかというとイエベの方におすすめ。
担当サロン:THE ORIGIN’S SALON(オリジンサロン) 鬼頭 亜実さん
【2】軽やかカラーのゆるふわロング
【how to“ベース&カラー”】
- 裾は胸丈、前上がりでもみあげに繋がるようにカット。くびれを作りやすくするため、トップと表面にレイヤーを入れ軽さを出す。
- 前髪はうすく取り隙間を作りながら目の下でカット。前髪とサイドは自然に繋げる。
- カラーは8トーンのラベンダーアッシュ。ブルーカラーが入っているので、透明感やツヤ感が際立つ色に仕上がる。
担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 井上紗矢香さん
【3】透け感のあるカラーのこなれボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 肩上でカットしたボブベース。毛先が自然と内巻きになるイングラデーションカットで、丸いシルエットを作る。
- 前髪は鼻上で長めにカットしサイドに流して。
- カラーは9トーンのラベンダーアッシュ。ボブはこっくりした重たいカラーだと幼く見えがちに。ラベンダーは透け感と柔らかさ、ツヤ感が出るカラーなので重たく見えません。またアッシュが入っていることでおしゃれな印象に。黄みも抑えるので上品な発色をKEEPする。
担当サロン:XELHA (シェルハ) 石橋千紘さん
【4】パープル系アッシュと相性良いルーズ感のあるボブ
【how to“ベース&カラー”】
- ベースは肩につかない長さで、やや前下がりのグラデーションにカット。美しいシルエットとなるよう表面にレイヤーを入れる。
- 前髪はリップラインで、薄めにカット。もみあげ部分は、耳にかけた時にボテっとしないように毛量調整する。
- カラーは、寒色でありながら暖かみのある10レベルのラベンダーアッシュに。赤みを抑えてツヤ感があるカラー。
担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 田中麻由さん
【5】ハイカラーがおしゃれなひし形ミディ
【how to“ベース&カラー”】
- 全体の長さを鎖骨ラインでカット。ベースの重さは残しつつ、トップにのみレイヤーを入れる。顔まわりのニュアンスは、スライドカットでメイク。
- 前髪は巻いた時に頬から流れが出る長さに。
- カラーは、13レベルのアッシュベージュをセレクト。寒色系の硬さを中和するためラベンダーを加え、柔らかさと透明感のある仕上がりが特徴。
担当サロン:MINX 銀座店(ミンクス ギンザテン) 佐伯美祐さん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。