顔を揉むより首を揉んだほうが小顔効果が高いって本当?真相をボディのプロを直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】
日々の生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。首と小顔の関係についてTe・Luceオーナー / Beauty Life Creatorの宮澤輝子さん質問。顔を揉むより首を揉んだほうが小顔効果が高いというのは本当なのでしょうか? さっそく宮澤さんに真相を直撃してみました。
Q:顔を揉むより首を揉んだほうが小顔効果が高いって本当?
顔のたるみやむくみを解消して小顔になりたいという人の多くが、顔のマッサージを念入りに行いがちですが、顔を揉むより首を揉んだほうが小顔効果が高いという話も耳にします。果たして真相はどうなのでしょうか。エステティシャン、タラソテラピストなどの資格を持ち、ボディメンテナンスについて詳しいTe・Luceオーナー / Beauty Life Creatorの宮澤輝子さんに聞いてみました! 宮澤さんのお答えは……?
A:ホントです!
「肩が凝っている人は顔だけ揉んでも小顔効果は得にくいでしょう。その理由は、せっかく顔のマッサージをしっかりしても首のリンパの流れが滞っていると、耳下などに老廃物などが溜まってしまい、結局フェイスラインはスッキリしないからです。
耳の後ろから鎖骨に向かって斜めに伸びている胸鎖乳突筋という筋肉があるのですが、これは首にある最大の筋肉で、連動する顔や肩・背中などとも深い関わりがあります。この胸鎖乳突筋の張りを緩めてリンパの流れを整えることでフェイスラインのリンパの流れもUP、むくみなども解消し、より小顔に近づけます。つまり、肩が凝りやすい人は、首と顔の両方をマッサージすることが大切なのです」(宮澤輝子さん・以下「」内同)
セルフでできる! 顔から首へリンパを流すマッサージ法
「オイルを塗布し、両手で左右同時に行いましょう。ラスト1回はどの動きも耳下から鎖骨の窪みまでマッサージをすることがリンパの流れをより良くするポイントです」
(1)初めにグーの手を作る
あご下に親指を、あご上に人差し指を添えてあごを軽くつまむ。フェイスラインを挟みながら、親指に力を入れながら耳下までしっかり引き上げる。これを5回。ラスト1回は耳下から鎖骨の窪みまで親指以外の4本の指で圧をかけながらマッサージ。
(2)人差し指に力を込める
1と同様にあごをつまみ、今度は人差し指に力を入れて耳下までしっかり引き上げる。これを5回。ラスト1回は耳下から鎖骨の窪みまで親指以外の4本の指で圧をかけながらマッサージ。
(3)頬を内から外へマッサージ
耳下の窪みに親指を、鼻の下に人差し指をおく。人差し指を鼻の下→頬骨下→耳下へと圧を加えながらスライドさせる。次にその下側の小鼻脇を始点として同様に耳下までマッサージ。固い部分を見つけたら数回l繰り返す。これを5〜10回。ラスト1回は耳下から鎖骨の窪みまで親指以外の4本の指で圧をかけながらマッサージ。
(4)目の下側をマッサージ
耳下の窪みに親指を、目頭上に人差し指をおく。人差し指を目頭の上→黒目の上→耳下へと圧を加えながらスライドさせる。次にその上側の眉下と眉上も同様に行う。これを3〜5回。ラスト1回は耳下から鎖骨の窪みまで親指以外の4本の指で圧をかけながらマッサージ。
(5)目の上側をマッサージ
耳下に親指以外の4本の指全体を密着させ、鎖骨の窪みまでゆっくし力を入れながら下します。これを各5回。次に首の後ろに指4本を添え、力を入れながら首から肩全体を数カ所に分けて手前に引きます。これを各3回行いましょう。
(6)最後に手のひら全体で顔全体を引き上げ
手のひら全体で顔の中心から両サイドの生え際まで包み込んで引き上げる。そのまま3秒静止。最後に耳下から鎖骨の窪みまで親指以外の4本の指で圧をかけながらマッサージして終了。これを3回。
文/野邑みえ(all the way)
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
自然療法の体験をきっかけに美容の世界へ入る。1992年よりエステティシャン、タラソテラピスト、アロマセラピスト、フィトテラピストの資格を取得。約10年のサロン勤務後、ハワイ研修を経て、2004年にプライベートサロンをスタート。「肌と対話する、肌の声に応える」ためのオリジナルメソッドの探求と、徹底したパーソナルトリートメントを提供するサロン活動を続けており、外苑前のエステサロンには女優やモデルらが足しげく通う。
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