ポリフェノールが知りたい!カカオポリフェノール等の気になる効果や摂取量は?
チョコレートに含まれるカカオポリフェノールは、とりすぎなければダイエット中に食べてもOK? いろんな種類があるポリフェノール。それぞれの主な食材や効能などをまとめました。美容や健康はいつでも気にかけていたいですよね。ぜひ、チェックしてみてください。
【目次】
・カカオポリフェノールの効果と摂取量
・ナスニン&アントシアニンの働きと主な食材
・その他、代表的なポリフェノールの種類と食材
カカオポリフェノールの効果と摂取量
ダイエット中のおやつは、チョコレートも◎
■ダイエット中、どうしても…の時はビターチョコを。
カカオポリフェノールにはダイエット効果が期待できます。
無糖で、カカオの含有量が70%程度のビターチョコレートなら◎
ただし、食べすぎないように!
カカオポリフェノールは、疲労や美容にいいってホント?
\教えてくれたのは・・・/
「さとうヘルスクリニック」院長:左藤桂子先生
【Q】チョコレートは、疲労回復や美容にいいのでしょうか?
【A】半分Yes!
「チョコレートに含まれる色素や苦味成分の“カカオポリフェノール”というファイトケミカルには、アンチエイジング・疲労やストレス回復効果があるといわれています。
ただし、チョコレートによっては、カカオポリフェノールが入っていないことも。
まず、ホワイトチョコレートはその名の通り、白いですよね。これにはカカオポリフェノールは入っていません。
また、茶色いチョコレートでも、砂糖でカカオポリフェノールが薄められてしまっている場合があります。
となると、“カカオ90%、95%”というのはOK!
…ですが、甘くない!美味しくない!(笑)
「チョコレートは美容にいい」と聞いて、ごく普通の甘~いチョコレートを食べているのは、砂糖を食べているのと同じなのです」
【Q】カカオ90~95%のチョコレートを食べるのはキツいです(涙)
【A】その場合は、カカオ70%以上で選んでみましょう。
これは「体によい」のではなく、「チョコレートは食べたいけれどまだマシなのはどれ?」というモノサシです。
ギリギリ、チョコレートの味がしますよ。
それってウソ?ホント?“美人のおやつはチョコ!”に関する真相を医師に直撃!
1日の摂取量は?とりすぎはダメですよね?
\引き続き、左藤桂子先生にお聞きしました/
【Q】1日にどのくらい食べて大丈夫?
【A】板チョコであれば1列程度。
テレビを見ながら、スマホを見ながらの“ながら食い”ではなく、コーヒーとチョコレートだけというように、集中してしっかり味わって食べてもらいたいですね。
【Q】やっぱり我慢しないとダメってことですね?
【A】実は、私も大のスイーツ好きなんです。
シフォンケーキやタルト・スポンジケーキ等は手作り。
外出した際のティータイムやコース料理のスイーツも我慢せず、楽しんで食べてますよ。
食べたいものを上手に摂って、ストレスを溜めないことが、美肌&アンチエイジングに繋がります。
それってウソ?ホント?“美人のおやつはチョコ!”に関する真相を医師に直撃!
ナスニン&アントシアニンの働きと主な食材
ナスニン-1
主に紫の食材に含まれているポリフェノールの一種「アントシアニン」は、老化の原因となる活性酸素を抑えると言われています。
■なす
なすの紫紺色は、アントシアニン系色素「ナスニン」によるもの。
ナスニンは、活性酸素を抑えるほかに、コレステロール値を下げて動脈硬化を予防したり、眼精疲労の回復にも期待できます。
また、ピーマンやキャベツなどに含まれるビタミンCとナスニンの組み合わせは、老化予防におすすめのレシピです。
食欲の秋…だからこそ食べてキレイに!「美容成分満載」な食材まとめ
ナスニン-2
活性酸素の生成を抑えて肌トラブルを防ぎ、老化やがんを予防する「ナスニン」には、強力な抗酸化作用があります。
眼精疲労の解消・コレステロール値の低下・肝臓の働きを活性化する働きも。
ナスニンが豊富に含まれている皮ごと食べましょう。
旬をまるごと! 家呑みごはん #6|抗酸化成分は美肌向き&低カロリーでダイエット向き!『なす』
アントシアニン-1
いちごなどの赤い色素に含まれるポリフェノールの一種「アントシアニン」が、眼精疲労を和らげたり、体内にたまってしまった活性酸素を除去する働きが。
しなやかで美しい肌&体づくりをサポートしてくれる食材です。
「いちごとクレソン、モッツァレラチーズのサラダ」美容エディター・門司紀子のToday’s SALAD #25
アントシアニン-2
紫きゃべつなどの紫の食材には、アントシアニンが含まれていて、抗酸化作用が高く、アンチエイジングや眼精疲労に役立つとされています。
ただし、火を通すと色味がくすみ、栄養価もガタ落ちなので、サラダにするのが断然おすすめ。
美容エディター・門司紀子のToday’s SALAD #2「紫キャベツのコールスロー風」
その他、代表的なポリフェノールの種類と食材
アセロラ
ビタミンCを豊富に含むアセロラはポリフェノールの一種でもあり、高い抗酸化作用を持つ「アントシアニン」も豊富に含んでいるので、美白対策に効果的。
ビタミンCやポリフェノールは水に溶ける性質があるので、一度にたくさん摂らず、適量をこまめに摂ることで吸収率を高めることが出来ます。
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レスベラトロール
赤ワインに含まれるポリフェノールの一種「レスベラトロール」。
ハーバード大学の研究によると、レスベラトロールを大量に摂取したマウスは、寿命が延びることが報告されています。
ただし、人間が同等の量を毎日摂取するのはなかなか困難。
色の濃い野菜や果物で、色んな種類のポリフェノールを摂取するのが現実的です。
プロシアニン
ポリフェノールの一種「プロシアニン」を含むりんご。
抗酸化作用や老化防止の効果に注目されています。
カテキン
ポリフェノールの一種である抗酸化作用の高い「カテキン」が含まれている桃。
殺菌作用や老化防止・脂肪吸収の抑制効果があるとされ、カロテンの含有量が高いのは、白桃よりも黄桃。
アスタキサンチン
身が赤い鮭の色は、ポリフェノールの一種「アスタキサンチン」。
優れた抗酸化作用をもち、コラーゲンと共に美肌を作るとされています。
ヘスぺリジン
温州ミカンの薄皮の白い筋には、ポリフェノールの一種「ヘスぺリジン」が含まれています。
これは温州ミカン特有の成分。
その抗酸化力は、β-カロテンの数倍とも言われています。
血流の改善も期待できるので、取らずに食べるのがおすすめ。
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ケンフェロール&ケルセチン
玉ねぎに含まれる、ポリフェノールの一種「ケンフェロール」「ケルセチン」。
脂肪の燃焼を高め、余分な脂肪の排出を促します。
また、オリゴ糖が腸内の善玉菌を増やし、腸を整える働きも。
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