体温を上げる方法まとめ|習慣・マッサージ・食事など
体温を上げる方法のまとめ。女性にとって「冷え」は大敵!代謝が落ちてやせにくくなったり、体もだるくなったりなど、体の不調ばかりではなく、肌色もくすんだり、むくみやすくなったり、美容面でのダメージも相当なもの。ここでは冷えないカラダを作るべく、体温を上げる方法を集めました。体温が上がれば、血流もアップし、体も肌も調子が良くなっていいことづくめ! 運動や食事など、どれも無理なく続けられそうなものばかり♪自分に合った温活術をお試しください!
体温を上げる「メリット2つ」
【1】免疫力が30%アップする
「体温が1度上がることで免疫力が30%アップすると考えられています。」(松本先生)
【2】自律神経の乱れを整える
「自律神経の乱れからくる冷えも、体の内側からしっかり温めることで改善されると言われています。」(松本先生)
体温を上げる「方法3つ」
【1】1日1回、湯船にきちんとつる
「1日1回、湯船にきちんとつかって体を温めることは、副交感神経を優位にして腸の働きを促すためにも効果的。38~40℃のぬるめの湯に15分程つかっていると、深部体温が上がるとされています。」(小野さん)
【2】ツボを押す三陰交(さんいんこう)
ピラティス インストラクター
黄 秀京(ファン スギョン)さん
元プロビーチバレーボール選手。トレーニングをしていても冷えが解消されず、ケガが多かったことから、ピラティスをスタート。インナーの筋肉の重要性を実感し、指導も行うように。
「脚の内側にある“三陰交(さんいんこう)”というツボは、下半身の冷えに効果的。ツボの位置がわかれば服の上からでも押せます」(黄さん)
「三陰交のツボの位置は、内くるぶしの上から指4本分の所。骨の近くだから冷えていると痛いですが、効きます 」(黄さん)
【3】体を温める「陽性食品」を上手に取り入れましょう
内科医
石原新菜先生
イシハラクリニック副院長。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。2006年帝京大学医学部卒業後、同大学病院の研修医を経て、父・石原結城實のクリニックへ。漢方医学を中心にさまざまな病気の治療に当たる。『やせる、不調が消える 読む冷えとり』(主婦の友社)など、冷え、ショウガに関する著書多数。
「漢方には、体を冷やす『陰性食品』と体を温める『陽性食品』という考え方があります。冷えを防ぐには、食材の陰・陽を正しく把握して、体を温める陽性食品を上手に取り入れることが大切です」(石原先生)
体温を上げる代表的な「食べ物」3選
【1】陽性食品
「体を温める陽性食品は、寒い土地が原産地で冬が旬、色が濃くて塩気が強く、水分が少なく硬めなものが多いのが特徴。りんご、さくらんぼ、ごぼう、にんじん、れんこん、しょうが、黒砂糖、玄米、そば、漬け物、チーズ、海藻類、タラコ、ちりめんじゃこ、鮭、カニ、卵、赤身の魚や肉、紅茶、黒豆などが当てはまります。」(石原先生)
【2】熱を作る筋肉の材料(クルミ、サバ、肉類、チーズ)
「食事で熱を作るときに筋肉を使うので、筋肉のもととなるたんぱく質は積極的にとるべき栄養素。特に朝は熱を作り始める時間なので、朝食で取り入れるようにしてください」(須磨さん)
【3】薬味・スパイス(しそ、しょうが、唐辛子、シナモン)
「薬味やスパイスは、体を温める作用のほか、食欲増進効果も期待できます。朝食が進まない人は、朝から取り入れてみてください」(須磨さん)
美と健康のプロが教える、簡単「お料理レシピ」5選
しょうが×ねぎで温め 中華風とろみスープ
【材料】
豚ひき肉…100g
鶏ガラスープ…2カップ
わけぎ(または九条ねぎ)…1/2束
しょうが
にんにく
花椒(かしょう)
オイスターソース
しょうゆ
酒
塩
【作り方】
1.ごま油で豚ひき肉100gと、しょうが、にんにく、花椒(かしょう)適量を炒め、鶏ガラスープ2カップを入れる。
2.アクを取り、オイスターソース、しょうゆ、酒、塩を適量入れる。
3.斜め細切りにしたわけぎ(または九条ねぎ)1/2束を加え、再度沸騰したら同量の水で溶いた片栗粉を加えてとろみをつける。
炒めみそ汁
「みそ汁は炒めみそ汁の方が温まります。真剣に温活したいときは重ね煮。体が芯から温まるので作り置きします」(岸さん)
【材料】
ごぼう…1本
れんこん…1節
にんじん…1/2本
こんにゃく…1枚
水…500cc
ひよこ豆みそ…適量
玄米麹大豆み…適量
万能ねぎ(好みで)
【作り方】
1.細切りしたごぼう1本をごま油で炒める。
2.れんこん1節、にんじん1/2本は薄切り、こんにゃく1枚をちぎって炒め、水500ccを入れて煮込む。
3.ひよこ豆みそと玄米麹大豆みそを合わせて溶かす。好みで万能ねぎを散らす。
根菜の重ね煮
【材料】
椎茸のせん切り…300g
玉ねぎの薄切り…600g
にんじんのせん切り…200
塩…少量
【作り方】
1.鍋に自然塩を少量振り入れ、椎茸のせん切り300g、玉ねぎの薄切り600g、にんじんのせん切り200gの順に軽く手で押しながら重ねていく。
2.最後に塩を振ってフタをし、とろ火で30~40分程煮る。
3.でき上がったら冷まし、保存容器に入れる。冷蔵庫で1週間保存できる。
酒かすで作る根菜かす汁
温かな汁もので 冷え対策も栄養も◎
【材料】
豚肉
ざく切りにした大根
にんじん
ごぼう
しめじ
こんにゃく…すべて適量
酒かす
【作り方】
1.ざく切りにした大根、にんじん、ごぼう、しめじ、こんにゃく、豚肉をだし汁で煮込み、酒かす適量を溶かす。
2.さいの目に切った豆腐を入れてひと煮立ちさせる。みそを溶かし、青ねぎを散らす。
ささ身と根菜のジンジャーティースープ
「ささ身も根菜もジンジャーも温め食材。さらに、温かいものを食べれば体は温まるので、このスープは最強の温めメニューです」(須磨さん)
【材料】(1~2人分)
ささ身…2本
かぶ…1個
玉ねぎ…1/2個
にんじん…1/2本
れんこん…100g
ごぼう…約30cm
コンソメ…1個
レモンジンジャーティー…2パック
イタリアンパセリ…適量
オリーブオイル…適量
塩…適量
水…適量
【作り方】
1.中火で熱したフライパンにオリーブオイルをなじませ、ささ身の表面に焼き色をつける。
2.鍋にオリーブオイルと一口大に切った野菜をすべて入れて軽く炒める。
3.一口大に切った1を2に入れてなじませたら、水をひたひたに入れる。
4.3が沸騰したらアクを取り、コンソメとレモンジンジャーのティーバッグを入れて鍋に蓋をし、野菜がやわらかくなるまで煮る。
5.塩で味を調えたら器に盛りつけ、仕上げに刻んだイタリアンパセリを散らす。
美のプロが教える、体温を上げる「飲み物」8選
葛湯
「熱々葛湯を少しずつフーフーしながら飲めば、おなかの中からじわじわと温まり、心もホッとします。葛湯は必ず本葛で!」(野澤さん)
チャイ
「シナモンやジンジャーなどがたっぷり。甘みも程よい」(野村さん)
ホットスムージー
「冷凍で届くので水を加え、つぶして混ぜ、耐熱皿に移してレンジでチン。簡単です」(児玉さん)
ホット豆乳+シナモン
「シナモンパウダーを振ったホット豆乳は1日1回は飲みます」
ヨモギ茶
「毎日1杯は飲んでいます。内臓を温め、自律神経を整えてくれるそうです。飲むようになって冷えが改善され、よく眠れるように」(高橋さん)
ジンジャー甘酒
麹を発酵させて作った甘酒を用意。甘酒を温め、しょうがパウダーを加える。しょうがパウダーは好みの量でOK。小さじ1/4~1/2ぐらい、たっぷりめに入れるのがおすすめ!
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
日本の各種古典整体療法・調息整体・正体術・身体バランス法黒川瀞雄先生に師事。日本の整体流派を7つに渡り受講。施術の他、各地での講演にも引っ張りだこ。最新刊「究極の免疫セルフケア」(飛鳥新社)も好評発売中。