ヘアカラー
2025.5.24

ヘアカラーのトーンの違いが分かる!トーン別おすすめの髪色一覧

定番のブラウンの髪色を5トーンから明るめ12トーンまで、トーン別に『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルから厳選!ブリーチなしでもトーンアップが叶う髪色や知っておきたいヘアカラーの知識もご紹介します。

チャートでトーンの違いが分かる!パーソナルカラー別おすすめの髪色

株式会社Style Works代表

三輪詩織さん

「イエベ春タイプ」は明るめ9トーン以上がおすすめ

Q.ヘアカラーを選ぶポイントは?
「イエべ春タイプさんは、イエローやオレンジなど暖色系のカラーが顔映りをよく見せてくれます。ツヤっぽい質感が似合う方もいれば、シアーで透け感あるタイプが似合う方も。自分の肌質に合わせた質感を選ぶと馴染みやすいですよ」(三輪さん・以下「」内同)
Q.おすすめのカラー&トーンは?
「カラーは、イエローブラウンやオレンジブラウン、ニュートラルブラウンやミルクティーなど。春さんはトーンが暗すぎると印象が重くなりがちなので、一般的には9トーン以上がおすすめです。『自分の肌の明るさ+瞳の色の明るさ』の全体感にトーンを合わせると馴染みやすいですよ。色味との相性によって見え方は若干変わるので美容師さんと相談してみてください」

「イエベ秋タイプさん」は5~9トーンがおすすめ

Q.ヘアカラーを選ぶポイントは?
「落ち着いた暖色系またはカーキやオリーブなどのアッシュ系が顔映りを華やかに見せてくれます。質感はツヤすぎずマットに寄せると調和します」

Q.おすすめのカラー&トーンは?
「カラーはウォームブラウン、オリーブアッシュ、アッシュブラウン、カッパーブラウンなど。トーンは5~9トーンがおすすめ。秋さんは暗めのトーンがお似合いですが、くすみ感が加われば明るめもOKです。色味との相性によって見え方は若干変わるので美容師さんと相談してみてください」

「ブルべ夏タイプさん」は6~9トーンがおすすめ

Q.ヘアカラーを選ぶポイントは?
「ブルべ夏タイプさんは、地毛の自然なソフトブラックもお似合いですが、ピンクやパープルなど赤み系のカラーを入れると顔映りが華やかになります。スモークやアッシュなどでくすみを加えると柔らかな印象に。透け感を感じる軽い質感もポイント」

Q.おすすめのカラー&トーンは?
「カラーはピンクブラウン、ラベンダーアッシュ、グレージュ、アッシュベージュなど。夏さんは暗すぎても重く、明るすぎてもお顔から浮いてしまうので、6~9トーンがおすすめです。色味との相性によって見え方は若干変わるので美容師さんと相談してみてください」

「ブルべ冬タイプさん」は5トーン以上がおすすめ

Q.ヘアカラーを選ぶポイントは?
「青みや赤みが強めのコントラストがあるカラーを選ぶと顔映りが良くなります。地毛の黒髪もお似合いですが、カラーを入れることでより軽やかで洗練された印象に」

Q.おすすめのカラー&トーンは?
「カラーはブルーブラック、ブルージュ、パープルブラウン、バイオレットなど。トーンは5トーン以上で、冬さんは暗めが似合う方も入ればハイトーンが似合う方もいます。色味との相性によって見え方は若干変わるので美容師さんと相談してみてください」

定番ブラウン系ヘアカラーのトーン別おすすめの髪色

5トーンのブラウンレッド

ボブヘア

カラーは、5レベルのブラウンレッドをセレクト。深めの赤とブラウンをMIXし、暖かみのあるカラーに。ツヤ感があるので、毛先の乾燥やパサつきが気になる季節におすすめです。

担当サロン:S.HAIR SALON(エス) 佐藤陽香さん

6トーンのブラウン

ミディアム

カラーは6レベルのシンプルなブラウンに。どの世代にも似合うヘアカラーで、ツヤ感をプラスし、ちょっぴり甘くかわいい印象を与えます。

担当サロン:MINX ginza(ミンクス ギンザ) 尾山貴教さん

7トーンのチョコレートブラウン

ボブ

ヘアカラーは7レベルのチョコレートブラウンに。こっくりとした温かみのある色でまろやかなツヤ感が魅力です。

担当サロン:GARD/ëN(ガーデンエン) 佐藤礼華さん

8トーンのブリックブラウン

ミディアム

カラーは8レベルのブリックブラウン。ほんのりピンクを加えた暖色系のブラウンは、暖かみがあり肌色をキレイに見せられ、春色としても注目です。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA est(ガーデンヨコハマ エスト) 金井悠華さん

9トーンのショコラブラウン

ボブ

カラーは、9レベルのショコラブラウンに。赤みを感じない暖色で、色持ちがよく、ツヤ感も抜群。暖色系にチャレンジしたい人におすすめです。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA est(ガーデンヨコハマ エスト) 豊田楓さん

10トーンのウォームブラウン

カラーは、ツヤ感のあるウォームブラウンを10レベルで。赤みとピンクをプラスした暖かみのあるヘアカラーで、肌なじみがよく、髪も肌もきれいに見せることができます。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA est(ガーデンヨコハマ エスト) manaさん

ブラウンをプラスした11トーンのミルキーベージュ

ロング

カラーは11レベルのミルキーベージュに。ベージュ系ではありますが、ほんのりブラウン感を加え、こっくりとした柔らかさと透明感を両立。明るめカラーに初チャレンジという人や派手カラーになりたくない人に◯。

担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん

12トーンのブラウンベージュ

ミディアム

カラーは12レベルのブラウンベージュに。ブラウンの柔らかい印象は残すものの、顔まわりのシャープなレイヤー感を活かすようベージュをMIXして甘すぎない雰囲気を演出します。

担当サロン:LONESS ginza(ローネス ギンザ) 上谷太郎さん

「トーンダウン」にぴったりなおすすめヘアカラー【3選】

【1】落ち着きのある5トーンのマットブラウン

1-2

カラーは5レベルのマットブラウンに。落ち着きがあり、光にあたると絶妙な透け感のある色味です。髪のオレンジ色を打ち消すマットブラウンは、ハイトーンからのトーンダウンにもぴったりです。

担当サロン:THE GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 杉本佳恋さん

【2】大人っぽいイメージになる6トーンのダークグレージュ

ボブスタイル

カラーは、6レベルのダークグレージュをチョイス。くすみ感があり、トーンを落として大人っぽいイメージに。寒色でもツヤ感がり、赤みをおさえます。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 東千夏さん

【3】ブリーチからのトーンダウンに!6トーンのフォギーアッシュ

カラーは6レベルのフォギーアッシュに。寒色系ですがブラウンベースのため、色持ちがいいのが特徴。ツヤ感と透明感を与え、ブリーチ毛からのトーンダウンにもおすすめの髪色です。

担当サロン:GARDEN shibuya 児玉 善央さん

「ハイトーン」ブリーチなしでもトーンアップが叶う髪色【2選】

【1】挑戦しやすいオリーブベージュ

セミロング

カラーは透け感のあるオリーブベージュに。カラーに縛りがある人にも挑戦しやすい色味で、赤みはしっかり消しつつ黄色っぽさが残るのでブリーチなしでもトーンアップを叶えます。

担当サロン:Violet(バイオレット) 大原愛美さん

【2】赤みを抑えたハイベージュ

韓国ロング

Wカラーで透明感のあるハイトーンを実現。ブリーチ無しなので、ダメージも少なく大人女性にもチャレンジしやすい。カラーは、12レベルのハイベージュに。ブリーチ無しですが、トーンアップしてからオンカラーすることで、赤みがなく透明感のある柔らかさを演出します。

担当サロン:Violet表参道店(バイオレット オモテサンドウテン) 内田圭悟さん

知っておきたい【ヘアカラーの知識Q&A】

HAIR SALON FOCUS 南流山店 店長

いしま まりこさん

カラーリング剤は傷みにくいものが出ている?

「昔と比べると、現在のカラー剤はどのメーカーのものでも傷みにくくなっています。中でも、特に注目されているのが、主成分がオイルのヘアカラー剤、“イノアオイルヘアカラー”です。従来のヘアカラー剤は、髪のキューティクルを平かけてアルカリ剤と染料を入れていましたが、イノアオイルカラーの場合は、キューティクルを開かずに、オイルがアルカリ剤と染料を髪の内部へ押し込んでくれます。キューティクルを開かないので、髪のダメージレスをかなえてくれます。さらに、アンモニア無配合なので、カラー剤特有のツンとしたニオイもありません」(いしまさん・以下「」内同)

髪色キープのカラーリングの頻度はどのくらい?

「髪の毛は、平均して1か月に約1cm伸びます。髪の明るさの程度にもよりますが、8~6トーンくらいの髪色が暗めの人は、2か月に1度のペースで染めるのがベストです。明るいヘアカラーの人の場合は地毛との境目が目立つので、1か月~1か月半程度でリタッチするのが良いですね。髪の明暗に限らず、毛先の褪色が気にならない場合は、極力リタッチのみにしてダメージを少なくすることも大切です」

  • 一般的には、2か月に1度のペースで染めるのがベスト
  • 明るくした場合は、1か月~1か月半程度でリタッチ

カラーをキープさせるためにできることって?

「カラー剤は、熱いお湯で洗うと褪色しやすくなってしまうので、シャンプーは38℃前後のぬるま湯を心がけてください。また、日本人は欧米人に比べてキューティクルの枚数が少なく、傷みやすい髪質があります。ドライヤーやコテ、アイロンなど外部の刺激にも弱いので、シャンプーをしたあとは、アウトバスのトリートメントでしっかりと保護することが重要です」

  • シャンプーは38℃前後のぬるま湯がベスト
  • 日本人の髪は欧米人に比べてキューティクルの枚数が少なく、傷みやすい
  • アウトバストリートメントで、外部の刺激から保護することが大切

“プリン”ヘアを回避する方法は?

「忙しくてなかなかヘアサロンに行けない…という人は、カラーリングの際にあえて根元を少し暗く染めて、毛先に向かって全体を自然なグラデーションに仕上げると、根元が黒く伸びてきても目立ちにくくなります」

ヘアカラーのときにはトリートメントもしたほうがいい?

「カラーリング後の専用トリートメントは、髪の内部からダメージ補修と栄養補給を行うもの。ツヤや色持ち効果がアップするのでおすすめです。ホームケアもしっかり行えば、長く、きれいな状態をキープできますよ」

担当サロン:HAIR SALON FOCUS

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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