ヘアカラー
2023.9.10

スモーキーアッシュで透明感アップ【実例16】

暗髪でも透明感の出るスモーキーアッシュ系。こなれ感やモード感になれる髪型を掲載。髪色別に『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。

「暗め」のスモーキーアッシュスタイル【8選】

【1】3トーンの外ハネくびれボブ

Point

カラーは3レベルのアッシュ。地毛とは違う透明感を感じさせてくれる黒髮です。


【how to“ベース”】
あご下3cmの長さで、緩やかな前下がりにカットし自然な外ハネに。耳まわりもすっきりします。表面にレイヤーを入れ、くびれポイントをつくります。前髪は目上ギリギリで、透け感を出やすくします。


【how to“スタイリング”】
26mmのカールアイロン、もしくはストレートアイロンで、全体を外ハネに。バックのえり足部分はストレートの方がベター。表面を内巻きワンカールにすることで、くびれ感を強調します。ボリューム調整がしやすいバームワックスを毛先、サイド、トップの順番につけ、柔らかい質感に仕上げます。

担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン)  清水豊さん

 

【2】4トーンの垢抜けハンサムショート

Point

カラーは4レベルのブルーアッシュに。地毛では表現できない透明感を出し、垢抜けた印象を与えます。


【how to“ベース”】
ベースのカットは、前髪を目の下に設定し、サイドから前上がりにつながるハンサムショート。後ろは丸みシルエットになるよう、サイドから緩やかなラウンド状にカットします。


【how to“スタイリング”】
スタイリングのポイントは、顔まわりをストレートアイロンで内巻きにすること。ゆるめのニュアンスがつくことで、おしゃれ感に差がでます。重めのオイルを根元近くから全体になじませ、ライン感を強調したらフィニッシュ。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA(ガーデンヨコハマ)  井上珠実さん

 

【3】5トーンの美人カラー

Point

カラーは、5レベルのバイオレットアッシュに。地毛風カラーで、髪を柔らかく見せ、透明感を与える色味。肌馴染みもいい美人カラーです。


【how to“ベース”】
カットベースは、顎下3〜4cmのボブ。表面にレイヤーを入れ、ふわっとした動きとくびれをプラス。さらに、毛先が動くようにスライドカットを施します。前髪は、おでこの肌が見えるように間引くようにカット。


【how to“パーマ&スタイリング”】
円錐型のロッド(20mm前後)でSカールをつくるようにパーマデザインします。アウトラインは、外ハネにするのがポイント。スタイリングは、半乾きの状態でソフトタイプのジェルを全体に揉み込み、自然乾燥するだけ。ウェットならモードっぽく、ドライな質感ならフェミニンに仕上がります。最後に、毛先をつまむように束感を出すとグッド。

担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン)  歳嶋建国さん

 

【4】5トーンのモード感ショート

Point

カラーは、地毛風に5レベルのアッシュブラウンをチョイス。透明感があり、光に当たった時に柔らかく見えるので、ダークカラーはアッシュ系がイチオシです。


【how to“ベース”】
ベースカットはグラデーションを入れたショートボブ。表面に軽くレイヤーを入れます。顔ぎわの柔らかニュアンスのコツは、レイヤーとも違う内側の角を削るカットにあり。ほんの少し動きが出るだけでお洒落感がUPします。


【how to“スタイリング”】
前髪はセンターパート(6:4でも)にし、ふわっとした立ち上がりがつくように乾かします。前髪を顔側に引き出し、ストレートアイロンで軽ーく丸みをつけるように通し、その後、オールバックにするようにかき上げます。ツヤ感の出るオイルorバームを馴染ませて、束感を整えたら完成です。スタイリング剤は、軽めのタイプを選んで。

担当サロン:grico(グリコ)  寺尾フミヤさん

 

【5】5トーンで引き締め見せショートボブ

Point

カラーは5レベルのブルーグレージュに。アゴラインは膨張して見えやすい長さでもあるため、暗髪で引き締めるのがグッド。強めのアッシュでもベージュを合わせているので、くすんだ印象を与えません。


【how to“ベース”】
顔型に合わせたワンレングスボブのカット。パツっとしたラインを出すのが鍵。フェイスラインをカバーしたいならやや前下がりラインにしても◯。前髪も、眉下のレングスでパツっと感を残したシースルーに。


【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを使い、ストレートタッチに仕上げます。セット剤は、ツヤ感重視でしっとり系のオイルを選んで。ウェトな質感になるよう、やや多めを手になじませてから、毛先を中心に表面にもつけます。

担当サロン:GARDEN aoyama(ガーデンアオヤマ)  高橋弥生さん

 

【6】5トーンで透明感抜群ショート

Point

カラーは、5レベルのグレーアッシュに。自然光に当たった時の透明感が秀逸で、赤みやオレンジっぽさを完全に消したい人におすすめ。


【how to“ベース”】
前髪は目にかかる長めでカット。えり足はハイグラデーションの上にグラデーションを重ね、丸みのあるラインをつくります。サイドは頬の長さにカット。全体的にライン感を出すようにするのがポイントです。


【how to“スタイリング”】
クセが気になる人はストレートアイロンをさらっと通してから、ジェルを全体的になじませウェット質感をつくります。ジェルは固まらないタイプがおすすめ。タイトに仕上げて、前髪は少しほぐすようにつまみ、パラっと下ろすとこなれ感がプラスされます。

担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン) 和田流星さん

 

【7】5トーンの艶感美人ロング

Point

カラーは、5レベルのアッシュグレージュをチョイス。青みをしっかり入れることで、暗髪でも透明感のある仕上がりに。


【how to“ベース”】
胸下でベーシックなワンレングスにカット。前髪は、骨格に合わせ思い切ってワイドに取り、垢抜けたイメージに。重さを出すのもポイントです。


【how to“スタイリング”】
ツヤ感が出るようにストレートアイロンを通し、毛先に少しだけ丸みをつけます。重めのオイルを中間から毛先になじませたら完成です。髪の膨らみが気になる場合、塗布量を調整して多めでも。

担当サロン:S.HAIR SALON (エス ヘアサロン)  今泉美穂さん

 

【8】インナーカラーで個性的こなれボブ

Point

カラーは、もみ上げをブリーチしてインナーカラーを入れてから、ターコイズブルーに。透明感があり、個性的な印象を与えるカラーになっています。


【how to“ベース”】
カットベースは、長めの切りっぱなしボブ。顔まわりだけレイヤーを入れて、動きを出します。前髪は、やや長めのシースルーで抜け感を。


【how to“スタイリング”】
25mmのカールアイロンで、全体を外ハネに、顔まわりはリバースに巻きます。前髪は軽くワンカールでOK。ソフトワックスとオイルをMIXしてナチュラルな質感を目指します。毛先から揉み込むようにつけて動きを出すコツです。

担当サロン:PEEK-A-BOO AVEDA GINZA SIX (ピーク・ア・ブー アヴェダ ギンザシックス)  木下美咲さん

 

「中間」のスモーキーアッシュスタイル【5選】

【1】6トーンの暗髪で大人くびれボブ

Point

カラーは、6レベルのアッシュをセレクト。暗めのブラウンなので、色持ちがよくアッシュ系でもくすみ知らず。


【how to“ベース”】
カットは、鎖骨上のボブがベース。レイヤーは、角を取る程度で軽く入れ、ひし形バランスを作りやすくします。前髪は、目上の長さでシースルーに。


【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで全体を外ハネにしてから、顔まわりのみ中間を内巻きにしてウェーブ巻きを作るのがポイント。前髪は、軽く通す程度でOK。少し多めのヘアオイルを毛先中心になじませ、前髪はシースルー感が出るように整えます。

担当サロン:MINX shibuya smart salon(ミンクス シブヤスマートサロン)  岩谷流星さん

 

【2】6トーンとハイライトで洒落感ショート

Point

カラーは全体を6レベルのグレーアッシュに染めながら、顔まわりにハイライトを入れます。さらに、ハイライト部分にはミルクティーベージュをオンカラー。


【how to“ベース”】
前髪は巻いて目にかからない長さに設定し、幅とのバランスを見ながらシースルーに。サイドは頰にかかる長さにすることで小顔効果も狙えます。また、襟足は首にフィットするようにカットすることで“くびれ”をつくり女性らしい雰囲気に。


【how to“スタイリング”】
ナチュラルなふんわり感を出すため、前髪とトップはマジックカーラーで巻いておきます。顔まわりの毛先を外ハネに、そのほかは軽く内巻き1カールに。スタイリング剤はツヤ感のあるバームをチョイス。空気を含んだようにふわっと動きをつけるとおしゃれになるので、下から上にかき上げながら塗布します。襟足は浮かないようにしっかりめに。前髪の束感を整えたらフィニッシュ。

担当サロン:MINX 銀座店(ミンクス ギンザテン)  佐伯美祐さん

 

【3】7トーンとイヤリングカラーボブ

Point

コントラストが出るよう全体のベースは7トーンのアッシュ系、イヤリングカラーはアディクシーのペールラインを使って一回のブリーチからシルバー系のカラーに仕上げています。


【how to“ベース”】
前下がりワンレンベースのカットに表面の重さを残して軽く、広がりにくくした人気スタイル!


【how to“スタイリング”】
誰でも簡単にできる外ハネの動きのすぐ上に内に入るカールを入れてこなれ感のあるスタイルにしました!耳にかけた時に耳後ろにもコントラストが出るようにするとよりお洒落感も上がります!耳掛けすること、ちらっと見えるインナカラーが遊び心満載です

担当サロン:AFLOAT NAGANO(アフロートナガノ)  宮下響輝さん

 

【4】7トーンのお洒落ライン感ボブ

Point

カラーは、7レベルのグレーアッシュに。暗く深みがありますが、光に当たると透明感がありお洒落感のある色味です。


【how to“ベース”】
ベースカットは、ぷつんとしたラインを残した切りっぱなしボブに。前髪は鼻先くらいの長めに設定し、流しやすいようにレイヤーを入れます。シースルーにすることで、抜け感と大人ヘアにフィットします。


【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、内巻きでも外ハネでもなく、板状に伸ばすようにまっすぐに仕上げるのがコツ。前髪のみ32mmのアイロンでリバースに巻いて、ゆるっとしたカール感を出します。軽めのオイルを手ぐしを通すように塗布。前髪は付けすぎないように気をつけ、仕上げはコーミングしても◯。

担当サロン:MINX原宿店(ミンクス ハラジュクテン)  松田吏菜さん

 

【5】透け感の出る外ハネボブ

Point

漆黒感が出ないようにベースの髪に合わせてブルーやネイビーを配合し落ち着いた印象に。日本人特有の赤みをしっかりけずり、ブルーやネイビーをいれるので、光に当たると柔らかい透明感がでて大人っぽい印象になります。


【how to“ベース”】
顔まわりにレイヤーを入れ、巻いた時に動きが出るような軽いスタイルに。カラーがダークトーンなので前髪を薄めにつくり抜け感をプラス。


【how to“スタイリング”】
26〜32mmくらいのコテで毛先は外はねにし、顔まわりやトップなどは動きが出るように無造作に毛先をまいてあげ、艶感がでるようにオイルなどで仕上げるのが今っぽいです。しっかり巻かなくてもこなれ感がでるので、コテ巻きが苦手な方や朝のお時間がない方にもやりやすいスタイリングです。

担当サロン:THE ORIGIN’S SALON(オリジンサロン)  鬼頭 亜実さん

 

「明るめ」のスモーキーアッシュスタイル【3選】

【1】8トーンのくすみで柔らか見せ

Point

カラーは、8レベルのスモーキーアッシュベージュをチョイス。ヴェールをまとったようなくすみ感があり、柔らかい質感のカラーに。赤みも、黄味も打ち消してくれるのも嬉しい。


【how to“ベース”】
カットベースは、あごラインの平行ボブ。前上がりにレイヤーを入れて動きを出します。前髪は、目にかかる長めにつくることで、下ろしても、かき上げても可愛くなれます。


【how to“スタイリング”】
26mmのアイロンで全体を外ハネに。顔まわりはリバースに、バックの表面は内巻きにワンカール巻きます。パサついて見えないよう、軽めのオイルを毛先になじませたら完成です。

担当サロン:Violet(バイオレット)  若井友紀さん

 

【2】8トーンの透明感ひし形ショート

Point

カラーは8トーンのグレーアッシュカラーで全体に透明感をだしてくれます。


【how to“ベース”】
ひし形顔さんはシルエットはきれいなので、それに沿ってカットをしていきます。ベースカットは襟足はタイトに、トップにレイヤーを入れてひし形にカット。


【how to“スタイリング”】
表面のみ26ミリアイロンで平巻きにまきます。トップの方にボリュームが行きすぎないようにすることがポイントです。スタイリング剤はバームとオイルを混ぜて、全体的に揉み込みながらトップから束間をだします。

担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート)  鎌倉 彩さん

 

【3】8トーンの軽さ出しボブ

Point

カラーリングは、8レベルのグレーアッシュに。肌写りをよくしつつ、透明感のある色味になります。


【how to“ベース”】
全体を前下がりのボブでカットし、顔まわりに軽さを出しています。レイヤーを入れずに、質感の調整でエアリーな外ハネにしやすくしているのがポイント。前髪は巻いて眉毛にかかる長さに。短めにカットすることで、顔の印象をぱっと明るく見せます。


【how to“スタイリング”】
32mmのアイロン(ストレートアイロンでもOK)でスタイリングします。顔まわりの髪をアイロンで撫でるように通して丸みをつけると、柔らかく女らしい雰囲気に。内巻きにするとカールが強すぎるので、軽く通すイメージで。その後、毛先を外巻きにワンカール。毛束の表情をつくりやすいバタークリームをくしゅくしゅっと握るようにつけます。最後に前髪の毛先1cmに塗布し、毛束メイクしたら完成です。

担当サロン:MINX 銀座店(ミンクス ギンザテン)  岡本麻利さん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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