ヘアのお悩み
2023.9.23

美髪の人がやってる、ケア方法まとめ|順番に解説

髪の毛のプロ直伝!セルフでできる髪の毛をツヤツヤ、サラサラにする「ケア方法」をブラッシングから、髪に負担をかけない「洗い方」、髪のツヤを損なわない「乾かし方」まで順番に紹介します。

【順番別】ツヤ髪を手に入れる!「基本のケア」方法

【1】スカルプブラッシング で血流をアップ

美容エディター、毛髪診断士

伊熊 奈美さん


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血流をアップしてボリュームのあるツヤ髪を育成
「朝イチやお風呂の前に、テレビを観ながら細密な毛足のブラシでの頭皮マッサージが習慣です。頭皮の汚れを浮かせたり髪の絡まりを防ぐだけでなく、リフレッシュ効果も。」(伊熊さん)

【Step.1】側頭部から後頭部をとかす


耳周りに扇状に広がる側頭筋には自律神経を整える効果が。円を描くようにほぐしたら、側頭部から後頭部へとかす。

【Step.2】滞った血流を流すように下から上へ


後頭部は襟足から頭頂に向かって、小さい円を描きつつ、滞った血流を流すように下から上へと数回とかす。

【Step.3】血流を頭頂全体に行き渡らせる


額の生え際から頭頂へブラッシング。血流を頭頂全体に行き渡らせるように、頭頂で斜めに×印を描くようなイメージで。

【2】洗髪前にオイル+ラップパック

毛髪診断士

美香さん

「頭皮にオイルを塗布し、マッサージを行ってからラップパック。後はゆっくりテレビを観て、そのままお風呂に。洗髪後の毛髪のハリツヤが全然違うはず!」(美香さん)

 

【3】髪に負担をかけにくい「洗い方」

【Step.1】下から上へ


髪の摩擦は減らし、頭皮を洗うイメージで。指の腹を使い、サイドや後頭部は下から上へ。

【Step.2】頭頂部はもみ押す


頭頂部は両手の指を交差させて外から内へ、頭皮をしっかり動かしながらもみ押すように洗う。

【Step.3】髪はスルーのみ


髪はゴシゴシこすらず、指の間に挟んで毛先までスッと通す程度に。摩擦レスに汚れをオフ。

 

【4】タオルドライでドライ時間を短縮

髪に熱を長い時間当てるとダメージにつながるので、最初にきちんと水分を取っておくことが大事。水分を吸収する専用タオルが◎。

A.MTG リファ ヘアドライタオル グレー

価格
¥1,980 全3色

空気をたっぷり含ませながら撚よったエジプトコットンは、驚きの吸水パワー。

B.ハホニコ ヘアドライマイクロファイバータオル パープル

価格
¥1,100 全5色

水分を瞬時に吸収することができる。ふわふわ感も心地いい。

\キッチンペーパーも使える/


キッチンペーパーの吸水力に着目! タオルドライ後、さらにこれを使用するとパーフェクト。

 

ヘアサロン tricca代表

毛利俊英さん


「できるだけタオルで水分を取れば、ドライヤーを使う時間を減らせます。髪をゴシゴシ拭いてしまうと摩擦ダメージを与えてしまうので、タオルで髪を挟むように水分を取ってください」(毛利さん)

 

【5】ツヤを損なわない「乾かし方」

【Step.1】温風で後ろの内側から


ドライヤーは70℃以下。後頭部は左右に髪を分けて頭皮を露出し、上から風を当てて乾かす。

【Step.2】頭皮から乾かす


毛量の多い耳の後ろも頭皮からしっかり乾かす。ほか、全体もまずは頭皮を乾かしておく。

【Step.3】表面は手ぐしで冷風を


温風を上から当てて表面の髪を乾かしたら、最後は冷風を上から当てて手ぐしで毛流れを整える。

 

【6】シルクの枕カバーで摩擦レスに


「就寝中の寝返りで、髪と枕の摩擦ダメージはけっこう大きい。シルクの枕カバーで、摩擦を起こさないように!」(Manaさん)

 

ナイトキャップでもOK


シルクを使ったナイトキャップをかぶって就寝。髪と枕の摩擦が防げて、ダメージレスに。

 

「ばさばさ広がる髪やクセ毛の人向け」7つのケア方法

【1】オイルパックで頭皮と髪を潤す

ヘアパーツモデル

Manaさん

「天然由来成分のオイルで、潤しながら汚れを落とすヘアパックがおすすめ。頭皮と髪の両方の抜かりない保湿ケアが改善の近道です」(Manaさん)

【Step.1】ブラッシングで汚れを浮かす

【Step.2】毛先~中間にオイルをもみ込む

【Step.3】そのまま頭皮マッサージ

【Step.4】タオルパック後に洗髪

【2】秋冬の乾燥対策ケア「3分泡パック」

K-two Esola IKEBUKURO 代表

奥村一輝さん

できるだけ摩擦を防ぐことが乾燥を防ぐコツ。しっかり湯洗いし、シャンプーはよく泡立てて髪はこすらず頭皮を洗うようにするのが肝心です。シャンプーの泡パックは、頭皮と髪の保湿に有効。

しっかり湯洗い


お湯の温度は37~39℃にして乾燥を予防。1分以上湯洗いをすると約7割の汚れが落ち、摩擦を生むシャンプー時間が少なくなる。

円を描くように洗う


摩擦を防ぐため、たっぷり泡立てたシャンプーを頭皮に移し、指の腹で円を描くように頭皮を洗う。髪は指でつまんで毛先まで滑らせるだけでOK。

\泡で摩擦レスに/

3分間の泡パック


泡をつけたまま髪をざっくりとまとめ、3分放置して髪と頭皮に潤いを行き渡らせる。その後、よくすすいで充分に水気を切る。

 

【3】定期的にスペシャルトリートメントをする

【Step.1】粗目コームでといて


髪の中間~毛先にトリートメントをなじませたら、粗い目のコームでとかしてしっかり広げる。目が細かいコームは剤をそぎ取ってしまうので注意。

【Step.2】そのまま10分放置


さらにトリートメントを髪に入れ込むように指でなじませたら、最大10分放置する。その後、ぬめりがなくなるまでよくすすぐ。

 

【4】アウトバストリートメントをタブル使い

【Step.1】ミストはドライ前に


ウェット時に、髪内部に入り込みやすいミストで潤いを補給。水分不足が顕著な中間~毛先に吹きつけ、手ぐしで広げて。

【Step.2】その上からオイルを重ねる


毛髪表面をコーティングする効果のあるミルクやオイルをその上から重ねて、ドライヤーで髪を乾かして。これで潤いを閉じ込める。

 

【5】美髪度をあげる「乾かし方」

ヘア&メイクアップアーティスト

KIKKUさん

根元を押さえながら乾かすと広がらない

【Step.1】上から風を当てて根元を押さえる


オイルをつけて整えてから開始。表面の髪をめくり、乾きにくい後頭部から乾かす。

【Step.2】毛量の多い耳後ろの広がりを抑える


乾きにくい耳後ろも内側を露出し、ドライヤーの風を上から当てて根元の広がりを抑える。

【Step.3】髪を落としながら中間部分を乾かす


表面の髪を軽く持ち上げて落としながら、その隙間に風を送るようにすると速く乾かせる。

【Step.4】ノズルをつけて冷風を上から当てる


表面は髪を引っ張りながら上から風を当てて。乾いたら、ノズルをつけて冷風を当てる。

【6】朝の「スタイリングのやり方」

【Step.1】耳後ろの根元を押さえる


膨らみがちな耳後ろの根元をつぶす。表面の髪を分け取り、内側の毛束を持って根元からコーミング。

【Step.2】ハチ周りの根元も押さえる


広がるハチ周りは、内側の毛束をつかんで根元を上から押さえるようにヒートブラシでコーミング。

【Step.3】毛先は軽く内巻き


中間までは上から押さえ、毛先はブラシを内側から当てて大きな内巻きにすると自然な曲線に。

【Step.4】表面は全体的に内巻き


表面の毛束は、ブラシを内側から当てて根元から髪をしっかりつかみ、大きく弧を描くようにとかして。

\完成/

【7】ひどい乾燥にはオイルでヘアパック

\教えてくれたのは…美髪アドバイザー・毛髪診断士 田村マナさん/

「髪と頭皮をブラッシングし、天然オイルを20ml程たっぷりなじませます。タオルで巻いて15分以上おいたらシャンプーを。頭皮汚れも落とせて髪もツヤツヤに」(田村さん)

 

「猫っ毛さんやうねりが気になる人向け」2つのケア方法

【1】ヘアアイテムをうまく使ってコームで髪をとく

「細い髪は動くと絡まりやすいもの。さらに湿気で水分を含むとキューティクルが開いて引っかかりやすくなるため絡みます。絡まりを無理に解そうとすると、髪が痛んでキューティクルが開き、もっと絡まりやすくなるので、優しくほぐす必要があります。髪をとくときは、目が荒いコームを使い、毛先から優しくコーミングするのがポイント。絡まりをがひどいときは先にヘアトリートメントをつけましょう。」(毛利さん・以下「」内同)

コツ1:目の荒いコームを使う


「髪をとかすときは、目の細かいブラシではなく、目が荒く隙間のあるコームを使いましょう。絡まりを優しくほぐせます」

コツ2:毛先から少しずつとかしていく


「ダメージを与えないようにするために、毛先から少しずつ髪をとかしていきます。このとき、毛束の下に手を添えると、とかしやすくなりますよ。引っかからずにスルスルとコームが通るまでていねいにとかしましょう」

 

【2】うねりを防ぐ「ドライヤーのあて方」

「うねりは生えグセが強く出てしまうこと。髪全体ではなく、部分的に出ます。顔と頭皮の境目である顔周りに出やすく、自分の目に留まるので気になりやすいでしょう。今まで気にならなかったのにうねるようになった原因のひとつが、年齢によって髪が細くなるため、うねりが強く感じられること。髪の根元からクセを取ってあげれば、すんなり落ち着きますよ」

【Step.1】うねっている髪の根元をしっかり濡らす


「髪は一度クセがつくと乾いた状態で直すのが難しいもの。うねりは髪の根元が原因なので、根元からしっかりと濡らしましょう。水スプレーをつけながら指の腹で髪の根元を軽くこするようにすると、まんべんなく濡らすことができます」

【Step.2】毛流れと反対方向にドライヤーを当てる


「生えグセはクセと反対方向に毛を流すと取れます。目の細かいヘアブラシで毛流れが反対へ行くように、地肌からブラッシングしながらドライヤーの熱を当てて、濡らした根元を乾かしてください」

【Step.3】ある程度乾いたらドライヤーの向きを反対側に


「Step.2で髪の根元がある程度乾いたら、ブラシで理想の毛流れに整え、ドライヤーを斜め上から当てて。このとき、髪の根元をブラシでしっかり抑えると、時間が経ってもうねりにくくなります」

【Step.4】毛先にだけ軽くカールをつける


「生えグセが取れたら、前髪と合わせてブローを。このとき、根元からブローをすると髪が割れすくなるので、毛先のみ軽くカールをつけるようにしてください」

【Step.5】コームで整えて完成


「仕上げに、コームでささっと毛流れを整えて。うねりがすんなり落ち着いて、顔周りがすっきりとした印象に」

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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