ヘアアレンジ・髪型
2022.10.22

【実例解説】ポニーテールは後れ毛で、こんなに垢抜ける!

ポニーテールに後れ毛で垢抜け感アップ。後れ毛の出し方やおすすめのスタイルも掲載。『美的.com』の連載でも好評だった人気サロンのスタイルをご紹介します。

垢抜けた印象のポニーテールは「後れ毛」が必須!

N.Mist ヘアスタイリスト

工藤由布(YU-U)さん

まとめてみました。でも…

\なんかダサい…/

\後れ毛をプラスするとこなれ感が出て素敵に!/
「ぴっちりまとめるのは、顔が大きく見え、今どきな雰囲気になりません。あか抜けるには画面越しでもくずし方が重要です。また、スタイリング剤も大切。後れ毛には必ずスタイリング剤をつけて艶感を足しながら、細い毛束にして」(工藤さん)

【Side】

【Back】

 

後れ毛の出し方の「ポイント」【ボブ編】

【Before】

【After】

結び方はロングの基本と同じ。後れ毛の量感を少しだけ増やしつつ、毛先にはさりげなく揺れるニュアンスを添えて、華やかな表情に。

首周りがスカッとしないよう、襟足の後れ毛でバランスをとる。

Point

襟足の後れ毛で首周りをぐっと華やかに

巻くと途端に古くさくなるので、軽く外にハネさせる程度に抑えて。

Point

毛先だけをゆるっとカールさせる

完成!

 

後れ毛の出し方の「ポイント」【ロング編】

N.Mist ヘアスタイリスト

工藤由布(YU-U)さん

\これはNG/
透け感のない後れ毛は顔が暗く見えて、奥行きもないので大顔に!

Point

髪と肌とシマシマにする

「ただバサっと出すだけではなく、所々間引いて肌が透けるようにすると、立体感が出て、肌も明るく見えます。難しかったら、内側の毛を耳にかけるだけでもOK」(工藤さん)

Point

ロングの人は後れ毛をカットしておくとgood!

【Before】

【After】
ワンレングスでも後れ毛用の短い髪を作ると、まとめ髪の完成度がアップ。ダウンスタイル時にはサイドになじませられる。

Point

スタイリング剤を使う

\バラバラ/

\清潔感アップ/
「後れ毛はただ出しているだけだと、単なる疲れた人に。後れ毛で作った細い毛束をスタイリング剤でまとめておきましょう」(工藤さん)

 

巻かずに「シンプル」でもかわいい後れ毛ポニー【5選】

【1】王道ポニーテールで横顔も美人見せ

ヘア&メイクアップアーティスト

笹本恭平さん


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\How to/

STEP1:横顔も美人に見せるゴールデンポイントで結ぶ
あご先と耳の中央を結んだ延長線上の高さに結び目を作ると、落ち着きとフレッシュさを兼ね備えた印象に。

STEP2:後れ毛を引き出して顔周りのニュアンスアップ
もみ上げから一筋引き出すと、甘い雰囲気の服と好相性。直毛の場合は、28mm程のコテで軽くひと巻きして。

 

【2】ざっくりポニーと後れ毛で隙のある雰囲気

ヘア&メイクアップアーティスト

中山 友恵さん


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\How to/

STEP1:高めの位置でざっくりポニーに
手ぐしでざっくり髪をひとつにまとめる。高い位置でラフに結んで、夏らしいポニーテールに。スタイリング剤はつけなくてOK。

STEP2:後れ毛はこめかみ部分のみが◎
こめかみの毛はバランスを見ながらコームで少しずつ引き出して。後れ毛を作ると、ピタッとしすぎず隙のある雰囲気が生まれる。

「後れ毛効果でヘルシーな横顔美人に」(中山さん)

 

【3】シンプルが大人っぽいタイトポニー

SIDE

BACK

\How to/

STEP1:ヘアアイロンを使って根元からきちんと伸ばす
根元付近から毛先までヘアアイロンを通し、ストレートヘアにする。うねりやすい髪質の人や湿気が多い日はストレートミストをつけてから伸ばすのがポイント。

STEP2:ブラシで面が整ったポニーテールにする
固まらないヘアジェルをトップ中心になじませたら、ブラシを使って毛流れを整えながら高い位置でポニーテールにする。

 

【4】リモート映えする大人なポニーテール

N.Mist ヘアスタイリスト

工藤由布(YU-U)さん

Point

・「縛っただけ」にならないためには、前から見てトップとサイドを引き出し全体的にひし形になることを意識して。
・分け目をコームの柄でギザギザにするところは、幅広く、細かくギザギザを描くのがコツ!

\How to/

STEP1:分け目で細かくジグザグを描いて髪を持ち上げる。

STEP2:起こした髪をキープしつつ後ろをざっくりまとめる。

STEP3:後れ毛をこめかみ、耳上、もみ上げ、耳後ろに出す。

STEP4:襟足がたるまないようにあごを上げてゴムで結ぶ。

STEP5:結んだ毛束の下側を左右に引っ張って締める。

STEP6:結び目を押さえながらトップに高さを加える。

STEP7:頭がひし形になるようにサイドの髪を引き出す。

【SIDE】

【BACK】

 

【5】後れ毛の出し方がよくわかる低めポニー

Point

シンプル&簡単なひとつ結びだからこそ、細部に小技を効かせるのがしゃれ感をアップさせるコツ。

\How to/

STEP1:根元からしっかりブラッシング
全体を丁寧にブラッシングすることで、立体的な毛流れやニュアンスが出やすくなる。

STEP2:ヘアオイルとクレイワックスを混ぜる
オイル100円玉大に対し、ワックスは指でひとすくいが目安。

STEP3:髪全体にスタイリング剤をなじませてニュアンスを出す
手ぐしでなじませて、さらっと繊細な束感に。前髪は指でつまむようにつけて。

毛先からつける。

根元から後ろへ。

前髪は最後。

STEP4:顔周りに後れ毛を作る
耳の手前、こめかみの上下から一筋ずつ、ごく少量の毛束を後れ毛として取る。毛束の長さはあご下くらいまで。

1本目

2本目

3本目

STEP5:後頭部の髪を引き出す
後頭部の髪を、膨らませるように引き出すことで、頭のシルエットをキレイに見せる。

STEP6:ゴムでひとつに結ぶ
結んだ毛束の下側半分を左右に引っ張り、襟足を締めると、結んだ毛束が収まりよく整う。

耳の真ん中くらいの高さ

ぎゅ~

STEP7:前髪と後れ毛にストレートアイロンを通す
今っぽさに巻きは不要! 軽く熱を通すことで、なめらかで繊細なニュアンスに。

引っ張らない。

スッと

STEP8:トップやサイドの髪をつまんで凸凹にして、立体感を出す
毛束を引き出して浮かせるのではなく、軽くつまんで凸凹にするイメージが正解。

STEP9:ごく少量のクレイワックスをなじませて束感を出す
後れ毛や耳周り、前髪にちゃんと束感を出すと、清潔感&こなれ感がアップ!

耳に少しだけ毛束をかけて


 

後れ毛も巻いてかわいい「華やか」ポニー【3選】

【1】巻いた後れ毛がおしゃれな大人のローポニー

\How to/

STEP1:全体を外巻きにする
細めに毛束を取って外側にねじり、コテで挟んで外巻きに。ニュアンスをつけるだけなので、キレイに仕上げなくてOK。多少巻いていない毛束があっても大丈夫!

STEP2:トップの表面を軽く巻く
せっかくのアレンジも、トップがペタっとしていると完成度が急降下。ふわっとボリュームを出すために、ガイド部分の毛束を細かく取り、写真のようにひと巻きして!

巻き終わるとこんな感じ!

STEP3:セミウエットスプレーを振る
アレンジをおしゃれに見せるキモは、後れ毛&結んだときに表面に出る毛束感。必ずスタイリング剤を仕込むのを忘れずに。表面だけでなく、内側からもスプレーを。

STEP4:くしゃっともみ込む
STEP3のスタイリング剤を髪全体になじませるように、くしゃっともみ込む。これをすることで、ゴムやピンの留まりが良くなり、アレンジに適した質感に。

STEP5:低い位置でひとつに結ぶ
顔周りの後れ毛を分量多めに分け取ったら、全体を低めの位置でまとめてゴムで結ぶ。ムードのある雰囲気にしたいときには、“後れ毛たっぷり”がおすすめです。

STEP6:全体の毛束を引き出す
全体の毛束を引き出し、表面が波打つようなニュアンスをつける。特に後頭部付近を大胆に引き出しボリュームを出すと、結び目がキュッとタイトに見えてメリハリUP。

STEP7:毛束を2本取り、ねじる
端1/4くらいの毛束を取って2本に分けたら、それを毛先までねじる。後でくずすので、きつめにねじっておくのがコツ。うまくいかないときは、ワックスを軽くつけると◎。

STEP8:細かく毛束を引き出す
毛束の先端を持ちながら、ねじった部分を所々細かく引き出す。ざっくりとでもOKですが、写真のように繊細に引き出すと、またひと味違う女らしい仕上がりに。

STEP9:ゴムに巻きつけピンで留める
毛束をゴムに巻きつけてピンで固定する。STEP4で繊細に毛束を引き出したことで、ゴムに巻きつけたときにフラワー状の立体感が出て、バックスタイルがより女性らしく。

完成!


 

【2】波巻きで作る凝ったポニーテール

N.Mist ヘアスタイリスト

工藤由布(YU-U)さん

Point

◆波巻きでうねりをつける
ストレートアイロンを使って、内と外のCカールを重ねていく波巻きがベース。髪全体にうねりがつき、ゆるふわ感が出る。
◆正面から見たときに、ひし形になるように髪を引き出す
トップと耳の上の髪を重点的に引き出して、正面から見たときにひし形のシルエットになるように意識する。
◆後れ毛を束っぽくする
後れ毛がバラッとしていると、くずれたようにだらしなく見えるので、スタイリング剤をつけて束っぽくまとめるのがコツ。

\How to/

STEP1:保護スプレーをつける
まず軽く髪を湿らせる。髪を保護しながら、しっかりくせづくスプレーをシュッ。

STEP2:波巻きをする
ストレートアイロンで、根元からCカールをつなげるように巻いていく。内、外と交互に毛先まで巻く。

STEP3:フロントをギザギザに分ける
きっちりした分け目は浮いてしまうので、指先を使ってジグザグの分け目に。根元をふわっとさせる。

STEP4:スタイリング剤をもみ込む
ツヤの出るジェルミルクを手に広げる。表面の髪を握るようにくしゃっとつける。

STEP5:髪を引き出して浮き毛を作る
手ぐしで空気を入れてから、顔周りに後れ毛を残してひとつに結ぶ。髪を10本ずつくらいつまんで、向こう側の空間が見えるよう1cm程引き出す。

【トップ】

【サイド】

【結び目付近】

【襟足】

STEP6:毛先を巻き足す
毛先もしっかりうねりをつけたいから、ここで再度波巻きに。ボリューム感と立体感がさらに加わる。

STEP7:ミニくるりんぱを3つ作る
くるりんぱツールを使い、少ない毛束を取って結び目にミニくるりんぱを3つ作る。

STEP8:くるりんぱをくずす
3つのくるりんぱが一体化するように、毛束を広げるようにしながらくずす。これでドーナツ形に!

STEP9:後れ毛に束感をプラス
残しておいた後れ毛も波巻きに。指にミルクを少しつけて髪をつまみつつ、左右に裂くようにくずす。

\巻いて/

\スタイリング剤を!/

STEP10:浮き毛をスプレーでキープ
引き出した浮き毛や、毛束をつまみながら空間をあけて、ハードスプレーでキープする。

 

【3】顔まわりの後れ毛がポイントの華やかポニー

美眉アドバイザー

玉村麻衣子さん

\How to/

STEP1:ハチくらいの高さまで髪をランダムに巻く
「毛先からハチくらいまで、コテでランダムに巻いていきます。ランダムに巻くことで、ポニーテールにした毛先に動きが出ます」(玉村さん/以下「」内同)

STEP2:髪全体にヘアワックスをなじませる
「ひとつにまとめやすいように、髪全体にヘアワックスを。ヘアワックスを手のひらに広げたら、髪をもみ込むようになじませます」

STEP3:逆毛を立ててトップにボリュームを
「ヘアゴムで結ぶ前にトップに逆毛を立てておくと立体感を作りやすいので、コームで逆毛に」

STEP4:髪全体にヘアスプレーをしてボリュームをキープ
「STEP2とSTEP3で出したボリュームをキープするために、髪全体にホールド力のあるヘアスプレーを仕込みます。髪を潰さないように、遠目の位置からシューッとスプレーするのがポイント」

STEP5:結ぶ位置は耳下の高さの低い位置
「手ぐしで髪をまとめたら、ヘアゴムで結びます。結ぶ高さは耳下の延長線上。この高さは後頭部の髪を引き出しやすく、立体的に見えます」

STEP6:後頭部の髪を思いっきり引き出す
「横から見たときに後頭部に丸みが出るように、髪をたっぷりとつまみ出します。つまみ出したあと、もう一度後頭部にヘアスプレーをしてホールドを」

STEP7:顔まわりの髪はつまみ出しながらヘアスプレーを
「顔まわりのふんわり感は、髪をつまみ出したときにヘアスプレーをして作ります。これで引き出した髪をしっかりホールドできます。仕上げに結び目にヘアカフをして、ヘアゴムを隠します」

完成!
顔まわりに引き出した髪がふんわりと柔らかい印象に。ヘアワックスとヘアスプレーのW使いで、このふんわり感を1日中キープ。

横から見ると…
たっぷりと引き出した後頭部の髪のおかげで、絶壁感ゼロ。美しい立体ヘアに仕上がっている。

 

※価格表記に関して:2021年3月31日までの公開記事で特に表記がないものについては税抜き価格、2021年4月1日以降公開の記事は税込み価格です。

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