ヘアのお悩み
2024.9.16

髪の毛の正しい洗い方がわかる!髪のプロが教える8STEPのやり方

毎日の洗髪、きちんとできていますか?なんとなく洗っている髪の毛。美髪は育むためには正しい洗い方が大切!プロに教わる正しい髪の毛の洗い方をブラッシングから髪の乾かし方までしっかりとお教えします。

正しい洗い方で「清潔な頭皮」のキープを

「AMATA」オーナー・毛髪診断士指導講師

美香さん

健康的な美髪を育てるために大事なのは、頭皮の状態。美香さんも「清潔な頭皮を日々キープしていることがいちばん大事!」と言います。

多くの人の髪と頭皮を見てきて実感することは、「頭皮がベタついている人、乾燥してフケが出ている人、ニオう人。とにかく頭皮が清潔じゃない人がすごく多い」ということなのだとか。

「自分では洗っていると思ってもきちんと洗えていなかったり、すすぎ残しがあったり。とくに自分の目で見えなくて髪が密集している後頭部は、そういうことが多いです。洗うときは髪ではなく頭皮を洗うこと、すすぎの時間は洗う時間の倍をかけてしっかり流すことがポイントです」と美香さん。

【SETP1】まずは「ブラッシング」で事前準備

\教えてくれたのは…ヘア&メイクアップアーティスト・NADEAさん/

美容エディター、毛髪診断士

伊熊奈美さん


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Point

シャンプー前のブラッシングで汚れが落ちやすく!シャンプーブラシを使えば、余分な皮脂もすっきりオフ♪

「ブラッシングにより頭皮の皮脂や不要な角質を浮かすことができます」(NADEAさん)
「シャンプーブラシで洗うと余分な皮脂をしっかり落とせるので、夏は特にオススメ」(伊熊さん)

\ブロッキングして根元からとかす/

【伊熊さんオススメ】

貝印 KOBAKO ヘアスムースブラシ(ハード)

価格
¥3,080

硬く短めのピンが頭皮をしっかり刺激!

【SETP2】シャンプー前に「お湯洗い」で隅々まで頭皮を濡らして

「AMATA」オーナー・毛髪診断士指導講師

美香さん

シャンプー剤をつける前のお湯洗いは絶対! 頭皮のすみずみまでしっかり濡れるようシャワーを当てて
「乳化したシャンプー剤が、頭皮の汚れを包み込んで落とします。乳化のためには水が必須。そのために頭皮にしっかり水分が行き渡っていることが重要です。頭皮に濡れていない箇所がないように、全頭をすみずみまで濡らします。石けんも水を加えないと泡立ちませんよね。手を洗うときも、まず最初に手を濡らします。それと同じことです」(美香さん)

【SETP3】髪への負担を軽くする「シャンプー方法」

\教えてくれたのは…uka ヘアスタイリスト、製品開発・保科真紀さん/
頭皮と髪を知り尽くした美容師。著書『ヘアゴム1本でなんとかする』(KADOKAWA)

美容エディター、毛髪診断士

伊熊奈美さん


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(1)下から上へ
髪の摩擦は減らし、頭皮を洗うイメージで。指の腹を使い、サイドや後頭部は下から上へ。

(2)頭頂部はもみ押す
頭頂部は両手の指を交差させて外から内へ、頭皮をしっかり動かしながらもみ押すように洗う。

(3)髪はスルーのみ
髪はゴシゴシこすらず、指の間に挟んで毛先までスッと通す程度に。摩擦レスに汚れをオフ。

【SETP4】シャンプー後の「すすぎ」はしっかり&丁寧に

洗髪時のすすぎを丁寧にすること!
「髪をかき分けてしっかりすすぐこと。皮脂はディープクレンジングでオフして」(伊熊さん)
「しっとり系シャンプーは油分が多く、酸化してニオイの原因に」(保科さん)

\シャワーヘッドは壁から外す/

毛量の多い後頭部や耳の後ろのすすぎ残しは特に注意。シャワーヘッドを近づけ、髪をかき分けて頭皮からきちんと洗い流す。

【STEP5】毛先まで「トリートメント」をしっかり馴染ませて

K-two Esola IKEBUKURO 代表

奥村一輝さん

頭皮にはつけず、中間~毛先に塗布。毛束を少しずつ取り、指でつまんで毛先まで滑らせるように丁寧になじませる。最後、ぬめりがなくなるまですすぐ。

【SETP6】時短にも使える髪専用タオルで「タオルドライ」

Une GARDEN スタイリスト

飯田南帆さん

洗髪後はこのタオルを使ってヘアドライの時間を圧倒的に短縮!
量が多くて硬く、クセ毛がお悩みだというUne GARDENの飯田南帆さんがいつも使っているのが、ハホニコのヘアドライ マイクロファイバータオル。

フワフワの地厚の生地で水分をしっかり吸収してくれるため、洗髪後はこれでしっかりふき取るとドライヤーを使う時間が短くなるそう。つまり、髪に熱を充てる時間が短縮できるため、熱ダメージを抑えることにもつながるのだとか。

「さすが“美容師さんが考えた髪のためのタオル”というだけあって、使い勝手がいいです。濡れている髪は弱くなっているため、タオルでゴシゴシふくのは禁物。肌あたりが優しいこのタオルをかぶったら地肌をタッピングするようにして頭皮の水分を取り、毛先はタオルで挟んでもむようにすると髪を傷めにくいです」(飯田さん)

【SETP7】「アウトバストリートメント」で再びケア

美容エディター、毛髪診断士

伊熊奈美さん


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「軽いタイプが使いやすい。大人髪には、質感の軽いものを選ぶのが正解。ナチュラル系のオイルは重くてベタつきを感じる人もいるので、使用量に注意して。ネコ系は髪になじみやすいセラムやスプレーなどを。シャンコン後、タオルドライをしてからなじませます」(伊熊さん)

(1)髪の内側からつかむように
セラムなどは手に広げ、首元から手を入れて毛先にもみ込む。スプレーの場合も内側に塗布。

(2)中間〜毛先を手ぐしでオン
根元につくとぺたんとするため、耳後ろから毛先まで表面を整えるように手ぐしでつける。

【おすすめアイテム】

A.コーセー スティーブンノル シェイク アンド ストレート ヘアプライマー

価格容量
¥1,980(編集部調べ) 90ml

髪内部に働きかける2層タイプのリペアオイル。
毛髪の水分量を一定に保ち、ストレート髪をサポートする2層式オイル。

B.デミ コスメティクス フローディア リペアエマルジョン

価格容量
¥3,080(サロン専売品) 75g

クセの原因に働きかけるアウトバスセラム。
うねりやクセの原因となる髪内部のゆがんだ結合にアプローチ。髪が扱いやすくなる。

C.アヴェダ スムーズ インフュージョン パーフェクト ブロー ドライ

価格容量
¥4,620 200ml

髪のうねりを抑えるシリコンフリースプレー。
髪1本1本を軽やかなヴェールで包み込み、湿気からガード。よく振ってから使用。

【SETP8】ケアが出来る「ドライヤー」で髪を労わりながら乾かす

K-two Esola IKEBUKURO 代表

奥村一輝さん

髪の表面温度が100℃になるとたんぱく変性を起こし硬くなってしまうため、温度が上がりすぎないドライヤーや潤いを逃しにくいドライヤーを選んで。髪のキューティクルの重なりに沿うように、上から下へ風を当てることを厳守。

まずは根元を乾かす
髪をめくるように持ち上げ、根元に風を当てて頭皮をドライ。1か所に当たりすぎないよう、ドライヤーを動かしながら乾かして。

後ろから前へ乾かす
後ろはざっくり左右に分けて毛束を前に流し、根元から乾かす。毛流れに逆らわないよう、上からドライヤーの風を当てること。

表面は上から風を当てる
キューティクルは上から下に向けて重なっているため、ドライヤーの風もそれに合わせて当てて。冷風で仕上げるとツヤが出る。

\冷風でキューティクルを締める/

【おすすめアイテム】

パナソニック ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0J

価格
¥38,610(編集部調べ)

リニューアルした潤い速乾ドライヤー。
高浸透ナノイーにより、毛先まで潤いを与えながら素早くドライ。

ホリスティックキュアーズ ホリスティックキュア ドライヤーRp.

価格
¥33,000

プロ仕様の機能性と美髪効果を搭載!
3つのモードにより美髪ケアができ、どんな質感も実現。

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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