植物性乳酸菌を積極的にとって腸を活性化!動物性乳酸菌との違いや効果をご紹介
チーズやヨーグルトに含まれる動物性乳酸菌と、お味噌やお漬物、納豆などに含まれる植物性乳酸菌。最近だと動物性乳酸菌の方をよくとる方も多いのではないでしょうか。しかし、昔ながらの日本食に多く含まれる植物性乳酸菌もぜひとってほしい菌なんです! それぞれの菌の役割と効果をご紹介します。
【目次】
・植物性と動物性、それぞれの特徴
・植物性乳酸菌の効果とは?
・植物性乳酸菌で発酵させた乳酸菌ドリンク
植物性と動物性、それぞれの特徴
両方に良い点が◎
教えてくれたのは…松生クリニック 院長 松生恒夫先生
まついけつねお/医学博士。大腸内視鏡検査で4万件以上の実績をもつ・「便秘外来」では、地中海式食生活、漢方療法、音楽療法などを取り入れた診療で効果を上げている。著書も多数。
「腸内環境を整える食事として、最もポピュラーなのが発酵食品。中でも漬け物やみそ、納豆、甘酒などに含まれる植物性乳酸菌は、腸に対して非常にパワフルな働きをもちます。温度変化や胃酸に強く、生きたまま腸に届きやすいのが特徴。ただし、ヨーグルトやチーズといった動物性乳酸菌でも、腸に届いたときには善玉菌のエサとして働くため、1日1食はとりたいもの。植物性と動物性は両方をバランス良くとるといいでしょう」(松生先生)
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日本古来の発酵食品に植物性乳酸菌が豊富
教えてくれたのは…日本美腸協会 代表理事 小野 咲さん
おのさき/看護師として働く中で腸の大切さを痛感し、腸の研究に没頭。美腸エステ『GENIE』を立ち上げ、日本美腸協会を設立。全国でセミナーを開講中。
「納豆や漬け物、甘酒など日本古来の発酵食品には、腸内の善玉菌を増やす植物性乳酸菌が豊富。動物性よりも菌の力が強く、腸に届きやすい特徴をもちます。ただし、動物性乳酸菌のヨーグルトは腸を活性化するので、積極的にとりたい食材です」(小野さん)
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植物性乳酸菌の効果とは?
便秘解消で太りにくい体に
教えてくれたのは…松生クリニック 院長 松生恒夫先生
太りやすく、やせにくい人の共通点は、“便秘”だと指摘する松生先生。体質を改善するための食生活は
「朝、起きてすぐに水を飲み、腸のぜん動作用を促進することが大切。朝食は、排便を促す絶好の機会ですので、ごはんのほか、具だくさんのみそ汁やぬか漬けなどの発酵食品など、食物繊維や植物性乳酸菌を含むものを食べてください。食物繊維はバランスよく摂取することを意識して、きのこ類、芋類などに加えて、わかめなどの海藻をプラスしてください。これだけで便通がよくなり、腸が温まり、太りにくい体になっていくはずです」(松生先生)
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心のストレスも緩和する働きがある
「植物性乳酸菌を多く含む、漬け物、みそ、しょうゆ、ザワークラウト(ドイツのキャベツの漬け物)なども積極的に食べたい食材です。植物性乳酸菌は、心のストレスも緩和する働きがあります。さまざまな不安を抱えている人も意識的に食べるといいでしょう」(松生先生)
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植物性乳酸菌で発酵させた乳酸菌ドリンク
福光屋 ANP71
【このアイテムのポイント】
奥能登地方の郷土料理“アジのなしずし”由来の植物性乳酸菌で麹甘酒を発酵させたドリンク。
150g ¥300
「冬より春の方がカサつく…」肌の乾燥に関するお悩みを女医・貴子先生が回答!
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。