健康・ヘルスケア
2018.12.22

それってウソ?ホント?“美人のおやつはチョコ!”に関する真相を医師に直撃!

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“食”について。チョコレートは疲労回復や美容によいって…ウソ? ホント? さとうヘルスクリニック院長・左藤佳子さんにお答えいただきます。

%e3%81%a1%e3%82%87%e3%81%93%e3%83%bc-2Q:チョコレートは疲労回復や美容によいってホント?

スイーツタイムへの罪悪感を吹き飛ばしてくれそうな、このウワサ。チョコレートが美容によいなら、いくらでも食べられちゃうかも。

さっそく、この疑問を左藤先生にぶつけてみました! 果たして先生の答えは……?

A:半分ホント、半分ウソ

「チョコレートに含まれる色素や苦味成分の“カカオポリフェノール”というファイトケミカルには、アンチエイジング、疲労やストレス回復効果があるといわれています。

ただし、チョコレートによっては肝心のカカオポリフェノールが入っていないことも。まず、ホワイトチョコレートはその名の通り、白いですよね。これにはカカオポリフェノールは入っていません。また、茶色いチョコレートでも、砂糖でカカオポリフェノールが薄められてしまっている場合があります。

となると……“カカオ90%、95%”というのはOK! ですが苦いだけで美味しくないわよ、なってしまいます(笑)。チョコレートは美容にいい、と聞きかじったからといって、ごく普通の甘~いチョコレートを食べているのは、砂糖を食べているのと同じなのです」(左藤先生・以下「」内同)

どうしてもチョコレートを食べたいときは…カカオ70%75%!

「カカオ90%や95%のチョコレートを食べるのはキツいという方は、カカオ70%以上で選んでみて。これは“体によいではなく、チョコレートは食べたいけれどまだマシなのはどれ?”という物差しです。カカオ70%、75%ならギリギリ、チョコレートの味がしますよ。

1日に食べてよい量は、板チョコであれば1列程度。テレビを見ながら、スマホを見ながらの“ながら食い”ではなく、コーヒーとチョコレートだけというように、集中して食べてもらいたいですね」

ちなみに、先生も大のスイーツ好きのこと! シフォンケーキやタルト、スポンジケーキ等は手作りし、外出した際のティータイムやコース料理のスイーツも我慢することなく、楽しんで召し上がるそう。ストレスを溜めることなく、上手に食べたいものを摂ることが、美肌、アンチエイジングに繋がりますよ。

profile
左藤 桂子
「左藤桂子ヘルスプロモーション研究所」所長
「さとうヘルスクリニック」院長
これまで多くの症例を診て、糖尿病になる前に体重オーバーの時期があることに気がつき、体重コントロールの重要性を提唱。
完全予約制で濃厚な個人の健康コンサルタントを行いつつ、予防医学、生活習慣病、アンチエイジングなどの啓蒙活動を行っている。著書の『ダイエット外来の寝るだけダイエット』(経済界)などアマゾンランキング上位の著書多数。

文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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