冬のうっかり日焼けを防ぐには?“飲む日焼け止め”でもOK?【教えてドクター#19】
日が短く寒い時期だからといって日焼け対策が疎かになってはいませんか? 冬のうっかり日焼けを防いで明るい肌をキープするには、どうしたらいいのでしょうか? そこで今回は、冬のうっかり日焼けの対策とアフターケアについて、皮膚科専門医のジョン・ジンウク先生に教えていただきました。
冬の時期は油断しがちだけど、絶対に日焼けしたくない! 先生、どんなケアが大事ですか? 「王道の答えですが、やはり季節を問わずに日焼け止めを塗ることが大事です」(ジョン先生) 日焼け止めの選び方を教えてください! 「日焼け止めの選び方はいろいろありますが、特にトラブルがなければ負担にならずに使い続けやすいもの、生活スタイルに合わせたSPFの数値を見極めて選ぶのがベストです。にきびができやすいという人であれば、ノンコメドジェニックの認証を受けている製品を、敏感肌の人であれば紫外線吸収剤よりは紫外線散乱剤タイプを選ぶのが失敗しない可能性が高いです」(ジョン先生) 例えば、バランスの良い食事をとる、十分な睡眠時間をとる、禁煙する、お酒を減らすなどは、シンプルで誰でも知っている日焼けの予防方法ですが、すべてを実行するのは簡単ではありません。この食べ物を食べればいいとか、この薬を飲めばいいなどの答えは、魅力的で優れている答えに見えるかもしれませんが、やはり日焼け止めを塗ることで紫外線を徹底的にブロックすることが大切でしょう。 「日焼け止めを塗る以外にもサングラスの着用も大事です。一部の研究では、実際、皮膚に紫外線を当てなくても目に紫外線が入り、まぶしいと感じられることで、メラニン色素細胞の活動性があがったという研究結果があります。海で遊ぶときや運転するときなどは、サングラスを必ず着用しましょう」(ジョン先生) 日焼けしないために美容皮膚科で施術できることはありますか? 「今ある施術のなかで日焼けを防ぐための施術は残念ながらないと思われます」(ジョン先生) ちなみに、いわゆる“飲む日焼け止め”は有効ですか? 「あれは言葉による語弊があります。“飲む日焼け止め”は皮膚が黒くならないようにするものではなく、紫外線による炎症と酸化作用を軽減し、日焼けによる損傷を減らすことが主な効果です。“飲む日焼け止め”を飲んでいるからといって日焼け止めは塗らなくていいわけではありません」(ジョン先生) うっかり日焼けをしてしまったときは、まず何をすればいいですか? 「日焼けも一種の熱傷であるため、まずは冷やすことが重要。冷やすことによって日光による肌へのダメージを軽減できます」(ジョン先生) 氷袋や保冷剤でしっかり冷やした方がいいですか? 「水道水で濡らしたガーゼやタオル、もしくは十分な量の布で包んだ保冷剤で少しひんやりする程度で冷やすのがおすすめです。氷袋や保冷剤でしっかり冷やすと、熱傷の上に凍瘡のダメージが重なってしまい、硬結や色素沈着、痛みなどを引き起こす可能性がありますので注意しましょう」(ジョン先生) 文/清瀧流美 ※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。冬のうっかり日焼けを防ぐには?


いわゆる“飲む日焼け止め”はうっかり日焼けに有効?


うっかり日焼けしてしまったときのケアは?


韓国・釜山生まれ。じょんサラン皮ふ科(愛知県瀬戸市)院長・医師。2008年、東國大学校医科大学(韓国)卒業後、忠清北道丹陽郡 公衆保健医(韓国、兵役)、自生漢方病院(韓国)を経て、2013年、名古屋大学附属病院の初期研修医に。豊田厚生病院(愛知県)など、多数の病院・医院勤務を経て、2025年開業。「一人一人の診察に愛(사랑-サラン)をこめて」をモットーに、地域社会に根ざした診療を行っている。