【温活レシピ】温め×血流UP食材で寒い日も冷え知らず♪ 美と健康のプロが教える簡単レシピ
多くの読者も悩まされている体の「冷え」。本格的な冬到来のその前に、インナーケアを始めるのが冷えを乗り切るコツなんです!そこで、「寒い季節も絶好調♪」という美容賢者たちに、“本当に食べてるもの”を緊急取材。血管を強化、末端まで血液を巡らせる…など、温まるだけでない、効果てきめんのアイデアメニューがずらり。さあ食の冬支度、スタート!
決め手は温め食材×血流UP食材のWパワー! 美と健康のプロの温活レシピ
【1】頻繁な温めケアで寒い日も冷え知らず
「秋冬は体を冷やす夏野菜は食べず、根菜類などを用います。1日2回はシナモンやしょうがパウダーを加えた紅茶や豆乳などを飲み、温まりながら仕事をするように。特に寒い日はジンジャー甘酒がベストです。一気に体がぽかぽかになります」
Drink
温め食材で作るジンジャー甘酒
麹を発酵させて作った甘酒を用意。甘酒を温め、しょうがパウダーを加える。しょうがパウダーは好みの量でOK。小さじ1/4~1/2ぐらい、たっぷりめに入れるのがおすすめ!
Drink
女性ホルモンもアップ↑ イチジクのホットワイン
ドライイチジク(ソフトタイプ)150g、黒砂糖50g、適量のジンジャー・シナモン・グローブのパウダー、赤ワイン1カップ、少量のレモンの皮を入れ、中火で10分程煮る。レモン果汁を加え、ひと煮立ちしたら火を止め、レモンの皮を除き、ミキサーにかける。完成したらお湯で割って飲む。
Food
しょうが×ねぎで温め 中華風とろみスープ
ごま油で豚ひき肉100gと、しょうが、にんにく、花椒(かしょう)適量を炒め、鶏ガラスープ2カップを入れる。アクを取り、オイスターソース、しょうゆ、酒、塩を適量入れる。斜め細切りにしたわけぎ(または九条ねぎ)1/2束を加え、再度沸騰したら同量の水で溶いた片栗粉を加えてとろみをつける。
【2】発酵食や根菜類の温か料理でほっこり
NPO法人日本ホリスティック ビューティ協会代表理事
岸 紅子さん
きしべにこ/美容家、発酵食スペシャリスト、みそソムリエ。大学時代にホリスティック医療と出合い、さまざまな自然療法を学ぶ。
「みそ汁は炒めみそ汁の方が温まります。真剣に温活したいときは重ね煮。体が芯から温まるので作り置きします。日頃から発酵食や根菜類を食べ、デトックス効果のあるたんぽぽ茶や代謝を高める玄米コーヒーなどを飲み、入浴や運動、瞑想も取り入れています」
Food
Wみその発酵パワー!炒めみそ汁
細切りしたごぼう1本をごま油で炒める。れんこん1節、にんじん1/2本は薄切り、こんにゃく1枚をちぎって炒め、水500ccを入れて煮込む。ひよこ豆みそと玄米麹大豆みそを合わせて溶かす。好みで万能ねぎを散らす。
Food
常備菜に最適!根菜の重ね煮
鍋に自然塩を少量振り入れ、椎茸のせん切り300g、玉ねぎの薄切り600g、にんじんのせん切り200gの順に軽く手で押しながら重ねていく。
最後に塩を振ってフタをし、とろ火で30~40分程煮る。でき上がったら冷まし、保存容器に入れる。冷蔵庫で1週間保存できる。
【3】朝は温かな汁もので 冷え対策も栄養も◎
「汁もの、鍋、煮ものなどを毎日食べています。朝食は根菜たっぷりのかす汁などの汁もの+ごはん+納豆で寒い日も温か。毛細血管の減少を防いで血流UPさせるヒハツなどTie2活性成分の摂取や、足の血管を発達させるジャンプも習慣です」
Food
酒かすで作る根菜かす汁
ざく切りにした大根、にんじん、ごぼう、しめじ、こんにゃく、豚肉をだし汁で煮込み、酒かす適量を溶かす。
さいの目に切った豆腐を入れてひと煮立ちさせる。みそを溶かし、青ねぎを散らす。
\ちなみに/
Supplement
ヒハツ入りで◎
「黒しょうがや黒にんにく、ヒハツなどがまとめてとれる」
ネイチャーラボ スベルティ 黒しょうが ブラックジンジャー 150粒 ¥2,759
『美的』2020年12月号掲載
イラスト/はしもとゆか 構成/金子由佳・有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
ちづかみゆき/国際中医薬膳師資格をもち、季節や美容に適した薬膳料理教室meixue主宰。著書に『暮らしの図鑑 薬膳』(翔泳社)。