ヘアアレンジ・髪型
2023.7.26

ハーフアップ×お団子、基本のやり方【アレンジ11選】

ハーフアップお団子を基本から雰囲気別・シーン別のアレンジまでご紹介します。立体感やこなれ感が出る大人可愛い簡単アレンジです。

【基本】ハーフアップお団子のやり方

DAMIAスタイリスト

増田怜奈さん

アレンジしにくいといわれるボブですが、ざっくりと手ぐしで髪をすくったルーズなハーフアップなら、簡単かつオシャレにイメチェンできるのでおすすめ。

STEP1:こめかみ上の髪をざっくりまとめて後頭部で結ぶ

こめかみ上の髪を手ぐしでざっくりと後頭部に集めて、シリコンゴムか細い黒ゴムで結びます。

「先にごく少量のジェル状スタイリング剤を全体に広げておくと、まとめやすくなります」(増田さん・以下「」内同)

STEP2:最後のひと通しは抜き切らずにお団子に

ゴムに最後のひと通しをするとき、抜き切らずに、毛束が根元部分で下向きに折れた状態でキープします。

STEP3:残った髪をアイロンで外ハネにする

残った髪の毛先をストレートアイロンで外ハネにします。

前髪の中央部分を少量とり、トップに持ち上げた状態でゆるくねじってアメピンで固定し、小さなポンパドールをつくります。

STEP4:結んだ毛束をルーズに崩しこなれ感を出す

結んだ毛束の二つ折り部分を、少しずついろいろな方向に引き出して、ルーズな質感とボリュームを出します。

STEP5:トップの毛を引き出しふんわりさせる

トップの髪(結んだ髪とポンパドール部分を一緒に)を部分的に引き出します。

「丸顔の場合は高さをしっかりと出し、面長の場合は高さを控えめに引き出すのが小顔に見せる秘訣です」

結んだ毛束のゴムを隠すように、シュシュをかぶせます。

「シュシュは、少しボリュームのあるタイプを選ぶと、バランスよく仕上がりますよ」

完成!
「ボブアレンジは、コームやブラシを使わずに、手ぐしだけでざっくりルーズに仕上げるのがオシャレに見せるポイントです」

【SIDE】

【BACK】


「レングス別」ハーフアップお団子【3選】

【1】ショートのハーフアップお団子

XELHA (シェルハ)スタイリスト

水野涼太さん

BEFORE
ショートヘアでもピンを使わず に、ゴム1個だけでできる簡単アレンジをしていきたいと思います。

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STEP1:26mmのカールアイロンでランダム巻きに
まず耳より上の毛(顔周りの毛以外)を26mmのカールアイロンでランダムに巻きに。顔周りの毛は仕上がりをかなり左右するので、重要なポイント。全体のバランスを見ながら巻いた方が可愛くなるので、後ほど巻き足す。

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STEP2:ハーフアップのお団子を作る
STEP1のアイロンで巻いた部分だけをひとつ結びにしてハーフアップの形に。この時にポニーテールではなく、毛先をUの字(お団子のように)に結ぶ。

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STEP3:リバース巻きを作る
襟足の毛を外ハネに巻き、顔周りの毛は全体のバランスを見ながらリバース巻き(外巻き)に。この時に顔周りの毛を巻きすぎると横にボリュームが出てしまうので、カールアイロンを滑らすように巻くと上手にゆる巻きができる。

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STEP4:ほぐしていく
ひとつ結びにした所をほぐしていく。この時にトップを多めに引き出しながらほぐすと、トップに高さが出て360°どこから見てもひし形になり、より可愛くなる。

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完成
後ろから見たアレンジ。お呼ばれ(二次会)でも日常やデートでも使える万能なゴム1個だけでできる簡単アレンジ。

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【2】ボブのハーフアップお団子

リープテイスト(Leap Taste) トップスタイリスト

AKANEさん

STEP1:ハーフアップを作る
ハーフアップはこめかみから分け取ります。この時、最初に波巻きをしてスタイリング剤をあらかじめつけておきます!

分け目はギザギザになるようにすると無造作感UP!

STEP2:トップをゆるめる
ひとつに結んだらトップをゆるめながら分け目をかくします!

STEP3:三つ編みをする
三つ編みをしてほぐします。

Point

強く、崩れないように下の部分を押さえながら崩すのがポイント。この時、下の部分はゴムで留めなくて大丈夫です。
※この状態で、STEP4に進まずに三つ編みした毛先を結んだだけでも可愛いアレンジになりますよ。

STEP4:根元に巻き付けて結ぶ
最初の結び目に巻きつけていきます。

巻き付いたら三つ編みした毛先が、きちんと留まるように結びます。お団子も少しほぐすと無造作感がアップして可愛いです。

STEP5:巻く
最後巻けてない部分があれば巻いて、完成です!

ピンなどをヘッドアクセを付けて完成。


【3】ロングのハーフアップお団子

ヘア&メイク

サカノマリエさん

STEP1:耳上から襟足の上にかけて髪をジグザグに取る
「耳上から襟足の上に向かって、親指で髪をジグザグとかき分けるように取って行きます。“ジグザグ取り”することで、表面に分け目を出さずにハーフアップする髪を多めに取ることができます」(サカノさん/以下「」内同)

「取る量は、襟足の髪が少なめになるくらい。分け目がギザギザでも見えなくなるから問題ナシ」

STEP2:毛先が下向きになるように毛束で輪を作る
「STEP1で取った毛束を、毛先が下向きになるように輪にします。片手で毛束を持ったまま、もう片方の手で毛先近くを持ち上げるように輪にしたら、毛束の下に入れ込みます」

STEP3:結ぶ前にサイドの髪を出してルーズ感を出す
「STEP2で輪にした毛束を持ったまま、サイドの髪を少しかき出してルーズに。サイドに髪がたれている方が、こなれた感が出ます。その後、輪にした毛束をヘアゴムで結んで固定します」

STEP4:結び目に髪を少量巻きつけてヘアゴムを隠す
「STEP3で結んだヘアゴムの周りに、髪を少量巻きつけてヘアゴムを隠します。毛先は内側のヘアゴムに入れ込めば固定できます」

STEP5:下ろしている毛先にワックスで動きを
「エアリー感はキープしたいけれど髪がパサついているとおしゃれに見えないので、毛先のみワックスをつけます。使用感の軽いワックスなら、動きも出しやすいですよ」

\ヘアアクセサリーをつければさらにこなれ感アップ/

「結び目の横にヘアアクセサリーをつけます。結び目の上ではなく、あえてずらしてつけることで、こなれた印象に」

軽やかでおしゃれなハーフアップの完成!
サイドに下ろした髪が女性らしい柔らかい雰囲気に。

後ろから見ると…
毛束をお団子にしているから、多毛感を感じさせないハーフアップに。


雰囲気別1:「カジュアル」ハーフアップお団子【2選】

【1】ササっとできるこなれお団子ハーフアップ

SINCERELY ディレクター

唐沢ゆりこさん

STEP1:オイルもしくはバームを髪全体になじませる
髪全体に、オイル又はバームを馴染ませてから、分け目をジグザグにします。(コームの先端がない場合は先が少し尖ったものを代用してもOK)

Point

分け目はジグザグに

STEP2:耳上の髪をまとめて結ぶ
耳上の髪を取り、手櫛で後ろに流していきます。この時、分け目のあたりから弧を描くような毛流れにします。

Point

毛流れは弧を描くように

STEP3:ゴムで結びお団子を作る
ゴムで結びます。この時、毛先を最後まで通しきらないように髪で輪をつくった状態で留めます。

STEP4:ほぐしてこなれ感を出す
全体的に軽くほぐしていきます。ゴムの結び目あたりから、徐々にほぐすようにすると、綺麗にできます。この時、トップの部分もふんわりするように程よく引っ張りましょう。(引っ張りすぎると面長に見えてしまうので注意!)

Point

軽くほぐす

完成。無造作感がこなれ度◎。



【2】クリップピンが可愛いハーフアップお団子

ヘアサロンtricca銀座店 アシスタント

高桑えむさん

Point

「特にハチの膨らみが気になるので、ハーフアップにしてボリュームを押さえています。このとき、顔まわりの髪をあえて残すと小顔効果も狙えますよ」(高桑さん/以下「」内同)

STEP1:耳より1cm上から髪を取る
「耳上からサイドの髪をまとめるとフェースラインが強調されてしまうので、耳より1cm分の髪を残してハーフアップにします」

STEP2:ヘアゴムで結んでおだんごに
「STEP1で取った髪をヘアゴムで結びます。最後の毛束はヘアゴムを通し切らずに、おだんごに。毛先が下に向くようにして、後ろの髪となじませます」

STEP3:トップの髪をつまみ出してラフに
「片手でSTEP2の結び目を押さえながら、もう片方の手でトップの髪を少しずつ引き出してラフに崩します」

STEP4:前髪の中央のみ後ろで留める
「前髪が目の下くらいの長さで邪魔になるので、中央部分の毛束のみ後ろに持っていきます」

「結び目の上で、前髪を留めるようにクリップピンを挟みます。もうひとつのクリップピンは飾りとして、結び目の横の位置に。ふたつのクリップピンの向きが揃わないようにするのが、後ろから見たときにこなれた感を出すコツです」

STEP5:顔まわりの髪を外巻き&縦巻きで動きを出す
「前髪は外巻きにすると、伸びかけでもうっとおしさが半減します」

「サイドに残した髪は縦巻きにして、顔まわりにふんわりと柔らかな動きをつけます」

完成!
ハーフアップにすることで、ハチの膨らみが気にならず軽やか。
顔まわりのゆるやかなウェーブのおかげで、余裕を感じるラフでおしゃれな仕上がりに。

後ろから見ると…
ふたつのクリップピンがアクセントになって、後ろから見てもハーフアップが華やか。


雰囲気別2:「大人っぽい」ハーフアップお団子【2選】

【1】無造作感が大人っぽいハーフアップお団子

LOOPスタイリスト

脇田 明日香さん

STEP1:ハーフアップお団子を作る
耳よりちょっと上部分の髪を取り、ハーフアップのお団子を作ります。

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毛先を通しきらずにお団子を作りましょう。

1

STEP2:もう1度結んでから崩す
崩す前に、上からもう一度シリコンゴムで結びましょう。重ねて結ぶことでお団子が崩れにくくなります。

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その際、押さえながらトップを崩しましょう。

3

STEP3:スティックで留める
お団子の端をスティックで留めましょう。この時は、お団子が丸くなるように形を整えながら留めます。

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2か所目も。

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STEP4:ストレートアイロンで巻く
飛び出ている毛をストレートアイロンで巻きましょう。動きが出て可愛さがアップしますよ。

6

完成
ワイドに広げたお団子が無造作感を作って、こなれたアレンジが出来上がります。

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【2】トリプルお団子が華やかなアレンジ

LOOPスタイリスト

脇田 明日香さん

STEP1:ハーフアップお団子1つ目を作る
頭頂部の髪、少量をまとめてお団子にします。お団子は結び目を通し切らずに作るのでOK。

STEP2:2つ目も作る
2つめはSTEP1で作った部分の下から、耳の上の間ぐらいの位置までの髪をまとめでお団子に。この際、1回目のお団子の上に重なるように作りましょう。

STEP3:3つめのお団子を作る
3つ目も2つ目のお団子の上に作ります。位置は、耳上からの残りの髪の毛をまとめて作りましょう。

STEP4:全体を崩す
お団子をひねるようにして崩していきます。丁寧に少しずつ行いましょう。

全部のお団子をしっかりと崩しましょう。

STEP5:スティックで串刺しに
まずは1本目。崩したお団子を広げて、縦に一気に串刺しのように刺します。

2本目は、上から2つ目のお団子から下に向けて一気に串刺しに。

完成!
ボリュームアップでペタンと見えない!

ふんわりボリュームアップのトリプルお団子ヘアの完成。
浴衣にも似合うので、夏祭りにもぴったり。

 

シーン別1:「オフィス」ハーフアップお団子

drive for garden トップスタイリスト

一番合戦 彩さん

Point

ハチが張って髪がボワッと膨らんでしまう場合は、ハチ周りを抑えてしまうのがべスト。

「ハチ周りをタイトにしても、トップはふんわりさせるのは忘れずに。サイドのねじり+ピン留めでボリュームレスにし、後ろのお団子で視線をずらします」(一番合戦さん)


STEP1:お団子を作り毛束をねじる
膨らみをつぶすことなくトップの髪をまとめ、輪結びにしてお団子風に。サイドの毛束は、ねじってから指でつまみ出してほぐす。

STEP2:毛束をお団子に巻きつける
ねじった毛束を、お団子の結び目に巻きつけてピンで留める。逆サイドの毛束も同様にねじってからほぐし、結び目に巻きつけて。

STEP3:毛束の上からピン留め
さらに、ねじった毛束の上に飾りピンを挿す。これでハチ周りのボリュームが完璧に抑えられ、動いてもくずれにくくなる。


シーン別2:「デート」ハーフアップお団子

ヘアサロンchobbi スタイリスト

waco(わこ)さん

STEP1:髪全体にバームとオイルを混ぜてなじませる
「髪に動きをつけやすくするために、バームとオイルを1:1で混ぜたスタイリング剤を全体になじませます。オイルだけだとバーコードのように髪が割れてしまいやすいので、ワックスを混ぜて、ツヤと毛束感を出します」(wacoさん/以下「」内同)

STEP2:ハチ上の髪をラフに取る
「ハーフアップする髪は、ハチ上部分だけにします。これで高めのハーフアップおだんごが作りやすくなるうえ、あとでサイドの髪にニュアンスをつけられ、大人っぽく仕上げられます。手ぐしを通さず、毛束を持ち上げるようにまとめるだけにすると、サラサラの髪もラフな印象に」

STEP3:毛束をヘアゴム2本で結んでおだんごに
「STEP2でまとめた毛束を、ヘアゴムを2本まとめて使って結んでいきます。ヘアゴムを2本使いすることでしっかり留まり、おだんごがコンパクトになってバランスが良くなります。最後は毛束をヘアゴムに通しきらず、親指1本分が入る輪でおだんごに。毛先は下向きになるように留めます」

STEP4:おだんごから毛束を少しずつ引き出す
「STEP3の結び目を片手で押さえながら、もう片方の手でおだんごの毛束を少しずつ引き出してルーズに」

STEP5:結び目にスカーフを巻きつけて
「ヘアゴムの結び目部分に、スカーフを巻きつけていきます。2重に重ねたら一度ひとつ結びをして固定し、さらにもう1周巻きつけます」

STEP6:前髪、サイド、毛先をコテで巻く
「前髪につむじがあって割れやすいので、センターの髪をしっかりと巻きます」

「サイドの毛束を外側にねじってから巻き、コテを縦にしながらぬいていきます。後ろのかみの毛先は外ハネに巻いて、動きを出します。すべて巻き終えたら、サイドの髪を少し耳にかけて、すっきりと見せます」

完成!
スカーフのアクセントと動きのある毛束感が、幼さを感じさせないハーフアップおだんごに。
リラックス感のあるスタイルで、大人な余裕を感じるカジュアルを楽しめる。

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シーン別3:「お呼ばれ」ハーフアップお団子

BCGINZAトップスタイリスト

清水 友子さん

BEFORE

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STEP1:毛先を巻く
全体を32mmでミックス巻きしていきます。今回はハーフアップアレンジをするので下の部分を多めにしっかり巻きます!

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STEP2:ハーフアップでお団子を作る
耳上から前の髪はそのままおろしたままにし、後ろの髪を半分だけくくってハーフアップでお団子をつくります。(最後までゴムに髪を通さずに簡単にお団子をつくるイメージ)

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STEP3:両サイドにフィッシュボーンを作る
両サイドに残した前の髪を、どちらも後ろのハーフアップに向かってフィッシュボーンしていきます。作り方は結んだ部分の髪の毛の1番サイドの毛を少量ずつ内側に入れるように(右→左→右)の順で毛先まで入れ込みます。

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STEP4:フィッシュボーンをお団子に巻き付ける
STEP3でフィッシュボーンした2つの束を、STEP2のお団子に巻きつけて、毛先のカールを足して馴染ませます。

5

完成!全体を見て引き出したら完成です!ハーフアップなので首元も暖かく、デートやお呼ばれなどにもオススメです。

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シーン別4:「浴衣」ハーフアップお団子


  1. 32mmのアイロンで全体をミックス巻きにして、よくほぐしておく。
  2. 耳ラインから斜め後ろに髪を取って表面を引き出し、輪結びのハーフアップに。
  3. 毛束をねじりながら根元に巻きつけてお団子にしてピン留め。
  4. 耳前の毛束はワックスで束感を出し、お団子にマジェステを斜めに飾る。

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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