緑系の髪色で、さりげない個性スタイル【8選】
ナチュラルから個性的なグリーン系カラー。上品な雰囲気も出せる髪型も掲載。髪色別に『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。
緑系ってどんな髪色?
グリーンアッシュ、カーキアッシュ、オリーブベージュ、オリーブグレージュ、ピスタチオベージュなど、緑系のヘアカラー。緑ベースは日本人の黄み肌からも浮かずになじみやすく、クールで大人っぽくて上品な印象に。
「オリーブベージュ」のヘアカラースタイル【2選】
【1】7トーンのひし形シルエットボブ
Point
カラーリングは寒色系7レベルのオリーブベージュに。赤みやオレンジっぽさを打ち消しつつ、柔らかく透明感のあるベージュに仕上げます。
【how to“ベース”】
全体を鎖骨上3センチの長さでカット。頭のハチ上のみにレイヤーを入れて、上品な軽さを出します。前髪は頬の長さでカットして、流れやすいように調えることで、伸ばし途中でもストレスフリーに。
【how to“スタイリング”】
乾かしてから32mmのアイロンで外ハネにワンカール→レイヤー部分を内巻きにワンカールします。内巻きにする髪を毛先までしっかり巻き込むことが、キレイに仕上げる鍵に!スタイルの持ちも断然違います。前髪はふわっと流れるように巻きます。スタイリングはシアバターとオイルを同量MIXしたものを。根元は外して、中間から毛先に手ぐしを通すように塗布します。セミウェットな質感にして、おしゃれ度アップを狙って。
担当サロン:GARDEN aoyama (ガーデンアオヤマ) 豊田楓さん
【2】9トーンの大人ミディ
Point
スタイルのポイントとなるインナーハイライトは、14レベルで顔まわりに細く入れます。その後、9レベルのオリーブベージュをオンカラー。赤みを消す寒色系でもベージュがメインなので、くすみ過ぎず柔らかい色味に。
【how to“ベース”】
全体を鎖骨下3cmでやや前下がりにカット。Aラインのシルエットを残しながら、ふんわりするようにトップにレイヤーを入れます。もみ上げを5mm〜1cm幅で取り、やや短めにカットしおくれ毛につくります。シースルーバングは、両サイドが長いラウンド状にすることで小顔見せにも。
【how to“スタイリング”】
毛先を32mmのカールアイロンで外ハネに。顔まわりはリバース、おくれ毛は内巻きにワンカール、前髪は左右に分けてそれぞれワンカール巻きます。セミウェットな質感になるオイルを全体に馴染ませ、手に残っているスタイリング剤を前髪につけて束感を整えます。耳に軽くかければ、ハイライトがちらっと見えておしゃれ感アップ。
担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 鈴木彩乃さん
「オリーブアッシュ」のヘアカラースタイル【2選】
【1】10トーンとハイライトのショート
Point
カラーは、ブリーチで細かいハイライトを入れた後、スタイリッシュな寒色であるオリーブアッシュ(10レベル)をオン。ハイライトによりメリハリのある立体感と、髪が動いた時の透け感を演出します。
【how to“ベース”】
マニッシュな印象のサイドグラデーションは、耳に少しかかるくらいの長さでカット。間引きセニング&スライドカットをmixさせながら毛量調整することで、ニュアンスのある束感を作ります。さらに、トップにはレイヤーを入れ、動きを出しやすくします。
【how to “スタイリング”】
トップは根元をふんわり立ち上げ、センターパートの分け目をくっきり見せないように乾かすのがポイント。はっきりとした分け目は古いイメージとなりがちで、ペタッとするとメンズっぽくもなるのでご注意を。襟足は、浮かないように上から押さえ込みながら風を当てます。19mmの細めのアイロンで、外ハネをメインにランダムに巻いて動きを出します。バーム系ワックスを毛先中心になじませるように塗布すると、艶のある束感に。ドライ系ワックスだと子供っぽくなりやすいので、ウェットな質感を作るタイプを選んで。ハイライトとアイロンテクニックの両方でニュアンスを作り、動きのあるヘアに。センターパートでスタイリッシュなイメージを与えるので、トレンドファッションを先取りしたい人に挑戦して欲しいスタイルです。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 松下ひとみさん
【2】8トーンの外国人風ショート
Point
カラーは8トーンのオリーブアッシュ。赤みをおさえた外国人風の人気カラーです。マッシュは頭でっかちに見えがちなので、全体に細くハイライトを入れて軽さを出すと◎。
【How to“ベース”】
前髪は厚め。目の下でカットし、サイドは耳下までラウンドカット。フェースラインを包むように毛束はやや長めに残します。後頭部は丸みが出るようにグラデーションカット、重さを残すのが女っぽく見せるカギです。トップを動かしやすくするよう、ハチ上にレイヤーを入れます。
【How to“パーマ&スタイリング”】
毛先全体に28mmの細めのロッドで、平巻き1.25回転のパーマを。スタイリングは乾かし方が重要。ドライヤーで根元からしっかり乾かし、顔周りの毛束は後ろから前に向かってフェースラインを包むように流して。軽めのワックスを毛先全体にもみ込み、さらにところどころ毛先をラフに動かせば完成です。
担当サロン:Sui(スイ) 塩田勝樹さん
「ディープグリーン」のヘアカラースタイル【2選】
【1】7トーンのゆるパーマセミロング
Point
カラーは7トーンのディープグリーンで赤味を完全に除去。濃いめカラーに慣れたカラー上級者や、絶対に赤味を消したい方にもオススメです。
【how to“ベース”】
ランダムさをだす為に、毛先はジグザグにカットし全体にレイヤーを入れていきます。その後スライドカットでところどころに動く髪を作り、前髪はリップラインでカット。髪が柔らかく、動きが出にくい方は、全体的に緩めにパーマをかけてあげるといいですよ。
【how to“スタイリング”】
パーマなしの場合、全体の毛先を外ハネに巻いた後、中間をリバースに巻いていきます。同じ幅で取らずにランダムな量で巻くのがポイント。その後ブラシで軽くくずし、仕上げにシアバターを全体に馴染ませて完成です。巻くのが面倒な方は、ラフに乾かすだけでも可愛い外国人風ヘアになれますよ。
担当サロン:NEHAN(ネハン) 町田雄一さん
【2】2回ブリーチの10トーンボブ
Point
カラーはベース2回ブリーチしてから、10トーンディープグリーンをオンカラー。抜けると黄緑色っぽく落ちていくので、その色落ちも楽しめます。写真のようにハイトーンの明るいグリーンを出したい場合はブリーチが必要ですが、暗めのトーンであれば色見を抑えてブリーチなしでも作れます。
【how to“ベース”】
全体は肩でハネるボブベースでカット。トップと顔まわりにレイヤーを入れることで、重すぎず動きがあるヘアーになります。
【how to“スタイリング”】
全体的に26mmのコテで巻いていきます。アンダーのボブの部分を外ハネ、レイヤーの部分を内巻きに巻きます。スタイリング剤は”トラックオイルno.3″を。ブリーチ毛はオイルを吸いやすく、すぐパサつくイメージがあると思いますが、トラックオイルはずっと濡れ感があり、お洒落に仕上がります。お持ちのピンやヘアアクセがあれば、それで軽く前髪を留めれば◎。いつものアレンジに飽きてきた方は、ぜひ前髪アレンジも挑戦してみてください。
担当サロン:THE ORIGIN’S SALON(オリジンサロン) 原菜摘さん
「ピスタチオベージュ」のヘアカラースタイル
Point
カラーは11レベルのピスタチオベージュ。人気のグリーン系カラーですが、クール過ぎず、赤みをおさえて透明感と柔らかい印象を与えます。
【how to“ベース”】
カットは低めのグラデーションを入れたショートボブに。前髪は巻いてリップラインになる長さに設定します。絶妙な動きや柔らかさを演出するために毛量調整をバランスを見ながらします。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマの場合、17〜23mmのロッドで毛先ワンカール、顔まわりのみリバースに巻きデジタルパーマをかけます。トップの立ち上がりが欲しい人は根元パーマを。アイロンの場合、26mmのカールアイロンでパーマと同様に巻きます。スタイリング剤は、ソフトな仕上がりで自然なツヤ感の出るミルクタイプがおすすめ。毛先から全体的に揉み込んで、毛束を整えたら完成です。
担当サロン:Violet 表参道店(バイオレット オモテサンドウテン) 若井友紀さん
「マットアッシュ」のヘアカラースタイル
Point
カラーは、寒色系の8レベルのマットアッシュをチョイス。しっかり赤みをおさえながら、柔らかい表情をつくる色味です。
【how to“ベース”】
えり足とサイドをすっきりカットしたレイヤーショート。前髪は、鼻先くらいの長さで流れるようにカットします。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマをかける場合、太めのロッドで毛先にワンカールのパーマを。短いえり足もピンパーマをかけてなじみよくします。アイロンの場合、26mmのカールアイロンで毛先をワンカール。スタイリング剤は、セミウェットな質感となるようワックスとオイルのMIXがおすすめ。タイトにしたいサイドとえり足からつけて、中間〜毛先にかけてもみ込みます。髪の表面を動かすイメージで塗布すると繊細な毛束感が出てグッド!
担当サロン:Rougy(ロージ) 西森柊人さん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。