ストレートパーマと縮毛矯正どう違う?失敗しないコツをご紹介!
ストレートパーマと縮毛矯正の違いを髪のプロが教えてくれました!それぞれのメリットや向いてる人、施術時間の他、失敗しないコツもご紹介します。知りたいことが分かりますよ。
ストレートパーマと縮毛矯正の違いは?
「ストレートパーマと縮毛矯正は、髪をまっすぐにするという意味では同じなのですが施術が違います。通常、ストレートパーマは2種類の薬剤を使用して髪をストレートに近づけていきます。縮毛矯正も同じく、2種類の薬剤を使用して髪を伸ばしていくのですが、ここにさらに、熱を加えるという工程が加わります。まず、髪の中の結合を解くための薬剤を使用し、そのあと、ストレートアイロンでうねりなどをまっすぐに伸ばしていきます。そのあと、2種めの薬剤を使用して形を固定するのです」(清左さん)
ストレートパーマ・縮毛矯正の【メリット・向いてる人・施術時間】
【ストレートパーマのメリット1】スタイリングが楽に!
「4か月間隔でヘアサロン『ヘアドクターDB』でストレートパーマをかけています。髪が傷まず、手触りもサラッサラ、朝、軽くブローするだけでいいのでヘアセット時間が半分に!」
【Before】
【After】
【ストレートパーマのメリット2】憧れのサラサラヘアを実現
湿度が高くなると髪がまとまらない、そんな人は早めにストレートパーマがおすすめ。ストレスから解放されるうえ、憧れのサラサラヘアを実現します。ひと昔前とは違い薬剤の進化によって、縮毛矯正でも柔らかいニュアンスを出すことができるように。
担当サロン:apish kokubunji (アピッシュ コクブンジ) 前田真吾さん
【縮毛矯正のメリット】毎日のお手入れが楽になる
梅雨に向けておすすめなのが、“弱酸性縮毛矯正”です。通常のストレートパーマより髪にやさしく、ブリーチ毛にも対応が可能。ダメージレスな上、柔らかい動きを叶えます。クセが気になる人は弱酸性の縮毛矯正をかけることで、毎日のお手入れがぐっと楽になります。
担当サロン:MINX aoyama(ミンクス アオヤマ) 和田流星さん
【向いてる人】
Nicomaria from ZACC スタイリスト
清左洋一(せいざ よういち)さん
髪質、ライフスタイルなどに合ったオンリーワンなヘアスタイル診断を心がけ、お客様が自宅でもスタイリングしやすい再現性のあるスタイルを常に提案。やわらかナチュラルなスタイルが得意。
「ストレートパーマは、以前かけたパーマを和らげたい人や元に戻したい人、また、軽いくせ毛やボリュームのある髪を落ち着かせたい人に適しています。
一方、縮毛矯正はもともとある強いクセをまっすぐに矯正するための施術です。強いクセ毛で悩んでいる人や、雨の日などに強いクセが出る人、ボリュームが出すぎる人などにおすすめ。
自分ではどちらのパーマが向いているのかわかりにくいですよね。髪質やなりたいスタイルのイメージ、目的に合わせて美容師と一緒に決めるのがいいでしょう。初めてのサロンでは、過去にどんな施術をやってきたかを細かく伝えるといいと思います!」(清左さん/以下「」内同)
【施術時間】
「施術時間も縮毛矯正のほうが長いです。髪の長さにもよりますが一般的に、ストレートパーマが60分~90分位であるのに対し、縮毛矯正は2時間以上かかる場合が多いです。そして、縮毛矯正は薬剤だけでなく熱が加わるため、ストレートパーマに比べて髪への負担が大きくなります。髪が痛まないように、使用する薬剤の選択やアイロンの温度の設定などは慎重に行う必要があります」
失敗しない【コツ3つ】
【コツ1】どうなりたいかを明確にしてメニュー選択を
サロントリートメントを継続的に行うと髪が見違える!そのトリートメントメニューが、髪質改善を目的としたストレートパーマなのか、トリートメントケアのみなのかを見極めて。「どうなりたいか」を明確にしてメニュー選択を!
【コツ2】部分ストレートパーマもあり
「バラバラのくせ毛を均等なウエーブにそろえたり、前髪だけストレートパーマをかけたり、膨らむハチ部分だけ抑えたり…今はサロンの技術が進化して、悩みに合わせてカスタマイズすることが可能に!髪質が悪いからと諦める前にサロンに相談してみると、楽でかわいくなれる解決法にきっと出合えるはず!」(ヘアーサロンRougy チーム 二階堂さん)
【コツ3】縮毛矯正やストレートパーマ以外を検討するのもあり
美容エディター、毛髪診断士
伊熊 奈美さん
編集者として「女性のリアルな暮らしに活かせる美容・健康情報」を念頭に企画・取材。女性誌、新聞、WEB媒体等で20年以上執筆中。特にヘアケア・毛髪科学関連分野を得意とし、美容記事の監修や講演活動も行う。著書に『頭皮がしみる、かゆいは危険信号! いい白髪ケア、やばい白髪ケア』(小学館)がある。
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最近注目を集めているのが、“ミネコラ”や“酸熱トリートメント”など、最後に熱を使うサロンメニュー。
「縮毛矯正やストレートパーマとはまた違う、髪をいたわりながら、艶を出して手触りを良くするメニューが人気。セルフケアで限界がある悩み深い髪は、プロの手を借りるのもありです」(伊熊さん)
ストレートパーマのスタイル【3選】
【1】地毛風のストレートショート
Point
全体に柔らかいストレートパーマをしているのでアイロンはなし。【how to“カット&カラー”】
ショートヘアで縮毛矯正、ストレートパーマで再現できる。襟足は指一本分よりやや長めに設定してカットしています。襟足に浮き癖があるので浮く分長めにカット。サイドはリップラインに合わせて設定、バックからサイドは45度位のレイヤーを入れて少しシャープになる様に。トップを繋げていくと短くなりすぎてしまうのでハチより上の髪はツーセクションとしてあえて繋げず鼻下の辺りに設定。前髪の長さはギリギリ目にかからないように、薄めでもぷつっとした質感にしました。パラパラっとさせたいので三角ベースはやや小さめに、綺麗に放射状におろしてワンレングスに。
暗髪カラーの5トーングレーに設定で地毛っぽく。赤味オレンジ味を感じさせない様にブルー、グリーンなどの補色をいれてグレー味が引き立つ様にしました。肌の透明度が上がるオススメ暗髪カラーです。
【how to“スタイリング”】
オイルを襟足、サイド、トップ、前髪の順につけて適度なオイリー感を。
担当サロン:Press. Salon (プレスドットサロン) 徳崎 ヨシヒデさん
【2】コスメストレートパーマのツヤ髪ボブ
Point
髪のツヤ感が鍵を握るボブヘア。新常識となりつつあるのがストレートパーマをプラスすること。とくにおすすめなのがストレートパーマとトリートメントの間のような“コスメストレート”。ダメージゼロで美ストレートを叶え、乾かすだけで憧れのツヤ髪に。アイロン仕上げ不要です。【how to“ベース&カラー”】
ベースを肩下のワンレングスでカット。内巻きになりやすいようインサイドにグラデーションを入れます。前髪は眉にかかる程度のレングスに。サイドとマッシュラインでつなげているので、耳かけをした時も顔まわりが可愛くキマります。
カラーは、柔らかい印象の7レベルのアッシュブラウンに。赤みを抑えつつ、ツヤ感をもたらす色味です。
【how to“パーマ&スタイリング”】
ボブの鉄則はストレートタッチに仕上げることなので、トリートメント効果に優れたストレートパーマがおすすめ。広がりを抑えるナチュラルな仕上がりで、手触りもアップします。ストレートをかけていれば、スタイリングはドライヤーで乾かすだけでOK。気になる人は前髪だけストレートアイロンを通しても。ストパーなしなら、ストレートアイロンでワンカールになるよう軽く通します。どちらもオイルを毛先→前髪と塗布し、最後に表面をなでるようにツヤ感を出します。
担当サロン:LONESS omotesando(ローネス オモテサンドウ) 丸山成穂さん
【3】ダメージレスで仕上げた大人のうねり解消セミロング
Point
年齢によるうねりなどには、ストレートで扱いやすくするとよいです。大人ヘアは艶が大事なので、オーガニックカラーで、キューティクルの損傷無く艶を出しながら、ケアしながら、スタイルを作っていくことが大切になります。【how to“ベース&カラー”】
ミディアムレイヤースタイル。広がる癖があるので、トリートメント効果の高いストレートを全体にかけています。毛先は、デジタルパーマでハーフカールかけて、柔らかい質感にしています。
カラーは、8トーンのナチュラルブラウン。オーガニックカラーにすることで、ダメージを少なくし、ストレートパーマとの併用でも、極力ダメージレスでいけます。
【how to“スタイリング”】
濡れた状態で保湿のトリートメントをつけて、ドライヤーで乾かします。最後に、毛先を軽くブローするとより艶がでます。ヘアオイルを軽く毛先につけたら完成です。
担当サロン:SINCER ELY(シンシアリー) 唐沢ゆりこさん
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※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
髪質、ライフスタイルなどに合ったオンリーワンなヘアスタイル診断を心がけ、お客様が自宅でもスタイリングしやすい再現性のあるスタイルを常に提案。やわらかナチュラルなスタイルが得意。