ヘアスタイル・髪型
2023.9.5

耳かけショート【顔型・年代別】見本スタイルまとめ

今っぽい表情になる耳かけショートボブのポイントとおすすめスタイルを『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルから耳かけご紹介します。40代・50代向けの耳かけショートボブもご紹介します。

耳かけショートが今っぽくおしゃれになる【ポイント】

・トレンドのぷつっとしたライン感に、こなれ感と個性をプラスするもみ上げのニュアンスを合わせるのが可愛い。
・耳にかける時は、すっきりさせずにもみあげをチョロっと出すことで今っぽい表情に。


【2023トレンド】耳かけショートボブ「3選」

【1】ワイドバングが今っぽい耳かけショートボブ

Point

パツッとしたライン感で重めのフルバングが特徴のこちらのショートボブ。ややワイドバングにもすることで、少しだけ個性的なお洒落感を演出します。今季は、“もみレイヤー”にも注目。

【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、あごラインのショートボブ。中間からグラデーションを入れ、丸みのあるシルエットに。
前髪は、トレンドのワイドなフルバングにカット。ワイドにすることで、横幅をカバーしつつ、耳かけ時に、生え際に隙間ができないのも嬉しい。

カラーは、8レベルのアッシュブラウンをセレクト。透明感があり肌のトーンUPも望めます。

【how to“スタイリング”】
スタイリングは、乾かすだけでもOK。アイロン仕上げなら、さらっとストレートアイロンで内巻きに。スタイリングオイルを下から髪を持ち上げるように揉み込み、手に残ったものを表面につけます。もみあげを少し出し、前髪はつまむように束感を整えたら完成です。

担当サロン:Laf from GARDEN (ラフ フロムガーデン)  鈴木菖さん

 

【2】顔まわりの髪と耳かけが相性◎なワンレンショートボブ

Point

つるんと丸く内に入ってほしいので、毛先はさくさくぼかしつつ、表面も少し短く切り、丸みをだす。

【how to“カット”】
軟毛でトップがぺたんとしやすい細毛さん。ボブベースで地面と平行に全体をカット。顔まわりは鼻の下位から横に流れるように繋げてカット。6トーンで暗めだけど柔かく見えるグレージュに。

【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで軽く表面を内巻きに。ボリュームが出やすい人はわけとって、根本の方から軽くアイロンをいれるといいです。前髪は、かきあげるように乾かし、後ろに流すようにアイロンを入れます。

担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 緒方創惟(おがたそうい)さん

【3】ぱつっと前髪のストレートショートボブ

Point

前髪は薄めでぱつっと感がでるよう、まっすぐにカット。サイドバングも少し短めにカット。

【how to“ベース&カラー”】
髪の太さは普通~細め。ややダメージ毛。あご上ラインで床と水平にボブベースでカット。表面にはレイヤーをいれずに切る。

カラーは明るめの12トーンのアッシュベージュ。赤みを抑えながら透け感のあるカラーです。

【how to“スタイリング”】
ストレートとアイロンを全体に軽く通す。顔まわりはしっかり、軽く丸めるようにいれます。スタイリングのオイルを全体に揉み込むようにつけ、くしでとかしてボリュームをぐっとおさえて完成です。

担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 緒方創惟(おがたそうい)さん

 

「丸顔さん」に似合う耳かけショートボブ

Point

顔まわりを覆うようにレイヤーを入れることで、耳にかけてもぽてっとたまらず、すっきりシルエットに。

【how to“ベース&カラー”】
カットは、首の真ん中くらいの長さで平行ボブに。顔まわりに覆うようにレイヤーを入れます。こめかみが隠れる長さでサイドバングを切り、前髪は、長めの目にかかる長さでカット。

カラーは、6レベルのダークブラウンをチョイス。少しだけグレーを加えることで、落ち着いた印象の地毛風カラーに。肌なじみがよく、柔らか見せを叶えます。

【how to“スタイリング”】
スタイリングは、ストレートアイロンで。内巻きではなく、表面にアイロンを通してツヤ感を出します。顔まわりのみ少しだけ内に入れるとグッド。軽めのオイルを内側からなじませ、手に残っているものを表面につけます。両サイドのもみ上げを一束ハラリと出して整えます。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 金井悠華さん

 

「面長さん」に似合う耳かけショートボブ【2選】

【1】短め前髪×ぷつっとラインの重めショートボブ

Point

トレンドであるぷつっと感がかわいいボブ。よりお洒落にするなら、束感のある前髪で動きを出すのが正解!ややワイドバングにすることで、面長さんのカバーもできます。

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【how to“ベース&カラー”】
カットは、えり足ギリギリの長さまで詰めたワンレングスボブ。ノンレイヤーで、重めの質感が残るよう毛量調整をします。
前髪は重さを出しつつ、束感がつくりやすいようにカットします。

カラーは、5レベルのダークベージュに。地毛風カラーでも、透け感がある肌なじみのいいカラーリングです。

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【how to“スタイリング”】
全体の毛先をストレートアイロンで外ハネに。もみ上げはSカールに巻いてニュアンスを加えます。
前髪は巻いてから左右に散らします。やや重めのオイルをなじませ、束感メイクしたら完成です。

担当サロン:GARDEN YOKOHAMA (ガーデンヨコハマ) 井上珠実さん

 

【2】ぱつっと前髪を合わせた柔らかカラーのショートボブ

Point

前髪は、ぱつっとライン感のある重めにカットしますが、奥行きと横幅を広めにすることで、面長さんのカバーにも。

【how to“ベース&カラー”】
ベースをあごラインのミニボブにカットし、毛先は質感調整で軽い表情に。前髪は、奥行き深めでぱつっとした重さを出しながら、透け感を出します。

カラーは、明るめベージュで耳周りにイヤリングカラーを施し、全体は7レベルのマロンベージュに。シンプルなベージュとこっくりとしたマロンカラーをMIXすることで、重すぎず柔らかいイメージを与えます。

【how to“スタイリング”】
スタイリングは、26mmのコテで、耳前の毛先を外ハネに、表面は内巻きにします。クセが気になる人は、ストレートアイロンがグッド。いつもの分け目を5mmほどずらし、トップにボリュームを出すのが鍵。軽めのワックスを毛先中心になじませ動きを出したら完成です。

担当サロン:MINX Aoyama(ミンクス アオヤマ) 清水豊さん

 

「前髪あり」耳かけでバランスが取れるショートボブ【3選】

【1】サイドバングありシースルーバングの耳かけショートボブ

Point

シースルーバングに、サイドバングをつくり小顔効果も抜群です。

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【how to“ベース&カラー”】
カットベースは、あご下1cmのワンレングスボブ。中間にグラデーション、表面にレイヤーを入れるのがポイントで、ボブでも軽やかな雰囲気を叶えます。前髪はシースルーで束感が出るように整え、サイドバングがこめかみをカバーしながら小顔効果を発揮。

カラーは、6レベルのショコラベージュに。暗髪ですが、透明感がありツヤ感をUP。

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【how to“スタイリング”】
ストレートアイロンで、ベースを外ハネに。表面は軽く内巻きにするとより動きが出てグッド。前髪は、サイドを流すように巻くと、顔まわり軽くなりかわいく仕上がります。スタイリング剤は、多毛さんはオイル、軟毛さんはバームがおすすめ。内側はしっかり、表面は動きを出すようになじませます。前髪は、毛先をつまんで毛束感を調整したら完成です。

担当サロン:THE GARDEN Tokyo(ザガーデントウキョウ) 荒井夏海さん

 

【2】束感前髪のウルフショートボブ

Point

前髪は束感をだして流れやすくなる様に眉の長さでカットして、流し前髪に。

【how to“ベース&カラー”】
裾は軽めに長さを残してウルフっぽく。クセを活かした動きをだしやすいようにレイヤーをたっぷりいれています。トップにもしっかりレイヤーを入れ、パーマでふわっと高さも出る様に。パーマは癖の強い方、くせ毛を十分に活かせるためしなくてもOK。顔まわりは輪郭に沿わせて小顔に見えるように。

カラーは12トーンのフォギーベージュ。表面に細かくハイライトも入れて立体感と透明感が出やすい様にしています。

【how to“スタイリング”】
襟足はタイトに乾かし、トップは少し持ち上げてパーマを活かし動きを出しやすくする。バームでツヤ感と束感が出るようにスタイリング。

担当サロン:Maria by afloat(マリア) 山田祐里さん

 

【3】オン眉バング×パーマの柔らかニュアンスヘア

Point

前髪は思い切って眉上に!長めだと大人っぽくなってしまい、かといって目の上ギリギリの長さだと幼くなるところ、オン眉にすれば程よいカジュアルさを演出。

【how to“ベース&カラー”】
顔まわりをエラが隠れる長さで前下がりのショートボブにカット。重さのポイントを低めにして、丸みのあるシルエットにすることが今っぽさの鍵に。前髪は、眉上でぱっつんラインが残るように切ります。ややワイドにすると耳にかけた時のバランスがよく、シースルーにもしやすくなります。

カラーは8レベルのオレンジベージュに。日本人の肌色によく似合う暖色で、血色アップの効果あり。また、ベージュをプラスしているので柔らかさと抜け感のある仕上がりになっています。

【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは23〜17mmのロッドを使い、毛先を1カール巻いてボディパーマをかけます。
スタイリングは、クリームタイプの軽めのワックスを全体にしっかり揉み込みます。襟足は首に沿わせるようにし、最後に手に残っているワックスを前髪に塗布したら完成です。より動きを出したい場合、8割ほど乾かして毛先が少し湿った状態でワックスをつけると◎。

担当サロン:MINX 銀座五丁目店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 村上由希菜さん

 

「前髪なし」大人っぽい耳かけショートボブ【2選】

【1】片耳かけのふんわり内巻きショートボブ

Point

ふんわり感と毛先のカール、かき上げスタイルのショートボブは優しさあふれる大人ヘアにおすすめ。

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【how to“ベース&カラー”】
肩につかないくらいのボブで、顔まわりと表面にレイヤーを入れひし形のシルエットにしています。レイヤーを入れすぎると、毛量が少ない方は貧相に見えてしまうので、あまり入れずが重要。

カラーは10トーンのオリーブグレージュ透明感抜群で白髪との相性もいいです。

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【how to“スタイリング”】
トップを持ち上げるようにして乾かしたら、毛先だけ32ミリでワンカールで巻きに。最後はバームを毛先に揉み込んでスタイリングしたら完成です。

担当サロン:Lila by afloat(レイラバイアフロート) 畑中正敏さん

 

【2】ゆるっとパーマのフェミニンショートボブ

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サイドに流した前髪は耳にかけるとショートっぽく、下ろすとボブっぽくなるので、ショート初心者にも◎。顔周りに動きを出すためのゆるっとしたパーマで、柔らかい甘めの雰囲気も演出。

Point

・前下がりのショートスタイルがベース
・緩くウエーブが出るように表面全体にパーマ
・前髪はリップラインまで、長めに残す

Side

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Back

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担当サロン:Cocoon コクーン 表参道店 副店長 かえでさん

 

「年代別」に似合う耳かけショートボブ【4選】

【1】「20代向け」イヤリングカラーがアクセントのショートボブ

Point

インナーカラーより控えめなイヤリングカラーは、ファッション感覚で楽しめる♪ ハイトーンで入れれば、次回入れるときも色々な色が楽しめます。

【how to“ベース&カラー”】
ベースは顎下2cmのミニボブ で首をスッキリ見せる。前髪は少しワイドバング気味にカットをしてモードな雰囲気に。攻めすぎずチラッと見えるイヤリングカラーが今っぽくて可愛い。

ベースは8トーンのラベンダーカラーに、インナーカラーは、耳の部分に入れるイヤリングカラー。一度ブリーチをするだけ!脱色をするだけで綺麗にコントラストができるのでオンカラーは気分で◎。

【how to“スタイリング”】
このようなワイドバングには外はねでクールな印象にしてあげるとギャップが出て◎。
イヤリングカラーもきれいに見えるのでおすすめです。スタイリング剤はオイルでウエット感を出してあげて毛先を中心に塗布しましょう。

担当サロン:AFLOAT RUVUA (アフロート ルヴァ) 金井 瑛大さん

 

【2】「30代向け」きちんと感のあるきれいめのショートボブ

Point

丸みのあるシルエット&えり足すっきりで、後頭部ふんわりの骨格美人ヘアに。また、ボリュームラインを低めにしているため若見え効果も抜群です。

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【how to“ベース&カラー”】
えり足をすっきりと短めにカットした前下がりラインのグラデーションボブ。前髪を長めにすることで、大人っぽい雰囲気に。レイヤーを少しだけ入れ、動きを出します。

カラーは、8レベルのラベンダーアッシュをチョイス。赤みをおさえつつ、透明感を出し、柔らかく見せてくれるカラー。

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【how to“スタイリング”】
内巻きブローで、ストレートタッチに仕上げるとツヤ感がUPしてグッド。ブラシは、細めのロールブラシorデンマンブラシで。アイロンを使うなら、ストレートアイロンを選んで。最後に、シアバターをさらっと軽く中間~毛先につけて、最後に手に残っているものを前髪になじませたら完成です。

担当サロン:MINX青山店(ミンクス アオヤマテン)  大山幸也さん

 

【3】「40代向け」大人のハイトーンショートボブ

Point

顔周りに短めの束を作る事によって、顔を少し隠します。小顔効果もありますし、生え際に白髪があった場合も隠せます。また、目尻などにシワがあった場合もカバーできるのでおすすめです。

【how to“ベース&カラー”】
顔周りを短めにカットしたミニボブスタイル。ワンレンのセンタパートボブなのであまりレイヤーを入れず、切りっぱなしにしています。

カラーはブリーチ2回で16から17トーンまで明るくした後に、ベージュ系をオンカラー。大人にもおすすめなハイトーンカラーにしました。

【how to“スタイリング”】
全体を少し引っ張りながら、生え癖もきちんと伸びるように乾かしたら、ストレートアイロンで、軽く表面に艶を出した後、ブリーチをしているのでオイルをつけるとパサつきが抑えられるので、まずは全体になじませます。
そのあと、バームを重ねて馴染ませるとウェット感がキープされます。耳掛けも可愛いショートボブが完成します。

担当サロン:SINCERELY(シンシアリー)  唐沢ゆりこさん

 

【4】「50代向け」片耳かけのエレガントなショートボブ

Point

表面に入れたハイトーンのハイライトが、白髪を目立ちずらくします。ひとつに結ぶ時も、表面に入っているので、コントラストが出て、のっぺりとした印象にはなりません。

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【how to“ベース&カラー”】
前下がりのローレイヤーボブ。髪がペタンとしやすく毛量も少なめなので、レイヤーは多くは入れないのが重要。

カラーはブリーチで、細めにハイライトを入れてから、上からカラーをのせるwカラーにしています。ハイライトは、13トーンくらい、ベースは、9トーンくらいになるように設定しています。色味は、ハイライト部分はベージュ、ベースはアッシュブラウンにしています。ハイライトを細く入れたことで、白髪となじみきれいに仕上がります。

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【how to“スタイリング”】
濡れた状態で、アウトバストリートメントをなじませて、ドライヤーで、乾かします。その時、風を後ろから当てて、根元がお顔の方向にいくように、乾かしていきます。そうすることで、はねずらくなります。
ロールブラシで、顔まわりを内巻きにすると、なお良いです。
仕上げに、オイルを中間から毛先に馴染ませれば完了です。

担当サロン:SINCERELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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