健康・ヘルスケア
2021.6.2

「顔色が悪い…」血の気のない顔を、トーンアップする【血色メイク術】

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乾燥や寒さ、肌のくすみなどで「顔色が悪い…」そんなときにこそ、メイクで温かみをプラス。ベースメイクから、アイメイク、チーク、リップで顔色をトーンアップ!血色アップのメイク方法をご紹介します。見た目体温を上げて、ハッピーオーラのある大人の女性を目指しましょう!

顔色全体をトーンアップする「ベースメイク」

誰もを美人に変換させる“血色感メイク”

ヘア&メイクアップアーティスト

長井かおりさん

モデルや女優のヘア&メイクを手掛けるほか、セミナー講師やイベント出演なども精力的にこなす。最小限で最大限の効果をもたらすテクニックの伝道師。
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頬の広範囲にピンクを仕込むことで、顔のイキイキ感が格段に増す

「目の下から小鼻の横にかけての逆三角形の範囲はとても重要な場所。パッと見で目に入ってくるこの部分さえ整っていれば、肌全体がキレイに見えるもの。そう、血色感も同じだと思うんです。この逆三角形の部分がピンクみを帯びていれば、顔全体がイキイキと輝いて女性らしい“桃色肌”な印象に! とはいえ、頬の広範囲のピンクみをチークでのせるのはあからさまなので、コントロールカラー×フェースパウダーを使うのが“もとから血色”があるような肌に見せるコツ」(長井さん・以下「」内同)

【コントロールカラー】どんより感を消し去り血色感を上げる

「くすみや疲労感をカバーしながら、潤いを与えて毛穴をカムフラージュする効果も。しっかりめ発色×保湿感の高いテクスチャーのバランスも絶妙で、効率良く血色感を引き上げることが可能」

【Step.1】目の下から小鼻の横にかけての逆三角ゾーンに、コントロールカラーを大胆にじかづけ。

【Step.2】逆三角の範囲にとどまるよう、指でトントンたたくようになじませて。

頬だけを狙って血色アップする気持ちで。

【ハイライト】ふんわりピンク肌を引き締めて美人度アップ

「毛穴や凹凸カバーにもなるハイライト。コントロールカラー後ファンデーションを塗り、パウダーをのせた後の最後の仕上げに。ふわっとピンクみを帯びた肌にメリハリを出すのに最適」

【Step.1】ハイライトは指先にとり、目尻の下辺りからこめかみに向かって、頬骨の上にオン。

【Step.2】ピンクみを帯びてぼやけた肌にメリハリを出しつつ、目尻のシワを埋めてぼかす効果も。

 

初出:長井かおりさんが伝授!誰もを美人に変換させる“血色感メイク”【美的GRAND】

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じゅわっとにじませ「温感アイメイク」2選

【1】血色感のある「赤影仕込み」メイクで美人風アイに


「色っぽい眼差しは頑張っているのが伝わると台無しに。目元の骨格補正は、まぶたに元々あるくすみや影の色をコントロールし、眉も足りない部分だけ補正するくらいがベター。土台を生かしながら正統派へできるだけ近づけつつ、最後に“色っぽさの正体=血色感”をにじませれば、ナチュラルにして人類をそそる眼差しが完成します」(長井さん)

目元に黒を使わないのもコツ。まずはまぶたの使用色を見直しして!

疲れた印象を与えるまぶたのくすみを払拭しつつ、目元に陰影を与えて凛とした目力を引き出すのが、美女オーラEYEへの第一関門。マストアイテムは、ぱっと見はダークだけど、肌にのせるとシアーに発色するソフトブラウンのアイカラー。赤みブラウンも潜ませ、血色感を印象づける“赤影”を作ります。

★1
透けブラウンをアイホールへ広げ疲れて見えない影を作る

★2
まぶたの際に赤みブラウンをひとさじ。温もりを与えて

★3
アイラインは少しだけ長めに。美人の象徴・キレ長アイに演出

Point

透けブラウン で囲み目にして、さりげなく引き締め。アイラインを 赤みブラウンでぼかし、自然な赤影を演出

【Step.1】透けブラウンを指でアイホールへなじませる


色の境目が目立ちにくいのが、指塗りのメリット。ブラウン色をとった指をまぶたの際からアイホールの外側までワイパー状に動かし、グラデーションをつける。

【Step.2】下まぶたの目尻側1/3へソフトブラウンを

チップの側面にブラウンをとり、下まぶたの目尻~黒目の外側の際へ細めにオン。目元の印象が元々弱い人は、黒目の内側くらいまで入れてもOK。

【Step.3】まぶたを持ち上げながら隠しアイラインを引く

まつげの下からダークブラウンのアイライナーを入れて左右へ小刻みに動かし、上まつげの隙間を全体的に埋めていく。ビューラーでまつげを根元から上げてマスカラ下地を塗った後に行うと、より引きやすい。

【Step.4】目を開いた状態で目尻に延長ラインを引く

黒目の外側から実際の目尻よりも3mm程長めに、ダークブラウンでまっすぐラインを引く。目を閉じた状態で行うと、ラインが下がって目元がたるんで見えやすいので注意。

【Step.5】アイラインが乾く前に赤みブラウンを重ねる

アイラインをにじませ、なじませるのも狙い。アイラインが乾く前にパレット右上と左下のブレンドカラーをチップの側面にとり、まぶたの際へラインを引くように入れる。

【完成】

 

初出:「美女オーラEYE」の作り方|「この人、絶対美女!」と想像させるアイメイク&美女パレット【美的GRAND】

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【2】「黄みオレンジ」で顔色トーンアップの温感メイク

温感カラーの代表格といえばオレンジ。
目元はマットな黄み系のオレンジで幅広めに囲んで今どきのおしゃれ感を主張、チークとリップには少しくすんだ赤みとブラウンみを加えて女らしさをプラス。じわじわと血色感・温度感のある顔に。

<メイクのやり方>

【Step.1】アイホール[A]に淡めオレンジを広くのせ、二重幅[B]にやや濃いオレンジをのせてグラデに。
【Step.2】下まぶたの涙袋[A+B]に淡めオレンジ+やや濃いオレンジを混ぜてのせる。
【Step.3】チーク[D]はパールオレンジブラウンで、上めの位置に横長にのせる。高めの位置に入れることで目元と共鳴させて顔全体の黄みオレンジの印象を高める。
【Step.4】リップ[C]は温かみのある赤みブラウンで。チップで唇にじかづけして指で広げて適度な色づきに。

 

初出:【あったかオレンジメイク】目元のヴィンテージライクな黄みオレンジで+1.5℃|じゅわっとにじませ「温感メイク」

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健康美人に見せる「赤みチークメイク」2選

【1】「深めのモーヴ色」でにじみ出る生命力を感じさせる


ブラウンやパープルのニュアンスをまとった深めのモーヴ色が肌の透明感を引き立て、まるで寒い中、内側のぬくもりでほてったようなメイク。目元、頬、唇にわき上がる控えめな赤みを差して、にじみ出る生命力を感じさせて。


【Step.1】アイホール[A-b]にベージュをのせる。
【Step.2】目尻1/5の部分[A-a]にシャドウラインを長めに引く。
【Step.3】下の目頭1/4のインサイド[A-a]にもラインを。
【Step.4】チークは頬骨に沿って耳前まで[B]斜めに入れ、下に広くのばしピュアな子供のようなほてり感を。
【Step.5】リップはオーバーリップ[C]気味に。上唇の山をハート形にすると色っぽく。

 

初出:【ほてり赤みメイク】透け感モーヴのチーク&リップで+1℃|じゅわっとにじませ「温感メイク」

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【2】顔色をよく見せるなら「ベージュレッド」をとんとん塗り

ヘア&メイクアップアーティスト

秋鹿裕子さん

高城裕子氏に師事後、独立。ナチュラルからモードまで幅広いテイストをもち、豊かな感性でメイクする人。W所属。

「チークの色は、基本的にはメイクや服の雰囲気に合わせて選ぶのですが、ひとつ万能カラーをあげるとしたらリアルな血色に近いベージュレッドがおすすめです」(秋鹿さん)


乾燥しがちな冬は、しっとりなじむクリームタイプでツヤをプラスして。ベースメイクを仕上げた後、指の腹にとり、頬の高い部分から外側に向けてとんとんとなじませる。

自然な血色感で冬のくすみ知らずの肌へ。

 

初出:乾燥して血色が悪い顔…どんな色のチークがおすすめ?|人気H&Mが回答!

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自然な血色感で顔色をよく見せる「リップメイク」3選

【1】「ソフトブラウン」で口元に血色感を

深みのある色合いなのに、肌の透明感、血色感、媚びない色っぽさまで一気に引き立つのが、ソフトブラウンリップのいいところ。オフィスでも好印象確実!

 

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【Step.1】唇中央へじか塗り

まずはローズピンクの口紅を唇の中央へ、きちんと発色させて。全体へ均一に塗ると、きちんとしすぎてしまうので今回は避けて正解。

【Step.2】指でトントン広げて

Step.1の口紅を唇の輪郭の外側まで指でのばし、ふっくら感を演出。指の腹を使い、優しくたたき込むのがポイント。口角まで抜かりなく。

 

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【2】「静脈カラー」リップで“顔色をちょい上げ”

メイクアップアーティスト・元CHICCA クリエイター

吉川康雄さん

1995年に渡米後、艶肌メイクで業界を席巻。N.Y.を拠点に『VOGUE』誌などのカバーやセレブのメークを担当。2019年まで10年間、CHICCAのブランドクリエイターも務めた。取材から撮影、執筆までを自身で手掛ける美容情報サイト『unmixlove』が評判。
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「唇には必ず血の色が入っていますよね。肌も同じ。だから、“血色”メイクは誰にでも似合うんです。僕が大人のグラン世代におすすめしたいのは、明るい“動脈”の血色じゃなくて、少し濁った“静脈”の血色。手の甲を見てもわかるけれど、体を1周してきた血の色は、くすみと青みを帯びたピンクに転んだ赤。この色こそが『静脈カラー』です。

くすんでいるから、もとからある自分の唇や肌のくすみとなじみながら、青みが透明感を、赤みが血色感がほんのり上げてくれ、大人のエレガントな色気や女っぽさを強調します。同時に、ちょっと儚げでピュアな側面も見せてくれる色です。」(吉川さん・以下「」内同)

グロスタイプ

淡め発色+ツヤ感が軽やかな“静脈リップ”はカジュアルな気分で

「“青みピンク”系が似合うか不安という人はカジュアルにつけられるグロスからトライ。「ちゃんと色づきながらもとの唇が透ける抜け感ある仕上がりだから、初心者でもつけやすい」

セミマットタイプ

ポンポン指づけでじんわり発色させる深み“静脈リップ”でおしゃれ感度高い雰囲気に

「ブラウンを帯びた静脈カラーは指でじんわりづけで唇となじませて。マットリップはこの方法だとうまくいきます」

深色がさらに肌を澄ませ、意志のあるおしゃれ顔に。

 

初出:「静脈リップ」こそ大人の女っぽさを強調する色!吉川康雄さんが提案する「静脈カラー」とは?【美的GRAND】

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【3】体温をグンと上げる「レッドリップ1点盛り」


いろんな赤みを感じる絶妙なレッドリップ1点盛りで顔全体の体温をグンと上げるメイク。発色が良いマットリップを指で定着させると、マスクをしていても落ちにくくて◎。口元以外は引き算にしてあどけなさを残して。

【Step.1】上まぶたに黒のリキッドライナーで目尻5mmまで細い隠しラインを引いた上に、ゴールドのアイライナーで目頭から目尻長め[A]にラインを引く。
【Step.2】チークは淡いコーラルで頬の内側寄りから鼻の上[B]を通って、ほんのり日焼けチーク風に。
【Step.3】リップはマットレッドを指先にとり、にじませるように曖昧な輪郭[C]で塗り広げる。

 

初出:【高まる赤リップメイク】明るいマットレッドの唇で+2℃の高揚感を|じゅわっとにじませ「温感メイク」

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※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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