脳のエネルギーに使われるブドウ糖の「効果」と「デメリット」
脳のエネルギーとなり、疲労回復効果のあるブドウ糖。二日酔いにも効果が!活動量の多くなる時間帯にブドウ糖を摂取すると脳のエネルギー補給になり、集中して勉強や仕事に取り組めます。一方取りすぎると内臓脂肪をためやすくなるデメリットもあるから要注意!ラムネや甘酒などブドウ糖を多く含む食べ物から上手に摂取しましょう!
ブドウ糖の3つの「効果」
【1】脳の働きをサポートして集中力アップ
ブドウ糖には、脳の働きをサポートして集中力アップさせる効果が。
【2】脳のエネルギーに使われる
管理栄養士
いしもとめぐみさん
アパレル企業を退職し、栄養士資格を取得。病院栄養士、食品メーカー品質管理、保育園栄養士などを経験する。現在はフリーランス管理栄養士として食・健康に関する記事を執筆する傍ら、日本ワインに合うおつまみレシピを発信している。
ブドウ糖は脳のエネルギーに使われる栄養素であるため、朝に食べると脳のエネルギー補給になり、朝から集中して勉強や仕事に取り組めます。
株式会社ミツヤ
ミツヤ研究所 管理栄養士
二瀬 唯さん
「ひとつぶに、驚きを。」をスローガンに豆・ナッツの製造販売を行うミツヤの研究所において商品の研究に従事。いろいろな情報が飛び交う中で正しい情報を知り、自分の周りの大切な人に健康でいてほしいという思いから管理栄養士の資格を取得。
「 脳のエネルギー源は糖質を分解したブドウ糖のみ ですので、不足することで頭がぼーっとする、集中力が低下するなどの影響も出てきます」(二瀬さん)
【3】疲労回復にも有効
管理栄養士・フードコーディネーター・調理師
後藤里帆さん
大学卒業後、飲食店へ勤務。その後、学生の頃からの夢であったフードコーディネーターの会社へ入社。現在はフリーランスのフードコーディネーターとして活動。主に企業へのレシピ提案や広告媒体のフードコーディネート、スタイリングをしている。
自然界に最も多く存在する糖で、 脳や体の重要なエネルギー源 となっています。すぐにエネルギーに変わり、 疲労回復に有効 です。
ブドウ糖を摂取するのに適した時間は?
活動量の多くなる時間帯
ブドウ糖は、体内でエネルギーに換わるため、 活動量の多くなる時間帯 が良いでしょう。
ブドウ糖の2つの「デメリット」
【1】取りすぎは内臓脂肪をためやすくする
内科医
奥田昌子先生
医学博士。京都大学大学院医学研究科修了。健診並びに人間ドック実施機関で20万人以上の診察に当たるほか、大手化学メーカー産業医を兼務。著書も多数。近著『内臓脂肪を最速で落とす 日本人最大の体質的弱点とその克服法』(幻冬舎)が話題。
「果糖やショ糖(ブドウ糖と果糖が結びついたもの)を多く含む甘いフルーツも、内臓脂肪をためやすいので控えめに!」(奥田先生)
【2】たんぱく質と結合して「糖化(AGE)」する
麻生れいみさん
管理栄養士
服部栄養専門学校栄養士科を卒業後、企業の栄養相談や病院の臨床研究においての栄養療法を監修。本企画では、著書『麻生れいみ式 いつ会っても若い人の食べ方の新常識』(主婦の友社)をベースにして、美容賢者がレシピを考案。
糖化(AGE)とは体内のたんぱく質がブドウ糖と結合して蓄積するコゲのようなもの。これがシミやシワ、たるみに直結。この原因となるファストフードや加工食品、焦げた食材は極力避けて。また甘味料の果糖ブドウ糖液糖が入った飲み物や、糖度の高い果物も量をとりすぎないように。
ブドウ糖をが多い4つの「食べ物」
【1】食べるラムネ
ドリンクのラムネではなく、食べるラムネ。主成分はブドウ糖。
【2】甘酒
「飲む点滴」ともいわれる甘酒には、美容や健康に役立つ栄養素がたっぷり!ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、オリゴ糖、食物繊維、システイン、アルギニン、グルタミン、 ブドウ糖 …さまざまな栄養素がバランスよく含まれている発酵食品。
【3】果物(ブドウやバナナ、キウイなど)
【4】じゃがいも
じゃがいもに含まれるでんぷんは、 体の中でブドウ糖に変換される成分 です。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
大学在学時からCanCam編集部にて編集アシスタントとして“雑誌づくり”のキャリアをスタート。約20年、フリーランスエディター&ライターとして活動。趣味は料理とゴルフ。