スキンケアニュース
2020.12.17

美容のプロがこっそり教える「美肌を育てるための6か条」

もって生まれた肌質を生かし、ゆらぎにくくエイジングも緩やかで最上級にキレイな肌を育てるのに必要なことは? 皮膚科医の慶田朋子先生、本誌でスキンケア企画を手掛ける美容エディターのもりたじゅんこさんと大塚真里さんが考える6か条をご紹介します。

トラブルに悩まない美肌を育てるための6か条

【01】美容液よりもクレンジングがバリア機能を左右する。
“落とす”ことにもっと目を向けて!

「乾燥やゴワつき、ゆらぎなど、肌不調の原因の多くはバリア機能の低下。一度肌が潤いを抱え込めない状態になると、上からいろいろと塗り重ねてもいい状態は取り戻せません。高機能な美容液やクリームはもちろん肌を良くしてくれますが、その前に、自前のバリア機能を保つことが、何よりの美肌の要なのです。そのバリア機能を乱す大きな原因が、過剰なクレンジング。細胞間脂質を洗い流してしまうことなく、自分にとってちょうどいい洗い方を見つけることが、美肌の第一歩になります」(大塚さん)

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クレンジング料や洗顔料に入っている、汚れを落とす界面活性剤は、同時に肌のバリア機能を担う細胞間脂質を洗い流してしまうことが。洗浄力が強すぎないものを選び、時間をかけずに洗うことが大切。

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日東電化工業 OSAJI KAI リベレーションクレンジングリキッド 150ml ¥3,200

アルビオン エクシア クレンジングソリッドバーム 120g ¥6,000

コスメデコルテ リフトディメンション ピュリファイング フェイシャルウォッシュ 125g ¥4,000

全薬工業 ジュレリッチ リュール クリアフォーム 150ml ¥3,500

 

【02】飛び道具で美肌になれると期待していませんか?
地味なスキンケアを、もっと大切に。

「スペシャルな美容液やオイルを手に入れて、1本使い切り、効いたか効かないかを見極める。そんなスキンケアも趣味としては楽しいと思うのですが、いい肌を育てるために本当に必要なアイテムって、実はもっと地味だったりします。バリア機能を補ってくれる保湿成分がきちんと入った化粧水やクリームなど、食事でいえば体を動かすエネルギー源になる“お米”のようなアイテム。堅実なスキンケアを積み重ねることで、ふっくらきめ細かい美肌が育ちます」(もりたさん)

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もりたさんと慶田先生が大切にしているのは、保湿成分配合の化粧水で肌を湿らせて耕し、乳液やクリームなど油分が入ったアイテムで潤いを閉じ込めるという2ステップ。化粧水だと潤いが保てない…という人には、より保湿力の高い化粧液もおすすめ。

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カネボウインターナショナルDiv. カネボウ オン スキン エッセンス V 100ml ¥10,000

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イプサ ME[医薬部外品] 全8種 各175ml ¥6,500

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ロクシタン イモーテル ディヴァインクリーム 50ml ¥13,500

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【03】日焼け止めに「今日はいいや」はあり得ない!
UVケアは冬でも毎日必要です。

「肌は一度ダメージを受けてしまうと、傷ついた細胞をいったん壊し、新しい細胞を作り…と、回復まで時間がかかります。例えば大人が怪我をすると傷痕が残りがちなように、年を重ねると完全には元に戻らないことも。スキンケアとは本来、このダメージを未然に防ぐためのものです。特に忘れてはならないのが、毎朝のUVケア。目に見えないけれど肌に侵入して細胞にダメージを与え、炎症や老化の原因となる紫外線をカットすることは、高価なスペシャルケアよりもずっと、肌の美しさを守ってくれます」(大塚さん)

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朝スキンケアの後、無色の日焼け止めを顔全体から首までムラなくなじませ、ベースメイクを。

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ピエール ファーブル ジャポン アベンヌ アーバンプロテクション UV フェイス&ボディ SPF50+・PA++++ 40ml ¥2,800(編集部調べ)

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ポーラ B.A ライト セレクター SPF50+・PA++++ 45g ¥11,000

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【04】ビタミンや食物繊維も大事だけれど、
肌を育てるのはたんぱく質と脂質。

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「美容意識の高い女性に食生活を伺うと、多くの方が野菜中心や糖質オフを意識しているようです。でも、肌の構成要素は主にたんぱく質、細胞ひとつひとつの細胞膜は脂質です。肉や魚でたんぱく質と脂質を補わないと、いい肌は育たないのです。さらにたんぱく質は、肉、魚、豆、乳製品など異なる種類のものをとるのがおすすめ。もちろん野菜類や主食も必要で、バランス良く食べることが栄養素を効率的に使うことにつながります。また、発酵食品も意識して摂取を。腸内環境を整えると肌の水分量が上がることが、研究によって知られています」(慶田先生)

 

【05】 バリア機能が修復するのは睡眠中。
睡眠不足が老化を加速!

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「1日~4時間といった睡眠不足の状態が続くと、脳が酩酊状態になり、体のあらゆるパフォーマンスが落ちることがわかっています。また、日中の活動や外的刺激によってダメージを受けた肌が修復の活動を行うのは、夜の睡眠中。睡眠時間が少ないと即時的に肌の調子が悪くなるのはもちろん、肌の修復が追いつかず、老化が進行してしまうのです。さらに、肌に悪影響を与える精神的ストレスも、睡眠不足と密接に関わっています。理想的には6~7時間ですが、無理な日は最低でも5時間は寝るようにしましょう」(慶田先生)

 

【06】 運動は美肌に欠かせない。
ただし「何をやるか」には注意が必要!

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「運動をすると筋肉量が増えて代謝が上がったり、成長ホルモンの分泌が促されたりという事実は古くから知られていましたが、最近の研究で、体操による筋肉刺激を続けることでシミやシワが減ったというデータがあります。体を動かして筋肉を保つことは、スタイル維持だけでなく美肌にも欠かせないのです。ただし朝のランニングなど太陽光の下での激しい有酸素運動は、紫外線を浴びて光老化や酸化につながるので注意が必要。肌のためには筋トレとストレッチ、ウォーキングがおすすめです」(慶田先生)

 

教えてくれたのは…
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皮膚科医 慶田朋子先生
銀座ケイスキンクリニック 院長。肌の構造を知り尽くし、本当に必要なケアをわかりやすく教えてくれる。

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美容エディター もりたじゅんこさん
女性誌や広告で活躍。スキンケアの並外れた知識と探究力を武器に、本誌では毎号スキンケア企画を担当。

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本企画担当美容エディター 大塚真里
情報が氾濫する今、肌がキレイになる真実のスキンケアを伝えたい!と立ち上がった、本座談会の発起人。

 

『美的』2021年1月号掲載
撮影/吉田健一 イラスト/Shapre、村澤綾香 構成/大塚真里

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