あの手この手!すっぴん美人になる「方法」と「NG習慣」まとめ
すっぴんに自信が持てること間違いなし!あの手この手ですっぴん美人になれる方法をご紹介します。まずはすっぴん美人の条件からチェック。すっぴん肌を底上げするための美肌習慣から気をつけたいNGケア、スキンケアテクをお届け。すっぴん美人風を作るメイクテクとともに。
透明感のあるすっぴん美人の「特徴&条件」
- 条件1:色ムラが少ない
- 条件2:角質層の水分が多い
- 条件3:不要な角質がない
- 条件4:血の巡りが良い
- 条件5:キメが細かい
【条件1】色ムラが少ない
透明感=濁りがない澄んだ状態のこと。肌に置き換えると、色の明るさに捕らわれがちだけれど、実はシミや赤みなどの色ムラこそが濁りのもと。ムラを感じさせない均一な肌色を目指すことが、肌の透明感を引き出すカギなのです。
【条件2】角質層の水分が多い
肌の内側からツヤを放つような輝きを与えてくれるのが、肌のいちばん上にある角質層の潤い。キメをふっくらと整えるから、光を浴びたときに反射をするパワーが大。その結果、“発光するような輝き”をもたらしてくれます。
【条件3】不要な角質がない
透明感をもたらすために取り去りたいのが“くすみ”。角質層の表面にある角質は、古くなると固さと厚みが増します。それが肌に蓄積するとくすんで見えるので、不要な古い角質がない、柔らかでクリアな肌が透明感の味方に♪
【条件4】血の巡りが良い
血液に酸素が充分に行き渡っている“血の巡りが良い”状態の肌は、明るくほんのりピンク色。まるで湯上がりのような、フレッシュな透明感を肌に宿してくれます。逆に血行不良だと、肌はたちまちドヨンと曇るので気をつけて。
【条件5】キメが細かい
キメとは肌表面に並ぶ細かい凹凸のこと。この凹凸が細かい程、肌がつるんとなめらかに見えるのです。シワやシミなどのアラも目立ちにくく、多くの光を取り込んで反射するパワーも輝きも抜群。透明感もアップします。
気をつけるべき「NG」スキンケア
【良さそうに思えて実はNG!】
- クレンジングしながらマッサージをして、毛穴の汚れを落とす
- ローラーで毎日顔をコロコロ
- 肌が乾燥する気がして朝は洗顔料を使わない
- 好きな人のおすすめコスメは即買い
- 落としてしまうクレンジング料や洗顔料にはお金をかけない
- 肌に合うスキンケアコスメを何年も使い続ける
\スキンケアを頑張っているのにキレイになれない…それは“間違ったお手入れ”にあるのかもしれません。/
【わかっているけどやっぱりNG!】
- たまにメイクを落とさず寝てしまう
- 化粧水だけでお手入れを終えてしまうことがある
- クレンジングシートやコットンで、ついゴシゴシこすってしまう
- ウォータープルーフのポイントメイクもクレンジングオイルで一気にオフ
- 高価な化粧水や美容液を、もったいなくて少しずつ使っている
- スキンケアは面倒なので手早くすませている
すっぴん美人を作る「5つの習慣」
【1】「運動、腸活、ストレスマネジメント」で美肌をキープ
幸季さん: 腸活に効果的なアサイーボウルやグリークヨーグルトが大好き♡「リセットファイバー」も1日2回のペースでとっています。ピラティスが気持ち良く、ストレス解消につながっています!
十和子さん:娘たちが成人し、美容や趣味の話も今まで以上にディープに。情報交換しながら、気分転換もさせてもらっています。週1回のパーソナルトレーニングもストレスマネジメントとして続けたい習慣です。
【2】「生活習慣」を整える
皮膚科医
山田美奈先生
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。医学博士。四谷三丁目皮膚科(東京都・新宿区)院長。東京女子医科大学皮膚科にてじんましん専門の外来を長年担当したのち現職。クリニックでは一般皮膚科診療と美容皮膚科診療の両方を行う。
「よく言われている当たり前のことではありますが、潤う力を高めるためには、全身を健やかな状態に整えることが不可欠です。ぜひ意識してください。」(山田先生)
- 睡眠をしっかりとる
- バランスの良い食事
- 適度な運動
- ストレスを発散する
- 腸内環境を整える
【3】「水」をたくさん飲む
マブチメディカルクリニック院長
馬淵知子先生
マブチメディカルクリニック院長、東京栄養食糧専門学院・副学院長。東京医科大学医学部医学科卒業後、同医科大学病院皮膚科学講座に所属しながら同病院に勤務。その後、マブチメディカルクリニックを開設、現在に至る。内科学・皮膚科学が専門であるが、あらゆる科と提携を結び、多面的に人間の体を総合的にサポートする医療を推進している。著書に『からだを救う、水の飲み方、選び方』(講談社)、『朝のコーヒー、夜のビールがよい仕事をつくる』(クロスメディア・パブリッシング)など。
「年齢は確実にお肌に出ますが、みずみずしい肌を保つポイントのひとつに水分があります。
皮膚は表皮と真皮から成りますが、素肌の潤いを守っているのが表皮のいちばん外側にある角質です。角質は0.02mmととても薄いものですが、角層細胞がレンガのように重なり合い、その間を細胞間脂質が埋め尽くしています。細胞間脂質はセラミドなどの脂質と水分がミルフィーユ状に交互に重なりあう“ラメラ構造”で水分を保持しています。このほか、天然保湿因子や角質層をカバーしている皮脂膜も、素肌のみずみずしさを保っています。
角質の水分量はおよそ20%〜30%と少なめなので、ここが少しでも水分不足になると角質の状態にトラブルが。さらに天然保湿因子の重要な成分である汗も出にくくなることで肌全体をカバーする力が弱くなり、乾燥しやすくなります。その結果、肌がカサカサになってしまったり、角層細胞の規則的な連なりが乱れ、小ジワが寄って肌年齢が老けてしまうのです」(馬渕先生・以下「」内同)
【飲めば飲むほど美肌になれる?】
水が肌にいいということは、飲めば飲むだけ美肌に近づくのでしょうか?
「そういうわけではありません。自分に見合った量の水分摂取を心がけながら、美肌をつくるために必要な栄養成分をしっかり摂ることも忘れてはいけません。
身長・体重、年齢、体質、生活環境など、それぞれ水分摂取の量は異なりますが、目安としては体重1㎏あたり35~40ml。たとえば、体重が60kgならば40ml×60㎏=2.4リットルとなります。私たちは、食事内容にもよりますが、食事から600~700mlは水分を摂れていると考えられるので、足りない分を飲水から摂るように心がけると良いでしょう。食事から水分を十分に摂れていない場合や汗がたくさん出た日などは多めに飲水するなど、今の自分に合わせた量を摂ることが大切なのです。
そして、肌をつくるために必要なたんぱく質やビタミン類・ミネラル類をバランスよく摂ることも忘れてはいけません。水は体内を常に循環し、刻々と失われています。“朝一気に”や“食事時だけ”に摂らずに、こまめに摂取するべきです。一度に大量の水分を摂っても体内に摂取されにくいので、1回あたりはコップ1杯(200ml)程度を目安とし、1日を通じて飲むようにしましょう。水分補給は手軽で低コストに美肌を保てる方法です。ぜひ、試してみてください」
【水分ならなんでもいいの?】
「素肌の美しさを守りたいなら、水分補給はあくまでも“水”がおすすめです。コーヒーなどのカフェイン飲料には利尿作用があって注意して摂取しないと脱水を進めてしまう可能性もありますし、糖質やカロリーを含む清涼飲料水は血糖値や食欲に影響を与え太りやすくなります。また、アルコール飲料も利尿作用や、体温を上げて発汗させるはたらきあり、水分が尿や汗となり体の外に排出されやすくなるので水分摂取には向いていません。
水の中では、天然水がいいでしょう。天然水とは、ろ過や殺菌処理以外の処理をしていない水のこと。天然水には美肌づくりに役立つ成分が含まれています。たとえば、ケイ素(シリカ)はコラーゲンの代謝を助けて肌のハリを保ってくれます。水道水はおすすめしていません。なぜなら、浄水場から家庭まで水を運んでいる水道管(管路)の老朽化の問題があるからです。現在では、ポリエチレン管など、耐久性のある素材が使われていますが、全国の水道管ネットワークの整備が進められた高度成長期、水道管は鉄製が一般的でした。そして、古くなった水道管からはサビなど、体によくない物質が混入しているケースもあります。気になる場合には、浄水器や整水器などでろ過したほうがいいと思います」
【4】美肌を育む「食事」
「時間を等間隔に空けて、1日3食食べるのが理想です。朝と昼は簡単にすませて、夜にまとめて食べるのは3食でも好ましくありません。たんぱく質は一度にとっても消化吸収し切れない分は脂肪として蓄えられるので、こまめに補給する必要があるからです。またシワやくすみの原因となる糖化を防止することも重要。糖化は体内のたんぱく質と余分な糖が結びつく現象ですが、主食をとる前に副菜や主菜を食べたり、玄米や全粒粉のパンなどの未精製の食品を選ぶことで糖化を抑え、肌細胞の老化を阻止することができます」(美才治さん)
【透明肌を育てる栄養素】
- 【ビタミンB2 】ビタミンの中でも美肌効果の高い栄養素で、不足すると乾燥やくすみの原因に。 納豆・レバー・ウナギ・卵
- 【亜鉛】コラーゲン合成に役立つ。とるのが難しければサプリメントで補助しても◎。 カキ・チーズ・牛肉・タラコ
- 【たんぱく質】肌のもとになる栄養素。過剰摂取すると脂肪になるので、毎日体重×1gを目安に。 肉・魚・卵・大豆製品
- 【ビタミンB6】たんぱく質の代謝を促す。不足すると皮膚の抵抗力が落ちて敏感になることも。 レバー・鶏肉・青魚・サケ
- 【ビタミンC】コラーゲンを合成。副菜で野菜からとり、1日1回果物も食べるのがおすすめ。 パプリカ・ケール・柿・キウイ
\透明肌にはインナーケアも欠かせない!/
【5】「睡眠習慣」を見直そう
「成長ホルモンは強くて透明な肌を育てる上で大切な新陳代謝と密に関連しています。成長ホルモンは睡眠中、中でも特に眠りが深い時間に分泌されます。成人では深い眠りは睡眠の前半にしか出現しません。成長ホルモンの分泌量がピークを迎える入眠後最初の3時間に、いかに良質な深い眠りを得られるかが美肌を育てるポイントです。
質の良い、深い眠りを導くためには(1)入眠・覚醒の時刻をできるだけ一定に保つ(2)入眠までに脳と体の疲労をためておく(3)リラックスした状態でベッドに入る、という3つの習慣が役立ちます。一度にすべては難しくても、できることから実践してみましょう」(柳原先生)
【透明肌から遠ざかるNG習慣】
- 日によって夜更かししたり昼まで寝ている:不規則な睡眠は、脳や体が時差ボケを起こして眠りが浅い状態に。
- 寝る間際までSNSチェックが欠かせない:深夜の光は脳や体の時差ボケを起こすので光を目にする作業は避けて。
- 運動が苦手で積極的に動く習慣がない:入眠までに疲れがたまる程深い眠りに。日常的に運動を心掛けて。
- 帰宅後ヘトヘトで1・2時間うっかり仮眠:夕方以降の仮眠はせっかくためた疲れを分散…まとめて寝る習慣を。
- 寝る直前の筋トレや熱いお風呂に入るのが日課:心拍数を上げる運動や熱いお風呂はリラックスと反対の覚醒効果が。
- 1日の終わりにお酒を飲んでリラックス:アルコールやカフェインは眠りを浅くするので音楽やアロマがおすすめ。
すっぴん美人になるための「8つのスキンケア」
【1】とにかく「保湿」を徹底
とにかく保湿です。個人的には化粧水のような水分をたっぷりより、オイルやバームの油分をたっぷり塗ることをオススメ。ベッタべタになるくらいでいいんです。あと、摩擦もだめよ!
\オイルやバームがおすすめ/
【2】「摩擦レス」スキンケアで美肌を育む
自分の肌、優しく丁寧に扱っていますか? 新品のバッグや服などは大切に扱うのに、毎日のスキンケアはつい意識が低くなって、乱暴にこすったりしていませんか。メイクを落とそう、化粧水や美容液を早く浸透させようと思うと、肌をゴシゴシこすりがちに。その摩擦が肌のバリア機能を低下させ、さらにメラニンを生み出す刺激となって、くすみやシミの原因となります。自分の肌は一生ものだから、どんなバッグよりも優しくしてあげましょう。
\普段ついやっていたことが間違い!?/
【手首より先の力を抜くことを意識する】
急いでスキンケアをすませようとすると、つい手に強い力を加えてしまいがち。手首より先はブラブラさせておくような気持ちで、力を抜いて肌に触れるようにしましょう。
【落とす系のアイテムでマッサージやパックをしない】
クレンジング料や洗顔料には洗浄成分が配合されていて、長時間肌にのせていると潤いを奪って乾燥を招く原因になります。マッサージで肌にこすりつければより一層乾燥の原因に!
【指先だけを使わず、なんでも手の面でつける】
美容液や乳液、クリームなどを指先だけでつけようとすると、つい力が入って肌をこすることに。手のひら全体にのばしてから、顔全体を包み込むように優しくなじませて。
【マッサージでなく“押す”のはOK】
血行促進や小顔のために肌へ刺激を与えたいなら、手を横に動かすマッサージではなく、摩擦がかからない“垂直に押す刺激”を加えて。指先や関節を使うツボ押しもGOOD!
【スキンケアコスメは、やや多めを意識して使う】
クリームや乳液、とろみのある化粧水などのテクスチャーは、手が肌に触れるときの摩擦を防いでくれます。たっぷり多めに使って。化粧水はコットンでなく手でつけましょう。
\摩擦をやめるだけで肌が落ち着く!/
【3】劇的変化!正しい「クレンジング法」
\人生を変えるクレンジング、伝授します!/
【How to】
(1)クレンジングは充分な量を手にとる!
量をケチってクレンジング料が足りないと、必要以上に肌をこすってしまい刺激になりがちに…。肌のことを考え、しっかりとメイクを落とすことを考えると、適量よりも多めくらいがちょうどいい。
(2)手のひらでハンコを押すように、顔全体に広げる
まずは両頬と額&あご、広い面にハンコを押すような要領で、オイルを顔全体に広げる。くるくる広げる前のこのハンコこそ、肌をこすらず傷つけずにクレンジングをこなすための重要なプロセス!
(3)クレンジングを追加し、指を滑らせながらくるくるなじませる
手にクレンジングを1プッシュ追加しさらに滑りを良くして、顔全体に広げていく。指の第2関節までを使うような感じで大きく円を描きながらのばし、凹凸のある細かい部分も丁寧かつ優しくなじませていって。
(4)くすみがたまりがちな口角もしっかり洗う
意外と汚れを落とし切れていないのが口角!口角にくすみがたまっていると、老けた印象に見えるので、口角は“お”と発しながら口を開いた状態でクレンジングをしっかりなじませるのがポイント。
\老け見えを防ぐポイント!/
(5)目元&口元にはクレンジングを最後になじませる
ポイントメイクはクレンジング前に落とす(濡らして軽く絞ったコットンにオイルをとり、メイクをなじませるように優しく落とす方法がおすすめ)のが基本ですが…どうしても面倒ならここで。人さし指&中指で眉とアイシャドウ、アイラインを、親指&人さし指でまつげを、さらに薬指でリップを、くるくるなじませて。
\ポイントメイクを別で落とすのが面倒なら、百歩譲ってこの方法!/
(6)手についたオイルを一度しっかりと流す
乳化を始める前に、一度手を洗ってさっぱりさせておくことも重要。手にクレンジングがついてぬるぬるしていたら、顔の乳化が完了した合図がわかりにくく、いつまでたっても乳化が終わりません!
(7)手にぬるま湯をつけ顔全体を濡らし、くるくるして乳化させていく
お湯の温度はちょっとぬるめの32~34℃くらい。ぬるま湯に手を浸し、まんべんなく顔全体を濡らし、また手を洗い流し、さらにお湯を足して優しくくるくる…を繰り返していく。白くなっただけで満足せず、肌についたお湯がサラサラするまで乳化させて。
\クレンジングは乳化が命! 妥協すべからず/
(8)Tゾーンやあごは特に乳化を念入りに
鼻周りや額、あご、耳の前、生え際など皮脂が多い部分はすぐにサラサラせず乳化に少し時間がかかるので、念入りに何度かぬるま湯をつけてくるくるして、を繰り返して。鼻の入り組んだ凹凸も、洗い残しがないよう念入りに。
(9)すすぎは乳化の3~5倍の時間をかけて
すすぎも摩擦レスを心掛けながら、乳化の3~5倍の時間をかけて念入りに洗い流して。ほぼ肌には触らない強さで、ちゃぽっちゃぽっとぬるま湯をかけながら洗っていくのがポイント。最後は冷水ですすいで、肌を引き締めて。
\すっきり洗い流して〆は冷水で!/
正しいクレンジングをすれば、透明感&ツヤがみなぎる肌に
乳化がしっかりでき、念入りなすすぎでメイク&汚れを完全に巻き取れていれば、W洗顔不要のクレンジングでOK!
「肌を傷つけない正しいクレンジング法を毎日コツコツ続ければ、くすみのないツヤツヤ美肌に」(みどり先生)
【4】潤いで満たす「保湿ケア」
皮膚科医
山田美奈先生
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。医学博士。四谷三丁目皮膚科(東京都・新宿区)院長。東京女子医科大学皮膚科にてじんましん専門の外来を長年担当したのち現職。クリニックでは一般皮膚科診療と美容皮膚科診療の両方を行う。
【How to】
- コスメを効かせるいちばんのコツは、すみずみまでまんべんなく塗ること。
- 手で塗るときは、指先ではなく指の腹全体を滑らせるように。
- 鼻の下や目頭のキワなどくぼんでいる部分も忘れずに触れましょう。
【5】肌の上に潤いの膜を張る「守る保湿ケア」
【MAP】
下の写真のように、乾燥する部分から塗り始め、手に残ったものを薄くTゾーンに塗ればテカりやベタつきを防げます。「ノンコメドジェニック処方」のものを選べば、リッチなクリームでもニキビを悪化させることはありません。どうしても苦手な人は、乳液やパック効果のある美容液で代用を。
【How to】
- クリームを手のひら全体にのばし、頬に転写するように(1→2→3)。
- 手に残ったものでTゾーンを(4→5)。
- その後に、目元や口周りなど特に乾燥しやすい部分に追加で重ねづけ。
\乾いているところから/
\追加で重ねづけ/
【6】トラブルの芽を察知して「肌感度」を上げる
本誌専属モデル、美容研究家
有村実樹さん
本誌専属モデル、美容研究家。本誌の記事やインスタライブ、自身のインスタアカウント(@arimura_miki)で公開する美容法や動画がわかりやすいと人気。企業向け美容講座の講師などでも活躍。植物療法士の資格も取得、ストレスケアの方法をシェアするなど生来の優しさに基づく情報発信や、出産後さらに磨かれた美しさで、読者からも絶大な人気を誇る。
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トラブルが起きてしまってから慌てて対策するよりも、自分で肌を見て、触れて、トラブルの予兆を察知できる。そんなセルフケアの感度を上げて予防ケアを投入すれば、揺らぎにくい肌で過ごせます!
【実樹流セルフケアTO DO LIST】
- スキンケアするごとに肌に触れる
- 自分の肌をまじまじとよく見る
- 一言ずつでも日記をつける
【How to】
- おでこから頬にかけての手触りの違いを確認
- 真顔のときの小ジワを目視で確認
- あご、小鼻など肌をのばしながら毛穴をチェック
ここをチェック!
\ライトつき拡大鏡をぜひ/
【触れる】ザラつき予備軍は…『片側ずつ、利き手で丁寧に手触りの違いを確認しよう』
「利き手の中指と薬指をおでこから頬にかけて優しく滑らせ、触感の違いを確認。なめらかさの違いを敏感に察知して」(有村さん・以下「」内同)
【見る】ニキビ予備軍は……『あごをのばして、まだ表面には出ていないニキビの芽を捜索』
「あごを伸ばして指の腹で押さえ、表面に現れていないニキビの芯を探して。見つけたらつぶさず、お薬を塗ること」
【見る】シワ予備軍は…『真顔状態でも存在するシワを見つけ出す!』
「表情ジワではない、細かな目元のシワがないか拡大鏡でチェック。見つけたら美容液や保湿強化で対応を!」
【7】季節を問わず「UVケア」を
十和子さん:紫外線の量は冬の方が少なくても空気が澄んでいる分、影響は大きいという意見もあります。そのため、私は1年を通してSPF50・PA+++以上の日焼け止めを使うようにしています。
幸季さん:私もSPF50・PA+++以上の日焼け止めを年間を通して使う派です。私の肌は元々、乾燥しやすく紫外線の影響を受けて時々、敏感に傾くことも。そんなときはタカミのCICA美容液でフォローしています。
【おすすめアイテム】
FTC FTCナチュラル UVクリーム X
価格 | 容量 | SPF・PA |
---|---|---|
¥5,720 | 30g | SPF50+・PA++++ |
肌に優しい処方で耐水性も優秀。
【8】「堅実なスキンケア」を積み重ねる
「スペシャルな美容液やオイルを手に入れて、1本使い切り、効いたか効かないかを見極める。そんなスキンケアも趣味としては楽しいと思うのですが、いい肌を育てるために本当に必要なアイテムって、実はもっと地味だったりします。バリア機能を補ってくれる保湿成分がきちんと入った化粧水やクリームなど、食事でいえば体を動かすエネルギー源になる“お米”のようなアイテム。堅実なスキンケアを積み重ねることで、ふっくらきめ細かい美肌が育ちます」(もりたさん)
大切にしているのは、保湿成分配合の化粧水で肌を湿らせて耕し、乳液やクリームなど油分が入ったアイテムで潤いを閉じ込めるという2ステップ。化粧水だと潤いが保てない…という人には、より保湿力の高い化粧液もおすすめ。
すっぴん美人風に見せる「3つのメイクテク」
【1】「ヘルシー」な美すっぴんメイク
「全アイテムツヤ感でつなぎながらも、透けるツヤ感、生っぽく光るツヤ感と質感を使い分けて流れるように強弱をつけています」(伊原さん・以下「」内同)
【How to】
- 日焼け止め兼下地を顔全体に塗る。程よいツヤ感があり、透ける質感で保湿しながらキメを整えて、肌をトーンアップ。首までたっぷりのばして。
- 目の下の影と小鼻のくすみに、Bのスティックコンシーラーをじかに塗り、指でトントンと軽くフィットさせてから、輪郭を周囲となじませる。
- ニキビなどができていたら、Cのパレットコンシーラーの色をミックスして、ピンポイントに隠す。
- ラメ入りパウダーを少量ブラシにとり、額と鼻筋、眉にのせ、余ったらフェースラインにふわっと。淡いツヤをのせながら、皮脂くずれしやすいところを抑えておく。
- Dのハイライターを目の周りのCゾーンにのせ、つやんと光る頬に。
- チークはEで目の下に横長に入れてツヤのある血色感をのせる。スティックのまま、横にスライドさせるようにつけてから、指先でトントンとなじませて完成。
【Point】適材適所にツヤを使い分け!
\パウダーもほんのり光るタイプを使用/
\グロッシィなハイライトで濡れツヤON/
【使用アイテム】
B.シャネル ル ブラン コンシーラー
価格 | 色 | SPF・PA |
---|---|---|
¥6,600 | B10 | SPF40+・PA+++ |
「スティックの太さで塗れるから均一にカバーでき、ツヤ肌に仕上がる」
C.エトヴォス ミネラルコンシーラーパレット
価格 | 色 | SPF・PA |
---|---|---|
¥4,950 | ベージュ | SPF36・PA+++ |
「狙ったところに確実におけるブラシも優秀」
D.Hamee ByUR セラムフィット ボリューミング グロースティック
価格 |
---|
¥2,090 |
「グロッシィな生ツヤがのるハイライト」
E.MiMC ミネラルスティックチーク
価格 | 色 |
---|---|
¥4,180 | 02 |
「ほかの部分と質感をつなげるためチークも練りタイプ。自然な血色をプラス」
【2】「下地×フェースパウダー」で擬似的美すっぴん
「自粛でファンデ離れした期間、支持されたのが下地+パウダーで仕上げる肌。おなじみの組み合わせですが、進化系パウダーを使うと、粉の見えなさ、つるんとなめらかな仕上がり、毛穴落ちのなさなど、質感の優秀さや肌補整力に驚きます。パウダーはくずれやすい部分を中心に押さえ、頬はあえて下地の艶のままで潤い感を生かすのもポイント。ついていないかのような一体感で、リモートや休日にぴったりなヌケ感が生まれます」(岡田さん)
【How to】
(1)パフにフェースパウダーをとる。手の甲で余分な粉をはらい、パフの面についているパウダーの量が均一で、余分な粉の固まりがついていないことを確認。
(2) 額からスタート。額の中央から外へおくようにしてポンンとつけ、すーっと横になじませる。下地だけだとくずれやすいので、生え際もぐるっとしっかり押さえる。
(3) (2)からの続きで、もみあげからあご、フェースラインの下からあご下までポンポンとおいていく。さらにそのまま首までつけて質感をつなげると、より自然に見える。
(4) パウダーをつけ直して、パフをふたつに折り、小鼻の横と眉の上にトントンとのせる。この2か所はテカっていると生活感が出てしまう部分なのでしっかりと。
【使用アイテム】
THREE アドバンスドエシリアルスムースオペレーター ルースパウダー
価格 | 色 |
---|---|
¥6,050 | 02 |
フェースパウダーの代表作。なめらかな艶を含む“グロウマット”な仕上がりに。
【3】ピンクの「マルチカラー」でナチュラルに染め上げる
【How to】
(1)指でたたき込みながら頬骨の上に薄~く横長に
中指と薬指の腹にチーク&リップカラーBをとり、頬骨の上へ横長に。広範囲に入れるため“ちょっと赤くなった?”くらいがべター。
(2)唇全体に指でぽんぽん塗り。中央のみ重ね塗りを
Bを唇全体へぽんぽんと軽くたたき込みながら密着させ、頬のじゅわっとした色づきに合わせる。中央のみ重ね塗りをして、ぷっくり。
【使用アイテム】
B.シャネル リップ&チーク ボーム N°1ドゥシャネル
価格 | 色 |
---|---|
¥6,600 | 5 |
深みのある色がシアーに発色。頬と唇に使えるクリームタイプ。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。