切りっぱなしミディアム【実例15】ライン感のあるトレンドヘア

ぷつっとした毛先のラインがちょっぴりモードでおしゃれな切りっぱなし。今回はミディアムのヘアスタイルを『美的.com』の連載で好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。
切りっぱなしミディアムの【魅力】
可愛く仕上げるコツは、毛先を揃えること。毛先にプツッとしたライン感を出すことで、お洒落感のあるトレンドスタイルに。
「顔型別」に似合う切りっぱなしミディアム【3選】
【1】「丸顔さん」に似合う切りっぱなしミディアム
Point
マスクをしても顔の印象が明るくなる、というメリットの方が大きいんです。また、短くワイドにすることで、顔の縦の印象を強めて丸顔補正にも。【how to ベース&カラー】
鎖骨の長さでワンレングスにカットし、頭のハチより上にレイヤーを入れて今っぽい軽さを演出。
スタイルのポイントである前髪は、パツンとしたライン感を残しながらワイドにカット。ワイドバングは、ロブとベストバランスなのでおしゃれ感もアップします。
カラーは、7レベルの透明感のあるフォギーベージュをセレクト。やや青みがかったベージュで、柔らかさとツヤ感を兼ね備えたカラーです。
【how to スタイリング】
ドライをしたら、26mmのアイロンで外ハネをして、頭のハチより上の髪は内巻きにワンカールするだけの簡単スタイリングです。
前髪はアイロンなしでOK。スタイリング剤は、バームを“小指の爪”くらいの少量を手に取り、手のひら全体にしっかり伸ばします。この時、指の間にも伸ばすイメージで。毛先を中心に馴染ませ、束感を整えたら完成です。
担当サロン:GARDEN aoyama (ガーデンアオヤマ) 豊田楓さん
【2】「面長さん」に似合う切りっぱなしミディアム
Point
カジュアルなデイリーはもちろん、きれいめフォーマルもこなせる万能ミディアム。顔まわりのおくれ毛を巻いて横幅を出せば、面長さんのカバーも叶えます。【how to“ベース&カラー”】
カットは、鎖骨レングスのワンレングスに。顔まわりとトップにレイヤーを入れて、毛先に動きを出しやすくします。
前髪は、束感がつくりやすい薄めに。目の高さでラインでカットしたサイドバングは、おくれ毛と繋げることで小顔効果も。
カラーは、トレンドの兆しがある暖色系をいち早く取り入れ、9レベルのウォームブラウンに。落ち着いた印象で、ツヤ感と透明感が欲しい人におすすめのカラーリングです。
【how to“スタイリング”】
32mmのコテで、毛先を外ハネにワンカール、表面と顔周り、おくれ毛は、毛束を上に持ち上げて内巻きにするのがポイントです。
前髪は、マジックカーラーでナチュラルに。
シアバターor軽めのオイルをなじませますが、スタイリング剤も巻いた位置でつけるとふんわり仕上がります。慣れれば5分でできる簡単ヘアです。
担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 田中麻由さん
【3】「四角顔さん」に似合う切りっぱなしミディアム
Point
長さを鎖骨に設定して骨格をカバー。スタイルのポイント
ぷつっとしたラインが可愛い鎖骨ミディアム。
レングスを鎖骨に合わせることで縦長シルエットになるので、四角い顔をカバーできます。
外ハネに毛先をすることで、さらに骨格をカバー。
薄めのセンターパートで今っぽく。
担当サロン:ciel(シエル) sanaさん
「前髪あり」の切りっぱなしミディアム【2選】
【1】ナチュラルなぷつっと感ミディ
Point
ナチュラルながら、毛先のぷつっとしたライン感を出して今季のトレンドヘアに。輪郭に合わせてサイドバングをつくれば、骨格をカバーして小顔見せを叶えるうえ、どんな顔型にもマッチする万能なデザインです。【how to“ベース&カラー”】
カットは、鎖骨ラインで切りっぱなしに。中間~毛先は毛量調整し、重さは残しつつ動きをプラス。
前髪は、眉と目の間でぱつっとカットし、サイドバングは輪郭に沿わせて切ることで小顔効果が望めます。
カラーは、7レベルのラベンダーベージュに。ツヤ感&柔らかい質感をもたらし、ダメージを受け黄色くなった髪色でもキレイに仕上げることができます。
【how to“スタイリング”】
32mmのコテで全体を外ハネにして、顔まわりをリバースに巻くだけ。重めカットでまとまりがよく、簡単なスタイリングでもキマるので、アイロンが苦手な人にイチオシです。
セット剤は、束感とツヤ感を出すバームを、中間から毛先になじませたら完成です。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 豊田楓さん
【2】ワンレングスの外ハネミディ
Point
カジュアルと女性らしさを両立できるミディアム。髪のボリュームはおさえたいけど動きが欲しい多毛さんにもおすすめです。【how to“ベース&カラー”】
鎖骨でワンレングスにカット。顔まわりはリップラインで独立したレイヤーを入れることで、顔まわりをカバーします。
前髪は、目と眉の間の長さでサイドを少し長めにカットすることで、こめかみに隙間ができなくなります。
カラーは、10レベルのピレンジをチョイス。暖色にトライしたい人におすすめで、ピンクの華やかなツヤ感とオレンジの柔らかさのいいとこ取りをしたカラーです。
【how to“スタイリング”】
32mmのアイロンでベースを外ハネにし、顔まわりのレイヤーは内巻きにワンカール巻きます。
前髪は、マジックカラーで巻くか、そのままでもOK。
さらっとタイプのオイルを手に伸ばし、指の間にもなじませたら、髪をとかす要領で塗布します。外ハネは、ひっくり返すように、前髪は束感を出すようにつけます。アイロンは、ストレートでも◯。
担当サロン:GARDEN Tokyo(ガーデン トウキョウ) 田中麻由さん
「前髪なし」の切りっぱなしミディアム【3選】
【1】ワンレングスの無造作ストレート
Point
髪質が硬い方で、柔らかく見せたい方におすすめです!大人っぽく、カジュアルめなので服装の邪魔にならないヘアスタイルになっています。どんな方にも合わせやすいブラウンベージュです。【how to“ベース&カラー”】
ワンレンの無造作ストレートヘア。髪質が硬く、柔らかく見せたい人は毛先に少しレイヤーを入れることで動きのある柔らかスタイルになります。
さらに髪の毛が柔らかく見える8レベルのブラウンベージュで透明感カラーにしています。ブラウンベージュはどんな方にでも、どんなシーンにもマッチする万能カラーなのでおすすめです。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを使って毛先を軽く外はねベースにしていきます。
そのあとのスタイリングは、オイルを毛先から揉み込むようにつけてウエットな無造作感を出せば完成です。
担当サロン:k-two Esola IKEBUKURO(ケーツーエソラ 池袋) 土佐 優奈さん
【2】平行ラインのハンサムミディ
Point
すっきりした首ラインが魅力の外ハネミディ。シンプルながら、くびれ感があり大人の品が漂うスタイルとなっています。また、洗練された印象を与え、モード感のあるファッションとも好相性です。【how to“ベース&カラー”】
カットベースは肩~肩下1cmの長さで平行ラインに。表面には軽さを出すためレイヤーを入れます。
前髪は、目の下の長さで薄めにカット。どんな髪質でもトライしやすいですが、多毛さんには特におすすめです。
カラーは9レベルのラベンダーベージュをチョイス。赤みをおさえつつツヤ感をUPさせ、褪色した髪色をキレイにカバーできます。
【how to“スタイリング”】
26mmのコテで毛先を中心にくびれさせるように外ハネに巻きます。耳上あたりにコテを横に入れ、根元がふわっと立ち上がるようにボリュームを出します。
スタイリング剤はオイルorバームを、もみあげ&耳まわりの内側からなじませ、その後、えり足、表面とつけたら完成。パラっとしたセミウェットな質感が大人の女性らしさを演出します。
担当サロン:MINX 原宿店(ミンクス ハラジュクテン) 野沢伯行さん
【3】ウェーブ巻きをプラスした外国人風ミディ
Point
外国人のようなナチュラルなグラデーションが魅力のミディ。おくれ毛のカール感を強めに出すと小顔効果を叶えるのでぜひチェックを!【how to“ベース&カラー”】
鎖骨くらいの長さで切りっぱなしのボブにカット。トップにレイヤーを入れて軽い動きを出します。
前髪はリップラインの長め設定に。流した時に抜け感が出るようシースルーに調整することで、扱いやすさ抜群。
カラーは、ブリーチ剤を使い全体にハイライトを入れますが、トップに連れて細めにするため、美しいグラデーションに。オンカラーは柔らかい印象のアッシュベージュで。
【how to“スタイリング”】
スタイリングは、26mmのアイロンでフォワード&リバースのMIX巻きにします。顔まわりのおくれ毛は、細めに髪を取り、左右3~4パネルずつワンカールの内巻きと外巻きにするのが小顔見せのコツ。
ワックス:オイル=2:1で混ぜたものを、おくれ毛、毛先、トップのレイヤー部分の順に塗布します。ワックスだけでなく、乾燥を防ぎツヤ感をアップさせるので、オイルをMIXするのがベター。
担当サロン:Violet 栄店(バイオレットサカエテン) 伊藤ひかりさん
「軽め」レイヤーを少しプラスした切りっぱなしミディアム【3選】
【1】ワンレングスベースのくびれミディ
Point
顔まわりレイヤーで華やか印象のミディスタイル。ぷつんとした厚みスタイルからイメージを変えたいという人にもおすすめです。【how to“ベース&カラー”】
鎖骨と胸の間くらいの長さでワンレングスにカット。ほお骨とあごラインからそれぞれ顔まわりにレイヤーを入れて、毛流れが出やすいようにします。
前髪は、長めのシースルーにカット。おでこの肌を見せることで、理想的なひし形シルエットをつくります。
カラーは10レベルのオリーブベージュに。赤みを抑えつつしっかりツヤ感を出せる寒色系で、アッシュに振りたくない人に◯。
【how to“スタイリング”】
32mmのコテで、ゆっくり外しながら大きめの外ハネをつくります。ポイントの耳まわりは、髪をコテに巻きつけSカールをつくるイメージで大きく内巻きにします。その後、カールをほぐします。
軽めのオイルを毛先から全体になじませます。外ハネ部分は手を返してつけるとグッド。
担当サロン:MINX 銀座店(ミンクス ギンザテン) 岡本麻利さん
【2】姫カットがおしゃれなカジュアルミディ
Point
顔まわりのみウルフスタイルを取り入れた“姫カット”がこちら。頰にかかる髪が生まれることで、丸顔やエラ張りを補正。ミディアムからロングへの移行期でも、長さを変えずにイメチェンが狙えます。【how to“ベース&カラー”】
ベースを鎖骨レングスのワンレングスでカット。トップにディスコネクション(独立した)のレイヤーを入れます。さらに、顔まわりは下ろした位置でライン感が出るようにカットし、ウルフっぽい姫カットに。前髪はシースルーで軽さを表現。
カラーは10レベルのマロンベージュに。オレンジ色を打ち消し、柔らかさとツヤ感のある色味で、キレイ色が長く楽しめます。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで全体をさらっと通します。顔まわりのみ軽くカールづけして、ニュアンスをプラス。前髪とアウトラインは丸みをつけないように注意して。
スタイリング剤は軽めオイルがベストチョイス。全体になじませて、パラパラとした動きを出します。前髪と姫カット部分には、やや多めにつけるのがおしゃれに仕上げるコツです。
担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 和田流星さん
【3】軽やかな動きのある明るい印象のミディ
Point
重めレイヤーで柔らかな雰囲気のロブ。王道ヘアにおしゃれ感をプラスしたデザインです。細毛でボリュームが出にくい人にも、広がりやすい人にも◎。【how to“ベース&カラー”】
ベースカットは鎖骨下のワンレングスに。レイヤーを少し入れ、ほどよい軽さのある表情をつくります。レイヤーを入れすぎないことがまとまるポイントです。
前髪は、眉ギリギリの長さでシースルーにカット。
カラーは、7レベルのフォギーベージュをチョイス。赤みを打ち消しつつ、アッシュのようなくすみ感がなく退色してもキレイな色をキープできます。
【how to“スタイリング”】
ドライ後、32mmのアイロンで外ハネに。ハチ上の髪は内巻きに巻きます。
スタイリング剤をつけ過ぎるとナチュラル感が損なわれるので、“小指の爪”くらいの量のクリームバターを手に取り、指の間までしっかり馴染むよう伸ばします。顔まわりから後ろに向かって手ぐしを通す→襟足→表面を後ろに流す→前髪、の順番で塗布します。ナチュラルに仕上げたいからといって、何もつけないのはNG。旬の質感をつくるスタイリング剤で仕上げて。
担当サロン:GARDEN aoyama (ガーデンアオヤマ) 豊田楓さん
「重め」ぱつっと感を存分に楽しむ切りっぱなしミディアム【2選】
【1】重めラインのピンクベージュヘア
Point
毛先に重めのライン感を残したセミロング。重さのあるサイドバングにすれば、耳掛けしてもぱかっと分かれないのも嬉しい。【how to“ベース&カラー”】
カットは、胸上の長さで重さのあるワンレングスに。
前髪は、ワイドにとり緩くアーチ状にカット。中央の量感を軽めにして、束感をつくりやすくします。
カラーは、ワンブリーチにピンクベージュをオンカラー。ピンクベージュは、ハイトーンでも挑戦しやすく、肌の血色をよく見せる効果があります。
【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、内巻きにならないようにストレートタッチに仕上げます。外ハネになるとカジュアルになるため“八の字”をイメージするとヘルシーでお洒落な印象に。
重めのオイルをなじませ、前髪の束感を整えたら完成です。
担当サロン:GARDEN ginza (ガーデンギンザ) 石原萌さん
【2】毛先を揃えたストレートミディ
Point
毛先にプツッとしたライン感を出すことで、お洒落感のあるトレンドスタイルに。さらに、梅雨に向けておすすめなのが、“弱酸性縮毛矯正”です。通常のストレートパーマより髪にやさしく、ブリーチ毛にも対応が可能。ダメージレスな上、柔らかい動きを叶えます。【how to “ベース&カラー”】
全体を鎖骨下3cmのワンレングスでカット。重さを残し、毛先をぷつっと揃えるように切ります。
前髪もライン感を出したシースルーに。
カラーは、10レベルのアッシュベージュに。赤みをおさえ、ツヤ感と透明感をプラスします。重めのスタイルなので、明るめカラーで軽さを演出するのが◯。
【how to “スタイリング”】
クセが気になる人は弱酸性の縮毛矯正をかけることで、毎日のお手入れがぐっと楽になります。柔らかい質感で癖を伸ばし、コテで巻くことも。
スタイリングは、毛先を揃えるイメージでストレートアイロンを通します。重すぎない方がトレンド傾向なので、軽めタイプのオイルを選び、全体になじませます。ぷつっとした毛先の質感を揃えるとより可愛く仕上げられます。
担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン) 和田 流星さん
「黒髪系」に似合う切りっぱなしミディアム【2選】
【1】ノンアイロンでも決まる大人のこなれミディ
Point
こちらのミディは、動きを出したいところに狙ってレイヤーを入れているので、乾かすだけでキマる再現性の高いスタイルとなっています。【how to“ベース&カラー”】
肩に当たる長さで切りっぱなしボブにカット。動きが欲しいところにレイヤーを入れ、くびれ感をプラスします。前髪は、ほおにかかる長めにすることで雰囲気のある大人印象に。
カラーは、シアーダスティーラベンダーに。透明感とくすみ、相反するトーンがMIXした色となり、くすみのあるラベンダーで透明感を引き出し、肌色をキレイに見せることができます。
【how to“スタイリング”】
自然な動きが出るようにカットされているので、揉み込みながらドライヤーで乾かすだけの簡単スタイリング。この時、毛先をふわっとさせるのがポイントです。
ツヤ感を出すバームorバームワックスを揉み込むようになじませたら、毛先をつまんで整え、最後に軽く前髪につけたら完成。
担当サロン:grico(グリコ) 吉塚さとりさん
【2】切りっぱなしベースのナチュラルミディ
好感度や清潔感は欲しいけれど、それだけじゃ物足りない。そんな大人の願望をかなえてくれるのが、耳前で揺れてイヤリングのような華やかさを添える短い毛束。べースがシンプルだからこそ、目を引くスタイルに!
Point
風に吹かれたときやうつむいたときなどに、毛流れの隙間から、短めにカットした毛束がちょろん。 顔周りにこの一筋があるだけで、マンネリになりがちなミディアムヘアも表情豊かに変身!〈カット〉
全体のシルエットは、ワンレングスの切りっ放しラインに。耳前にレイヤーを入れて短い毛束を作る。
〈カラー〉
落ち着いたトーンのアッシュカラーで透明感をアップ。
FRONT
BACK
担当サロン:FILMS新宿店 小俣恭平さん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。