「後ろ髪」のほうがよくみられてる?どの角度からも美しい【25の髪型】

美しいカールやきゅっとくびれたシルエットなど髪は後ろもとても大事! 『美的.com』の連載でも好評だった後ろ姿も美しいヘアスタイルをご紹介します。
後ろ髪も意識して「全方位美人」を目指そう!


美容家
神崎 恵さん
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「女性って髪型が決まった日は『あ、私、今日キレイかも!」って気分が上がりますよね? だからこそ、スタイリングには手間暇がかかる私ですが、手を抜くことはありません。どんな髪型でも私が常に心掛けているのは『どの角度から見ても美しいこと』。女性って別の女性の後ろ姿まで、必ずチェックしませんか? だから、特に後ろ髪は毛先まで気を遣っています。それから洋服とメークと髪型は切っても切り離せないもの。髪型も毎日同じではなく、洋服やメークに合わせて変えた方が絶対的におしゃれ。日頃から鏡の前でベストなバランスを研究しましょう!」
美しく仕上げる後ろ髪の【巻き方3つ】
【巻き方1】上品で華やかなカール
Point
全体に外巻き(リバース巻き)にすることで歩いて風を受けたときにふわっと後ろになびいてくれます。これだけだといつもとあまり変わりませんが、今回はさらに毛先だけ外ハネに。そうすることで、立ったり座ったりしたときの上下の動きに対してもハネるように髪が動いてくれるので、少しの動作で髪に動きが出てとっても華やかな印象になりますよ。
【はじめに…外ハネと外巻きの違い】
・外巻きは縦のコテに対して<斜め>に髪を挟む縦巻きで作ります。
・外ハネは横にしたコテに対して<垂直>に髪を挟むひら巻きで作ります。
\How to/
(1)まず全ての毛先を外ハネに。
このように外ハネに。
(2)少量ずつ毛束を取って、耳上から毛先の手前まで全ての髪を外巻きにする。毛先のハネてる部分は巻きません。
毛先に外ハネがあることでボリュームのある仕上がりになるので、外巻きせずにハネとして残す。
全体を同じように。毛先を残して外巻きに。
(3)前髪は後ろに向かって巻き、外ハネにする。
(4)全体の毛先にスプレーをして終了。耳の上の毛にスプレーをかけると、整髪料の重たさでトップがつぶれやすくなるので注意。
【巻き方2】波ウェーブ
- 32mmのアイロンで耳前の髪は毛先から外ハネ→内巻き→外ハネと波ウェーブを3カール。
- 耳より後ろの髪は内巻き→外ハネ→内巻きとつくり、毛先のカールに“ズレ”が生まれることで立体的なスタイルに。
- 顔まわりはリバースに流れる毛束をつくる。


担当サロン:AFLOAT D’L (アフロート ディル) 井上晃輔さん
【巻き方3】ボリューム感のあるラフウエーブ
- 32mmのアイロンで、全体の毛先を内巻きワンカール。
- 次に耳より後ろの後頭部表面の毛束を持ち上げ、高い位置で毛先から中間まで内巻きに。
- さらに耳より前の毛束を縦にふたつ分け、内巻きにした毛先より上の部分を巻く。
- 顔周りになる手前の毛束は外巻き1回転、奥の毛束は内巻き1回転に。
- 全体のカールに手ぐしを通しバサバサとくずすと、今っぽい程よいボリューム感のラフウエーブに。


担当サロン:AFLOAT WORLD(アフロート ワールド) 秋山那代さん
ハネやすい短めヘアはアイロンでセット【スタイリング2つ】
【スタイリング1】下側の髪をワンカール


メイクアップアーティスト
レイナさん
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\巻き方/
(1)表面の髪をクリップで固定する
・髪が多くて巻きにくい場合は、スタイリングする際、髪をブロッキング。
・表面の髪をすくってクリップで留める。
(2)下側の髪をヘアアイロンでワンカール
・手ぐしで毛先をとり、ヘアアイロンで内巻きにワンカールする。
「私は29mmのヘアアイロンを使用。短い髪でもちょうどよい自然なカールがつきます」(レイナさん/以下「」内同)
(3)表面の髪もアイロンでカール
・クリップを外して、表面の髪も内巻きにカールする。
・レイナさんいわく、下側の毛より少しだけ強めにカールするのがコツ。
「表面と内側、2段階でカールを入れることで髪が空気を含むので、最後の仕上げでふんわりと自然な丸みが生まれます」
(4)前髪もアイロンで立ち上げる
・前髪全体を外巻きにして、根元を立ち上げる。
(5)ワックスを手にとる
・固めのワックスなので、使う量はほんの少しでOK。
「これくらいの量のワックスを手でしっかり伸ばしてから髪全体にうす~くつけると、重くならずに動きはしっかり出てアレンジしやすいんです」
(6)下から上に向かって大胆に手ぐしでワックスをつける
・手のひらのワックスを髪の下から上へ向けて“ワシャ~ッ”となじませる。
・とくに後頭部はしっかりとボリュームを出したいので、逆毛を立てるくらいのつもりで大胆に!
(7)全体を手ぐしで整えて完成!
・トップと後頭部にしっかりとボリュームが出て、毛先はふんわりと内巻きに。
・きっちりとフォルムを作ることでスタイリッシュな雰囲気になり、華やかさも断然アップ!
耳を出すとまた違った雰囲気に。
「ヘアアイロン+ワックス仕上げで毛先に動きがつけやすく、フェミニンにもカジュアルにもアレンジ自在。簡単なのでぜひ試してみてください!」
\使用アイテム/
資生堂プロフェッショナル ステージワークス トゥルーエフェクター(マット)(写真はレイナさん私物)
スーパーマットな質感とハードなスタイリング力を誇るヘアワックス。
価格 | 容量 |
---|---|
¥1,500 | 80g |
【スタイリング2】大きく内巻きに
Point
「髪が短くて巻きにくい人は、マジックカーラーとストレートアイロンを使うのがいいかも。“ふんわり”と“まっすぐ”が難なく作れるので、うねる人はぜひ試してみて」(津村さん)\巻き方/
(1)前髪~トップをマジックカーラーで巻く
・大きめのマジックカーラーで、前髪を後ろ向きに巻く。
・その後ろの毛束も同様に巻いて。
・さらに、ハチ上の髪を分けて、クリップで留めておく。
(2)毛束を横に引き出して
・耳上の毛束を取り、根元をストレートアイロンで挟んで横向きに引っ張る。
・下向きに引っ張るとペタンとなり、上向きに引っ張ると広がるので注意!
(3)大きく内巻き
・中間まで来たら、手首を大きくカーブさせるように返して内巻きに。
・両耳の上、両耳の後ろ、真後ろの5つを目安に毛束を分けて巻くとちょうどいい。
(4)シアバターを手にとる
・すべて巻き終わったらマジックカーラーを外す。
・シアバターをほんの少し指先にとって、手のひらから指の間にまで薄く広げておく。
(5)シアバターを髪になじませて整える
・前髪をかきあげるようにしながら、手に広げたシアバターをなじませる。
・その後、手グシを通しながらフォルムを整え、毛先を軽くつまんで束感を。
完成。
後ろ姿美人の「ショート~ボブ」【髪型5選】
【1】360度可愛い丸みショート
【how to“ベース&カラー”】
- センターパートに分けサイドの長さを鼻くらいに設定し、サイドグラデーションでカット。
- 襟足の長さは後頭部の丸みを強調するために短めに。襟足もグラデーションで切り、表面に少しだけレイヤーを入れる。
- カラーは11レベルのフォギーベージュに。寒色寄りのベージュは、赤みやオレンジっぽさを押さえて透明感のある仕上がりが特徴。


【how to“スタイリング”】
- トップはふんわりさせたいので、地肌をこするようにドライヤーの風を当て、襟足はタイトに乾かす。
- 乾いたらストレートアイロンで毛先を流すように内巻きに。ボリュームが出ない方がかっこいいので、毛先のみでOK。
- スタイリング剤は、オイルを毛先に塗布したら指で後ろに流しながらおさえる。耳にかけるとパラっと前髪が落ちることで顔型補正をしつつ、ひし形の美シルエットに。
担当サロン:lora.garden(ロラ ドットガーデン) 英太さん
【2】重軽バランスがポイントの長めショート
【how to“ベース&カラー”】
- 全体を重めのグラデーションでカット。えり足もグラデーションでカットし、量感調整をしっかりすることでメリハリをつけながら今っぽい軽さを表現。サイドはあごラインにして、顔型をカバー。
- 前髪はやや長めで、乾いた時に目にかからないラインで重めに仕上げる。
- カラーは、10レベルのブルーアッシュに。髪の赤みを抑えこれぞアッシュ!という透け感が魅力。


【how to“スタイリング”】
- ドライ後、ストレートアイロンで髪を床に平行に引き出しナチュラルなカールづけを。毛先だけでもOKですが、中間からさらっと通すとツヤ感がでるので一手間加えて。
- スタイリング剤は、オイル&ミルクをミックスさせてセミウェットな質感にすることで、今っぽいツヤ感をもたらす。全体的に揉み込んで手ぐしで整え、手に残っているものを前髪に塗布。前髪はシースルーな束感をつくるのが可愛さのポイント。
担当サロン:MINX 原宿店(ミンクス ハラジュクテン) 福田一生さん
【3】襟足がキレイにまとまる王道ボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 全体をアゴラインのショートボブでカットする。首にそわせるようにバックにグラデーションを入れることで、軽さを表現しながらまとまりのよさもアップ。
- 前髪はややワイドに設定し、目の上ギリギリの長さにする。少しラウンドさせてサイドバング風に仕上げる。
【how to“スタイリング”】
- ストレートアイロンで全体に自然な丸みをつける。前髪は1回で巻かずに3パネルに分けると立体感のあるスタイルに。
- 少量のオイルかバームを根元から手ぐしでしっかり揉み込むように塗布してから、櫛(コーム)で整える。セミウェットな質感にするとおしゃれ感もUP。
担当サロン:Violet横浜店(バイオレット ヨコハマテン) 山菅栄一さん
【4】平巻きパーマで作るゆるふわシルエット
【how to“ベース&カラー”】
- あごラインのグラデーションボブベース。
- 前髪を鼻ラインでカットし自然にサイドに繋げる。ひし形に見えるよう、耳下の毛束にはグラデーションカット、表面にはレイヤーを入れる。毛先は重たくなりすぎないよう毛量調整を。
- カラーは10トーンのウォームベージュ。黄みを押さえた赤み系ベージュで、ハイトーンでもキツくならず柔らかな印象に。ツヤ、があり肌に透明感を与えるカラー。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- ダメージが少なく柔らかなカールに仕上がる低音デジタルパーマを使用。全体の毛束を、襟足、中間、表面と3段に分け、それぞれ20mm、22mm、24mmのロッドで1回転半巻く。
- スタイリングは全体をぬらし、襟足からトップに向かい根元を立ち上げるように乾かして。さらに毛先を持ち上げ、指に巻きつけながら温風をあてカールを復活させる。
- パサつきを抑えてツヤをだすシアバターのスタイリング剤を毛先中心にもみ込み、カールをほぐしながらふわっと整えれば完成。
担当サロン:Ramie GINZA(ラミエ ギンザ) 加藤貴大さん
【5】控え目ワンカールのフェミニンロブ
【how to“ベース&カラー”】
- 肩につくくらいの長さでワンレングスにカット。重さを残しながら表面にレイヤーを入れて動きをプラスする。
- 前髪は巻いた時に目にかからない長さでカットし、シースルーでもあえて“ぱっつん”とラインを出して目元を強調。
- カラーは赤みを打ち消すブルージュに。抜け感や透明感が欲しい人におすすめの色味。
【how to“スタイリング”】
- ドライ後、32mmのアイロンで全体を内巻きにワンカール、レイヤーに合わせて巻く。
- スタイリング剤はツヤ感があり、ややセット力のあるスプレーオイルがおすすめ。表面にしっかりツヤが出て、束感や動きをつくれるのでおしゃれなスタイルに。
担当サロン:LONESS ginza(ローネス ギンザ) 目澤沙友里さん
後ろ姿美人の「ミディアム」【髪型5選】
【1】くびれがポイントの今どきヘア
【how to“ベース&カラー”】
- 全体を鎖骨の長さで前上がりにカットし、レイヤーを入れる。肩に当たってハネるようにカットするのがおしゃれ感のポイント。
- 前髪は目にかかるギリギリの長さで薄めにカットして韓流風に。
- 。カラーは12レベルのシルキーベージュをチョイス。ベージュの中でも柔らかさを重視した色味で、くすみがなくナチュラルさが魅力。
【how to“スタイリング”】
- ドライ後、32mmのアイロンで頭のハチより下を外ハネにワンカール、頭のハチより上は内巻きにワンカール巻くだけのお手軽スタイリング。
- 今っぽいセミウェットな質感にするため、スタイリング剤はバーム系かオイル系がおすすめ。毛先→中間から根元→前髪と塗布して、全体の質感を揃えればおしゃれ度もUP。
担当サロン:AFLOAT RUVUA (アフロート ルヴァ) 高橋京佳さん
【2】エアリーな外ハネミディ
【how to“ベース&カラー”】
- ベースの長さを肩上くらいに設定し、やや前上がりでカット。表面にグラレイヤーを入れ、やや重めに。
- 前髪はおろし流しができる目と眉の間くらいでシースルーにカット。
- カラーは赤みを抑えまろやかなプラチナシナモンベージュをチョイス。ツヤ感があってどんな肌色とも相性抜群のマルチカラー。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマならデジタルパーマがおすすめ。20~23mmくらいのロッドで内巻きにワンカール。ゆるいカール感にすることで、ツヤ感と柔らかさの両方をゲットできる。ドライ前にツヤが出るベース剤を塗布。乾いたらシアバターを揉み込み外ハネに。最後に残ったスタイリング剤を前髪の毛先に付ける。
- アイロン仕上げなら、ストレートアイロンで。ポイントは毛束を挟んだら猫の手のように“ニャン”とすること。自然な手首の動きで柔らかく軽い仕上がりを実現。ソフト系のクリームをわしゃわしゃっと塗布したら完成。
担当サロン:MINX 銀座店 鈴木貴徳さん
【3】上品で華やかなミディアムレイヤー
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨の長さでベースをワンレングスでカット。前上がりのレイヤーを入れ、ボボリュームと動きが出しやすいスタイルに。
- 前髪はエレガントさを感じさせるおろし流しができる長さで薄めにカットする。
- カラーは8レベルのベージュブラウンに。黄色ベースのベージュ系カラーで、ふんわり明るく、華やかで柔らかさのある印象を与えてくれる。


【how to“スタイリング”】
- スタイリングのコツは、スバリ巻き過ぎないこと!32mmのアイロンで外ハネにしますが、髪を中間から挟みスライドさせながらカールづけをする程度でOK。
- スタイリング剤はさらっとしたツヤ感で今どきの質感をメイクするオイルミルクをチョイス。しっかり手の平に伸ばしてから、毛先を中心にアイロンで作った外ハネを崩さないように塗布。手ぐしで外に返すように、スタイリング剤をなじませると◎。
担当サロン:Sui(スイ) 深瀬介志さん
【4】美髪が際立つサラつやストレートミディ
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨下5センチの長さでベースをカット。毛先に厚みが残る程度のレイヤーを入れる。
- 前髪は目にかかるギリギリの長さで、幅を狭めにすることで薄めバングにし、トレンドを取り入れる。
- カラーは7レベルのベージュブラウンに。黄色ベースのブラウンで、明度が高く透け感や柔らかい雰囲気の色味。


【how to“スタイリング”】
- 根元が立ち上がるようにドライしたら、ストレートアイロンでナチュラルな内巻きに仕上げる。
- 前髪はアイロン無しでOKですが、癖が気になる人はアイロンでストレートに。分け目をずらすことで、自然な立ち上がりが生まれボリューム感をアップしてくれる。
- 最後に、トリートメント効果のあるスタイリングミルクを毛先中心に塗布。中間に向かって馴染ませたら、毛先をセミウェットな質感にしつつ束感を作る。全体のドライな質感とのコンビネーションが、おしゃれ上級者に。
担当サロン:Sui(スイ) 深瀬介志さん
【5】後ろ姿からキレイが伝わるミディアムヘア
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨下くらいの長さで、前上がりでベースをカット。レイヤーも前上がりに入れて、動きが出るようにする。毛先が先細りなるように毛量調整。
- 前髪は巻いた時に目にかからない長さに設定して、骨格に合わせて量感を調整する。
- カラーは、8レベルのヌーディベージュをセレクト。きれい系なイメージを与える寒色ではあるものの、透明感やつや感重視の色味に。
【how to“スタイリング”】
- 朝スタイリングをする場合(髪が乾いている場合)、前髪と根元を軽く濡らしてから、癖を直しながら乾かす。
- 乾いたら32mmのアイロンを使い、毛先を外ハネに。その次にハチ上をフォワード&リバースのミックス巻きにする。
- 最後に、パサつきを押さえるヘアオイルとセラムを混ぜてから、中間~毛先に馴染ませたら大人かわいいスタイルの完成。
担当サロン:AFLOAT RUVUA (アフロート ルヴァ) 田中夏美さん
後ろ姿美人の「ロング」【髪型3選】
【1】程よいカールのモテ髪ヘア
【how to“ベース&カラー”】
- 胸上の長さでワンレングスにカット。ローレイヤーを入れてベースの重さを残す。
- 前髪は目が隠れるくらいの長さにカットする。長めのシースルーにも、かき上にもできるのでその日によって雰囲気を変えることが可能。
- カラーは上品なツヤ感を引き出すラテグレージュに。グレージュ+濃いめのブラウンに少しだけピンクを足すことでキレイな髪色へ。


【how to“スタイリング”】
- ドライ後、32mmのアイロンでベースを内巻きにワンカール。左右の顔まわりをリバースに巻いて抜け感のある仕上がりに。ツヤを出すコツは、中間からゆっくりアイロンの熱を当てること。
- 最後に程よい束感をつくるクリームを内側からつける。もみあげやえり足は忘れやすいので意識して。手に残ったものを髪の表面、前髪に塗布。ふわっとした質感に整えたら完成。
担当サロン:LONESS omotesando(ローネス オモテサンドウ) 樋山俊平さん
【2】うるサラ艶やかロング
【how to“ベース&カラー”】
- 胸ラインくらいのワンレングスベースでカットし、ローレイヤーを入れる。レイヤーは、顔まわりにニュアンスをプラスする程度で、量感は梳き過ぎずに重めで整えるくらいの方が、髪の面をキレイに見せることができる。
- 髪はあご下7cmくらいの長めにカット。センターでカットすることで、センターパートでも、左右どちらかに分けてもOK。オールマイティに対応できる。
- カラーは、8レベルのアッシュベージュ。軽さのある色味なので8レベルでも重たく見えず、透明感を感じさせてくれる。
【how to“スタイリング”】
- 根元をふんわり立ち上げるため、頭皮を軽くこするようにドライヤーで乾かす。
- 乾いたらストレートアイロンを使って、ごくナチュラルな内巻きにする。よりキレイに仕上げたいなら、アイロン前にブラッシングを!
- 最後に、保湿力のあるトリートメントオイルを毛先になじませてツヤ感アップ。これからの湿気が気になる季節、オイル系のスタイリング剤は心強い味方になってくれる。
担当サロン:Sui(スイ) 深瀬介志さん
【3】ほんのりカールが重なるストレートロング
【how to“ベース&カラー”】
- 胸丈ラインの前上がりレイヤーベース。レイヤーを入れるのは頬ラインから、耳前の毛束のみ。
- 耳後ろやバックの毛束にはレイヤーを入れず重たさを残す。ふわっとした軽やかさが出やすいよう、表面にも軽くレイヤーを。
- カラーは8トーンのリビングコーラル。全体を1色で染めることでツヤ感を強調。暖かみのあるカラーなので上品さや柔らかさを演出する効果もあり。
【how to“スタイリング”】
- 前髪をかき上げながら乾かし最後に根元に温風をしっかり当てると、自然と立ち上がった前髪を作れる。また全体の毛先はロールブラシを使って内巻きにブロー。ブラシを使うことでキューティクルが整いよりツヤが出る。
- 32mmのアイロンを毛束の中間に挟み、毛先まで滑らせ軽く内巻きに。クルンと巻きすぎると古く見えるので注意。シアバターのスタイリング剤を毛先中心に軽くなじませ完成。
担当サロン:Ramie GINZA(ラミエ ギンザ) 加藤貴大さん
思わず振り返る可愛い後ろ髪【アレンジ7選】
【アレンジ1】美フォルム正統派ハーフアップ
\How to/
(1)耳上の髪をまとめて緩く結ぶ
・顔周りの後れ毛を細くひと束残し、耳上の髪をまとめる。
・結んだ後ゴムを少し下げて緩める。
(2)ゴムの上から毛束をくぐらせる
・ゴムの上に穴を作ってくるりんぱ。
・仕上げに毛束を左右にぎゅっと引っ張り、ゴムを押し上げる。
(3)毛束を引き出してくずす
・結び目付近の毛束を細かく引き出してゴムを隠す。
・トップと耳横の毛束も引き出し、ラフな空気感をプラス。
【FRONT】
【BACK】
【SIDE】
【アレンジ2】重ねたくるりんぱが可愛いハーフアップ
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
\How to/
(1)6:4の割合で分け目をとったら、顔まわりの毛束をねじる。
(2)ゴムで結んでハーフアップにする。
(3)毛束を結び目の奥へ入れ込みくるりんぱをし、毛束をしごく。
(4)両側の耳上の毛束を結び目より低い位置でゴムで結び、ハーフアップに。
(5)ふたつの毛束をまとめて、くるりんぱする。
(6)ゴムをバレッタで隠して完成!
【SIDE】
【BACK】
【アレンジ3】3つ編みで作るフェミニンハーフアップ
\How to/
(1)サイドを残しハーフアップ
・前髪と耳周りの髪を残し、ハーフアップにする。
・結んだら、トップや表面の毛束を引き出して。
(2)3つ編みにしてくずす
・残しておいた髪を後ろに向けて3つ編みにする。
・編んだ毛束をつまみ出しながらくずす。
(3)結び目に巻きつける
・くずした3つ編みの束を結び目に巻きつけてピン留め。
・逆サイドの毛束も同様にする。
完成。
【アレンジ4】ふんわりシルエットのくるりんぱヘア
\動画で詳しくやり方をチェック!/
\How to/
(1)
・前髪を上げたら、両端の毛束を少し引き出す。
・ちょこっと前髪を残した方が、正面から見たときにおしゃれっぽく。
(2)
・アップにした前髪をゴムでひとつに結ぶ。
・ゴムを少し下にずらして輪っかを作り、毛先をその中に入れ込む。
(3)
・くるりんぱした毛束をふたつに分ける。
・ゴムを押し上げるような感覚で左右にギュッと引っ張る。
(4)
・結び目に毛束をぐるっと巻きつけゴムを隠し、ピンで固定。
・ピンは外から見えないようになるべく奥に挿し込んで。
(5)
・次は耳上の髪をまとめて2段目のくるりんぱをし、同じくゴムは隠す。
・毛束を適度に引き出してラフさを出して。
(6)
・残った髪をひとまとめにしてくるりんぱする。
・ゴムを内側に入れ込むように毛束を左右にギュ~ッと引っ張れば完成。
完成。
【アレンジ5】くるりんぱポニー
\動画で詳しくアレンジ方法をチェック!/
\How to/
(1)耳を隠しながら後ろでまとめる。下位置でひとつに結ぶ。
(2)結び目の上に穴を開け、毛束を上から入れる。
(3)結び目をキュッとする。
(4)襟足のねじり部分を広げてほぐす。
(5)お好みでくるりんぱした上にコームを挿し込む。
完成!
【Front】
【Back】
【アレンジ6】こなれ感のある後れ毛ポニーテール


東京恵比寿にあるヘアサロン『N.Mist』にてスタイリスト
YU-Uさん
\YU-Uさんのヘアアレンジのコツ/
鉢下を全体的に緩く巻き、後ろの表面には3毛束くらい縦巻きのくるっと立体的なカールをプラス。柔らかい毛流れが出て、こなれ感アップ。
(1)
・片サイドの髪を残し、ざっくりとポニーテールに。
・残しておいた髪は中間をゴムで結び、くるりんぱにする。
・毛先を通す穴を下にずらしながらさらに2回くるりんぱして編んだようなニュアンスに。
(2)(1)の毛束を緩くほぐし、ポニーの結び目に巻きつけてピンで留める。
完成。
【アレンジ7】華やかな三つ編みスタイル
\YU-Uさんのヘアアレンジのコツ/
鉢下を全体的に緩く巻き、後ろの表面には3毛束くらい縦巻きのくるっと立体的なカールをプラス。柔らかい毛流れが出て、こなれ感アップ。
\How to/
(1)鉢上の毛を後ろで結び、くるりんぱに。耳後ろの両サイドの毛はそれぞれ、中間で結んで2回ずつくるりんぱにする。
(2)最初のくるりんぱの毛束の下で、両サイドの毛束を結ぶ。
(3)後ろに下りた毛をまとめて3つ編みにして程よくくずす。
(4)結び目には毛束を巻きつけてゴムを隠して。
*価格はすべて税抜きです。