ヘアのお悩み
2021.4.14

髪のボリュームをおさえる【基本のやり方3つ】&【長さ別アレンジ15選】

気になる髪の膨らみを抑えるヘアアレンジをご紹介。ボリュームダウンするだけでなく見た目もおしゃれなヘアアレンジです。

髪のボリュームを抑える「基本」のヘアアレンジ【3つ】

【基本1】まとめ髪

tricca Daikanyama トップスタイリスト

小走祥菜さん

髪質:クセが強いドライヘア
髪の長さ:あご下のボブ。前髪は鼻くらいの長さ
ヘアカラー:ナシ
パーマ:ナシ
髪コンプレックス:クセのあるドライヘアでボリュームが出やすく、重たい印象になりがち。

\How to/

STEP1:前髪~後頭部にミックスしたグリースとオイル
「短い髪をすっきりとひとまとめにするために、メンズ用のグリースに、ヘアオイルを1:1で混ぜ合わせたスタイリング剤を使います。グリースはメンズ用ですが、ホールド力が高くてツヤ感も出るので、今っぽい質感を作るのにぴったり。ヘアオイルを加えると、髪になじませやすくなります」(小走さん・以下「」内同)

STEP2:前髪にスタイリング剤をなでつけてオールバックに
「STEP1で混ぜ合わせたグリースとヘアオイルを手のひらに広げ、前髪をかきあげてからなでつけます」

STEP3:後頭部の髪にはもみこんでふわっとさせる
「STEP2で手のひらに残ったスタイリング剤を、後頭部にもつけます。後頭部はペタッとさせたくないので、もみこむようにつけて、ふわっとさせます」

STEP4:もみあげを出して女らしく
「髪をひとまとめに結ぶ前に、もみあげを少し出しておきます。これがタイトなオールバックでも女らしくさせるコツです」

STEP5:結んだ毛先にバームで動きを出す
「髪をヘアゴムでひとまとめに結んだら、毛先にバームをつけて動きを出します。手のひらにバームを広げ、片手で結び目を押さえて、もう片方の手で毛先を握るようにもみ込みます」

完成!
程よいウェット感と、もみあげのおくれ毛が女らしい。クセ毛で広がりやすい髪質とは思えない、すっきりとしたマニッシュなひとまとめ髪に。

サイドから見ると…
後頭部はグリースとヘアオイルを混ぜたスタイリング剤をもみこんでふわっとさせたおかげで、立体感のある仕上がりに。 短い前髪が少し浮いても、グリースのホールド力でくずれ落ちる心配はナシ。

\使用アイテム/

右:メンズ用のグリース。ホールド力が高いのにかっちりと固まらないから扱いやすい。
アリミノ メン フリーズキープ グリース

価格容量
¥2,200(税込)  100g

左/:サラっとなじみが良く、ベタつかないのにツヤが出るオイル。ここでは、グリースをのばしやすくする役割も。
ナプラ N. ポリッシュオイル

価格容量
¥3,740(税込) 150ml

【基本2】ハーフアップ

アップする髪を多めに取りハチ周りをタイトにしたくるりんぱに

\How to/

  1. 髪全体にソフトワックスをなじませる。
  2. ハチ周りを押さえながら多めの髪をハーフアップにしてから、くるりんぱ。
  3. 結び目と地の毛をバレッタで留め、さらに広がりを抑えて。

Point

・ハチ周りはしっかりタイトに!
・油分のあるワックスを使うとまとまりやすい
・毛量が多くても留まるヘアアクセを!
・毛先はなるべくサラッと仕上げる

ハチ周りの髪を太めのロープ編みにして膨らみを抑える

\How to/

  1. 右サイドの髪を2束に分け、ハチ周りを左に向けてロープ編み(ロープのように交差しながら編む)にする。
  2. 左耳の後ろでバレッタ留め。


【基本3】スカーフアレンジ

ヘア&メイク 

サカノマリエさん

髪質:量が多く、ドライ
髪の長さ:バスト上のロング。前髪は鼻にかかる長さ
ヘアカラー:明るめのブラウン
パーマ:ナシ
髪コンプレックス:毛量が多く、ボリュームが出やすい。

STEP1:もみあげを残してサイドの髪を耳にかける
「スカーフをして正面から見たときに、サイドに髪がないと“お掃除スタイル”に見えてしまいます。こなれた印象にするために、もみあげを出しておきます」(サカノさん/以下「」内同)

STEP2:襟足にスカーフを入れる
「スカーフは正方形を使います。始めに三角に折ってから、好みの幅に折りたたんで長細くします。スカーフの大きさは、頭を2周くらいできる大きさをチョイス。まずはスカーフの中心部分を襟足に入れます」

STEP3:スカーフはトップで1回結んでから襟足の下で固定
「STEP1で襟足に入れたスカーフの両端をトップに持ってきて、ひとつ結びします」

「結んだ先を襟足の下に持っていき、固結びして固定します」

STEP4:襟足の髪をスカーフの上に出してボリュームを抑える
「襟足の下にスカーフの結び目があると、髪が立ち上がってボリュームが出てしまうので、後頭部の髪の下半分くらいを引き出してスカーフの上にのせます。スカーフの結び目を抑えながら、コームの先を使って髪を引き出します」

STEP5:ヘアアイロンで毛先に動きをつける
「ダウンスタイルに軽やかさを出すために、毛先をストレートアイロンで巻きます。スカーフの上の髪は内巻きに」

「スカーフの下の髪は外巻きに。巻く方向を変えると、ボリュームが気になりません」

スカーフがアクセントのおしゃれなダウンスタイルが完成!
髪を下ろしているのに毛量の多さを感じさせず、軽やかな仕上がりに。


髪のボリュームを抑える「ショート」のヘアアレンジ【2選】

【1】ねじりアレンジでボリュームダウン

Belle omotesandoスタイリスト

藤原愛莉さん

\How to/

STEP1:前髪にワックスを揉み込む
「大豆ひと粒分のワックスを、両手によく伸ばしてから、前髪を持ち上げるようにしっかり揉み込みます」(藤原さん・以下「」内同)


STEP2:前髪を上向きにねじる
「前髪をざっくりと7:3分けにして、7側の髪を上向きにねじります。その際、生え際の髪を少し残しておくと、こなれた印象に。小顔効果もありますよ!」

STEP3:アメピンで固定する
「ねじった前髪の毛先近くをアメピンで固定します。コーディネートに合わせて、カジュアルな日はカラータイプを、フェミニンな日は黒いアメピンを選ぶのがおすすめです」

STEP4:逆サイドの髪は内側にねじる
「逆サイドの髪は、こめかみ上で内側にねじってアメピンで固定。同様に生え際の髪を少し残しておきます」

STEP5:トップの毛を引き出す!
「仕上げにトップ部分を少し引き出してねじり目をゆるませます。高さとルーズ感を出すことで、こなれた感がアップ」

完成!

\使用アイテム/


ザ・プロダクト ヘアワックス
オーガニック認証をとったシアバターやアロエベラなどを使用した硬めのワックス。

価格容量
¥2,178(税込) 42g

【2】ボリュームが気にならないカラフルターバンアレンジ

\How to/

  1. 全体の髪をオールバックにして、後ろでひとつに結ぶ。
  2. 結んだ毛先を内側に入れ込んで、ピン留めに。顔周りに沿ってスカーフを巻きつけ、斜め後ろで結んで。
  3. 前髪と耳前の毛束をほんの少しつまみ出し、ワックスで束感に。


髪のボリュームを抑える「ボブ」のヘアアレンジ【5選】

【1】髪の膨らみを抑えるゴールドピンのおしゃれアレンジ

ヘアサロンkate スタイリスト

MIYO(みよ)さん

髪質:柔らかくて細い。毛量も少なめ。
髪の長さ:鎖骨下くらいの長さのロングボブ。前髪は口元くらいまでの長さ。
ヘアカラー:ナチュラルブラウン
パーマ:ナシ
髪コンプレックス: かなりのドライヘアで膨らみやすいクセがある。

\How to/

STEP1:ヘアトリートメントをまんべんなくたっぷりとなじませる
「髪をタイトにするために、ヘアトリートメントをたっぷりとなじませます。使うのは、セラムとオイルを1:1で混ぜ合わせたもの。乾燥ダメージをケアしながら、しっとり感が長続きします。髪をかき分けるようになじませると、内側にもきちんと塗布できます」(MIYOさん/以下「」内同)

STEP2:ブラシでタイトに髪を整えてアメピンを留め始める
「ブラシで髪をとかしたら、手を添えてタイトさをキープしたまま、アメピンを留め始めます。留める位置は、耳下のすぐ後ろからスタート」

STEP3:アメピンを1/3ずつ重なるようにライン状に留めていく
「襟足の少し上がいちばん膨らみやすいので、アメピンをラインになるように留めていきます。STEP2で1本目を留めたら、2本目は1本目の幅1/3がかぶるように留めると、しっかりと髪を抑えることができます。留める高さや向きを少しずつずらして、アレンジ感をUP。右サイドは右から、左サイドが左から、真後ろまで留めていきます。このとき、STEP2で髪に添えた片手は離さないようにするのが、美しいタイトスタイルに仕上げるコツです」

STEP4:1本だけ反対方向からアメピンを留めてホールド感を高める
「基本的に右サイドは右から左にアメピンを留めていきますが、1本だけ左側から留めると、膨らみを抑える力がUP。アレンジのアクセントにもなって一石二鳥です」

マニッシュなタイトスタイルの出来上がり!
アメピンでしっかりと留めているので、1日中タイトなスタイルをキープ。

後ろから見ると…

\使用アイテム/

右/「シアバターとボタニカルエキスで乾燥ダメージをケアしながら髪をまとめてくれます」ナプラ N.スタイリングセラム

価格容量
¥1,980(税込) 94g

左/「適度な重さで髪の広がりを抑えてくれるオイル。きれいなツヤも出ます」
ナプラ N.ポリッシュオイル

価格容量
¥3,740(税込) 150ml

【2】膨らみを抑えるターバンアレンジ

tricca Daikanyama トップスタイリスト 

小走祥菜さん

髪質:クセが強く、ボリュームが出やすい
髪の長さ:あご下くらいのボブ
ヘアカラー:ナシ
パーマ:ナシ
髪コンプレックス:クセが強めでボリュームが出やすい

\How to/

STEP1:髪の表面だけ軽く巻いてラフな印象に
「スカーフを巻くときは、コテで軽く動きをつけるとラフな仕上がりに。ボリュームを出しすぎないように、巻くのは髪の表面のみ。巻き始めに段差がつかないように、毛束をねじってから巻いていきます。髪がボブで短めだから、コテは巻きが細めな26mmを使用。スカーフで根元の髪は見えなくなるので、ハチの下あたりまで巻けばOKです」(小走さん/以下「」内同)

「巻いたコテを外すときは、コテを縦方向に抜きます。これでゆるっとラフなカールに」

STEP2:オイルをもみ込んでツヤを出す
「膨らみを抑えながらツヤを与えたいので、オイルをなじませます。髪を握るようにもみ込むと、カールが取れません」

STEP3:もみあげを残してサイドの髪を耳にかける
「スカーフを巻いたときに、もみあげが見えるとラフ感が出るので、先にもみあげを出しておきます」

STEP4:スカーフを襟足に入れてトップで結ぶ
「スカーフを襟足に引っ掛けて、前髪の生え際でひとつ結びに。スカーフの素材にハリがある場合は、肩結びにして固定させて。ここでは長細いスカーフを使っていますが、正方形のものを三角に折ってから長細くなるように巻いて使っても」

「スカーフの先を、襟足近くに入れ込めば完成です」

完成!
スカーフのおかげで、サイドのボリュームがすっきりしつつ、こなれたスタイルに!表面のゆるいカールが休日のリラックス感を後押し。


【3】ツイスト前髪でボリュームダウン

STEP1:前髪~髪全体にバームをなじませる
「手のひら全体にバームをのばしたら、手ぐしで前髪をとかしながらバームをなじませます。前髪の内側からもなじませると、全体にまんべんなくバームがついて、崩れにくさがUP」(小走さん/以下「」内同)

「前髪以外は、髪をもみこむようにバームをなじませていくと、均等につけられます」

STEP2:こめかみの産毛を取り出す
「前髪を左右に分けたら、こめかみの産毛を出しておきます。根元からきっちりと上げてしまうと少し古い感じになってしまうので、ルーズ感を演出します」

STEP3:前髪を後ろへ引っ張りながらツイストを
「左右に分けた前髪の片側からツイストしていきます。前髪の根元近くからツイストし始めると幼い印象になるので、スタート地点が頭頂部くらいになるように、毛束を後ろへ引っ張りながら行います。これが大人っぽく仕上げるコツ!」

STEP4:毛流れと逆方向にヘアピンをさす
「ツイストした毛束と逆方向から、一番外側の髪をピンですくい取り、そのまま髪の内側へピンを押し込みます。これで、しっかりと前髪が固定します。反対側の前髪も同様にツイストしたら完成です」

完成!
程よいウェット感とルーズ感が今っぽい! サイドの髪を耳にかけないのも、大人らしさをキープするコツ。


【4】膨らみをピタッと抑えてコンパクトに!タイトなひとまとめ

STEP1:ヘアトリートメントを2種類混ぜてまんべんなくなじませる
「髪の膨らみを抑えるために、ヘアオイルとセラムを1:1で混ぜ合わせたトリートメントをたっぷりとなじませます。髪をかき分けるようになじませ、内側までまんべんなく塗布。トリートメントを2種類を使うことで、乾燥ダメージをケアしながらしっとりツヤツヤに」(MIYOさん/以下「」内同)

STEP2:前髪をセンターで分けてからブラシでタイトに
「前髪をセンターできっちり分けると、タイトな印象がUPして小顔効果も。ブラシを頭皮になでつけるように髪をとかし、反対の手で毛束をぎゅっとつかみながらひとまとめにします」

STEP3:ヘアゴムの最後を上からかぶせるように留める
「STEP2でまとめた髪を、ヘアゴムでお団子にします。コンパクト感を出すために、結び目の高さは襟足ギリギリぐらいがベスト。ヘアゴムの最後を毛束の上からかぶせて、毛先が下向きになるように輪を作って留めます」

完成!
すっきりとしたセンターラインとツヤツヤのストレートが、“いい女”を印象づける仕上がりに。このツヤタイトなら、1日中髪が膨らむ心配もナシ。

横から見ると…
毛先を結び目の下に持ってきたことで、よりコンパクトな印象に。低い位置でまとめているから、美しいストレートヘアとツヤが引き立っている。

\使用アイテム/

右/「シアバターとボタニカルエキスで乾燥ダメージをケアしながら髪をしっとりとまとめてくれます」
ナナプラ N.スタイリングセラム

価格容量
¥1,980(税込) 94g

左/「適度な重さで髪の広がりを抑えてくれるオイル。きれいなツヤ髪に」
ナプラ N.ポリッシュオイル

価格容量
¥3,740(税込) 150ml

【5】ボリュームダウンが叶う軽やかツイストハーフアップ

tricca ginza ネイリスト

旭 美香さん

髪質:柔らかい。襟足の毛量が多いストレートヘア
髪の長さ:肩にかかるセミロング。
ヘアカラー:ブリーチのハイライトが入った明るめのカラー
パーマ:ナシ
髪コンプレックス:ブリーチによるダメージで髪が乾燥して広がりやすい。

\How to/

STEP1:軽やかさを出すために毛先から中間まで巻く
「ハーフアップしたあとの毛先に動きを出して軽やかにしたいので、毛先から中間までをカールが大きめにつく32mmのコテで巻きます。巻き方は、内巻きと外巻きをランダムに。ランダムに巻いていくことで、エアリー感が出ます」(旭さん/以下「」内同)

STEP2:ツイストする髪をねじって膨らみを防止!
「ハーフアップする髪を左右に分けてツイストすると、ただねじるよりも頭がキュッとコンパクトに。トップから耳上の髪を取って上下に二等分し、上の髪は外巻きに、下の髪は内巻きにねじってからツイストします」

「ねじった毛束を、後頭部に向かってツイストしていきます。毛先近くまでねじったら、クリップなどで留めておき、反対側も同様に上下に分けてからツイストします」

STEP3:両サイドのツイストを結んでくるりんぱに
「ツイストした両サイドの毛束を後頭部に持ってきて、ヘアゴムでひとつに結びます。それからくるりんぱを。これで膨らみやすい襟足部分を自然に押さえられます」

STEP4:後頭部とツイストをほぐしてルーズに
「軽やかに見えるために、ツイストした髪と後頭部の髪を少しずつつまみ出していけば完成です」

完成!
ツイストしたことでハチの張りが目立たなくなったのと、ハーフアップで髪のボリュームも自然と抑えられて、すっきりとした印象に。ランダムに巻いた毛先も軽やかで好バランス。


髪のボリュームを抑える「ミディアム」のヘアアレンジ【4選】

【1】ボリュームを抑えて小顔効果を狙うハーフアップ

ヘアサロンtricca銀座店 アシスタント

高桑えむさん

髪質:硬くて太めのしっかりとした髪質。毛量は多め。
髪の長さ:鎖骨に届く長さのボブ。前髪は目の下くらい。
ヘアカラー:ブリーチ
パーマ:ナシ
髪コンプレックス: 多毛かつ硬くて太い髪質でハリもあり、髪が膨らみやすい。

\How to/

STEP1:耳より1cm上から髪を取る
「耳上からサイドの髪をまとめるとフェースラインが強調されてしまうので、耳より1cm分の髪を残してハーフアップにします」(高桑さん/「」内以下同)

STEP2:ヘアゴムで結んでおだんごに
「STEP1で取った髪をヘアゴムで結びます。最後の毛束はヘアゴムを通し切らずに、おだんごに。毛先が下に向くようにして、後ろの髪となじませます」

STEP3:トップの髪をつまみ出してラフに
「片手でSTEP2の結び目を押さえながら、もう片方の手でトップの髪を少しずつ引き出してラフに崩します」

STEP4:前髪の中央のみ後ろで留める
「前髪が目の下くらいの長さで邪魔になるので、中央部分の毛束のみ後ろに持っていきます」

「結び目の上で、前髪を留めるようにクリップピンを挟みます。もうひとつのクリップピンは飾りとして、結び目の横の位置に。ふたつのクリップピンの向きが揃わないようにするのが、後ろから見たときにこなれた感を出すコツです」

STEP5:顔まわりの髪を外巻き&縦巻きで動きを出す
「前髪は外巻きにすると、伸びかけでもうっとおしさが半減します」

「サイドに残した髪は縦巻きにして、顔まわりにふんわりと柔らかな動きをつけます」

完成!
ハーフアップにすることで、ハチの膨らみが気にならず軽やか。顔まわりのゆるやかなウェーブのおかげで、余裕を感じるラフでおしゃれな仕上がりに。

ふたつのクリップピンがアクセントになって、後ろから見てもハーフアップが華やか。


【2】広がりを抑えるスカーフアレンジ

\How to/

  1. 毛先を中心にオイルをなじませたら、根元から膨らみを抑えるようにサイド下で結ぶ。
  2. スカーフをハチ周りに巻きつけて前で交差し、さらに結び目に巻きつける。

Point

・ 後頭部のふっくら感は残す
・ 結び目にもスカーフを巻きつける
・スカーフでハチ周りを抑える
・顔周りもあえてスッキリと!
・毛先のパサつきはオイルで解消!


【3】おしゃれタイトシニヨン

Point

・髪質的にゆるっとニュアンスが出しにくく、ただのボサボサに見えたり、作ったお団子が大きくなりすぎたりするのがこのタイプ。
・ならば、無理せずトレンドのタイトシニヨンにしてモードに振るのが正解。
・ねじってまとめたお団子をさらにぎゅっとひねることでなるべく小さいお団子を作ることがしゃれ見えのコツです。


\How to/

襟足でひとつ結びにした毛束を2束に分けてねじり合わせてから結び目に巻きつけてお団子に。さらに、巻きつけたのと同方向に2回ひねってピンで固定すると、多毛でも極小のお団子に。

毛先まで髪全体にソフトワックスをしっかりつけてからスタイリングをスタート。その状態で、トップとサイドはコームでとかしなでつけて、キレイなタイト感とツヤを出すと◎。

タイトシニヨンといっても顔周りの毛のニュアンスは必要。前髪はワックスで毛束をばらしてシースルーバングに、後れ毛も散らして。


【4】ハーフくるりんぱまとめ

Point

・全部の髪を束ねてくるりんぱを作ろうとすると、髪が多すぎてくるんとしにくかったり、ハリのある髪がピンピンはねてキレイにできない、という人が多い硬い髪タイプ。
・くるりんぱを作るときの髪量を半分にして、その後残りの髪を束ねるようにすれば、悩みは一気に解決します。
・あらかじめソフトワックスをもみ込んで髪に柔らかさを足すのもマスト。


\How to/

耳の高さでハーフUPに束ねて、その毛束をくるりんぱ。サイドのねじれた部分を引き出しニュアンスをつけた後、残りの髪を合わせひとつ結びにするとスマートにまとまります。

あらかじめソフトワックスを全体によくもみ込んでから手ぐしでまとめると、アイロンで巻かなくても柔らかなほぐれニュアンスが。

後れ毛は多めに。ソフトワックスをたっぷりめにつけて、束感を出しながらウエット質感に仕上げると、さらにしなやかなムードに。


髪のボリュームを抑える「ロング」のヘアアレンジ【4選】

【1】膨らみをスカーフでカバー!ポニーテールアレンジ

ヘアサロンchobbi アシスタントスタイリスト

Tomokoさん

髪質:太くてしっかりとした髪質で、量も多い。
髪の長さ:鎖骨下のセミロング。前髪は眉下の長さ。
ヘアカラー:ナシ
パーマ:前髪のみ、細かいパーマがかかっている。
髪コンプレックス:毛量が多く、ハチが張っている。

\How to/

STEP1:バームを撫でつけて膨らみを押さえる
「手のひらにバームを広げ、髪の膨らみを押さえ込むように撫でつけていきます。トップとサイドの表面になじませたら、前髪をくしゃっと握りながらバームをつけて、ウェーブ感を出しておきます」(Tomokoさん/以下「」内同)

STEP2:低めの位置でポニーテールに
「髪をひとつにまとめて、ヘアゴムでポニーテールにします。結ぶ位置は、襟足近くに低め。後でスカーフを結んだ時にフィット感がいい位置です」

STEP3:トップの髪を覆う幅のスカーフをつけていく
「正方形のスカーフをトップ全体が隠れる幅に折ってから頭にのせます。スカーフの幅を太めにすることで、ハチの膨らみがしっかり押さえられます」

「スカーフをトップからポニーテールにしたヘアゴムの下に持っていき、ヘアゴムを隠すようにひとつ結びします」

完成!
トップの髪をすべてスカーフで押さえているから、膨らみが気にならない!
パーマのウェーブを生かした前髪は、スカーフで押さえたスタイルに軽さをプラス。

後ろから見ると…
スカーフはひとつ結びにすることで、ポニーテールの髪となじんで華やかな雰囲気に。


【2】おしゃれにボリュームを抑えるスカーフターバン・シニヨン

\How to/

  1. ヘアミルクを全体になじませる。
  2. 前髪をセンターパートに分ける。
  3. 襟足でひとつ結びにし、後頭部の毛束を引き出して形を整える。
  4. 毛先をみつ編みしてぐるりと巻き、ラフなシニヨンに。
  5. スカーフを斜めにふたつ折りして三角にしてから細長く畳む。
  6. 襟足からぐるっとスカーフを巻き、トップでねじり折り返し襟足で結ぶ。

SIDE

BACK


【3】ヘアピン複数使いアレンジ

STELLAR HOLLYWOOD PR

立花朋実さん

髪質:普通
髪の長さ:バスト上のロング。
ヘアカラー:ローライトが入ったダークブラウン
パーマ:ナシ
髪コンプレックス:髪が広がりやすく、毛量は普通でも多く見えやすいのが悩み。小顔効果を狙って前髪はアリ派。

STEP1:髪をサイドに流して重めのオイルをつける
「ダウンスタイルのときは、髪を片側にまとめて下すと夏でも暑苦しく見えません。髪をサイドに流してからオイルを塗布するとつけやすい上、ヘアスタイルも整えやすくなります。オイルを手のひらに広げ、毛先から髪全体へ。手ぐしで髪をとかすようにすれば、髪の内側までまんべんなくつけらます」(立花さん/以下「」内同)

STEP2:前髪を斜めにしてすっきり感をUP
「後ろの髪と同様に、前髪も斜めに流すとすっきりとした印象になります。STEP1で手のひらに残ったオイルをなじませながら、斜めにします」

STEP3:こめかみの上下にヘアピンをさしていく
「ヘアピンを2本使って、片側のサイドの髪を押さえます。ひとつめのヘアピンは、こめかみの上に留めて、飛び出てくる短い前髪も一緒に留めます。もうひとつのヘアピンは、ひとつめのやや下あたりに。耳の付け根の上ではなく、こめかみの下くらいの位置だとバランスが良く、今っぽくなると思います」

完成!
重めのオイルのおかげで、しっとりツヤ髪に。片側がすっきりしているから、ロングヘアのダウンスタイルでも涼しげ。今っぽいヘアピン使いも、パールつきだから大人っぽく上品なスタイルが完成!

サイドから見ると…


【4】スカーフを巻きつけたタイトなひとつ結び

ヘア&メイク 

サカノマリエさん

\How to/

STEP1:センター分けにしてから髪表面を撫でつけるようにブラッシング
「すっきりと見えるように、髪の分け目をセンターできっちりと分けます。そのあと、髪の表面を撫でつけるようにブラッシングして、タイトな印象にします」(サカノさん/以下「」内同)

「サイドの髪もトップと同じように撫でつけるようにブラッシングを。ブラッシングしたところを反対の手のひらで抑えると、髪の広がりが落ち着きます」

STEP2:ヘアゴムで結ぶ前にもみあげを出す
「後ろの髪をひとつにまとめたら、ヘアゴムで結ぶ前にもみあげを少しだけ引き出しておきます。ひとつ結びに女らしいエッセンスが加わります」

STEP3:襟足ギリギリの低い位置で髪を結ぶ
「ヘアゴムで髪をひとまとめに。襟足ギリギリの低い位置で結ぶと、髪のボリュームが抑えられます」

STEP4:ヘアゴムの上からスカーフを巻きつけていく
「STEP3で結んだヘアゴムの上に、スカーフを巻き、毛束の途中まで巻きつけていきます」

「巻きつけ終えたら、スカーフを毛束の表面で固結びに」

STEP5:もみあげにヘアワックスをつける
「STEP2で引き出したもみあげに、極少量のヘアワックスをつけて動きをつけます」

完成!
タイトにまとまって、すっきりと大人っぽい。正面からでも見えるスカーフの先がアクセントになって、シンプルなヘアアレンジがおしゃれに。

後ろから見ると…
スカーフのおかげで毛束のボリュームが抑えられて、後ろ姿もすっきり。 黒ベースのスカーフなら、スカーフ初心者でも取り入れやすい。


※一部サロン専売品が含まれます。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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