食・レシピ
2020.1.19

おいしく食べて冷えを解消する朝ごはんレシピ|1品で栄養◎! タンパク質と温め食材で冷え知らず♪

体を温めるために積極的に食べたい料理をご紹介!キーワードは“たんぱく質”と“温め食材”! 朝ごはんにおすすめのレシピを料理家の須磨映理子さんに教えてもらいました。

おいしく食べて温まる冷え解消レシピ~朝ごはん~

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熱を作るのに欠かせない食事は食材選びが重要!
「食事をすると、吸収した栄養素の消化が始まり、その一部が熱として消費され、代謝が上がります。食べたものの7割以上が熱になるので、冷え解消には食事が欠かせないのです」と、須磨映理子さん。

「食事で熱を作るときに筋肉を使うので、筋肉のもととなるたんぱく質は積極的にとるべき栄養素。特に朝は熱を作り始める時間なので、朝食で取り入れるようにしてください。そのほかにとりたいのは、体を温める食材。“冬が旬のもの”、“根菜”、“色が濃いもの”と覚えておくと、食材選びが楽になるでしょう。また、体を温める薬味やスパイスは、味に深みを出すのにも役立つ便利アイテム。食事の基本は栄養バランスなので、食材が偏らないようにするのも冷え改善には欠かせません」(須磨さん)

 

熱を作る筋肉の材料(クルミ、サバ、肉類、チーズ)

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「体内の熱を作るときに使う筋肉の栄養となるのがたんぱく質。豚や鶏肉、サバ、チーズなどの動物性のほか、クルミといった植物性もあります」(須磨さん)

 

体を温める薬味・スパイス(しそ、しょうが、唐辛子、シナモン)

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「薬味やスパイスは、体を温める作用のほか、食欲増進効果も期待できます。朝食が進まない人は、朝から取り入れてみてください」(須磨さん)

1品で栄養◎朝ごはんにおすすめの2品

パルメザンチーズとクリのもち麦リゾット

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「炭水化物好きさんにおすすめなのが、たんぱく源のチーズを加えたひと品。ごはんをもち麦にすれば、血糖値の上昇が緩やかです」(須磨さん)

材料(1人分)
もち麦ごはんのレトルト…1パック(160g)
クリの甘露煮…3個
パルメザンチーズ…大さじ2
バター…大さじ1
オリーブオイル…大さじ1
水…50cc
塩…少量
ブラックペッパー…適量

作り方
(1)中火で熱したフライパンにバターとオリーブオイルを入れ、パックのもち麦ごはんと水を入れ、ほぐすように炒める。
(2)(1)にパルメザンチーズと小さくカットしたクリを入れてなじませる。
(3)塩で味を調える。
(4)器に盛り、ブラックペッパーを振る。

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チーズとクリの優しい甘さで心もほっこり。

 

ささ身と根菜のジンジャーティースープ

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「ささ身も根菜もジンジャーも温め食材。さらに、温かいものを食べれば体は温まるので、このスープは最強の温めメニューです」(須磨さん)

材料(1~2人分)
ささ身…2本
かぶ…1個
玉ねぎ…1/2個
にんじん…1/2本
れんこん…100g
ごぼう…約30cm
コンソメ…1個
レモンジンジャーティー…2パック
イタリアンパセリ…適量
オリーブオイル…適量
塩…適量
水…適量

作り方
(1)中火で熱したフライパンにオリーブオイルをなじませ、ささ身の表面に焼き色をつける。
(2)鍋にオリーブオイルと一口大に切った野菜をすべて入れて軽く炒める。
(3)一口大に切った(1)を(2)に入れてなじませたら、水をひたひたに入れる。
(4)(3)が沸騰したらアクを取り、コンソメとレモンジンジャーのティーバッグを入れて鍋に蓋をし、野菜がやわらかくなるまで煮る。
(5)塩で味を調えたら器に盛りつけ、仕上げに刻んだイタリアンパセリを散らす。

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あっためジンジャーティーで手軽にコクUP。

 

お話を伺ったのは…
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料理家 須磨映理子さん
都内にあるイタリアンレストランでシェフを務めた後、独立。食から美と健康をサポートしながら、国内のさまざまな地域で地産食材を広める活動を行っている。

 

『美的』2020年1月号掲載
撮影/島村 緑 ヘア&メイク/サカノマリエ スタイリスト/水原雪葉 モデル/土屋巴瑞季 イラスト/香川尚子 構成/越後有希子

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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