健康・ヘルスケア
2024.1.20

本当に、便秘に効く飲み物って?【おすすめ7種】

お腹の調子が良くないと何かできることはないかと考えますよね。運動や食べ物でケアするのも良いですが、飲み物でケアするのもおすすめです。まずは普段からお水をたっぷり摂ることが大事。その他、便秘解消に役立つドリンクをご紹介します。毎日続けやすく、便秘に効果のある飲み物をまとめました。

便秘の「定義」は?

日本消化器病学会消化器病専門医

山本真矢先生

あなたは何日間排便がないと「便秘」と感じますか? 実は、毎日排便がないから便秘というわけではありません。すっきり違和感なく排便ができていれば問題はないのです。

「日本の慢性便秘症に対するガイドラインでは、便秘とは『本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態』と定義されています」(山本先生)

具体的には、

  • 自発的な排便が週に3回未満である
  • 排便時に強くいきむ必要がある
  • 便が硬い
  • 残便感がある
  • 肛門が詰まったような感じがある
  • 用手的な排便介助が必要である

という6項目のうち2つ以上が当てはまれば便秘症、さらに、これらの症状が半年以上続いているようなら慢性便秘症と考えられます。

「美的世代の女性でも、便秘が原因で切れ痔やいぼ痔になる方はたくさんいます。生活習慣を改善するなどしても便秘が治らない場合は、一度医師に相談してみましょう」(山本先生)

毎日しっかり「水分摂取」を

水分を1日1.2~1.5Lとる
便の大半は水分なので、スムースな排便には水分補給が不可欠。ただし、カフェインの入った飲み物は利尿作用により排泄され、体内に吸収されにくいので、常温の水か白湯が◎。

便秘に効く飲み物おすすめ【7選】

【1】八海醸造麹だけでつくったすっきりあまさけ

松生クリニック 院長

松生恒夫先生

価格容量
¥205 118g

甘さ控えめですっきりとした味わい。高精白の米から丁寧に作られる人気の「あまさけ」シリーズ。ストレートでの飲みやすさを追求し、糖質を30%カットした甘さ控えめタイプ。ホットでも冷やしても◎。

【2】オリーブオイル入りココア

「これは、EXVオリーブオイル(小さじ1~2)、食物繊維が含まれるココア(無糖タイプ小さじ2)、整腸作用があるオリゴ糖(小さじ2~3)に、お湯(300cc)を加えて混ぜるだけ。冬になると、体全体とおなかが冷えて起こる停滞腸、冷えによる便秘の悪化が、太りやすい体の一因になりますが、この改善にもぴったり。保温力が高いので、内外の気温差が激しくなるこれからの季節におすすめです」(松生先生)

オリーブココアを飲んでから2時間後に体温を計測したとき、冷え症の女性であっても体温が0.2度上がった例も多数見られたとか。

「オリーブオイルで油膜ができるために、ココアが冷めにくくなります。それにより熱が徐々に体に移行し、体温が上昇していくのだと考えられます。おやつ代わりに飲むのもいいでしょう」(松生先生)

◆材料◆
オリーブオイル…小さじ2
無糖ココア…小さじ2
オリゴ糖…小さじ2~3
お湯…300㏄

※体調や好みに合わせて量の調整を。オリゴ糖は、顆粒でも液体タイプ◎

◆作り方◆
オリーブオイル、無糖ココア、オリゴ糖、お湯を混ぜるだけ

【3】西山酒造場 甘酒ヨーグルト

お取り寄せ生活研究家

aiko*さん

価格容量
¥1,620 6本入

ビタミンBや葉酸、食物繊維が豊富な甘酒と、乳酸菌やカルシウム、ビタミンが豊富なヨーグルト。

「“飲む点滴”の甘酒×ヨーグルトで美容効果絶大。この2大最強発酵食品がタッグを組み、腸活をサポート。ほんのり甘くて、夜のお風呂上がりに飲むと癒されます」(aikoさん)

【4】健KOO腸活青汁

美容好き芸人

あきば美容研究生

価格容量
¥3,980 90g(3g×30包入り)

『腸活』のためのスぺシャル配合にこだわった青汁。大麦若葉をベースに、乳酸菌や活きた酵素を配合し、現代人の健康をサポート。

あきば美容研究生のコメント
青汁が飲みにくい時代ってもう完全に終わったんだなとしみじみ思わせてくれるアイテムです。僕はもともと便秘体質で日頃から発酵食品を意識的に多く食べているのですが、なかなか良くならず、常に悩んでいます。ただ腸活もできるこの青汁を飲み始めてからぐっと良くなりました。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維という2種の食物をバランスよく取れるおかげだと思います。牛乳に混ぜて飲んでいるのですが、ノンカフェインなので時間も気にせず飲めるのも嬉しいポイント。

【5】だいじょうぶなもの 有機植物発酵エキス

価格容量
¥6,480 180g(約2か月分)

福山大学、立命館大学、サイキジンクリニック(広島県)など、大学研究室や医療機関で研究され、きちんとエビデンスを得ている点も大きな魅力。サイキジンクリニックで行われた調査では、2か月感飲み続けた人の腸内で善玉菌と日和見菌が増加し、腸内環境の変化への影響が実証されています。ペースト小さじ1/2杯(3g)をそのまま摂取。

【6】甘酒しょうがコーヒー

料理家

井澤由美子先生

眠気や精神的な疲れの解消にも!
「コーヒーには脳の疲れを取る働きがあり、飲むと集中力がアップ。さらに甘酒としょうがを加えることで体が温まり、冷えを改善。便秘解消や二日酔いにも効果的です。カップを温めておくと一層おいしく!」(井澤さん)

◆材料(2人分)◆
甘酒…100cc
コーヒー…240cc
下ろししょうが…小さじ4〜6

◆作り方◆
カップに甘酒を注ぎ、熱々のコーヒーを注いで、しょうがを加える。

【7】炭酸レモン水

金沢医科大学  総合内科学 准教授

赤澤純代先生

「便秘だと腸内で悪玉菌によって発生したガスや有害物質が血液に含まれることに。それでは全身に新鮮な酸素や栄養素を届けられません。朝は胃腸を動かし、排出することがポイント。朝食でカリウムと少量のカフェインをとったり、炭酸レモン水を飲み、腸を刺激しましょう」(赤澤先生)

炭酸水+レモン
腸を刺激することでぜん動運動を活発にし、自然なお通じを促す炭酸水。同じく腸に働きかけるレモンを搾って、コップ1杯飲む。血行を促し、代謝を高める作用も期待できる。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

この記事をシェアする

facebook Pinterest twitter

関連記事を読む

あなたにおすすめの記事