前髪のぺたんこ問題…スタイリングを長持ちさせるには?【髪のプロが指南!ヘアのお悩み一問一答vol.7】
Q.前髪を巻いてもすぐにぺたんと潰れてしまう…どうしたら持ちが良くなる?
お悩みアンケートで目立ったのが、前髪のぺたんこ問題。“コテで巻いても、時間が経つとぺたんこになる”“スタイリングした意味がないほどすぐに前髪が潰れる”という声が多く届きました。前髪のスタイリングを長時間キープさせるコツとは? 髪のプロに教えてもらいました。
A.コテで巻いた後は、熱が冷めるまでそのまま形をキープして!
「前髪のスタイリングが崩れやすいのは、風や湿気のせい。スタイリングするときに髪の形固定させてあげる必要があります。でも、バリバリに固めてしまうのは今っぽくないですよね。コツは、コテで巻く前にスタイルキープのスプレーを仕込み、コテで巻いたら熱が冷めるまで形をキープすること。この2点で持ちが格段にUPしますよ」(ヘアサロンtricca代表・毛利俊英さん)
“ぺたんこ”を防ぐ前髪スタイリングのコツHow to
【STEP1】前髪にカールキープ力のあるスプレーをする
「乾いた前髪に、カールキープ力のあるヘアスプレーをします。前髪が濡れているとカールの持ちが悪くなるので、ドライヤーで乾かしてからスプレーを。スプレーは、ドラッグストアなどに売っているものでOK。ハードスプレーではなく、スタイルキープと謳っているものを選んで」(毛利さん)
【STEP2】コームでとかしてスタイリング剤をまんべんなくつける
「【SREP1】でスプレーしたスタイリング剤が髪の内側までまんべんなくつくように、コームで前髪をとかします。このひと手前でカールキープ力に差がつきますよ」(毛利さん)
【STEP3】少しきつめにコテで巻く
「なるべく長持ちさせるには、しっかりめに巻くのがコツ。強めにカールをつけると、前髪が潰れてしまうまでの時間が稼げます」(毛利さん)
【STEP4】コテを外した状態で熱が冷めるのを待つ
「コテの熱で髪が温かいうちに触れると、崩れのスピードが早まってしまいます。前髪の毛先を手のひらで支えるようにして、熱が冷めるのを待って」(毛利さん)
【完成】
「毛先を左右に散らして完成。髪の根元に触れると崩れやすくなるので、毛先だけ触れるようにしてください」(毛利さん)
撮影/島村 緑 構成/越後有希子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
代官山、銀座、葉山に店舗があるヘアサロンtriccaの代表。数々のヘアコンテストで入賞経験のあるスペシャリスト。ヘアケア剤の商品開発アドバイザーとしても活躍。毛利さんがいるサロンはこちら。http://www.tricca-m2b.com