ウェーブボブ×前髪なし【実例15】
スタイリングも簡単でかわいくもかっこよくもきまる、「前髪なし」のウェーブボブをお届け!顔型別から黒髪・暗髪、ゆるふわスタイル別に『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンからご紹介します。
「顔型別」前髪なしウェーブボブ【5選】
【1】「ハチ・エラ張り」さんにおすすめ!重軽MIXスタイル
【How to“ベース&カラー”】
鎖骨につかないレングスでベースをボブにカット。ポイントはレザーカットで、柔らかい質感をつくること。前髪はリップラインで、サイドと馴染むようにカットします。
カラーは、6レベルのアッシュブラウンをチョイス。暗髪であっても透け感のあるニュアンスがあり、清潔感を与えるカラーリングです。
【How to “パーマ&スタイリング”】
パーマは16〜20mmのロッドをメインに、根元を外してホットパーマをかけます。スタイリングは、7割ほど乾かしてからトリートメントムースを中間〜毛先に塗布します。最後にソフトワックスを揉み込んだら完成です。
担当サロン:Rougy(ロージ) 渡邊健太さん
【2】「エラ張りホームベース」さんにおすすめ!顎ラインのボブ
【How to“ベース”】
レイヤーボブスタイル。ボブですが軽さが出る表面からレイヤーを入れます。エラが気にならないように長さも顎ラインにします。
どこでもかき上げれるように顔周りの長さをそろえる大人スタイル。耳にかけれる長さにしてるのもポイント。センターパートでもできるようにしてるのでその日の気分で変えられます。
担当サロン:AFLOAT SHONAN(アフロート ショウナン) 高屋憲嗣さん
【3】「面長」さんにおすすめ!自然なボリュームでふんわりカバー
【How to“ベース”】
顔まわりをふんわりとゆるいウェーブでアレンジしましょう。サイドにボリュームを出すことで自然に輪郭をカバーしたように見せることができる。ゆるいウェーブを利用して顔をひと回り小さく見せる事で、面長を和らげた印象に。
担当サロン:Hair&Make PHAT(ファット) 正田健志さん
【4】「面長」さんにおすすめ!平巻きパーマでペタっと見せない
【How to“ベース&カラー”】
あごラインのグラデーションボブベース。前髪を鼻ラインでカットし自然にサイドに繋げます。ひし形に見えるよう、耳下の毛束にはグラデーションカット、表面にはレイヤーを入れます。毛先は重たくなりすぎないよう毛量調整を。
カラーは10トーンのウォームベージュ。黄みを押さえた赤み系ベージュで、ハイトーンでもキツくならず柔らかな印象に。ツヤ、があり肌に透明感を与えるカラーです。
【How to “パーマ&スタイリング”】
ダメージが少なく柔らかなカールに仕上がる低音デジタルパーマを使用。全体の毛束を、襟足、中間、表面と3段に分け、それぞれ20mm、22mm、24mmのロッドで1回転半巻きます。スタイリングは全体をぬらし、襟足からトップに向かい根元を立ち上げるように乾かして。さらに毛先を持ち上げ、指に巻きつけながら温風をあてカールを復活させます。
パサつきを抑えてツヤをだすシアバターのスタイリング剤を毛先中心にもみ込み、カールをほぐしながらふわっと整えれば完成です。
パーマをかけているのでスタイリングは超簡単。乾燥を防ぐトリートメントの使用やケア効果の高いシアバターを使ってダメージを防ぐことも、大人のハイトーンカラーを楽しむ重要ポイントです!
担当サロン:Ramie GINZA(ラミエ ギンザ) 加藤貴大さん
【5】「面長」さんにおすすめ!波ウエーブでバランスよくみせる
【How to“ベース”】
シャープにした襟足の上に、グラデーションカットで丸みを出した後頭部の髪をふんわりかぶせて横顔美人に。顔周りの髪を波ウエーブにしているから、面長でもバランス良く見える。
【Side】
担当サロン:Sui 坂口勝俊さん
「黒髪・暗髪」前髪なしウェーブボブ【4選】
【1】クセを活かした「立体感パーマ&長めバング」
【How to“ベース&カラー”】
カットベースは、リップラインのショートボブに。表面には角を取る程度のレイヤーを入れ、前髪は鼻先の長さでカットします。
カラーは、ラベンダーグレージュを7レベルで。暗めのカラーでも透明感があり、光に当たった時の透け感が秀逸。くすみ感のあるカラーですが、肌なじみがよく、肌をキレイに見せてくれます。
【How to “パーマ&スタイリング”】
パーマは、20〜14mmのロッドを使い、表面は中間巻き、トップは平巻きでデジタルパーマをかけます。柔らかい質感と髪へのダメージを考え、デジタルパーマを選んで。
ドライな状態で、オイル:ワックス=1:1でMIXしたものを揉み込むだけの簡単スタイリング。前髪は、ドライヤーで乾かす際に、立ち上がりをつけるとグッド。
担当サロン:Laf from GARDEN(ラフフロムガーデン) 柏田彩乃さん
【2】「グラデーションカット」で骨格美人見せ
元々の緩いくせ毛の流れにつながるよう自然なパーマをかけて、軟毛で広がりやすい髪質を梅雨時も収まりやすくしたボブ。パツッとした重みのあるフォルムにウェーブで甘さをプラス。
\風抜けポイント/
【FRONT】
【BACK】
【How to“ベース”】
重めのシルエットに柔らかな毛流れで“風抜け”感を 柔らかな髪質で広がりやすいくせ毛を生かして、ベースはグラデーションボブ。前髪はあごくらいの長さで後ろに流れるようにサイドにつながるレイヤーを。
「全体のフォルムは重めだけれど、毛先のレイヤーで軽やかに。サイドからバックはグラデーションカットで、後頭部に自然な丸みを出して骨格をキレイに見せます」(渡邊さん・以下「」内同)
【How to“カラー”】
アッシュブラウンでウエーブの立体感を引き立てて 全体に暗めだけれど抜け感のある6トーンのアッシュブラウンで、ソフトな雰囲気に。
「くすみ感のあるブラウンは日本人にとって地毛に近い自然なカラー。ほんのり明るさと柔らかさが出るのでウェーブの動きが見えやすく、立体感がアップして、湿気があってもベタッとつぶれません」
【How to“パーマ”】
ホットパーマで柔らかな動きの大きなウエーブに ボブは湿気で広がりやすいため、元々あるランダムで緩やかなくせ毛を利用。うねりを一定に見せるために、中間から毛先にパーマをかけ、16~18mmくらいの細めのロットで中間は緩めに1カール強くらいの平巻きに。
「『Rougy』で施術しているホットパーマはデジパーよりダメージが少なく柔らかな動きが出ます」
【How to “スタイリング”】
ムースでウエーブを強調してエフォートレスなスタイルに パーマをかけた中間から毛先部分中心に全体的にムースをたっぷりともみ込んでくせとパーマのウエーブを強調。上からジェリーワックスを重ね、ウェットな質感とツヤをキープして今っぽく。
「この重ね技は、ウエーブをダレずに長もちさせながら、同時に梅雨時期の広がりを抑える効果もあります」
担当サロン:Rougy 渡邊健太さん
【3】「S字カール」パーマで可愛くかっこいいジェンダーレスに
【How to“ベース&カラー”】
カットベースは、ワンレングスボブ。アンダーは低めに、トップにはウルフっぽいレイヤーを入れます。前髪は、目の下2cmで長めにカットします。
カラーは、6レベルのナチュラルブラウンに。ほんのりブラウン味が出るカラーで、パーマの質感をキレイに見せることができます。また、暖色にすることで女性らしさをプラス。
【How to “パーマ&スタイリング”】
パーマは、S字ウェーブになるよう20〜23mmのロッドをメインに、スパイラル巻きにします。コールドパーマなので、抜け感のあるナチュラルな仕上がりに。
スタイリングは、パーマのカール感が出るクリームワックスがおすすめ。オールバックにかきあげるようになじませたら、指先でカールを散らすようにセットしたら完成です。
担当サロン:GARDEN ginza(ガーデンギンザ) 金澤侑さん
【4】「エアリーな毛先」のこなれヘア
【How to“ベース&カラー”】
あごラインのワンレンベース。レイヤーは入れず、裾を一直線の切りっぱなし風にすることで今っぽい仕上がりに。表面に細めのロッドでスパイラル巻きのパーマをかけて。ワンカール以上の動きが出るように巻くと猫っ毛でもボリュームが出やすくなります。
カラーは6トーンのブルーアッシュ。落ち着いたトーンの中に透明感がプラスされ知的な印象に。パーマの軽やかさとカラーの落ち着き効果で、どんなシーンでもサラッと決まる今旬のボフスタイルが完成します。
【How to “スタイリング”】
スタイリングはパーマをかけた部分を水で濡らし、セミウエットなスタイリング剤を軽くもみむだけでOK。あえてスタイリングを頑張らないことでパーマのラフな質感を楽しめます。ボリュームダウンが気になったらかき上げるようにバサバサッと崩せばふんわり感が復活しこなれ度もアップ!
また、湿気により逆にボリュームが出過ぎる人はバームなど重めのスタイリング剤で抑えると◎。パーマ×ボブはスタイリングに時間がかからず、またオフィスにも浮かないスタイルなので、遊びも仕事も手を抜きたくない美的世代にイチオシのスタイルです!
担当サロン:S.HAIRSALON(エス) 宮澤卓也さん
「ゆるふわ」前髪なしウェーブボブ【4選】
【1】艶感たっぷりの「しっとり」ウェーブボブ
【How to“ベース&カラー”】
たぷんっと感が出るように毛先ワンレンで揃えて、流行りの重ためボブに。大人っぽく落ち着いた印象にするために5から6トーンのダークトーンのシフォンベージュに。ベースも暗めですが、更に6トーンのブラウンを入れ、地毛に近いけど肌に透明感の出る人気カラーに仕上げました。
【How to “スタイリング”】
全て26ミリのカールアイロンで毛先外ハネ、他は外巻きで(前髪も流すように外で)ウエーブ感が出るように巻きます。スタイリング剤はバーム系とオイルを半分ずつ分けとり混ぜて毛先中心につけて艶感を出します。残ったのは前髪に付ければ完成。
担当サロン:AFLOAT WORLD(アフロート ワールド) 内田茜さん
【2】ラフ感がちょうどいい甘すぎない「ゆるウェーブ」
【How to“ベース&カラー”】
アゴ下の長さで前下がりの切りっぱなしボブにカット。前下がりにすることで、顔まわりに重さが残りクールビューティな雰囲気に。カラーは、透明感のある9レベルのアッシュベージュをセレクト。赤みをおさえつつ透明感を与えてくれます。
【How to “パーマ&スタイリング”】
パーマは15〜20mmのロッドで毛先を1.75回転巻きます。絶妙なパーマが今っぽいラフさのあるウェーブ感に。
スタイリングは、前髪をオールバックにしながらやや立ち上がりをつけたら、全体をバーっと乾かします。さらっとタイプのオイルを毛先に揉み込んでから、束感をほぐしてラフな動きを出したらフィニッシュです。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 本木ヨシヒサさん
【3】「ゆるっとパーマ」のフェミニンスタイル
【How to“ベース&カラー”】
全体は、あごラインのボブにカットし、顔まわりに少しだけレイヤーを入れます。内側にグラデーションを入れることで、重さと軽さを両立させる美ヘアに。
カラーは8レベルのフォギーベージュに。赤みをしっかりおさえたニュートラルカラーで、くすみなくツヤ感を与え、顔色をキレイに見せる効果も。
【How to “パーマ&スタイリング”】
パーマは17〜23mmのロッドで毛先をワンカール半巻きます。毛先のみなので、ダメージも少なくトライしやすいパーマスタイルに。
スタイリングは、保湿系のオイルを塗布し、根元を乾かしたら、ツヤ感が出るようにドライヤーの風を上から当てます。前髪は下から風を当てて、立ち上がりをつけることで表面に動く髪をつくるのがコツ。オイルとバームを同量MIXし、毛先中心につけたら完成です。
担当サロン:MINX 銀座五丁目通り店(ミンクス ギンザゴチョウメテン) 秋山拳太郎さん
【4】おしゃれでかわいい!内&外ミックスの「ゆるふわ波ウェーブ」
【How to“ベース&カラー”】
アイロンで巻いた時に、顎ラインになるようにワンレングスでカット。前髪は、頬の長さで自然と流れるようにカットします。
カラーは、ブリーチをしてから14トーンのミルクティーベージュに。ダメージが気になるブリーチですが、最新カラーは、トリートメント効果が高くダメージレスだそう。絶妙な透明感や柔らかさは、ブリーチあってこそ表現できる淡い色味です。
【How to “スタイリング”】
髪が乾いたら、26mmのアイロンでアウトラインから、内巻き→外巻きと交互にカールをつけて波ウェーブに仕上げます。さらに、表面の動きが欲しいところは細めの毛束を取り、リバース&フォワードでミックス巻きを。
前髪はリバースで流れるように。少量のヘアオイルを髪をほぐしながら付ければ、今っぽいハーフウェットな質感のスタイルになります。
担当サロン:MINX 青山店(ミンクス アオヤマテン) 阿部由菜さん
前髪なしウェーブボブの「アレンジ」【2選】
【1】簡単にできる!やや低め「ハーフアップ」
【How to】
- スタリング剤をつけてから、片側ずつねじってアメリカピンで止めるだけの簡単アレンジ。ざっくりラフにつくり、やり過ぎないのが大人のお洒落ポイント。
- ハーフアップは、高めにするとキュートな印象になるので、落ち着いた雰囲気にするならやや低めに。
- ヘアアクセは、シンプルなデザインを選べば一気に今年顔になれます。大きめのバレッタでも◯。
【2】「ターバンアレンジ」でこなれた印象に
tricca Daikanyama トップスタイリスト
小走祥菜さん
東京・代官山アドレス内にある洗練されたヘアサロンtricca Daikanyama(トリッカ ダイカンヤマ)の店長。髪悩みを解消するカットが得意で、“小走さんにカットしてもらうとスタイリングがラクになる”と評判。
髪質:クセが強く、ボリュームが出やすい
髪の長さ:あご下くらいのボブ
ヘアカラー:ナシ
パーマ:ナシ
髪コンプレックス:クセが強めでボリュームが出やすい
スカーフのおかげで、サイドのボリュームがすっきりしつつ、こなれたスタイルに!
表面のゆるいカールが休日のリラックス感を後押し。
【How to】
(1)髪の表面だけ軽く巻いてラフな印象に
「スカーフを巻くときは、コテで軽く動きをつけるとラフな仕上がりに。ボリュームを出しすぎないように、巻くのは髪の表面のみ。巻き始めに段差がつかないように、毛束をねじってから巻いていきます。髪がボブで短めだから、コテは巻きが細めな26mmを使用。スカーフで根元の髪は見えなくなるので、ハチの下あたりまで巻けばOKです」(小走さん・以下「」内同)
「巻いたコテを外すときは、コテを縦方向に抜きます。これでゆるっとラフなカールに」
(2)オイルをもみ込んでツヤを出す
「膨らみを抑えながらツヤを与えたいので、オイルをなじませます。髪を握るようにもみ込むと、カールが取れません」
(3)もみあげを残してサイドの髪を耳にかける
「スカーフを巻いたときに、もみあげが見えるとラフ感が出るので、先にもみあげを出しておきます」
(4)スカーフを襟足に入れてトップで結ぶ
「スカーフを襟足に引っ掛けて、前髪の生え際でひとつ結びに。スカーフの素材にハリがある場合は、肩結びにして固定させて。ここでは長細いスカーフを使っていますが、正方形のものを三角に折ってから長細くなるように巻いて使っても」
「スカーフの先を、襟足近くに入れ込めば完成です」
【使用アイテム】
ナプラ N.ポリッシュオイル
価格 | 容量 |
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¥3,740 | 150ml |
サラっとなじみが良く、ベタつかないのにツヤが出るオイル。
※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。
アシスタントながら、高いアレンジスキルとメイク技術を持ち、ヘアショーステージの経験もあり。将来が有望視される存在。