ヘアスタイル・髪型
2024.5.13

前髪にストレートパーマをかけると楽になる?前髪をまっすぐにする方法

ヘアサロンまたはセルフでできる前髪をストレートにする方法をご紹介します。ストレート前髪が魅力の髪型も『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。

縮毛矯正とストレートパーマの【違い】

施術・時間・それぞれ向いてる人が違う

Nicomaria from ZACC スタイリスト

清左洋一(せいざ よういち)さん

Q:ストレートパーマと縮毛矯正は同じってホント?
A:ウソ! 縮毛矯正のほうが行程がひとつ多い
「ストレートパーマと縮毛矯正は、髪をまっすぐにするという意味では同じなのですが施術が違います。通常、ストレートパーマは2種類の薬剤を使用して髪をストレートに近づけていきます。縮毛矯正も同じく、2種類の薬剤を使用して髪を伸ばしていくのですが、ここにさらに、熱を加えるという工程が加わります。まず、髪の中の結合を解くための薬剤を使用し、そのあと、ストレートアイロンでうねりなどをまっすぐに伸ばしていきます。そのあと、2種めの薬剤を使用して形を固定するのです。

また、施術時間も縮毛矯正のほうが長いです。髪の長さにもよりますが一般的に、ストレートパーマが60分~90分位であるのに対し、縮毛矯正は2時間以上かかる場合が多いです。そして、縮毛矯正は薬剤だけでなく熱が加わるため、ストレートパーマに比べて髪への負担が大きくなります。髪が痛まないように、使用する薬剤の選択やアイロンの温度の設定などは慎重に行う必要があります」(清左洋一さん/以下「」内同)

Q:ストレートパーマと縮毛矯正の選び方は?
ストレートパーマは、以前かけたパーマを和らげたい人や元に戻したい人、また、軽いくせ毛やボリュームのある髪を落ち着かせたい人に適しています

一方、縮毛矯正はもともとある強いクセをまっすぐに矯正するための施術です。強いクセ毛で悩んでいる人や、雨の日などに強いクセが出る人、ボリュームが出すぎる人などにおすすめ

自分ではどちらのパーマが向いているのかわかりにくいですよね。髪質やなりたいスタイルのイメージ、目的に合わせて美容師と一緒に決めるのがいいでしょう。初めてのサロンでは、過去にどんな施術をやってきたかを細かく伝えるといいと思います」

前髪にストレートパーマはどう良い?

扱いにくいくせや広がりのお悩みを解消してくれる

広がる、うねる、ぺたんこになる…現象は違えど、梅雨の湿気悩みはほとんどの人にあるもの。

「バラバラのくせ毛を均等なウエーブにそろえたり、前髪だけストレートパーマをかけたり、膨らむハチ部分だけ抑えたり…今はサロンの技術が進化して、悩みに合わせてカスタマイズすることが可能に!髪質が悪いからと諦める前にサロンに相談してみると、楽でかわいくなれる解決法にきっと出合えるはず!」(ヘアーサロンRougy チーム 二階堂さん)

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前髪にストレートパーマその効果とは?

前髪の直線ラインもキレイに出る

S.HAIR SALON代表

植田高史さん

\体験したのは…美的.com ディレクター 多喜景子/

髪質:くせ毛で柔らかい髪質。量は普通。
髪型:鎖骨レングスのローレイヤーボブ
ヘアカラー:あり
パーマ:ストレートパーマ
髪コンプレックス:とにかく根元からうねる。左右うねり方もちがうからブローが大変。せっかくパッツン前髪にしたのに、キレイにカットラインが出ない。

Q.髪コンプレックス解消の“奥の手”は?
A.S.HAIR SALONのミネコラトリートメント+ストレートです。
初めて体験したときは、「なにこの質感!?」と叫んだほど。
乾燥や強いうねりが気になっていた髪が、1度のトリートメントでここまでサラサラツヤツヤに!?と衝撃的でした。以来、ほぼ月1ペースで“ミネコラ通い”をしています。梅雨前には、うねり対策でミネコラにストレートパーマを組み合わせてもらいましたが、柔らかく自然な感じで、ブローも大幅にラクになり大満足。髪のコンディションが安定したおかげで、難しいと思っていたパッツン前髪&ローレイヤーボブも楽しめています

\施術方法/
髪に塗布してしばらく置く。

洗い流して全体を乾かしてから、200℃のストレートアイロンで熱を加えていく。ミネコラ(水素)と髪内部の活性酸素が結びついて水分が発生し、芯から柔らかく潤いのある髪に。

【Before】

【After】
施術前に比べて大幅にツヤ感がアップし、1本1本の髪が芯からしっかりした感じ。いつまでも触っていたくなるほど、しなやかでサラサラに。

前髪の直線ラインもキレイに出ています。私のようにうねりやくせが気になる人は、ミネコラトリートメント+ストレートパーマを組み合わせると◎。

「セルフ」でできる前髪ストレートの【やり方】

ヘアサロンtricca銀座店 スタイリスト

野口眞莉奈さん

STEP1:根元を水で濡らして生えグセと反対側から乾かす

「まず、生えグセ部分を中心に、髪の根元からしっかりと濡らします。次に、ドライヤーでクセを伸ばしていきます。この時、生えグセと反対方向に前髪を引っ張りながら風を当てるのがポイント。これで、生えグセの向きが下に流れるようになります」(野口さん・以下「」内同)

STEP2:生えグセをドライヤーで乾かす

「生えグセの横から前髪を取り、ドライヤーの風を当てていきます。これで、クセによって髪が浮くのを防げます」

STEP3:前髪を3段に分けてストレートアイロンをかける

「おでこの幅をカバーするために前髪を厚めに取っているので、髪を1/3ずつ分けてから、ストレートアイロンをかけていきます。少しずつアイロンを当てると、髪がしっかりと伸びます」

STEP4:軽めのヘアオイルをつけてコーミングをする

「毛が細くてフワフワと浮きやすいので、軽めのヘアオイルをつけます。そのあと、コームで前髪全体に馴染ませれば完了。コームは、少し隙間が空いたものを使うと、髪が引っ掛かったりせず、ダメージになりにくいです」

完成

ストレート前髪のおすすめスタイル【5選】

【1】ワイドバングのぷつっとラインボブ

Point

カットラインを強調するデザインで、カジュアルモードな印象を楽しめます。洒落感を演出するワイドバングと合わせることで、明るい印象にも。また、耳にかけた時にこめかみ部分に隙間ができないのも嬉しい。

大人ボブ

【how to“ベース&カラー”】
前髪は、こめかみまで切り込んだワイドバングに。サイドの長さは、基本的にはあごラインでカットしますが、顔型に合わせて長さ調整することで似合わせが可能に。ぷつっとしたラインを強調するようにカットするのがポイント。

カラーは、12レベルのカーキベージュに。赤みをしっかり打ち消し、透明感ある仕上がりを叶えます。ライン感を見せる重めのボブヘアなので、軽さを出すの寒色系を選ぶのがグッド。

大人ボブ

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを、真っ直ぐ通します。内巻きにするとかわいらしくなるため、ストレート感を強調するのが◎。アイロンは、まとめて通さず、3ブロックほどに分けると仕上がりがきれいになります。
スタイリング剤は、髪質に合わせ、直毛さん・軟毛さんはバームを、広がりやすい多毛さんは、重めのオイルを選んで。襟足からしっかり塗布し、余ったものを表面の中間〜毛先になじませます。

担当サロン:GARDEN omotesando(ガーデン オモテサンドウ) 雲林院優さん

【2】透け感バングで軽やかな印象のボブ

Point

前髪は、おでこがちらっと見える透け感をつくり、今っぽい軽さを演出。全体のシルエットはコンパクトに、艶っぽい質感に仕上げているのもポイントです。

シンプルボブ

【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、あご下1cmのワンレングスボブ。内側を少し短くするインナーグラデーションを入れ、まとまりやすくしています。前髪は、長めにカット。目にかかるギリギリの長さなら、前髪ありでも大人印象に。

カラーは、12レベルのシアーベージュをセレクト。明るめのベージュで、柔らかく透明感を引き出します。

シンプルボブ

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンを軽く通してツヤ感を出します。ストレートタッチなライン感を出すのがトレンドなので、ぜひ取り入れて。オイルを毛先、中間、根元の順番で馴染ませたらフィニッシュ。

担当サロン:MINX aoyama(ミンクス アオヤマ) 清水豊さん

【3】オン眉ストレート前髪のレイヤーボブ

Point

ハードルが高そうなオン眉は、薄めにすることで大人にもチャレンジしやすくなっています。

ボブの女性

【how to“ベース&カラー”】
ベースは、肩ラインの長さのワンレングスにカット。前髪は眉上、顔まわりのレイヤーは、あごラインとリップラインでそれぞれ切ります。

カラーは、ライトナーでトーンアップしてからオレンジベージュをオンカラー。ブリーチよりもダメージがなく、キレイ色がキープできます。派手すぎない、鮮やかさがお洒落ポイントに。

ボブスタイル

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、全体を外ハネに。フェイスレイヤーは、軽く内側にワンカール。丸くしすぎないのがコツ。軽めのオイルorオイルクリームを内側から馴染ませ、表面→前髪→フェイスレイヤーとつけたら完成です。

担当サロン:GARDEN W.(ガーデンダブル) 児玉 善央さん

【4】ぱつっと前髪のストレートロング

Point

前髪は、眉下ギリギリラインで、束感が出るように間引いてカット。顔型に合わせて、前髪の幅を調整するのが◯。

ロングヘア

【how to“ベース&カラー”】
ベースカットは、胸下のロングスタイル。毛先にグラデーションを入れて、柔らかい動きを出しやすくします。

カラーは、9レベルのオリーブグレージュに。赤みをおさえ透明感がありながら、上品さもあるカラー。ロングヘアでも軽やかに。

ロングヘア

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、毛先をナチュラルな内巻きに。やや重めのオイルを崩しながらつけるのがコツ。ラフでランダムな動きがつきやすくなります。

担当サロン:grico(グリコ) 原田直美さん

【5】ワイドバングのストレートロング

Point

軽いけど厚みがある程よいバランスのワイドバング。雰囲気をガラリと変えてくれて、少しモード感がでます。ずっと人気のあるシースルーバングからイメチェンしたい!という方に人気のオーダーです。面長さんはワイドバングにすることで横幅を強調するので輪郭カバーにもなります。

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【how to“ベース&カラー”】
カットは、セミロングでハイレイヤーを入れ、段差を入れていきます。前髪は今流行りの軽厚バング(ワイドバング)にして、個性的かつ小顔魅せが叶うカットに。

カラーは、トレンドの10トーンのオレンジベージュに。明るめベージュで夏らしく。

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【how to“スタイリング”】
毛量が多いので最初にMTGのロックオイルを全体につけてボリュームを抑えます。ストレートアイロン180°で全て真っ直ぐに熱を通し、再度ボリュームを抑えていきます。前髪もストレートアイロンでほんのり毛先に丸みをつける感じで熱を通していきます。
最後に32mmのアイロンで毛先内巻きワンカールにして、ハイレイヤーの段差を生かしたスタイリングをして完成です。

担当サロン:LallYou 渋谷 守道さん

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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