食・レシピ
2017.10.10

食欲の秋…だからこそ食べてキレイに!「美容成分満載」な食材まとめ

秋といえば“食欲の秋”。スーパーやレストランでもおいしそうな秋の味覚をたくさん見かけるようになり、食べることが一層楽しみな季節になりました。

どうせ思う存分“食を楽しむ”のであれば、体によい食材を取り入れたいですよね。

そこで今回は、『美レンジャー』過去記事から、栄養成分をたっぷり含むオススメ食材をまとめてご紹介します。

 

旬の「栗」は栄養バランス抜群!

まずは旬の味覚、“栗”です。過去記事「食べなきゃ絶対に大損!“栗”は秋のピカイチ美容食材だった」では、栗の持つ美容効果について解説しています。

栄養成分をバランスよく含有

栗は、正式には“種実類”に分類されるナッツ類。栄養価が高い食材で主成分はでんぷんです。栗に含まれるでんぷんは、イモ類のでんぷんと比較すると、でんぷんの粒子が細かく、それがあの上品な味わいを生んでいます。

またナッツ類ながら、脂質は少なくヘルシー。たんぱく質・ビタミンA・B1・B2・C・カリウムなど栄養成分をバランスよく含んでいて、食物繊維もサツマイモ以上の含有量です。

注目すべきはビタミンB1・B6

栄養豊富な栗ですが、特に注目したいのはビタミンB1とB6。ビタミンB1はお肌の新陳代謝を促してくれ、疲労回復効果もあるといわれています。

また、ビタミンB6は免疫力向上や肌荒れ防止効果も。体を温める食材なので、冷え症改善にもオススメです。

 

「紫パワー」でアンチエイジング

過去記事「30歳過ぎたら毎日摂りたい!“サビない女になる”紫の食材4つ」では、紫色の食材に含まれるポリフェノールの一種“アントシアニン”が、老化の原因となる活性酸素を抑えてくれるとして、“紫のアンチエイジング食材”を4つご紹介しています。

(1)なす

なすの紫紺色は、アントシアニン系色素“ナスニン”によるもの。ナスニンは、活性酸素を抑えるだけではなく、コレステロール値を下げて動脈硬化を予防したり、眼精疲労の回復に役立ったりもします。

また、ピーマンやキャベツなどに含まれるビタミンCと、なすのナスニンを合わせれば、老化予防にさらに有効です。

(2)紫キャベツ

紫キャベツの紫色にもまた、アントシアニン系の色素が含まれています。緑色のキャベツと比べて、美肌づくりに欠かせないビタミンC、むくみの予防・改善に役立つカリウムともに1.5倍近く多く含まれるので、覚えておくとよいでしょう。

(3)ぶどう

ぶどうに含まれる代表的な栄養素は、アントシアニンや、ビタミンB1、B2、Cといった美肌ビタミン、むくみを予防・改善してくれるカリウムなど。どれも、美容に敏感な人にとっては嬉しい栄養素です。

加えて、ブドウ糖・果糖。これらの糖質は体の疲労回復だけではなく、脳のエネルギーにもなるので「普段、パソコン作業が多い」という人にもオススメです。

(4)ブルーベリー

アントシアニンを豊富に含む皮ごと、余すことなく食べられるブルーベリーには、ストレスを感じると分泌されるコルチゾールの生成を抑える効果も。ストレスは、活性酸素を発生させたり、ビタミンCを消費させたり……、老化の大きな原因になります。カルシウムを含むヨーグルトと合わせて取り入れてみては?

 

「トマト」は正しい食べ方で美容効果UP!

最後は、サラダに彩りを添える定番食材、“トマト”。過去記事「知らなきゃ栄養台無し!食べる美白コスメ“トマト”の正しい食べ方は」では、リコピンを豊富に含むトマトについて、その美白効果や正しい食べ方をご紹介しています。

夏にたっぷりと紫外線を浴びた肌のためにも、積極的に食べたい食材ですね。

リコピンの美容効果は?

カゴメ株式会社が第30回日本カロテノイド研究談話会(2016年)で発表した研究結果では、トマトジュースを摂取すると、紫外線によって暗くなった肌の色調が回復することが確認されています。そのメカニズムとして、トマトジュースによってメラニンの生成が抑えられたこと、ターンオーバーが促進されたことが考えるとのこと。

さらにカゴメ株式会社は第29回美容皮膚科学会(2011年)で、トマトジュースを継続的に摂ることで目の下のシワも改善すると発表しています。

リコピンをしっかり吸収!正しいトマトの食べ方5つ

カゴメ株式会社の研究によって、リコピンの吸収をよくする食べ方が明らかになっています。

(1)加熱する

生のままで食べるのは実は損! カゴメ株式会社の研究では、トマトは加熱することによってリコピンの吸収が2倍になることがわかっています。加熱により固い細胞壁が壊れやすくなるため、吸収率が高まるそうです。

(2)粉砕する

トマトを細かく粉砕することでも吸収率がアップします。トマトジュースやトマトペーストにしたほうが、リコピンをたっぷり吸収できるのです。

(3)朝食べる

同社の研究によると、昼や夜と比べて、朝にトマトジュースを飲んだほうがリコピンの吸収がよいことが判明したそう。

(4)牛乳と一緒に摂取

牛乳とトマトを一緒に取ると、リコピンの吸収率が高まることもわかっています。なんと、単独摂取よりも3倍の濃度になるというから驚きです。

(5)油と一緒に摂取

油と一緒にリコピンを摂取するのも、吸収率アップにつながります。オイルでトマトを炒めれば、加熱と油のW作用でリコピンを効率よく吸収できるでしょう。

 

旬の食材から、年間を通して食べられるものまで、栄養成分たっぷりで美容効果が期待できる食材はたくさんあります。今回ご紹介した食材も参考に、バランスよい食生活を心がけながら、“食欲の秋”を楽しんでくださいね。

 

初出:美レンジャー  ライター:美レンジャー編集部

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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