黒髪・暗髪セミロングの【実例16】色っぽ美人になれるスタイル&アレンジ
黒髪・暗髪をあわせたセミロングの髪型を『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからお届け。落ち着き感と品のある大人女性におすすめのスタイルです。暗めでも重くならないヘアアレンジもご紹介します。
「前髪あり」黒髪系×セミロングスタイル【4選】
【1】日本人の肌にマッチする髪色のシースルーバングヘア
Point
ヘアカラーは、程よく赤みを打ち消すラベンダーベージュを7レベルで。ツヤ感、色持ちが抜群で、日本人の肌にもマッチする色味です。【how to“ベース”】
ベースを鎖骨下3cmでカットし、顔まわりと表面にレイヤーを入れます。ボリュームが自在となり、スタイリングが楽々に。前髪は、シースルーに。久しぶりに前髪をつくる人は、ごく薄めにするとグッド。おでこのシワもカバーできます。
【how to“スタイリング”】
スタイリングは、32mmのカールアイロンで、毛先を外ハネに、トップを内巻きに巻きます。スタイリングは、セミウェットな質感をつくるバームを選び、中間から毛先になじませます。最後に、前髪の束感を整えたら完成です。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA est(ガーデンヨコハマ エスト) 豊田楓さん
【2】薄めバングの暗髪セミロング
Point
カラーリングは6レベルのアッシュベージュに。赤みをしっかりおさえつつ、くすみ知らずの優秀カラー。暗めの髪色ですが、地毛とは違う透明感とお洒落さをプラスしてくれます。【how to“ベース”】
カットは鎖骨下5cmのレングスで、前上がりベースに。アウトラインにやや厚みを残し、あごラインからレイヤーを入れることで顔まわりを明るく見せます。前髪は目にかかるギリギリの長さに。前髪ありでも幼く見えず、きれいめな印象を与えます。
【how to“スタイリング”】
乾かす前にトリートメントオイルやベースオイルをつけるのがポイント。ドライヤーやアイロンの熱から髪を守るだけなく、髪にツヤを出してくれます。髪を乾かしたら、32mm のアイロンで内巻きにワンカール半。顔まわりのみリバースに巻きます。スタイリング剤は無しでもOKですが、ボリュームを落ち着かせたい場合はヘアオイルを塗布して。
担当サロン:MINX shibuya smart salon (ミンクスシブヤスマートサロン) 大山幸也さん
【3】アシメバングの地毛風アッシュカラーセミロング
Point
ウエーブパーマ。透明感地毛風アッシュカラー。【how to“ベース”】
毛先に重さを残してパーマをかけることで自然なボリューム感に。
大きめなウェーブのスタイルで大人ガーリーな雰囲気に。
ふんわり感のウエーブで骨格をカバー。
シースルーのアシメバングでほどよい抜け感を。
眉の位置で幼くなりすぎない印象にするため、やりすぎないアシメで斜め感をだす。
担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート) 藤間帆乃夏さん
【4】薄め前髪のノーカラーセミロング
Point
カラーはしておらず、地毛の色を活かした黒髪スタイルです。【how to“ベース”】
ロングの外ハネローレイヤースタイル。前髪は、薄めにサイドに流れるようにしてます。重めのローレイヤーで、顔まわりのみ顎下からレイヤーを入れ、毛流れが出るように動きを出してます。
【how to“スタイリング”】
38ミリのカールアイロンで、裾を外側に巻き込みます。次にこめかみから上の髪を、サイドからバックの法まで厚めに取り、リバースに中間巻きにします。そうする事で菱形のフォルムになり、くびれができます。ワックススプレーなど、軽めのスタイリング剤を馴染ませたら完成です。
担当サロン:SINCERELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん
「前髪なし」黒髪系×セミロングスタイル【5選】
【1】ダークトーンのワンカールセミロング
Point
カラーは、7レベルのラベンダーベージュをセレクト。ややダークトーンになるので、透明感にこだわり、色が抜けても黄色くなりません。【how to“ベース”】
全体を胸上でカットし、中間〜毛先を毛量調整で軽さを整えます。レイヤーを入れていないので、髪質を選ばず扱いやすいのがグッド。前髪は、リップラインで長めにカット。
【how to“スタイリング”】
スタイリングは、32mmのカールアイロンか、ストレートアイロンで、内巻きにワンカール巻くだけ。最後に、中間から毛先にバームをなじませたら出来上がり。
担当サロン:GARDEN YOKOHAMA est(ガーデンヨコハマ エスト) 豊田楓さん
【2】地毛風のワンレンかき上げセミロング
Point
カラーは、落ち着いた6トーンのイルミナカラーでモノトーンのダークアッシュイルミナ。黒に近いダークカラーは地毛っぽさがありつつ透け感も出る、大人にぴったりな色味です。【how to“ベース”】
カットは、全体は鎖骨下でワンレングスにカット。前髪は鼻下〜リップラインに設定し、サイドバングから顔周りにかけ流れるようにつないで。顔周りを中心にレイヤーを入れ、軽やかな質感に。
【how to“スタイリング”】
ハチ下は毛先だけを外ハネにし、ハチ上の表面は中間に動きがつくように1回転のリバース(後ろ方向)巻きに。バームやオイルなど濡れ感が出るスタイリング剤を選んでしっかり手に広げ、髪の内側からなじませて表面は手ぐしで塗布。ひし形シルエットになるように整えたら完成です。
担当サロン:AFLOAT GINZA(アフロート ギンザ) 白川 雄副さん
【3】ブルー系暗髪のかき上げセミロング
Point
カラーは赤味を抑えた透明感抜群の外国人風ブルージュ。5から6トーン。青味(ブルー)を濃く配合させるのが特徴で若干暗く見えてしまいますが、よりくすみ感が増し、日本人特有の赤味が綺麗に打ち消されたヘアカラーに仕上がります。【how to“ベース”】
セミロングで毛先は重ためカット。顔周りはかきあげ前髪を流れやすくなるためにレイヤーを。
【how to“スタイリング”】
始めに上と下で2段にブロッキングをとります。下の段の毛先は外ハネ、上の段の毛先は内巻きに、中間部分は全て外巻き(リバース巻き)にします。前髪はかきあげたいので根元を少し濡らしてドライヤーで立ち上げます(上方向に乾かす)。最後に前髪の毛先を後ろに流すように外巻きにしたら、前髪と後ろの髪をなじませるようにオイル:バームを6:4でつけて完成。
担当サロン:LallYou金山(ラルユー カナヤマ) 日高 杏奈さん
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【4】ブルーブラックの巻き髪セミロング
Point
カラーは4レベルのブルーブラックに。人気の暗髪は、グレーを入れることで、透明感のある今っぽいカラーリングを叶えます。【how to“ベース”】
全体の長さを、顔の等倍の黄金比でカット。前上がりのワンレングスベースに、顔まわりに独立したレイヤーを入れます。前髪はリップラインでカットしレイヤーを入れて流しやすくします。
【how to“スタイリング”】
32mmのアイロンで、外ハネ→内巻き→外ハネの波巻きに。顔まわりは、毛束をねじってリバースに巻くことで、ランダムな動きをつくります。オイルをつけながら毛先のカールをほぐし、隙間と抜け感を調整します。トップ部分のツヤ感と、毛先の動きでメリハリをつけるのがポイントです。
担当サロン:MINX OVER(ミンクスオーバー) 木俣翔さん
【5】センターパートの黒髪系セミロング
Point
センターパート大人女性のフェミニンパーマ暗髪ロング。【how to“ベース”】
顔まわりは沿うようにカットすることで小顔効果が。
目力アップのためセンターパートの流れる髪を作る。
かき上げしやすいように、後ろに流れるようにフェイスレイヤーをいれる。
担当サロン:ALICe by afloat(アリスバイアフロート) 田山穂波さん
「ストレート」黒髪系×セミロングスタイル
Point
カラーは、透明感のあるグレージュを6レベルで。赤みをおさえたいけどくすませたくない人におすすめのカラーです。また、しっかり赤みを削るなら明度をやや暗めに設定するのが◯。【how to“ベース”】
胸上の長さでベースをカット。毛先にほどよい厚みを残しつつ、全体にレイヤーを入れ、特に、顔まわりにざくさくとしたハイレイヤーを入るのがポイント。前髪は、目にかからないギリギリの長さでつくります。
【how to“スタイリング”】
全体をストレートアイロンで真っ直ぐに仕上げます。顔まわりのみ、丸みに沿うように内巻きに。艶出しスプレーを全体にスプレーしたら、コームで整えます。コーミングをすると面をきれいに見せることができ、美髪効果あり!
担当サロン:LONESS omotesando(ローネス オモテサンドウ) 大川弥奈美さん
「パーマ」黒髪系×セミロングスタイル
Point
カラーは6レベルのアッシュグレージュに。赤みをしっかりおさえつつ、ダークカラーながら透け感をほんのり感じることができます。【how to“ベース”】
全体を鎖骨下3cmでカットし、顔まわりにレザーでレイヤーを入れます。レイヤーの軽さとレザーの質感で、より柔らかく、なめらかな動きを出しています。前髪はリップラインで切り、レイヤーとつながるようになじませます。
【how to“パーマ&スタイリング”】
パーマは細めのロッドで毛先にワンカール、ホットパーマをかけます。薬剤を弱めにすることで、ダメージレスでコロンとしたカール感に。スタイリングは、8割ほど乾かしたら、左右2つに分け、耳の高さでねじりながらさらにドライヤーで乾かします。セット剤は軽めをチョイスし、トリートメントミルクか、ライトなオイルを。毛先から中間に揉み込み、手に残ったものを前髪に軽くつけ、毛束感を整えたらフィニッシュ。
担当サロン:Rougy (ロージ) 江良栞さん
黒髪セミロングにおすすめの「アレンジ」【5選】
【1】韓国風の低めお団子「ロウボーン」
縦型のお団子。これは韓国アレンジのひとつで、「ボンヘアー」と言われるもの。特に低い位置でざっくりと作ったものは「ロウボーン」と呼ばれ、今や定番の形になっています。
Point
「モードなファッションが好きなので、それに合わせてお団子もモードに。ヘアアクセもシルバーでまとめ、クールな感じにしています」(土佐さん)\How to/
STEP1:縦型のお団子を作る
髪全体にオイルをなじませてから、インナーカラーが入っている左サイドの髪を残して後ろでまとめる。毛束を縦に折り返し、真ん中をゴムで結んでロウボーンを作る。
STEP2:サイドの毛束を結び目に巻きつける
残しておいた左サイドの毛束をお団子の結び目に巻きつけ、毛先は結び目のゴムに入れ込んでほどけないようにする。心配な場合は小さめのアメピンでしっかり留めて。インナーカラーが入っていなくても、このワンテクで差がつくはず。
STEP3:ヘアアクセを飾る
左耳の下にヘアアクセ(飾りピン)をつけ、サイドの髪が浮かないように留める。
\できあがり/
\SIDE/
\BACK/
【2】きゅっとまとまる巻きつけアレンジ
華やかな印象にしたいから、いつもと違うアレンジを取り入れたい。シンプルなサイド結びに+αのテクで差をつけて。アクセはゴールドでトータルにコーディネート。
\How to/
STEP1:髪にソフトワックスをなじませたら、左サイド以外の髪を右下で結ぶ。
STEP2:左サイドの髪をねじりながらその毛束にきつく巻きつけ、終わりは上から再度ゴム結びに。
STEP3:巻きつけた部分を整えながらゴムを隠し、根元の結び目にポニーフックを飾って。
完成。
【3】崩れにくい三つ編みまとめ
キュッと3つ編みにしてからタイトにまとめた大人っぽく小粋なアレンジ。
\How to/
- ワックスを髪全体になじませておく。
- 下位置でひとつ結びにしてから、毛束を3つ編みに。
- 編み終えたらゴムで結んで、毛束を内側へ折りたたむ。
- 上から太めのゴムで結び、ヘアアクセをあしらってゴムを隠して。
【4】お呼ばれに使える夜会巻き風
本気の夜会巻きではなく、カジュアルな雰囲気なのはくるりんぱをベースにしているから。毛束を横から通すのがコツ!シルバーコームをあしらえば、たちまちお呼ばれ風ヘアに。
\How to/
- 髪全体にワックスを塗布してから、後頭部の中央辺りでひとつ結びに。
- 結び目の上に穴をあけたら45度ひねって、横から毛束を入れてくるりんぱに。
- 毛束を3つ編みにして毛先を結んだら、くるりんぱの根元に押し込んで。コームを横に飾って完成!
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【5】長め前髪を巻いたひとつ結び
【Before】
\面倒くさくなってついサイドに流すだけですませてしまう/
【After】
キマりすぎていないけれど、おしゃれにしたい…そんなときにはウエット&重め前髪にまとめ髪で絶妙なこなれ感を。
【Side】
\How to/
STEP1:前髪をセンター分けにする。前髪をひと束ずつ取り、内外ランダム巻きをする。前髪のいちばん内側は外巻きに。
STEP2:パール大のバームを手のひらに広げて、巻いた前髪の毛先へひねるようになじませる。後ろの髪はひとつにまとめる。
STEP3:結び目部分から数束引き出し、ひとつ結びをほぐす。
Point
巻くことでボリュームある毛先が両頰サイドにちょうど重なり、小顔効果が!※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
大人っぽく変身したい人にぴったりなスタイルを提案してくれる。とくに、旬な小顔ミディアムやロング×透明感カラーが好評!