「くせ毛を活かす」おしゃれパーマスタイル【実例13】

セルフでは直しづらいくせ毛。そんなくせ毛パーマをお洒落に活かすスタイルを掲載。髪の長さ別に『美的.com』の連載でも好評だったスタイルからご紹介します。
「ショート」のくせ毛パーマスタイル【5選】
【1】外国人風ショートの長めバングでお洒落度アップ
【how to“ベース&カラー”】
- ローレイヤーでカットしたショートスタイルがベース。前髪は長めのウザバングに。
- えり足は、丸みのあるフォルムに対して、程よく締める長さでカットします。
- カラーは、8レベルのアッシュをセレクト。透明感があり、外国人の地毛のような柔らかい質感を醸し出します。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは、23〜27mmのロッドを使い、ワンカールの緩めにかけます。
- スタイリングは、ドライ後、バーム系のワックスをクシュっと揉み込むだけ。簡単でお洒落にキマります。
- スタイリング剤は、ややセット力があるタイプを選んで。
担当サロン:grico(グリコ) 寺尾フミヤさん
【2】外国の子供みたいな無造作パーマでほの甘スタイル
【how to“スタイリング”】
- 前髪を目の下の長さからサイド・バックに斜めにつなげる長めのマッシュ。
- 根本から太めのロットで1回転半巻いてしっかりパーマをかけ、大きなくせ毛風ウェーブを作る。
- サイドは抑えてトップと後頭部に高さを出すのがポイント。
担当サロン:SIX. シックス 久保雄司さん
【3】柔らか見せの大人丸みショートスタイル
【how to“ベース&カラー”】
- ベースカットは、骨格や首の長さ、アゴや耳の位置に合わせてグラデーションでカット。
- 表面にすこしだけレイヤーを入れます。
- フェイスラインをすっきり切ることで、後頭部のボリューム感を出し、えり足はやや長めに。
- カラーは9レベルのスモーキーベージュをセレクト。ベージュにグレーのニュアンスを加えることで、程よいくすみ感が生まれ、柔らかい透け感カラーに。
【how to“スタイリング”】
- パーマは全体に太め30mmのロッドで毛先にワンカールかけます。
- パーマなしの場合、トップと前髪をマジックカーラーで巻いても◯。
- スタイリングは、ツヤ感の出るヘアバームを全体的なじませるだけ。ショート&パーマの時短ヘアです。
担当サロン:S.HAIR SALON(エス ヘアサロン) 横井七恵さん
【4】カットでくせ毛を活かした大人っぽスタイル
【how to“ベース&カラー”】
- 丸みのあるマッシュレイヤーショートを作るために、トップはボリュームレイヤー、ベースはグラデーションカットで全体に動きを出すようにカットしています。
- 元々少し癖がある髪質なので、それを活かすために束間を出すようにしています。
- カラーは、根元は7トーン毛先は9トーンのインディゴブラウンで赤みが出にくい優しいブラウン。洋服との相性もいいのでおすすめです。
【how to“スタイリング”】
- バームを大豆1粒ほどを手に取り、手のぬくもりでしっかりと温めて手のひら全体に伸ばします。
- それを、髪にくしゃっと馴染ませて、顔周りの毛先をすっと前に流すようにつけてあげると束間が出て、シルエットのきれいな動きのあるスタイルが出来上がります。
担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 斎藤美紀さん
【5】動きのあるウルフショートで簡単スタイル
【how to“ベース&カラー”】
- カットはくせ毛を活かすために、襟足をウルフ気味に残してサイドとトップにレイヤーを入れたメリハリのあるカットです。
- 毛先の動きを出せるようにしっかり量感を調整しています。
- 根元をきちんと立ち上げることで、全体のフォルムもボリュームもしっかり決まります。
- カラーは明るすぎない7トーンのココアブラウンで、秋冬対応にしています。
【how to“スタイリング”】
- ストレートアイロンで襟足を外ハネに、サイドとトップは自然にワンカール内巻きにして、前髪は強めに巻いて動きを出しています。
- バームを根本から毛先までまんべんなく馴染ませ、毛先にウェットな質感が出るまで様子を見ながら足していくと、つけすぎも回避できて程よい艶が生まれます。
担当サロン:THE ORIGIN’S SALON(オリジンサロン) 佐藤梨花さん
「ボブ」のくせ毛パーマスタイル【4選】
【1】カジュアル派のお洒落さんになれるボブスタイル
【how to“ベース&カラー”】
- カットベースは、肩上のボブ。トップにレイヤーを入れ、軽さを出します。
- 顔まわりに長めのおくれ毛をつくることで、抜け感スタイルに。また、前髪はウザバングのシースルーで今っぽく。
- カラーは、12レベルのブラウンアッシュをセレクト。ブラウンベースで柔らかみのあるアッシュに仕上げた秋カラーは、ツヤ感、透け感が秀逸です。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは、20〜32mmのロッドをメインに使い、平巻きのデジタルパーマをかけます。トップは中間巻きにするのがポイントです。
- スタイリングは、セミウェットな状態で、ソフトムースを全体に揉み込みます。
- 自然乾燥orドライヤーの弱風で優しく乾かしてから、ヘアバームを薄めに馴染ませたら完成です。ソフトムースは、しっかりカール感を出しつつ固まらないタイプがおすすめ。
担当サロン:apish kokubunji(アピッシュ コクブンジ) 前田真吾さん
【2】赤みを消すダークグレージュとくせ毛で動きあるスタイル
【how to“ベース&カラー”】
- 全体はマッシュウルフのベースで、襟足を外ハネ、全体的に柔らかく動くパーマをかけて雰囲気を出しています。
- ウエーブパーマ、もしくはくせ毛を活かして髪の動きを出します。
- カラーは明るく抜けたベース(ブリーチなし)に7トーンのグレージュを乗せて、透明感のある地毛風カラー「ダークグレージュ」に!
【how to“スタイリング”】
- まず全体的に水分を入れて、パーマを戻します!その時はスプレーがあると◎。
- 全体的に水分を揉み込んでカールを出したら、トラックオイルのno.3とオーバームを1:1でMIXして、それも毛先を揉み込むように全体へつけます。
- 顔まわりや襟足はわざとはねさせるのがポイントです!
担当サロン:THE ORIGIN’S SALON(オリジンサロン) 原菜摘さん
【3】くせ毛が可愛いクルクル黒髪スタイル
【how to“ベース&カラー”】
- 前髪からサイドにかけてレイヤーを入れています。顎から襟足にかけて、ざっくりレイヤーを入れるのがポイントです。
- 元々の癖を活かしているので、カット後にきれいなまとまりが出てパーマをかけたようになります。
- カラーはせずに地毛の黒髪のままにしています。
- 癖がなくパーマでこのスタイルを作る場合は、襟足は外巻きでミドルはスパイラル、トップと前髪は円錐ロッドをスパイラルで巻いてウエーブを作りましょう。
【how to“スタイリング”】
- 全体をしっかり濡らして、タオルドライします。
- ムースを全体に馴染ませたら毛先にバームをつけて動きをつけたら完成です。
担当サロン:NiL(ニル) 大石真里奈さん
【4】くせ毛を活かして自然なパーマ大人ナチュラルスタイル
【how to“ベース&カラー”】
- あごラインのボブウェーブ。カラーは、会社で明るさの規定があるため9トーンのナチュラルなブラウンで全体を染めています。
- 髪をいたわりたいと言うことで、ストレートパーマやウェーブパーマなどは施さず、もともと持っている癖を生かして、ウェーブがきれいに出るように、量感を調整しながらカットしました。
【how to“スタイリング”】
- 水スプレーで、表面を濡らし、タオルドライした後、オイルとバームを1対1で混ぜ、全体に揉み込みます。
- その後は、自然乾燥させて、癖が浮き出るのを待ちます。癖を活かすカットをしたことで、軽くパーマをかけたようなきれいなウェーブが浮き上がりました。
- 髪に負担をかけたくない人はくせ毛を活かす方法がおすすめですよ。
担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん
「ミディアム」のくせ毛パーマスタイル【2選】
【1】広がるくせ毛を活かしたラフなミディアム
【how to“ベース&カラー”】
- カットベースは、巻いて胸上のレングスに。顔まわりにレイヤーを入れてふわっと感を出しやすくします。
- 前髪は、あご下の長めに設定。
- カラーは、バレイヤージュとフェイスフレーミングを入れてから、ミルクティーベージュをオンカラー。柔らかい印象で、メイクやファッションを選ばないオールマイティーなカラーです。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- 34mmのカールアイロンで、毛先から外巻き→内巻きのウェーブ巻きに。
- 顔まわりのみ、リバースに巻いて毛流れをつくります。
- 前髪は、自然な立ち上がりに。ドライな質感になるようワックスで仕上げます。
- しっかり巻いたカールをクシや手で一回崩してから、ワックスをくしゅっともみ込むのがラフ感をつくるポイントです。
担当サロン:Violet Nagoya(バイオレット ナゴヤ) 近藤優希さん
【2】ピンクカラーと姫カットで軽やかスタイル
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨下3cmの長さでカットし、顔まわりと表面にレイヤーを入れます。レイヤーの長さを変えることで、ちょっぴり個性的に。
- 前髪は黒目幅くらいのシースルーにカット。動きの欲しいところの質感を調整して抜け感メイク。
- カラーは8レベルのピンクブラウンに。赤みを足すことで、季節感とツヤ感をプラス。顔色をアップさせる効果もあります。
【how to“スタイリング”】
- ストレートアイロンで、毛先を外ハネに、それ以外は内巻きにワンカール。
- レイヤーを入れているので、髪が自然にランダムに動いてくれます。
- 柔らかさとツヤ感を出すワックスとオイルを1:1で混ぜて毛先から塗布します。
- 手に残っているものを顔まわりと前髪につけて動きを調整したら完成です。
担当サロン:PEEK-A-BOO銀座中央通り(ピーク・ア・ブー ギンザチュウオウドオリ) 木下美咲さん
「セミロング」のくせ毛パーマスタイル
【1】ツヤ感重視のカラーと抜け感スタイル
【how to“ベース&カラー”】
- 全体の長さを、顔の等倍の黄金比でカット。前上がりのワンレングスベースに、顔まわりに独立したレイヤーを入れます。
- 前髪はリップラインでカットしレイヤーを入れて流しやすくします。
- カラーは4レベルのブルーブラックに。人気の暗髪は、グレーを入れることで、透明感のある今っぽいカラーリングを叶えます。
【how to“スタイリング”】
- 32mmのアイロンで、外ハネ→内巻き→外ハネの波巻きに。顔まわりは、毛束をねじってリバースに巻くことで、ランダムな動きをつくります。
- オイルをつけながら毛先のカールをほぐし、隙間と抜け感を調整します。
- トップ部分のツヤ感と、毛先の動きでメリハリをつけるのがポイントです。
担当サロン:MINX銀座二丁目店(ミンクス ギンザニチョウメテン) 木俣翔さん
「ロング」のくせ毛パーマスタイル
【1】ストレートパーマでボリューム調整のレイヤースタイル
【Cut】
前髪、あご下、毛先の3段階のレイヤーで動きを ベースはロングレイヤー。前髪は少し長めに鼻くらいの高さで後ろに流れるようにカット。フェースラインにはあえて前髪とつながらないよう、あご下から後ろにつながるレイヤーを入れ、さらに毛先に前上がりのレイヤーを。
「元々のくせ毛を生かしてレザーカットすることで、自然な動きが出るのに柔らかくなじみます」(二階堂さん・以下「」内同)
【Color】
透明感の秘密は一目ではわからない隠しグラデカラー 内側にだけブリーチをして明るいインナーカラーを束で数本入れた上から、ミントアッシュのカラーを全体にかぶせて。
「ハイライトも大人ははっきりわからなくていいんです。でも内側をあらかじめ明るくしておくことで、透け感が出て、ロングでも軽い印象に。ブリーチする分量が少ないのでダメージ防止にも」
【Perm】
部分ストレートでハチハリをボリューム調整 モデルさんは元々少しくせ毛で、ハチ周りが広がってボリュームが出やすいので、部分的なストレートパーマでふくらみをつぶしている。
「トップからの毛流れがスムースに見えることでロングでも全体が重くならず、自然なクセを生かした毛先の動きがキレイに見えます。くせは生かすのかつぶすのかそのバランス感も大切」
【Styling】
クレイとオイルのミックスで束感のある揺れる毛先に 「面で整っているより、束感がありつつ毛先がランダムに動いている方が今どき。ロングレイヤーは、この揺れ感が軽さとフェミニンさにつながります。しっかりスタイリング剤をつけておくことで、梅雨時期の湿気で髪が広がる・ふくらむことも防止することができます」
担当サロン:Rougy 二階堂 雪さん
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。