髪の毛の洗い方|7STEPで、わかる!【美プロ解説】

毎日の洗髪、きちんとできていますか?なんとなく洗っている髪の毛。美髪は育むためには正しい洗い方が大切!プロに教わる正しい髪の毛の洗い方をブラッシングから髪の乾かし方までしっかりとお教えします。
正しい洗い方で頭皮トラブルを「防ぐ」


発毛診療医/美容皮膚科医
高橋栄里先生
頭皮は体のなかでも毛穴が密集しており、皮脂分泌が活発な場所。そのうえ毛髪も密集しているため、汚れがつきやすく、臭いがこもりやすくなっています。
「頭皮トラブルを防ぐには、頭皮を清潔に保つことが大切です」と話すのは、発毛診療医・美容皮膚科医の高橋栄里先生。やはり髪は毎日洗うべきなのでしょうか?
「正直それは肌質や年齢など、人や生活環境にもよります。毎日絶対洗わなくてはいけないということはありませんが、外に出たときは、埃などの汚れが付着して家に帰るわけですし、汗を多くかいたあとも清潔に洗い流すのはとても大切なことです」(高橋先生)
【STEP1】「ブラッシング」で汚れを落ちやすくする


美容エディター、毛髪診断士
伊熊 奈美さん
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\教えてくれたのは…ヘア&メイクアップ アーティスト NADEAさん/
- シャンプー前のブラッシングで汚れが落ちやすく!シャンプーブラシを使えば、余分な皮脂もすっきりオフ♪
「ブラッシングにより頭皮の皮脂や不要な角質を浮かすことができます」(NADEAさん)
「シャンプーブラシで洗うと余分な皮脂をしっかり落とせるので、夏は特にオススメ」(伊熊さん)
【How to】
- ブロッキングして根元からとかす
【おすすめアイテム】
貝印 KOBAKO|ヘアスムースブラシ(ハード)
価格 |
---|
¥3,080 |
硬く短めのピンが頭皮をしっかり刺激!
【STEP2】シャンプー前の「予洗い」
- 約38℃のぬるま湯で髪を90秒程流す
「シャンプー前に予洗いをすることでスタイリング剤以外のほとんどの汚れが落ち、シャンプーによる洗浄効果が高まります。その後は、頭皮用エッセンスやヘアオイルをつけ、早めにしっかり乾かし、常在菌の増殖を防ぎましょう」(菊地さん)
【How to】
- 濡らす前にブラッシングをして髪を扱いやすくする。
- 低めの温度でシャワーを頭皮に当て予洗いを行う。髪と頭皮の汚れを流すと、シャンプーの泡立ちも、皮脂の落ちやすさもUP。
【STEP3】負担をかけにくい「シャンプー」方法


美容エディター、毛髪診断士
伊熊 奈美さん
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【How to】
(1)下から上へ
髪の摩擦は減らし、頭皮を洗うイメージで。指の腹を使い、サイドや後頭部は下から上へ。
(2)頭頂部はもみ押す
頭頂部は両手の指を交差させて外から内へ、頭皮をしっかり動かしながらもみ押すように洗う。
(3)髪はスルーのみ
髪はゴシゴシこすらず、指の間に挟んで毛先までスッと通す程度に。摩擦レスに汚れをオフ。
【STEP4】「トリートメント」で集中ケア


美容エディター、毛髪診断士
伊熊 奈美さん
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- ゴワつく原因を見極めて水分と油分をバランス良く
- キューティクルのけば立ちが、手触りの悪さの原因。
「毎日アイロンを使う人は要注意です。髪が硬くなっているため、水分と油分をしっかり補充して」(角さん)
「摩擦や熱、紫外線などのダメージを排除して、キューティクルの損傷をできる限り防ぎましょう」(Manaさん)という予防策も。
元々硬くて太い質感の場合は、「実は波状のくせが原因の場合も。シャンプーでけっこう改善できますよ」(伊熊さん)
【How to】
- ラップパック+蒸しタオル
「トリートメントをしたら、ラップ→蒸しタオルの順に重ねて、開いたキューティクルに成分を効果的に浸透させます」(角さん)
【おすすめアイテム】
A.クラシエホームプロダクツ いち髪|プレミアム ラッピングマスク
価格 | 容量 |
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¥1,078(編集部調べ) | 200g |
オイル成分で保湿して、ラッピング。
B.ルネ フルトレール|アプソリュケラティーヌ マスク リッシュ
価格 | 容量 |
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¥7,480 | 200ml |
植物由来成分が、太くゴワついた髪にアプローチ。
【STEP5】優しく「タオルドライ」


美容エディター、毛髪診断士
伊熊 奈美さん
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【How to】
- ドライ専用タオルを使い、まずは根元の水分を取る。
- 中間~毛先はタオルで包んで優しく水分を吸わせる。
【STEP6】「アウトバストリートメント」で保湿


美容エディター、毛髪診断士
伊熊 奈美さん
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【How to】
(1)アウトバストリートメント
髪質や髪状態に合ったアウトバストリートメントは必須。適量を手に広げ、中間~毛先にもみ込みながら塗布。
(2)コーミング
必ず粗歯コームを使う。アウトバストリートメントを均一にのばしつつ、毛流れを整えて乾かしやすくする。
【STEP7】乾燥させない「ドライヤー」のかけ方


美容エディター、毛髪診断士
伊熊 奈美さん
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- 髪ではなくドライヤーを振りながら乾かすのがコツ
【How to】
(1)乾きにくい後頭部の地肌からドライをスタート【温】
乾かすときは必ず根元から! 地肌が露出するように髪をめくって、ドライヤーを振りながら温風を当てて乾かす。ドライヤーの温度は、熱すぎず心地よく感じる70℃程度の強風で。
(2)襟足の根元も乾きにくいので先に!【温】
乾きにくい襟足や後頭部も同様に乾かす。先に表面に風を当てると、乾かしすぎや、キューティクルが傷んで手触りの悪さにつながる。
× NG
(3)内側が乾いてから表面に。風の向きは髪と平行に【温】
根元が乾いてから表面を。少し引っ張りながら、上から毛流れに沿うように風を当ててストレートに整えることで、サラサラの手触りに。乾いたところは乾かしすぎないこと。
(4)内側の熱を取りつつ乾いているのを確認【冷】
全体が乾いたら、冷風を当ててキューティクルを引き締める。熱がたまりやすい内側にも風を入れ、冷やす。乾いていない部分は冷風を当てるとヒヤッとするため、確認にもなる。
(5)ブラッシング
冷風で粗熱が取れたら、ブラッシングを。静電気が起きにくい天然毛のブラシで、頭皮から毛先までとかしてサラッと。
しっとりと潤いをたたえながらツヤと手触りの良さも感じられるのが理想!
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。