冷え症やダイエットにも効果的!“美人おかゆ”の基本レシピ
簡単に作れて体も温まる…と注目されているのが、お粥!美的世代に寄り添うヘルシーな“美人粥”で、肌も体も整います。料理家・管理栄養士のエダジュンさんが、基本の白粥の作り方とポイントを教えてくれました。
今日の1杯が明日の美の差!
体のプチ不調や肌トラブルの原因は、胃腸の働きと密接といわれます。胃腸が疲れたり、冷えることで代謝が落ちたり、毒素がたまったり。お疲れモードをいったんリセットして整えていけば、また巡りも良くなるもの。そこで注目されているのが、お粥。水分を含んでやわらかくなったお粥は消化されやすいので、胃腸を労ってくれます。
とはいえ、作るのは意外と面倒くさそうだし、お粥って、なんだか物足りない…と思うことなかれ。「お粥はもっと日本人に愛されるべき料理!」という料理家のエダジュンさんのレシピは、冷ごはんで作る“入れ粥”だから、鍋ひとつ、時にはレンチンで、ふわふわで、程よいとろみのお粥が10分程度で作れます。ごはんと、ふたつ、3つの食材をコンソメや鶏ガラスープの素、和風だしで煮込むだけでぐっと風味豊かに。ごはんは少量なのに満足度が高いからダイエット向きだし、体も温まる。飲みすぎや食べすぎのときも、ごはんを作る気力がないときも、忙しくて夕食が遅くなりがちなときも。美的世代に寄り添うヘルシーな“美人粥”で、肌や体を整えて。
おかゆはこんな人にもおすすめ!
□冷え症の人に
おなかの中から体温を上昇させてくれる。朝粥も効果大。
□糖質が気になる人に
ごはんよりカロリーも糖質も少なめで、血糖値の上昇も緩やか。
□ダイエットしたい人に
水分でかさ増しされるので、ごはんが少量でも満腹感があり。
冷ごはんで作る!基本の白粥の作り方
(1人前)
【1】小鍋にごはん100gと水(またはだし)200mlを入れ、箸などでほぐしたら中火にかける。
【2】表面がグラグラと温まったら弱火にし、ふたを少しずらしてのせ、5分程温める。ふたをし、火を止めてそのまま5分程おく。
Point
【エダさんの簡単おかゆのコツ】
・ごはんはお茶碗軽く1杯分
水分を含むので、少量でも満足。冷やごはんは電子レンジなどであらかじめ温めてから使用。
・水の量はごはんの倍
炊いたごはんで作るなら、ほぼこの公式で。ひとり分なら直径15cm程度の鍋が作りやすい。
・仕上げの蒸らしでおいしさを閉じ込める!
最後にふたをして蒸らし、水分と共に野菜やだしのうまみをごはんにゆっくり吸わせて。放置するだけで、ぐっとおいしく!
『美的』2021年2月号掲載
撮影/神林 環 料理/エダジュン スタイリスト/洲脇佑美 構成/松田亜子、有田智子
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
えだ じゅん/東京都生まれ。Soup Stock Tokyoを経て独立。パクチーレシピで注目を集める。「料理にやっちゃいけないことはない」がモットー。著書に『主役スープ150』(誠文堂新光社)、『毎日食べたい!お粥ごはん』(パルコ)など。