ヘアのお悩み
2022.9.1

髪が1日に100本以上抜けると危険ってホント?真相を専門家に直撃!【美容の常識ウソ?ホント?】

日常生活で生まれる美容の疑問を専門家に答えてもらうこのコーナー。今回は、“抜け毛”について。髪が1日に100本以上抜けると危険って…ウソ? ホント? 美容家&ヘアケアリスト(毛髪診断士)の余慶尚美さんにお答えいただきます。

Q:髪が1日に100本以上抜けると危険ってホント?

シャンプーやドライヤー時に抜ける髪の量が増えた、排水口を見てビックリ…と密かに悩んでいる人も少なくないはず。正常な状態でも抜け毛は起こりますが、実は1日に100本以上抜けると危険なのだとか…。本当なのでしょうか。さっそく、この疑問を余慶さんにぶつけてみました! 果たして答えは…?

A:ホント

「正常な髪の場合、170100本程度抜けます。しかし、明らかに抜け毛の量が増えた、抜け落ちる毛が細くなった、ロングヘアなのに短い毛が抜けるなど、いつもと違う場合には、何からのトラブルが起きている状態と考えられます」(余慶さん・以下「」内同)

髪に起こるトラブル

「髪に起こるトラブルは、外的要因と内的要因に分かれます。外的要因では、主に紫外線や熱ダメージ、ローションやエッセンスなどが皮膚に合わなかったなどの“頭皮トラブル”が挙げられます。内的要因では、女性ホルモンの影響が大きく、女性ホルモンの分泌量の低減と共に、ヘアサイクルが乱れることが原因です」

正常な髪のヘアサイクル

「女性の場合、正常なヘアサイクルは4年~6年といわれており、この期間に成長期、退行期、休止期の3つを繰り返していきます。ヘアサイクルをコントロールするのが、毛根のなかの毛球部分にあり、髪の成長をつかさどる器官“毛乳頭”です。

10万本ある髪のうち、90%が成長期にあたり、成長期では、毛髪細胞が活発に分裂・増殖することで押し上げられるように伸びていきます。この間、頭皮の毛細血管から毛根へと栄養素が運ばれ、毛細活動のサポートをしていきます。

女性ホルモンがしっかりはたらくことで、成長期の髪も健やかに育っていきます。しかし、女性ホルモンの分泌量が減ったり、乱れてしまうと、成長期の期間が短くなったり、栄養が行き渡らず不十分なまま生えてしまうのです。

次に、退行期では毛乳頭の活動が弱まり、23週間かけて少しづつ小さくなっていきます。そのまま乳毛頭は活動を止め、休止期へと移行することで、脱毛が起こります」

  • 女性の正常なヘアサイクルは、4年~6年
  • この期間に成長期、退行期、休止期の3つを繰り返していく
  • 約10万本ある髪のうち、90%が成長期にあたり、女性ホルモンがしっかりはたらくことで、成長期の髪も健やかに育っていく
  • しかし、女性ホルモンの分泌量が減ったり、乱れてしまうと、成長期の期間が短くなったり、栄養が行き渡らず不十分なまま生えてしまう

髪が抜けやすい季節

810月は、特に髪が抜けやすくなります。その理由は、紫外線などの熱ダメージを受けたり、寝不足や、暑くて食欲がなくなり、つい素麺で済ませてしまうなど、栄養バランスが偏ってしまうことが挙げられます」

自然な抜け毛と異常な抜け毛の見分け方

「前述のように、明らかに抜け毛の量が増えた、毛が細くなった、ロングヘアなのに短い毛が抜けるというのをひとつの指標にしてみてください。そのほかには、カラーの褪色が早くなったというときも、紫外線によって頭皮もダメージを受けていることが考えられます。抜け毛が増えることもあるので、注意深く観察してみて。

また、シャンプー時に排水口をチェックして、抜けた毛のかたまりの大きさを意識してインプットしておくことも良いでしょう。かたまりが大きくなった=抜け毛の量が増えたというふうに、分かりやすく認識することができます」

抜け毛予防に効果的なブラッシング

「“ブラッシング”こそ、ヘアケアの基本のキです。よくありがちなのが、頭皮から毛先に向かってブラシで一気に髪の毛をとかすというもの。これは頭皮に力がかかりすぎ、髪を傷めるだけでなく、抜け毛を助長させることになってしまいます。

正しいブラッシングは、髪を毛先、中間、根元の3分割に分け、毛先からやさしく絡みやほつれをとっていきます。

そして、正しいブラッシングが生きるのもブラシ選びがあってこそ。ナイロンやプラスチックのブラシは、摩擦を生むため、切れ毛を増やしてしまいます。そこでぜひ手に取ってほしいのが、猪毛や豚毛などの天然毛由来のブラシ。髪の乾燥を防ぎ、ツヤを与えてくれます」

Point

◆ブラッシングこそ、ヘアケアの基本のキ
◆正しいブラッシングは、髪を毛先、中間、根元の3分割に分け、毛先からやさしく絡みやほつれをとっていく
◆ブラシ選びにもこだわりを
◆ナイロンやプラスチックのブラシは、摩擦を生み、切れ毛を増やしてしまう
◆髪の乾燥を防ぎ、ツヤを与えてくれる、猪毛や豚毛などの天然毛由来のブラシがおすすめ

美容家&ヘアケアリスト(毛髪診断士)

余慶 尚美さん


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文/木土さや

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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