個性的な髪型は前髪やカラーがポイント! レングス別おしゃれスタイル

髪型でも個性を出したい! という人におすすめのヘアスタイルをピックアップ。ショート、ミディアム、ロングと髪の長さ別に『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルから紹介します。パーマのかけ方やカラー、前髪などを工夫して、自分らしさをアピールしてみて!
個性的な髪型|ショート
ニュアンスパーマで外国人風! マッシュショート
【How toベース&カラー】
マッシュベースにカットし、動きが出やすいように表面にレイヤーを入れます。前髪を目の上のギリギリの長さに設定することで、角度がゆるめのマッシュラインとなりナチュラルテイストに。カラーリングは、暖色である8レベルのオレンジブラウンに染めます。顔色をよく見せながら、髪のツヤ感もプラスしてくれる色味です。
【How toパーマ&スタイリング】
パーマは、20~22mmのロッドを使い、毛先を逃した中間巻きに。しっかりしたカール感ではなく、毛先の遊びや動きのニュアンスとなるパーマをかけます。スタイリングは、8割くらい乾かし、ムースを全体的に揉み込むように塗布します。髪がセミウェットな状態で、下からすくいあげるようにつけるのが今どきのスタイルに仕上げる鍵。ムースをつけたら、毛先が色々な方向を向くように整えて自然乾燥させたら完成です。
担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 村上ユミコさん
抜け感プラスで個性を演出! ハンサムショート
【How toベース&カラー】
ベースはサイドグラデーションにカットし、顔まわりをマッシュラインで重めに。襟足はすっきりタイトにレイヤーでカットしたハンサムショート。首に沿ってカットをしているので、ネックラインを美しく見せてくれます。前髪は目の下の長さで重めにカット。カラーリングは、6レベルのブラウンベージュをセレクト。グレーがミックスされているため赤みを抑え、くすみのない透明感のある色味に。ファッションも問わず、どんなメイクにも似合うヘアカラーです。
【How toスタイリング】
前髪はオールバックをイメージしながら、やや立ち上げるように全体を乾かしたら、スタイリングオイルを塗布し、もみあげや前髪の産毛までしっかりつけるのがコツ。オイルはセット力がなく、さらっと仕上がるタイプを選んで。26mmアイロンで毛先をランダムに巻いたら完成です。クセを活かすなら、アイロンなしでも◎。
担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 鹿野瑠璃子さん
個性的な髪型|ミディアム
重ねハイライト&外ハネボブで外国人風ミディアム
【How toベース&カラー】
前髪は眉にかかる長さで、隙間が作れるように毛先を調整してカット。サイドは襟足から3cmのワンレンベース。動きが欲しい顔周りや表面にはレイヤーを入れます。カラーは全体に細かくハイライトを入れた上から、9トーンのアッシュベージュを重ねて。ハイライトが目立たずなじむので、自然な明るさと立体感を出せます。またアッシュベージュは、黄み系のくすみカラー。日本人の肌色になじみやすい色なので、ハイトーンでも上品カジュアルな印象に。透明感があり、太陽の光に反射して艶めくカラーです。
【How toスタイリング】
全体をバサバサッと乾かした後、26mmの細めのアイロンで毛先を内・外MIX巻きに。くるんとカールすると野暮ったくなるので、160℃程度の低めの温度設定で軽く巻くと今っぽい仕上がりに。顔周りを外ハネにするとフェースラインが隠れて小顔効果も期待できます。前髪は真っすぐ下ろさず、毛先に軽く隙間を作って。軽く耳掛けをし、ウエット系のスタイリング剤を全体の毛先にもみ込み、束感と立体感を出せば完成です。毛先はキレイに巻かず適当に巻けばOKの、くしゃっとした質感がおしゃれなヘア。カラーでバカンスを盛り上げるのはもちろん、スタイリングに時間がかからないので、旅行中にはもってこいのスタイルです!
担当サロン:Sui(スイ) 深瀬介志さん
今っぽいカジュアルボブは暖色系カラーで大人感をキープ!
【How to“ベース&カラー”】
肩上でカットし、サイドのハチ上からバックにかけてレイヤーを入れます。顔周りも頬ラインからしっかりレイヤーを。裾には入れず重たさを残すのが、今っぽいレイヤースタイルの鉄則です。前髪は眉上で薄めにカットしてから、パッツンにならないように隙間を作るセニングカットで毛量調整をします。カラーはしっとりツヤの出る7トーンのピンクバイオレット。アッシュなど寒色にせず暖色にすることで、カジュアルなボブでも落ち着いた印象になります。
【How to“スタイリング”】
濡れた状態の短め前髪はすぐ乾きやすく根元が立ちやすいので、自然なクセがつく前に、ドライヤーで根元をつぶすようにしっかり乾かします。28mmのアイロンで、裾の毛束を少量ずつ取りなら外ハネに。さらにレイヤーを入れたサイドやバック表面の毛束を真上に引き上げ外ハネをプラスします。毛先がパサついて見えないよう毛先にバームをもみ込み、前髪の毛先にも少量もみ込んで。前髪を目の粗いコームでとかすし程よい隙間を作れば完成です。
顔周りの動きと前髪でカジュアルに作りつつ、カラーで大人っぽさを演出するレイヤーボブ。トレンドをキャッチしつつ、差のつくおしゃれを楽しみたい人はぜひTRYを!
ナチュラルに前髪パッツン導入! 絶妙カジュアルボブ
【How toベース&カラー】
前髪は眉毛がギリギリ隠れるくらいの長さで、横幅が広めのワイドバングにカット。ワイドバングにすることでパッツン系ボブが今っぽく仕上がります。裾はハネないように、肩につかない長さでカット。まとまりやすくするため内側は短めにカットし、表面は束感が出るストロークカットで動きをつけます。カラーは透明感のある10トーンのフォギーベージュ。室内だと落ち着いて見えますが、光に当たると透けて見えて明るい印象に。ベージュの柔らかさでかわいらしさもプラスされます。
【How toスタイリング】
ストレートにブローした後、32mmのアイロンで毛先をサラッと内巻きに。しっかりカールをつけるよりも、軽く動きをつける程度が今っぽいです。巻いた毛先にセミウェットに仕上がるヘアクリームを軽くもみ込み、ふわっとした束感を。前髪の毛先にも少し隙間ができるように束感を作ると、個性的に見えず程よくカジュアルに仕上がります。内巻きの清楚さとベージュカラーで、かわいらしさも手に入るのがこのボブの優秀ポイント。また顔周りの毛束がストンと落ちているので、エラが気になる人にもおすすめです。
担当サロン:EVOKE TOKYO(イヴォークトーキョー) 松島春樹さん
レイヤー&毛先カラーで遊び心満載! ウルフ風ミディ
【How toベース&カラー】
ベースを鎖骨下の長さに設定し、前上がりにカット。サイドとバックをあえて繋がないようにレイヤーをたっぷり入れることで、ラフな動きの今っぽウルフに仕上がります。前髪は眉下の長さで毛流れがでるようにカットして、女性らしさを演出します。カラーは、根元から中間は9レベルアッシュ、毛先は12レベルのアッシュベージュをチョイス。表面に数パネル、ハイライトを入れてさらなるメリハリをプラス。
【How to スタイリング】
ドライ時、髪全体を前方向に持ってくるように乾かし動きを出しやすくします。乾いたら、32mmのアイロンで、バックは外ハネにし、それ以外を内巻きにワンカール巻きます。顔まわりはリバースに巻くとベター。ヘアオイルを2プッシュほど全体的にしっかり塗布して、束間をメイクしたら完成です。
担当サロン:drive for garden(ドライブフォーガーデン) 中川崇広さん
個性的な髪型|ロング
オールバックが決まる! 束感&抜け感両立ロング
【How toベース&カラー】
ベースをワンレングスでカットしたら、低めにレイヤーを入れます。毛量調整は毛先の厚みを残しながら、内側を中心に行います。前髪はサイドより短めにカットして、やや軽い印象に。ふわっと7:3くらいのパートで分けてもいいし、オールバックにしても決まるデザインです。カラーは自然なメリハリをつけるハイライトを細かく全体的に入れた後、10レベルのスモーキーベージュを重ねます。赤味を抑えるカーキ系で、透明感のある仕上がりになっています。
【How to スタイリング】
根元に空気感が出るように全体を乾かします。ドライ後34mmの太めアイロンで、ランダムに内+外カールを巻いて大きく緩やかなウェーブ感を作ります。スタイリング剤は、ツヤ感と束感を作るオイルワックス、もしくはクリームワックスを塗布してセミウェットな質感で色っぽい仕上がりに。ナチュラルな女性らしい雰囲気にするなら前髪を7:3に分けて。クールに決めたいならオールバックがオススメです。
担当サロン:MINX 原宿店(ミンクス ハラジュクテン) 石見優衣さん
束感前髪&おくれ毛で個性発揮! 波ウェーブロング
【How toカット】
ベースは胸ラインでカットし、ローレイヤーを入れます。レイヤーをあまり入れないことでAラインに。スライドカットで顔まわりおくれ毛をつくり、今っぽさをプラス。前髪は巻いて眉にかかる長さでシースルーに仕上げ、軽さを表現します。
【How to スタイリング】
ドライ後、32mmのアイロンで毛先から外巻き→内巻きとそれぞれ1カール巻いて波ウェーブをつくります。少し巻き込むくらいで3秒待ってからアイロンを外すのがベスト。おくれ毛のみ、中間から外へ流れるようにリバースに巻くのが鍵に! 前髪はストレートで仕上げます。スタイリング剤は、オイルを1滴。オイリーにならないよう、髪のパサつきを抑える程度に。最後に手に残っているオイルで、前髪の束感を整えたら完成です。
担当サロン:LONESS omotesando(ローネス オモテサンドウ) 丸山成穂さん