食・レシピ
2017.8.21

美容賢者の体に優しい家呑みごはん|vol.17

夜遅くても罪悪感なし♪ 体に優しい家呑みごはん vol.13
今月の家呑み美人
「どんな食材とも相性がいいアボカドの懐の広さが好きです」

 家でよく飲むのは、ウイスキーを炭酸で割ったハイボール。ほのかな甘みと苦みがあって料理と合わせやすいので、普通にごはんを食べながら飲んでいます(笑)。おつまみやおかずは、素材の味が生きるよう、ひとつの食材を中心に作ることが多いです。
 時間があるときに作っておいた常備菜を、朝、ごはんの上にのっける。ケータリングのお弁当は、そんなイメージで作り始めました。基本のお弁当は、ごはんの上に6~7種類のおかずをのっけています。
 常備菜は、時間がたつとよりおいしくなります。例えば、ヤムウンセンは春雨に味がだんだん染みてくるので、作りたてよりもおいしい。低カロリーなので、いつでも罪悪感なく食べられます。味を変えたいとき、食べる直前にフルーツを和えると、よりサッパリした食感に。今回はマンゴーを和えました。きゅうりを使ったヤムウンセンなら、キウイもよく合います。
 もう1品のサブジは、インドの野菜の炒め煮。スパイスたっぷりなので暑い夏でも食欲がわいてくるし、肉料理のつけ合わせにもぴったり。常備菜は作っておくと、ちょっと飲みたいときにつまめて便利です。

[効果]

インドや東南アジア原産で、日本の主な産地は沖縄県や宮崎県。国産は6〜7月が旬。完熟マンゴーは濃厚な甘みとなめらかな口当たり。甘いが水分が多いのでカロリーは低め。宮崎のブランド「太陽のタマゴ」は、贈り物にもよく使われる。肌の潤いを保つビタミンAとなるβカロテンが多く、食物繊維やカリウムも多いのでむくみ予防にも◎。香りにはリラックス効果がある。

[おいしい選び方]

果皮が色鮮やかな黄色や赤で、ツヤがあり、ふっくらとしているものを。実が柔らかくなり、甘い香りが強くなってきたら食べ頃。中央の平たい種に沿って3枚に下ろすように切って食べる。

[効果]

中南米原産の唐辛子の甘味種で、正式名の〝しし唐辛子〟は先端が獅子の頭に似ていることから。赤く熟す前のものを収穫して食べる。6〜8月が旬。ビタミンCが豊富で、免疫力を高め、疲労回復効果もあるので夏バテ対策にも。美肌に欠かせないβカロテンも豊富で抗酸化作用は高い。カルシウムの吸収を助けるビタミンK、代謝を促進し、脂肪を燃焼させるカプサイシンも含む。

[おいしい選び方]

ヘタがピンとして、実は濃い緑色でツヤがあり、小さめがおいしい。油脂で調理すると独特のおいしさで、βカロテンの吸収を高める。加熱前に竹串などで数か所穴をあけておくと、加熱中の破裂を防ぐ。

サントリーウイスキー
白州

南アルプスの山々で磨かれた地下天然水で造られるシングルモルトウイスキー。若葉のように爽やかな香りの中にふわりとスモーキーなフレーバーが広がる。ほのかな甘み、酸味のある味わいでキレもいい。ウイスキー1:炭酸水3〜4で割ったハイボールは料理の味を引き立てる。
700ml ¥4,200(問サントリー)

箕面ブリュワリー
箕面ビール ピルスナー

大阪の箕面市で生まれ、海外のコンテストでも8年連続世界一に輝いた、少量生産のローカルビール。すべて手造り、無ろ過・非加熱処理で、生きた酵母の豊かな味わい。ピルスナーは低温で長期間熟成した定番ラガービール。爽やかな苦みと爽快なのど越し。
330ml ¥380(問箕面ビール)

形や味、ちょっとの差がおいしいの差

上/英国王室御用達の塩「マルドン」の〝スモーク シーソルト〟は、海水のみを原料に伝統的製法で作った塩をイングリッシュオークでスモーク。「サラダや肉料理に振ると、風味がついておいしい!」

下/花のような「フォークフッド」の〝五感皿〟は、「常備菜を1種類ずつ盛っても味やソースが混ざることなく、和でも洋でも使えて便利です」。薬味皿にもぴったり。

常備菜に好きな食材をプラスして手軽に家呑み!

豚肉のゆで汁で春雨をゆでるとうまみがつく。マンゴーは完熟手前くらいの固さが、和えるのにちょうどいい

マンゴーヤムウンセン

レシピはこちら

肉料理などのつけ合わせにもおすすめ。玉ねぎをよく炒めると味がしっかり入り、コクが出ておいしい

ししとうサブジ

レシピはこちら

美的2017年 9月号掲載
食材監修/浅野まみこ 撮影/長谷川 潤 スタイリスト/洲脇佑美 デザイン/最上真千子 構成/松田亜子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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