「白湯」は沸騰させたらダメって本当? 真相を体のメンテナンスのプロに直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日々の生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は寒い季節、体を温めるのによいといわれている”白湯”について。さまざまな疑問を整体院ボディーケア松本の院長・松本恒平先生に聞いてみました。第1回は、白湯の作り方。「沸騰させたらダメ」というのは本当? 果たして先生の答えは……。
Q:「白湯」は沸騰させたらダメって本当?
家で簡単に作ることのできる“白湯”。作る際に、沸騰させてはダメという話を耳にすることがありますが、本当なのでしょうか? 体のメンテナンスのプロ、整体院ボディーケア松本の院長・松本恒平先生に聞いてみました。果たして、松本先生のお答えは……?
A:ウソです!
「白湯は一度沸かした熱湯を90度くらいまで冷ましたものです。白湯を作る時には、やかんなどでぶくぶく沸かしてください。
不純物などを除去するために、10~15分程度沸かし続けましょう。お水で薄めるのはNGです。水道水でもよいですが、塩素や不純物が含まれる場合もありますので、より味にこだわるなら、浄水器を通した水や天然水が良いですね」(松本恒平先生・以下「」内同)
白湯が体にもたらす効果とは?
「白湯など温かいものを飲むと胃腸が温まり身体がポカポカします。体を温めることで代謝をアップさせることができ、デトックス、カロリー消費をすることに役立ちます。また、体温が1度上がることで免疫力が30%アップすると考えられています。インフルエンザや新型コロナウイルス(COVID-19)などが心配な昨今、手軽に作ることができる“白湯”はとてもおすすめです。
さらに、女性に多い冷え性の予防にも最適です。寒い冬は外気の影響で手足が冷えてしまいがちですが、夏でも冷えを感じている人が増えてきています。その原因として考えられること冷たいものを摂り過ぎて胃腸を冷やしてしまうこと。もう1つは自律神経の乱れ。胃腸の冷えも、自律神経の乱れからくる冷えも、体の内側からしっかり温めることで改善されると言われています。白湯を飲んで内臓から体を温め、代謝と血流UPを目指しましょう」
\白湯の効果おさらい/
- 代謝をアップ
- 免疫力向上にもひと役
- 冷え予防
- 自律神経の乱れを調える
飲むタイミンングで気をつける点は?
「基本的にいつ飲んでも構いません。冷え性で夜眠れないという人は、寝る前に白湯を1杯、ゆっくり飲むと眠りが深くなりますよ」
文/野邑みえ(all the way)
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柔道整復師、関西医療大学準研究員。日本の各種古典整体療法・調息整体・正体術・身体バランス法黒川瀞雄先生に師事。日本の整体流派を7つに渡り受講。施術の他、各地での講演にも引っ張りだこ。最新刊「究極の免疫セルフケア」(飛鳥新社)も好評発売中。
■整体院ボディーケア松本