アルコールのカロリーって?お酒の美容効果や意外と低カロリーなお酒とは
アルコールは太るイメージがありませんか?でも実はお酒は程よい量なら美容効果のある飲み物なのです!意外にもビールは100ml当たりのカロリーは40kcalと低カロリーでダイエット中におすすめ、赤ワインやハイボール、焼酎(割る際は水やお茶で)も糖質が低いです。逆に日本酒は高カロリー!そんなお酒の美容効果やおすすめのビール、低カロリーなリンゴのお酒をご紹介。とはいえ内臓脂肪を増やす原因にもなるのであくまで適量を守って。
【目次】
・アルコールは美容にいい?気になるカロリーは?
・ダイエット中なら意外とカロリーの低いビールがおすすめ
・低いカロリーなリンゴのお酒は女性も飲みやすい
アルコールは美容にいい?気になるカロリーは?
お酒の美容効果とは?低カロリーなお酒は?
教えてくれたのは・・・私のクリニック目白 院長 平田雅子先生
皮膚科だけでなく、女性の心身の悩みに幅広く対応してくれる医師として信頼が厚い。消化器系にも詳しい。黒ビールと白ワインが好き。家飲みはお気に入りのスワロフスキーのグラスで。
お酒を飲むと美容に良くない…なんてイメージを持っている人も多いはず。けれど、お酒にはさまざまな美容効果があります。その効果と、キレイをキープしつつ飲めて、二日酔いも回避できる飲み方を専門家に教えてもらいました!!
【ビール】 豊富なビタミンBとデトックス効果で美しく
■ビールとは
主に大麦の麦芽にホップを加えて発酵させて造られる。近年は小規模な醸造所で職人が造る「クラフトビール」が人気。淡色でのど越し爽快な「ピルスナー」や、小麦から造られる「ヴァイツェン」などその種類もさまざま。最近の人気は「IPA(インディアペールエール)」。柑橘系の香りとしっかりした苦みにハマる人が多数。
■美容効果
炭酸の刺激で胃腸の働きが活発に。利尿効果があるため、老廃物などを流すデトックス効果も。また、美肌に効くビタミンB群が豊富。100ml当たりのカロリーは40kcalと低いので、ダイエット中にもおすすめ。ただし、利尿効果から脱水状態になりやすく、そこから肌の乾燥につながることも。体も冷やすので飲みすぎには注意。
■1日当たりの適量の目安
アルコール度数5度で中瓶(500ml)1本程度(※)
【日本酒】 冷え症を改善し、美白・保湿効果も
■日本酒とは
米を発酵させて造る醸造酒で、燗でも冷やでもおいしく飲める。醸造アルコールを添加したものが本醸造酒、醸造アルコールを添加せず、米と麹と水だけで造られるのが純米酒。酒米の精米歩合で味は変わり、60%以下は吟醸酒、純米吟醸酒、50%以下は大吟醸酒、純米大吟醸酒と呼ばれる。100ml当たり100kcalと、カロリーは高め。
■美容効果
酒蔵で働く人の肌が美しいといわれるように、日本酒の原料である米麹はシミなどの原因となるメラニンの生成を抑制し、美白効果が。アミノ酸やビタミン、ミネラルが豊富で、肌に潤いを与え健やかな状態に導く。また、血流を改善するので冷え症改善にも。
■適量
アルコール度数15度で1合(180ml)程度(※)
【ワイン】 リラックス効果は抜群。アンチエイジングにも
■ワインとは
ブドウを原料とした醸造酒。主な種類は炭酸ガスを含まない「スティルワイン」と、発泡性の「スパークリングワイン」。スパークリングのうち、フランスのシャンパーニュ地方で造られるのがシャンパン。ブドウの品種によって風味もさまざま。国産ブドウのみで造る「日本ワイン」も人気。
■美容効果
体を温める効果があり、香りにはリラックス効果も。ブドウの果皮には抗酸化成分のポリフェノールが含まれ、果皮を使う赤ワインは老化やシミの原因となる活性酸素の除去、悪玉コレステロールを抑え、動脈硬化や認知症を予防する効果も。果皮を使わない白ワインには腸内殺菌作用があり、腸内環境を整える。カリウムが豊富で代謝もアップ。シャンパンの疲労回復効果も注目されている。
■1日当たりの適量の目安
アルコール度数14度でグラス1〜2杯(※約180ml)(※)
\乾杯前に胃を温めてチェイサーはお酒と同量以上/
「お酒にはさまざまな美容効果がありますが、その効果を生かしながら悪酔いを防いで楽しく飲むには、寝不足や疲れている日は飲まないこと。すきっ腹で飲むのもNG。すきっ腹で冷たいお酒を飲むと、胃腸が冷え、消化酵素が働きにくくなって消化不良を引き起こし、飲んだ後の不調につながります。
乾杯前にお湯を飲んで胃を温め、何か食べておきたいもの。また、アルコールには利尿作用があるので、肌の乾燥やむくみ、ドロドロ血につながる脱水状態になることも。チェイサーをお酒と同量〜3倍は飲みたいですね。常温の水やお湯のほか、1番だしもおすすめ。ミネラルが豊富なので二日酔い防止に効きます。喫煙しながら飲むと美容効果は台無しなので注意!」(平田先生)
ダイエット中も飲んでOK?糖質が低いのは?
教えてくれたのは・・・料理研究家・編集者 柳澤英子先生
50歳を過ぎて始めた独自の食事法で、1年で26㎏の減量に成功。その後リバウンドもなし!『やせるおかず作りおき』や『全部レンチン!やせるおかず 作りおき』など、著書も多数。
\お酒を飲むなら/
糖質が少なければOK!つまみ選びも気をつけて。アルコールも適量ならば飲んでもOK。糖質の高い日本酒やビール、つまみを避ければ大丈夫です。赤ワインやハイボール、焼酎(割る際は水やお茶で)は糖質が低いのでおすすめ。
累計246万部突破!『やせおか』ルールを学んで、今度こそダイエットを成功させよう!
とはいえ内臓脂肪の要因に?量はどれくらいが上限?
教えてくれたのは・・・内科医 奥田昌子先生
医学博士。京都大学大学院医学研究科修了。健診並びに人間ドック実施機関で20万人以上の診察に当たるほか、大手化学メーカー産業医を兼務。著書も多数。近著『内臓脂肪を最速で落とす 日本人最大の体質的弱点とその克服法』(幻冬舎)が話題。
\アルコールはどんな種類でも内臓脂肪を増やす要因/
「アルコールが肝臓で分解されるとき、飲んだ量に比例して脂肪が作られます。しかも、アルコールには食欲を高める作用も。内臓脂肪をためないためには、1週間で、日本酒なら5合、ビールなら中びん5本、ワインなら1と1/4本が限度です」(奥田先生)
雑穀米VS玄米、大福VSフルーツetc. 内臓脂肪をため込まない食べ物はどっち?
ダイエット中なら意外とカロリーの低いビールがおすすめ
シエラネバダ・ペールエール
【このアイテムのポイント】
・クラフトビール先進国のアメリカで、1980年の創業時から醸造されている、全米No.1のペールエール。
・最高級のモルトや自家製酵母、天然水など、100%天然原料で造られるビールは、グレープフルーツなどのアロマがモルトの甘みとバランスよく絡み合い、爽快感ある味わい。
355ml ¥500(問ナガノトレーディング)
ヤッホーブルーイング 水曜日のネコ
【このアイテムのポイント】
・軽井沢のエールビール専門の醸造所が、大麦と小麦を使って造る、ベルギースタイルのホワイトエール。
・コリアンダーシードとオレンジピールを使っているため、爽やかな香りと甘ずっぱい味わい。
・少しぬるめの10℃くらいで飲むと、香りが引き立つ。
350ml ¥267(問ヤッホーブルーイング)
箕面ブリュワリー 箕面ビール ピルスナー
【このアイテムのポイント】
・大阪の箕面市で生まれ、海外のコンテストでも8年連続世界一に輝いた、少量生産のローカルビール。
・すべて手造り、無ろ過・非加熱処理で、生きた酵母の豊かな味わい。
・ピルスナーは低温で長期間熟成した定番ラガービール。
・爽やかな苦みと爽快なのど越し。
330ml ¥380(問箕面ビール)
Paradise Beer Factory パラダイスビール
【このアイテムのポイント】
・茨城県の農園「鹿嶋パラダイス」が造るクラフトビール。仕込み水は鹿島神宮のご神水。
・ペールエールの「MELILLA」(右)はオーガニックのオレンジピールが効いた爽やかな風味。
・「GOA」(左)は自然栽培の山椒入りでクセになる味。
330ml 各¥519〜(問:Paradise Beer Factory)
ヒューガルデン ヒューガルデンホワイト
【このアイテムのポイント】
・淡い黄色のベルギービール。
・大麦麦芽と小麦で造るホワイトビールに、コリアンダーシードとオレンジピールを加え、生きた酵母を再投入する容器内2次発酵で造られる。
・爽やかでフルーティ。
・ほのかにスパイシーでエスニック系料理にもよく合う。
330ml 瓶 オープン価格(問/アンハイ
低いカロリーなリンゴのお酒は女性も飲みやすい
2TOWNS ハードサイダー アウトサイダー
【このアイテムのポイント】
・香料や人工甘味料など無添加のハードサイダー(リンゴのお酒)。
・アメリカ産のリンゴを生のままプレスし、ワイン酵母で醸造。
・フレッシュなリンゴの中にほんのり桃やレモンが感じられる「アウトサイダー」は甘さ控えめで、料理を選ばないので食中酒にぴったり。
・フレーバーは全3種。
355ml ¥400(問チョーヤ梅酒 東京支店)
ハイネケン ストロングボウ サイダー
【このアイテムのポイント】
・リンゴを発酵させて造る発泡酒(シードル)の中で、ストロングボウは世界トップシェアのイギリスのブランド。
・1本にリンゴ1.5個分を使い、濃厚な味わいながら、後味はさっぱり。
・ビール代わりに飲んだり、カクテルのベースにも。
330ml ¥333(問アイコン・ユーロパブ)
※お酒の価格は取材当時のものになります。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。