40代こそおすすめしたい「21のボブ」悩みをカバーし、大人の魅力UP!

髪や顔型の悩みが変わってきた40代女性にもおすすめなボブを、『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルからご紹介します。
「丸顔」をカバーしてくれるボブ【3選】
【1】輪郭カバーが叶う三角形ボブ
Point
三角形ボブは気になる部分をカバーしつつ色気も演出する、大人カッコいいを目指す女性のためのスタイル!

【how to“ベース&カラー”】
- あご下でカットした平行ラインのワンレンベース。
- 耳後ろからバックの裾のボリュームを抑えるとおしゃれに見えるため、襟足の毛をサイドより1cm短くカットする。浮遊感ある毛束を作りやすいよう、表面にほんのりレイヤーを。
- カラーは落ち着きのある、9トーンのグレーマット。マットでくすませると、アッシュでくすませるようも柔らかな質感になり毛先にヌケ感ができる。
【how to“スタイリング”】
- トップの立ち上げは乾かし方にコツあり。まず、ぬれた状態で分けたい方向と反対側に毛束をもっていき、8~9割乾かす。それから分けたい方向に毛束を持っていくと、ふわっとした立ち上げトップに。
- 裾は全体を表面と内側の毛束に分けます。それぞれざっくり毛束を取り、アイロンで内外交互に1.5回転巻く。顔周りの毛束はゆるくリバース巻きに。しっかり巻かず、ラフに巻くのがポイント。
- シアバター系のワックスを手のひらになじませ、全体の毛束を持ち上げながら巻きをしっかりほぐす。裾に空気を入れるようにスタイリングすると、浮遊感ある三角形のシルエットに。
担当サロン:MINX 原宿店(ミンクス ハラジュクテン) 川渕恭兵さん
【2】頬の上に毛束で丸顔をカバー
Point
・表面にレイヤーを入れつつ、顔周りは毛束がストンと落ちているのでフェースラインを隠せる。 ・前髪があるので顔の面積が狭くなり小顔効果も抜群。前髪は厚くすると頬の膨らみが目立ち丸顔が強調されるキケンがあるため、薄めにしてヌケ感を作ることが鉄則。

【how to“ベース&カラー”】
- 襟足5cm、肩に触れるぐらいの長さでやや前下がりにカット。基本はワンレングスですが、毛先に動きを出しやすくするため顔周りと表面に軽くレイヤーを入れる。
- 前髪は隙間ができるように薄めに取り、目の上で毛先が流れるようにカット。
- カラーは好感度の高い9トーンのアッシュベージュ。動きのある毛先が軽やかに見えるように、ところどころハイライトを入れる。ハイライトは明るくし過ぎず、ベースのカラーとなじみませるのがおしゃれに見せるポイント。
【how to“スタイリング”】
- トップを左右にくしゃくしゃっと掻き上げながら乾かすと、トップがペタッとならずふんわりする。
- 150℃くらいの中温に設定したストレートアイロンで裾を外ハネに。さらに表面の毛束を少量取り、ところどころ外ハネをプラス。アイロンの温度を上げ過ぎないことでクセがつきにくくなり、今っぽいラフな毛先に。
- ハネた毛先にスプレーワックスを吹きかけてから、バーム系のワックスを全体にもみ込み束感を出す。スプレーワックスを吹きかけておくと軽くゴワついた質感になり、立体感をKEEPしやすくなる。
- 前髪は内側の根元にドライヤーをあてながらハンドブローで乾かし、毛先を軽くサイドに流して。顔周りの毛束をフェースラインにかけつつ、片側だけ顔周りの後れ毛を残して軽く耳掛けをすれば完成。
担当サロン:Sui(スイ) 深瀬介志さん
【3】ボリューム感×立体感で丸顔カバー
Point
・丸顔の重心を下げて見せたいので裾を26mmのアイロンでワンカールの内巻きに。 ・裾とトップのボリューム感が丸顔をカバーするカギに。
【how to“ベース&カラー”】
- 表面にスライドカットでところどころ短い毛束を作った、あごラインのワンレンベース。
- 丸顔の重心を下げて見せたいので裾を26mmのアイロンでワンカールの内巻きに。さらにハチ上の表面の毛束をリバースカールにし、トップ付近にもボリュームを。表面に短い毛束があるのでふわっとした立体感が出る。この裾とトップのボリューム感が丸顔をカバーするカギに。
- カラーは10トーンのアッシュ系になじみのいい細かいハイライトをon。ハイライトで表面の立体感が際立ち、こなれ感と軽やかさがプラス。またヌケ感のあるカラーにすることでより大人っぽい印象にも。
【how to“スタイリング”】
- 乾かすとき、トップの根元を左右にかき上げながら乾かすと自然な立体感が出て◎。
- 乾かす前には裾にオイルを揉み込んで保湿することも大切。ベースのケアをきちんとした上で、ややパサッと仕上がるパウダー系のスプレーワックスで毛先を動かす。
担当サロン:S.HAIR SALON(エス) 古谷貴洋さん
「面長」をカバーしてくれるボブ【2選】
【1】フルバングで面長を緩和させたロブ
Point
・ロブ×フルバングは重めになりやすいので、前髪の隙間による抜け感は必須。 ・フルバングにすることで、面長や三角顔のシャープな印象を緩和してやさしいイメージへ。

【how to“ベース&カラー”】
- ベースは肩ギリギリの前下がりローグラデーションでカット。切りっぱなしでも、ワンレンで切るより動きがあり丸みのあるスタイルになる。
- 顔まわりは、重さを取る程度のレイヤーを入れて、ふわっと後ろに流れるようにする。
- カラーはブラウンに紫とロゼをミックスしたショコラブラウンに。イエベ、ブルベ、どちらにもマッチし、深みがある色持ちのいいカラー。
【how to“スタイリング”】
- 乾かす際は、髪を後ろに向かってドライしながら、表面の髪を根元からふんわり仕上げる。
- 乾いたら32mm、もしくはストレートアイロンを使って、顔まわりを外ハネに、表面は内巻きにする。ヘアオイルを手に伸ばしたらまず、襟足から付けるのがポイント。その後、全体になじませて毛束感を出す。
- スタイリング剤はやや多めの方がニュアンスのあるヘスタイルに仕上がる。
担当サロン:GARDEN harajuku(ガーデン ハラジュク) 細田真吾さん
【2】サイドにボリュームを出したトライアングルボブ
Point
・サイドにボリュームを出した三角形のボブ。 ・顔の中心付近で裾が横に広がっているので、顔全体が丸く見えて面長が気になりません。
【how to“ベース&カラー”】
- 前髪を6:4で分けます。裾はあごラインのやや前下がりのワンレンベース。
- 顔周りの毛束をリップラインでカットしサイドと差をつけ、毛先の動きを見えやすくする。表面にグラデーションカットを入れ、三角形の角を取って柔らかい印象に。
- 全体の毛先に22mmのロッドでワンカールのデジタルパーマをon。デジタルパーマはアイロンで巻いたようなくりっとしたカールがつきやすく、忙しい朝でもしっかりボリュームを出すことができる。
- カラーは9トーンのシナモンベージュに透け感のあるブルーアッシュをMIX。落ち着いた中にも柔らかさと透明感のあるこなれカラー。
【how to“スタイリング”】
- 乾かすとき、まず分け目と反対側に髪を流しながら乾かし、7割乾いたら分け目に戻して乾かすと前髪が立ち上がりやすくなる。さらに前髪の根元を立ち上げなら、温風と冷風を繰り返しあてると◎。
- 裾は毛束を耳前、耳後ろ~後頭部のセンターに左右それぞれ分け、ねじりながら乾かすとデジタルパーマが復活。
- ヘアバームを毛先にもみ込み、ふわっとした立体感を出せば完成。
担当サロン:S.HAIR SALON(エス) 宮澤卓也さん
「くせ毛」に悩むペタンコ髪を解消!若々しい印象になるボブ
【BEFORE】
分け目がパッカリしやすいワンレングスのボブ。「そのために頭のハチが強調され、フェースラインまで下がって見えます」と薫森さん。まずは、顔を大きく老けて見せる原因の分け目を逆サイドに変えて。さらに前髪を作り襟足のシルエットを変えたら、ぐんと小顔に!
- 左にあった分け目を右側に変え、前髪のあるグラデーションボブにチェンジ。元々毛量は多いので、分け目の地肌は完全に消去。
- 襟足のラインをレイヤーで締めたことで、後ろから見たときも小アタマを実現!
(1)分け目を反対側にする
「分け目はつむじの延長。毛流れどおりの自然な分け目はくせで、ペタンコになっても当たり前。逆側にすることで根元が反発して、立ち上がりがつきます。乾かすとき、下の写真のように引っ張りながらドライヤーをかけて」(薫森さん/以下「」内同)
\自然乾燥だと分け目パッカリになりがちです!/
(2)厚みのある前髪を作る
元々前髪はあったものの、薄くて量も少なく少し中途半端。「たっぷり厚みのある前髪にして、額の部分を隠しながら、つむじを奥にすることで、大顔に見えやすい面長が丸顔に近づき、一気に小顔バランスになります」
(3)襟足のシルエットを締める
ストンとしたストレートラインのボブを、襟足に向かって締まるグラデーションボブにすることで、自然なひし形に。「顔の面長感がなくなり、フェースラインの丸みも強調されます。毛量も生きて若々しい雰囲気です」
40代にも似合う「前髪あり」ボブ【2選】
【1】重め内巻きのスタイリッシュなボブ
【how to“ベース&カラー”】
- あごラインのワンレングスボブ。
- 前髪は眉下の長さで、奥行きを狭くすることで透けバングに。顔まわりは前髪につなげて動きのある髪をつくる。
- カラーリングは9レベルのヌーディベージュをチョイス。パープルを補色としてプラスすることで、柔らかさや透明感のある仕上がりにしながらツヤ感をもたらす色味。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは、太めのロッドで毛先ワンカール、顔まわりはリバース方向に縦で巻く。
- スタイリングは、根元が立ち上がるようにふんわり乾かすか、半乾きでスタイリング剤を塗布しても◎。
- ドライ後、オイルやオイルワックスを手に取り、上から手ぐしを通すように塗布。ややウェットでツヤ感のあるスタイリング剤を選ぶとおしゃれ感のある質感に。最後に前髪をつまんで束感メイクしたら完成。
担当サロン:LONESS omotesando(ローネス オモテサンドウ) 原倫子さん
【2】シースルーバングの大人可愛いヘア
【how to“ベース&カラー”】
- ベースは肩下くらいの長さで前上がりにカット。ひし形シルエットとなるよう顔まわりにレイヤーをしっかり入れる。
- 前髪は横幅を狭めにとりシースルーバングに。サイドバングは長めにつくり、ハネさせることで頬骨をカバー。
- カラーリングは、9レベルのアッシュベージュに。赤みをしっかり抑え、外国人のような透明感があり肌色をキレイに見せてくれる色。
【how to“スタイリング”】
- 根元を後ろから前方に髪を乾かすだけで内巻きベースとなり、キレイにまとまるようカットに施されているため、ドライヤーの風は前から当てないように。
- 乾いたら32mmのアイロンで、全体を内巻きワンカール。前髪は軽く熱を当てる程度にするか、マジックカーラーで。サイドバングは外ハネにする時、横に流すようにクセづけするとよい。
- 最後に、アウトバス用トリートメントオイルやクリームタイプのワックスなど、うるおいとツヤ感を与える軽い質感のものを毛先中心に馴染ませる。前髪は毛先1/3くらいに塗布して、上品に仕上げて。
担当サロン:Beauty Connection Ginza Hair Salon(ビューティーコネクションギンザ ヘアサロン) 石橋千紘さん
上品な印象の「前髪なし」ボブ【3選】
【1】片側だけ耳掛けがポイントのフェミニンボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 表面にレイヤーを入れた、肩上のグラデーションボブベース。前髪は8:2で分け、リップラインでカット。
- 前髪とサイドを繋げないことで、顔周りの動きを出しやすくなる。
- 全体の毛先から中間にかけて細めのロッドで内外MIXしてパーマを。
- 毛先がランダムに動き大人っぽくなる。カラーは8トーンのパールブラウンで、内側のみ11トーンのブラウンで。パッと見はツヤのある上品ブラウンですが、内側の毛先からチラッとハイトーンカラーを覗かせることで都会的な遊び心をプラス。
【how to“スタイリング”】
- ドライヤーでまず根元をしっかり乾かす。毛先はパーマで作ったカールを持ち上げながら軽く乾かして。
- 毛先にカール用ムースを揉み込みランダムな動きを出す。裾に外ハネをプラスして、全体が丸いシルエットにならないように意識する大人っぽい印象に。
- 前髪は根元を持ち上げキープスプレーを吹きかけ、毛先はサイドに流す。片側を耳にかけてすっきりさせれば完成。
担当サロン:Sui(スイ) 中村育美さん
【2】ナチュラルな内巻きボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 肩上でカットしたボブベース。毛先が自然と内巻きになるイングラデーションカットで、丸いシルエットを作る。
- 前髪は鼻上で長めにカットしサイドに流して。
- カラーは9トーンのラベンダーアッシュ。ボブはこっくりした重たいカラーだと幼く見えがちに。ラベンダーは透け感と柔らかさ、ツヤ感が出るカラーなので重たく見えません。またアッシュが入っていることでおしゃれな印象に。黄みも抑えるので上品な発色をKEEPする。
【how to“スタイリング”】
- 乾かすとき前髪を含め分け目と反対側に髪を寄せ、温風で乾かした後に冷風をあてる。それから分け目に戻すと前髪が自然に立ち上がりトップもふんわり。
- 32mmのアイロンで毛先を内側にワンカールする。さらに表面の毛束を持ち上げながらワンカールをプラス。
- セミウエットな質感になるバームタイプのワックスを全体になじませる。このとき耳前の毛束の根元と、前髪の根元にもしっかりなじませると、髪にコシが出て立ち上がりやすくなる。片側だけ、耳前の毛束を少し残して耳掛けをする。耳前の毛束がふわっとするよう根元を立ち上げ、前髪の根元、サイドもふわっとするように整えたら完成。
担当サロン:XELHA (シェルハ) 石橋千紘さん
【3】センターパートが女性らしい重めボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 顎ラインの長さでカットしたグラデーションボブ。動きと軽さが出るように表面にはレイヤーを入れ、前髪は顔周りにニュアンスを加えるため、ベースの長さより短くカットする。
- カラーは、6レベルのアッシュグレーに、4レベルのローライトをオンカラー。赤味を抑え柔らかい印象を与える色味にローライトを加えることで、陰影をつけながらクールな印象をプラスできる。
【how to“スタイリング”】
- ドライのポイントは、根元をしっかり立ち上げながら乾かすこと。また、センターパートでも、分け目はしっかりつけないように。
- 乾いたら26mmのアイロンで全体を外ハネにカールを。表面は内巻きにワンカール。さらに、表面や中間で動きが欲しいところの毛束を取り、ランダムに縦巻きに。
- シアバターやミルクワックスなどのスタイリング剤を全体的に馴染ませたら完成。
担当サロン:drive for garden(ドライブフォーガーデン) 西川真矢さん
「パーマ」で動きをつけたボブ【2選】
【1】束感と柔らかウェーブがカギの長めボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨上の長めのボブにカットし、表面にレイヤーを入れ軽い動きを出やすくする。
- 前髪は目にかかる長さ~リップラインくらいまで対応可能で、伸ばしかけでもストレスなくおしゃれに。
- カラーは7レベルのアッシュブラウンをセレクト。パーマに合わせて柔らかい印象に仕上げ、大人女性の落ち着いた雰囲気を感じさせる色味。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは18~20mmのロッドでウェーブ状の動きとなるように巻き、顔まわりと表面はリバースに流れるようにデジタルパーマをかける。
- スタイリングは、やや毛先が湿っている状態まで乾かし(根元はしっかり乾かすこと)、ツヤ感のあるトリートメントムースを中間から毛先に塗布。トリートメントムースは、オイルのようなウェット感で髪の水分をしっかりキープできるタイプがおすすめです。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 本木ヨシヒサさん
【2】ひし形シルエット×平巻きパーマのボブ
【how to“ベース&カラー”】
- あごラインのグラデーションボブベース。
- 前髪を鼻ラインでカットし自然にサイドに繋げる。ひし形に見えるよう、耳下の毛束にはグラデーションカット、表面にはレイヤーを入れます。毛先は重たくなりすぎないよう毛量調整を。
- カラーは10トーンのウォームベージュ。黄みを押さえた赤み系ベージュで、ハイトーンでもキツくならず柔らかな印象に。ツヤ、があり肌に透明感を与えるカラー。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- ダメージが少なく柔らかなカールに仕上がる低音デジタルパーマを使用。全体の毛束を、襟足、中間、表面と3段に分け、それぞれ20mm、22mm、24mmのロッドで1回転半巻く。
- タイリングは全体をぬらし、襟足からトップに向かい根元を立ち上げるように乾かして。さらに毛先を持ち上げ、指に巻きつけながら温風をあてカールを復活させる。
- パサつきを抑えてツヤをだすシアバターのスタイリング剤を毛先中心にもみ込み、カールをほぐしながらふわっと整えれば完成。
担当サロン:Ramie GINZA(ラミエ ギンザ) 加藤貴大さん
美シルエットに仕上がる「前下がり」ボブ【3選】
【1】レイヤーを前下がりで入れた上品ヘア
【how to“ベース&カラー”】
- アゴラインのワンレングスでカット。後頭部のボリュームと丸みシルエットをつくるため骨格に合わせたレイヤーを前下がりで入れる。
- 前髪は小鼻の長さでカットしてから、サイドに流した時、小顔を狙える頬の位置に落ちるように調整。
- カラーは8レベルのマロンブラウンに。暖色でも、寒色でもないニュートラルカラーで柔らかい印象とツヤ感を与える。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- アイロンが苦手な人は太めロッドでCカールパーマをかけるのがおすすめ。また、ボリュームが出やすい人や硬毛、多毛の人はハチ上だけポイントでストレートパーマをかけると圧倒的に扱いやすくなる。
- ストレートアイロン、太めの32mmアイロンで仕上げる場合、根元から毛先までを“Cを描く”イメージで。
- さらっとしたナチュラルな質感にするとぐっとスタイルアップするので、セット力のないミルクトリートメントやツヤ出しスプレーがおすすめ。毛先中心になじませたら完成。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 清水豊さん
【2】抜け感のある大人女性に仕上がるやや前下がりにベースヘア
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨にかかる長さでやや前下がりにベースをカット。顔まわりにのみ、後ろに流れるレイヤーを入れる。
- サイドと同じ長さの前髪にせず、シャープさを抑え鼻先くらいの長さでカットする。頬ラインに設定することで、柔らかい印象となる。
- カラーは、6レベルのフォギーベージュ。フォギーベージュは、無彩色のグレーに近いベージュカラーで、赤みを打ち消し、光に透けたような透明感をアップさせる。
【how to“スタイリング”】
- スタイリングは32mmのアイロンで毛先を外巻きにワンカールさせるだけの簡単ヘア。
- 頭のハチより上の髪は、少し毛束を持ち上げて外ハネにすると◎。ハチ下は、アイロンを自分に寄せてくびれ感を出すようにワンカール。
- ツヤのある毛束感を作るなら、全体にヘアバターを馴染ませるようにつける。ウェットに仕上げるなら、ヘアオイルを選んでシルエットをタイトに整える。
担当サロン:GARDEN harajuku(ガーデン ハラジュク) 細田真吾さん
【3】顔の丸さもカバーしてくれる前下がりのおしゃれスタイル
- スッとシャープに見えるように、顔周りを長くした前下がりラインでカット。
- 毛先が軽いと丸いシルエットになってしまうため、毛先の厚みは残して中間部分の毛量をコントロール。
担当サロン:broocH 柳 亜矢子さん
絶妙バランス「ひし形」ボブ【3選】
【1】長め前髪の大人ひし形ボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 前髪はあごライン、バックは長めに残しサイドに向かってやや前下がりにカット。かき上げたときにラフな毛流れができるよう、前髪にトップから軽くレイヤーを入れる。ふわっとしたひし形シルエットになるよう、後頭部にもレイヤーを。
- カラーは7トーンのアッシュブラウン。ベースは上品なブラウンですが、日本人の髪に出やすい赤みを抑えるアッシュ系をプラスすることでツヤ感や清潔感を演出。落ち着いたカラーなので短くても軽い印象は与えません。
【how to“スタイリング”】
- 顔周りは根元を立ち上げながら、後頭部は毛束を前に持っていきながら乾かすと立体感が出やすくなる。
- 全体の毛束の中間から毛先に向かって32mmのアイロンで軽くワンカール。やや低めのサイドでふわっとさせたいため、毛先でなく毛束の中間からアイロンを挟むのがポイントです。ワックスやオイルを毛先にもみ込み束感を出す。
- 前髪は根元をかき上げ内側からキープスプレーを。すぐにペタッとなりやすい人は、サイドを少し持ち上げキープスプレーを吹きかけてもOK。重たい印象が苦手な人は、片側だけ耳掛けを。よりスッキリ感が出る。長め前髪&ひし形シルエットで作る大人のボブ。
担当サロン:Sui(スイ) 深瀬介志さん
【2】小顔効果もある大人フェミニンボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 鎖骨上くらいの長さ設定で、平行ラインのグラデーションボブに。ふんわりとした後頭部と作るよう前下がりのレイヤー、こめかみや顔まわりには輪郭を包むように前上がりのレイヤーを入れる。
- 前髪は浅め&やや幅広に取り、目にかからないギリギリの長さでカットします。前髪とサイドを自然なラインでつなげることで、大人っぽい雰囲気に。
- カラーは8レベルのショコラベージュをセレクト。チョコレートのようなほんのり赤みを感じるブラウンとベージュをミックスし、ツヤと軽さのある仕上がりとなっている。
【how to“パーマ&スタイリング”】
- パーマは、低温デジタルパーマで18~23mmのロッドを使い、毛先1カール強のパーマをかける。髪への負担が少なくツヤの出るパーマなので、ダメージを気にする人にもおすすめ。
- スタイリングは、根元からドライし、手ぐしでカールを伸ばすようにふんわり乾かす。ヘアオイルやヘアバターをえり足などのバックから塗布し、その後全体に馴染ませる。最後に手に残っているスタイリング剤を前髪に付けたらフィニッシュ。
担当サロン:GARDEN harajuku(ガーデン ハラジュク) 細田真吾さん
【3】ひし形シルエットのくびれがカギのニュアンスボブ
【how to“ベース&カラー”】
- ベースはやや前下がりのボブにカット。軽さと動きを出すレイヤーをトップと顔まわりに入れる。
- 前髪は目にかかるくらいの長さにカット。厚みがあると幼く見えてしまうため、三角ベースで浅めにとり、おでこが透けるようにスライドカット&チョップカットで毛量調整。
- カラーは、9レベルのアッシュベージュ。トレンドカラーのベージュとアッシュがミックスされ、適度に髪の赤みを抑えて肌がくすまず、顔色をキレイに見せてくれる色味。
【how to“スタイリング”】
- 髪をドライしたら32mmのアイロンを使い、アウトラインを外ハネにワンカール。顔まわりはリバース巻き、サイドとバックはフォワード&リバースのミックスで巻く。
- ツヤと動きが出るようにオーガニックバームを揉み込むように付ける。束感を強調したいなら、スタイリング剤の量を多めにが◎。バームはツヤ感を重視し、酸化しにくいオーガニック系が一押し。
担当サロン:MINX 銀座中央通り店(ミンクス ギンザチュウオウドオリテン) 小長由典さん
「黒髪」に似合うクールビューティーボブ【2選】
【1】暗髪×ストレートのクールボブ
【how to“ベース&カラー”】
- 全体をアゴ下3cmの長さで、水平のカットラインが出るように切ります。トップにのみレイヤーを入れ、表面に抜け感のある動きをつける。
- 前髪はつくらずに、サイドを同じ長さに。
- カラーリングは、地毛より暗い3レベルのネイビーブラックをチョイス。個性的な色味で、クールでモードな印象を与えてくれる。
【how to“スタイリング”】
- ドライヤーで乾かす時、風を上から当てて根元は立ち上がりをつけずにボリュームをおさえながえらドライする。
- ドライ後、ストレートアイロンで、毛先中心にやや外に沿わすようなイメージで熱を当てる。さらっとした質感のオイルを襟足→もみあげ→全体→トップ→前髪と塗布して、全体に馴染ませたらフィニッシュ。スタイリングで外ハネっぽくするとかっこよく決まる。
担当サロン:MINX 原宿店(ミンクス ハラジュクテン) 野沢伯行さん
【2】ダークカラーの前髪なしワンレンボブ
【how to“ベース&カラー”】
- ベースを肩上のギリギリ結べる長さでワンレングスにカット。
- 前髪はサイドと同じ長さに揃えます。ハネにくく自然な内巻きとなるようベースの内側はイングラデーションに。質感をセニングとスライドカットで調整し、柔らかさと束感のあるスタイルに仕上げる。
- カラーリングは、暗めの5レベル・アッシュベージュをチョイス。赤みを押えつつ透明感があり、ダークカラーでも柔らかい表情の色味になる。
【how to“スタイリング”】
- ドライ時のポイントは、分け目がつかないようにふんわりと乾かすこと。生えグセに逆らうようにドライヤーの風を当てるとナチュラルなボリューム感になる。
- 乾いたら32mmのアイロンで毛先を内巻きにワンカールするだけで、簡単にスタイルがキマる。
- 保湿力があり立体的なスタイルをキープできるバター系のスタイリング剤を毛先に馴染ませ、揉み込んでから軽く崩したら完成。
担当サロン:drive for garden(ドライブフォーガーデン) 西川真矢さん