食・レシピ
2014.10.21

誓います!もう焼き芋の皮はむきません…だって「美の宝庫」らしい

普段ゴミ扱いしていたモノが、実はものすごい価値を秘めていたら……? その代表格とも言えるのが、果物や野菜の“皮”の部分です。

さつまいもが旬を迎えるこの時期。スーパーなどでも安く手に入りますが、「ジャガイモほど使い道がなさそうだから、滅多に買わない」という方も多いのでは?

しかし、さつまいもは”準完全食品”と呼ばれるほど、栄養価が高いスーパーフード。さらに、丸ごと食べられるという意味を持つ“ホールフード”であり、美容効果が詰まった理想的な食材なのです。しかも、普段捨ててしまいがちな皮の部分にこそ、その栄養分は集中しているんですよ!

 

■さつまいもの皮がポイント

ここで、“焼きいもを食べるときは必ず皮をむく派”の方には、是非知っておいて頂きたい情報をご紹介。

ご存知のように、一般的なさつまいもの皮は、主に紫色をしています。その紫色の色素成分は、主にポリフェノールの一種であるアントシアニンです。

ポリフェノールは、植物が活性酸素、細菌、病原体、寄生生物、紫外線などの外敵から、わが身を守るための成分。つまり、この皮にこそ、たくさんの栄養があるのです。

 

■さつまいものアントシアニンはスゴイ!

そんなポリフェノールには強い抗酸化作用があり、アンチエイジングにも役立つことは有名ですよね。さらに、ポリフェノールは、自分自身を酸化させない・老けさせない効果も同時に持っています。

また、さつまいものアントシアニンについては、一般的なポリフェノール効果のほかに、”ストレスによりアントシアニンが蓄積される”という理論も存在しています。さつまいもは痩せた土地でも育つ、生命力の強い食物。つまり、ストレスを受けながら育つことで、アントシアニンを自らの中にたくさん蓄積させているのです。

アントシアニンに関する研究は、近年さらに進んでおり、さつまいもの中でも紫いものアントシアニンに関しては、紫外線を吸収する働きなども発表されています。

 

アントシアニンパワーが豊富なさつまいもの皮。これはもう、捨てられませんよね! 美容作用や目の健康維持など、様々な効果を持つアントシアニン。たくさん摂ろうと思ったら、サプリメントに手を伸ばしがちですが、是非今が旬であるさつまいも(の皮)から摂取してみてはいかがでしょうか?

 

初出:美レンジャー  ライター:鈴木絢子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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