ヘアアレンジ・髪型
2024.10.1

ポニーテールは後れ毛でこんなに垢抜ける!ポイントを実例解説

ポニーテールは後れ毛が大事!後れ毛の作り方でアレンジが見違えます。失敗しない後れ毛の作り方をポイントと合わせてご紹介します。その他、巻かずにナチュラルに後れ毛を出したポニーテールや巻いてゆるっとニュアンスを付けたポニーテールのやり方も一緒に。

垢抜けた印象のポニーテールは「後れ毛」が必須!

SHIMA SEVEN GINZA ディレクター/トップスタイリスト

原 涼香さん

みんながよくやるアレンジ1位といえば、ひとつ結び。簡単&手早くできて便利だけど、疲れて見えたり、シンプルすぎてちょっと物足りなかったりしませんか?

そんなひとつ結びをグンとおしゃれに見せてくれるのが、後れ毛です。ひとつ結びにこなれたニュアンスを加えるとともに、フェイスラインをカバーして小顔に見せてくれる効果も絶大

【基本】プロが伝授!失敗しない後れ毛の作り方

Point

・作る位置はもみあげの三角部分
・ゆるくカールをつける
・スタイリング剤をつける

\How to/

STEP1:後れ毛をとる

とる位置はここ! 耳の前のもみあげの三角の部分を残して、他の髪は後ろでひとつに結ぶ。あまり厚くせず、毛束をまとめたときに5mm径くらいになるのが適量。

STEP2:ストレートアイロンで内巻きに

フェイスラインの長めの髪と一体化させて、ストレートアイロンで内巻きの曲線をつける。クリンとならないよう、根元から挟んだら大きく弧を描くようにアイロンをスルーさせて毛束に丸みをつける。

STEP3:スタイリング剤でまとめる

ボサボサのままだと疲れて見えるので、必ずスタイリング剤を使って束にすること。アホ毛用スティックを後れ毛の内側の根元からしっかりなじませ、毛束にまとめる。

\できあがり/

\SIDE/

【ボブ編】ポイントが分かる後れ毛の出し方

【Before】

【After】

後れ毛の量感を少しだけ増やしつつ、毛先にはさりげなく揺れるニュアンスを添えて、華やかな表情に。

首周りがスカッとしないよう、襟足の後れ毛でバランスをとる。

Point

襟足の後れ毛で首周りをぐっと華やかに。

巻くと途端に古くさくなるので、軽く外にハネさせる程度に抑えて。

Point

毛先だけをゆるっとカールさせる。

完成。

【ロング編】ポイントが分かる後れ毛の出し方

ヘア&メイクアップアーティスト

中山 友恵さん


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「夏らしい日焼け風のヘルシーなメイクに真っ白のワンピース、と来たら合わせたいのは王道ヒロインを思わせる、はつらつとしたポニーテール!はらりと落ちる後れ毛で、隙を残すこともお忘れなく」(中山さん)

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Point

高めの位置でざっくりポニーに。

手ぐしでざっくり髪をひとつにまとめる。高い位置でラフに結んで、夏らしいポニーテールに。スタイリング剤はつけなくてOK。

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Point

後れ毛はこめかみ部分のみが◎

こめかみの毛はバランスを見ながらコームで少しずつ引き出して。後れ毛を作ると、ピタッとしすぎず隙のある雰囲気が生まれる。

「後れ毛効果でヘルシーな横顔美人に♪」

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「巻かずに作る」後れ毛ありのポニーテール【3選】

【1】顔周りの後れ毛を残した基本のポニーテール

K-two GINZAスタイリスト

谷口翠彩さん

爽やかでアクティブな雰囲気のポニーテールですが、結ぶ位置のバランスにより、合わせるファッションのテイストを選ばないというメリットがあります。さらに、簡単にできてワンランクアップした印象になるのが、毛束を使ったゴム隠し。大人にもぴったりなので、コツを覚えてぜひマネしてみて!

STEP1:ポニーテールを作る
大人ポニーテールがキレイに見える結び位置は、後頭部の丸みの一番高いところ。全体に薄くソフトワックスかバームをなじませてから、顔周りの後れ毛を残し、手ぐしで髪を集めて結ぶ。結ぶゴムは、できるだけ細いものが◎。

STEP2:トップの髪を引き出す
結び目を手で押さえながら、トップの毛束をランダムに引き出してこなれ感をプラス。このとき、サイドはピタッとしている方が清潔感が出るため、サイドは引き出さずそのままに。

STEP3:毛束でゴムを隠す
結んだ毛束の一部(できたら下部分)を取り、結び目のゴムの上からぐるぐると巻きつける。巻きつけ終わりが、毛束で隠れる下位置にくるのがベスト。巻きつけた毛束は、ほどけないように短めのアメピンでしっかり留める。

\SIDE/

\BACK/

【2】一筋の後れ毛がおしゃれなタイトローポニー

ヘア&メイクアップアーティスト

岡田 知子さん


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\How to/

STEP1:下め結び&毛先のハネ感でモードに昇華
毛先を軽く外巻きにしたら、オイルを薄くなじませた手でセンターパートに。全体をタイトにまとめて襟足の辺りでひとつ結びに。

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STEP2:耳前からほんの一筋毛束を引き出す
後れ毛はごく少量かつ繊細に、耳前からつまみ出して。後れ毛が長すぎたりパラついているとだらしなく見えるので、要チェック!

Point

「後れ毛はあくまでもさりげなく」

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【3】後れ毛控えめの涼しげタイトポニー

\How to/

STEP1:ヘアアイロンを使って根元からきちんと伸ばす
根元付近から毛先までヘアアイロンを通し、ストレートヘアにする。うねりやすい髪質の人や湿気が多い日はストレートミストをつけてから伸ばすのがポイント。

STEP2:ブラシで面が整ったポニーテールにする
固まらないヘアジェルをトップ中心になじませる。ブラシを使って毛流れを整えながら高い位置でポニーテールにする。

【SIDE】

【BACK】

「巻いて作る」後れ毛ありのポニーテール【4選】

【1】後れ毛に毛束感を出したゆるっとポニー

\How to/

STEP1:全体を外巻きにする
細めに毛束を取って外側にねじり、コテで挟んで外巻きに。ニュアンスをつけるだけなので、キレイに仕上げなくてOK。多少巻いていない毛束があっても大丈夫!

STEP2:トップの表面を軽く巻く
せっかくのアレンジも、トップがペタっとしていると完成度が急降下。ふわっとボリュームを出すために、ガイド部分の毛束を細かく取り、写真のようにひと巻きして!

巻き終わるとこんな感じ!

STEP3:セミウエットスプレーを振る
アレンジをおしゃれに見せるキモは、後れ毛&結んだときに表面に出る毛束感。必ずスタイリング剤を仕込むのを忘れずに。表面だけでなく、内側からもスプレーを。

STEP4:くしゃっともみ込む
STEP3のスタイリング剤を髪全体になじませるように、くしゃっともみ込む。これをすることで、ゴムやピンの留まりが良くなり、アレンジに適した質感に。

STEP5:低い位置でひとつに結ぶ
顔周りの後れ毛を分量多めに分け取ったら、全体を低めの位置でまとめてゴムで結ぶ。ムードのある雰囲気にしたいときには、“後れ毛たっぷり”がおすすめです。

STEP6:全体の毛束を引き出す
全体の毛束を引き出し、表面が波打つようなニュアンスをつける。特に後頭部付近を大胆に引き出しボリュームを出すと、結び目がキュッとタイトに見えてメリハリUP。

STEP7:毛束を2本取り、ねじる
端1/4くらいの毛束を取って2本に分けたら、それを毛先までねじる。後でくずすので、きつめにねじっておくのがコツ。うまくいかないときは、ワックスを軽くつけると◎。

STEP8:細かく毛束を引き出す
毛束の先端を持ちながら、ねじった部分を所々細かく引き出す。ざっくりとでもOKですが、写真のように繊細に引き出すと、またひと味違う女らしい仕上がりに。

STEP9:ゴムに巻きつけピンで留める
毛束をゴムに巻きつけてピンで固定する。STEP8で繊細に毛束を引き出したことで、ゴムに巻きつけたときにフラワー状の立体感が出て、バックスタイルがより女性らしく。

完成!


【2】後れ毛を内巻きにした甘めポニーテール

日本顔タイプ診断協会 代表理事

岡田実子さん

Point

・髪全体を巻く。
・高めの位置で結ぶ。
・後れ毛を出す。

\How to/

STEP1:髪の中間~毛先に向かってしっかり巻く。内巻き・外巻きのMIXに。

STEP2:耳より高い位置で髪を結び、耳横の後れ毛を出す。全体的に髪を引き出す。

STEP3:耳のまわりをしっかり引き出すとふわっと感が出て可愛い。

STEP4:リボンのヘアアクセをつける。

STEP5:耳横の後れ毛を内巻きにする。

完成。

【3】こめかみ部分を内巻きにした上品ポニー

K-two GINZA スタイリスト

谷口翠彩さん

前髪の長さを変えなくても、顔周りにレイヤーを入れるだけで雰囲気が変わります。目尻〜サイドの髪に段差がつき、エアリーなニュアンスを演出。巻くと動きが出やすくなるため、ひとつ結びにしたときもおしゃれなアクセントに。

Before(カット前)

モデル 小竹ののかさん
前髪を伸ばし中で、やっとリップラインの長さに。いつも分けているが、センターパートでのっぺりと見えてしまうのが悩み。

After(カット後)

UPヘアにすると顔周りに入れたレイヤーが後れ毛になり、小顔効果が抜群!

\How to/

  1. まず後ろの髪をポニーテールにしてから、前髪だけをマジックカーラーで毛先から内巻きに。
  2. 顔周りのレイヤー部分をストレートアイロンで外ハネ、こめかみ部分を内巻きにして完成です。

【4】優しげなニュアンスを出したくるりんぱワンポニー

GARDEN ginza トップスタイリスト

加藤ゆりえさん

Point

「髪を下ろしていると夏は首元が暑いですね。なので結んでしまうことが多いですが、その際にこだわるのは、顔周りの後れ毛を必ず残すことと、下ろしているときよりもスタイリング剤をしっかりつけることです。私はオイルを使っていますが、束感ができてかわいく見えるのもいいですね」(加藤さん)

STEP1:ポニーテールにくるりんぱを作る
髪全体にオイルを多めになじませておく。前髪と耳前の毛を残し、他は後頭部の真ん中あたりでポニーテールを作る。結び目より少し下をまた結び、間の毛束をくるりんぱに。それを2回くり返す。

STEP2:くるりんぱ部分をほぐす
くるりんぱにした部分の髪を指先でランダムにつまみ出し、適当にほぐす。このひと手間でこなれ感がグンとアップ!

STEP3:耳前の後れ毛を巻く
残しておいた後れ毛をカールアイロンで巻く。アイロンを縦に使い、なるべく顔に沿うように巻くと、程よい落ち感が出る。

\SIDE/

\BACK/

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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